あぐり王国 放送内容

2008ǯ1115土
田村さんの 青空ゆり根講座


じゃ~~ん もんすけです。

日本一の生産量を誇る真狩村のゆり根!!

いったいどうやって栽培されるのでしょうか。

まずはJAようていで管理運営する培養施設で
ゆり根の元となる種子を育てまーす。






ゆり根は病気に弱いため中は
完全無菌状態。




徹底した衛生管理の下、
2年もかけて「母球(ぼきゅう)」と呼ばれる
状態にまで育てます。





これが生産者の畑へ届けられます。
この先は、
田村さんの青空ゆり根教室でどうぞ!




ふつう、農産物は
春に種や苗を植えて秋に収穫します。

ところがゆり根はそうではありません。
収穫するまでに6年もかかるんです!

母球の鱗片(りんぺん)の1枚1枚が
ゆり根のタネになります。

これを1年かけて3~5gの「子球」に育てます。

ゆり根は同じ畑では次の年は育たないので
育った「子球」は秋になったら掘り起こして
別な畑に引越しさせます。

それが育つと「養成球」という状態に。

またこれを引越しさせて1年。
これでようやく1個100~150gの
「販売球」になるんだそうです。

3年間、引越ししながら、土の中で
じっくりじっくり大きく育つゆり根。
生産者の皆さんは大変ですね・・・
これを知ると、有難みが増します。

 





1つ1つ手作業で収穫されたゆり根は
適度な湿度の倉庫で2週間ほど貯蔵。
そして水洗いされ、
オガクズのクッションが入った箱へ
丁寧に詰められてJAようていの集荷場へ。




ここから関西方面をはじめ
全国各地へ出荷されるんだよ。

生産者の皆さんは
「お正月だけでなくもっと気軽に
 ゆり根を地元・北海道の皆さんに食べて欲しい」と
願っているそうです。


(C)HBC