半田さんが三十年前に導入したのは
牛を鎖でつながず、
食べたいときにエサを食べられる
「フリーストール牛舎」と、
搾乳時に牛を専用の部屋に移動させ
ミルクを絞る「ミルキングパーラー」。
今ではどちらも多くの牧場で導入されていますが、
当時はかなり珍しかったということなんです!
さらに~!!?
森崎
「これ自分で作ったんですか?」
半田さん
「そうそう!」
佐々木
「嘘でしょ?
と思われるかもしれませんが
ココに写真があります!」
森崎
「古い写真だなあ~」
藤尾
「コレ何ですか?」
森崎
「ロン毛ですね~!」
佐々木
「20年前の半田さんです!」
森崎
「変わり者だなと思われませんでしたか?」
半田さん
「いや~どうでしょうね~
普通だったらパッと建てて、
すぐミルク絞り始めるでしょうね~。
けど自分の生涯の仕事だから
納得してやらないと!」
牧場経営は順調そのもの!
ところがその頃の北海道は、
牛乳の生産が過剰で、
価格が下がってしまう状況。
そこで、牛乳に付加価値を付け、
酪農家として生き残る道を考えだしました。
それが、ナチュラルチーズ作りだったんです。
佐々木
「そして《逆境のなかチーズ工房をつくる!》」
半田さん
「ミルクを生産するだけでは、
自分の将来の牧場を維持していくには
経営的に難しい・・・と。
違うモノをつくって収入を得ていく
場所をつくらなきゃいけないなっと。
消費者に直接【売る】というコトね」