あぐり王国 放送内容

2011ǯ0219土
様々な分野の人が連携する食クラスター


じゃ~ん もんすけです。
いろんな立場の人たちが北海道の食を
一緒になって盛り上げようという
プロジェクト「食クラスター」 
なんだか凄そう~



北海道経済部
上野修司さん
「食クラスターは北海道経済連合会、
 JA北海道中央会、北海道経済産業局、
 北海道農政事務所、北海道が連携して
 昨年春に立ち上げた集まりです。

 北海道の食の発展を願う生産者、
 道内の加工メーカー、
 それから大学や研究機関などが連携して
 新しい食の価値の創造や販路の拡大などに
 みんなで知恵を出し合って協力していこう!
 そういった取り組みになっています。
 現在は小果実のプロジェクトに加え、
 136のプロジェクトに取り組んでいます。 





 川に上がってきて脂の落ちたサケを
 有効活用して花カツオ風に加工した
 《鮭節》の開発と販路拡大。
 小麦を丸ごと食べるプロジェクト
 《まる麦プロジェクト》では、
 麦をリゾットにして提供していこう
 といったコトもみなさんの協力で取り組んでいます」




クラスターってブドウなどの
「房(ふさ)」という意味なんだって!
ブドウの実のようにいろんな企業や人が
つながっているんだね~



森崎
「僕たちの知らない果実をもっと広めようと
 いろんなお仕事をしている人達が
 それぞれの得意分野で紹介していこうって
 いうコトなんだね」

田村さん
「北海道の人みんなが
 取り組んでいる事業です!」





ではせっかくなので
それぞれの果実を味見してみましょう!
まずは【シーベリー】。

森崎
「さわやか~けど酸っぱい!」

田村さん
「ビタミンCタップリです。種の中にも
 体にいい油がいっぱい入ってます」

いつきちゃん
「給食に出してもらいたい!」





お次は【アロニア】。
田村さん
「中が真っ黒になるほど
 アントシアニンがタップリです」

森崎
「甘い!」

藤尾
「初めての感覚!渋味がありますね」

田村さん
「渋くなるぐらいポリフェノールが豊富です。
 この甘いのは糖アルコールといって
 人が食べてもエネルギーにならない甘さなんで
 食べても全然太らないです!」





続いては【ハスカップ】です。

藤尾
「うわあ~~~スッパイ!!」

森崎
「やっぱりハスカップは酸っぱい!!」

全国にピーアールしようとしている小果実。
北海道での栽培にとっても向いているんです。
小果実を研究している
北海道大学の鈴木先生に伺ってみました。





鈴木卓准教授 農学博士
「3つの果実はすべて寒さに非常に強い!
 シーベリーは寒さだけでなくて
 乾燥とか塩気のある土地、例えば海岸とか
 そういうトコロでも栽培できる!
 また寒すぎて果樹が一般的に栽培しずらい
 帯広とか根室とか宗谷の方とか、
 そういったトコロで栽培できるという
 魅力がありますね!」



北海道の気候風土にピッタリな小果実。
今後生産量を増やしていくためには、
商品開発とPR活動を同時に
行う必要があります。
そこで、生産者や研究者、
企業や行政などが連携した
食クラスターという枠組みが
とっても有効なのです。


(C)HBC