あぐり王国 放送内容

2011ǯ0709土
ハスカップが嫌いだったから美味しくなった!?


お次は選果体験です。

ビニールハウスのような暗い場所に
やってきましたが…

山口さん
「ハスカップは直射日光が当たると
 実が柔らかくなるんです。
 熱を持って果汁がにじみ出たりするので
 日よけをしてお日様から避けています」





出荷基準を満たす実だけを残す“選果作業”。
色や形が悪いものや
つぶれているモノなどを、
ひとつひとつ除いていくのです。



森崎
「選果からもれたハスカップは
 色が赤かったり、
 なかの果汁が出てドリップしたり…」



森崎
「力任せに収穫したらみんなドリップしちゃう。
 本当に繊細に扱わないと商品にならない!」

山口さん
「生産者は選果でもれたハスカップで
 ジャムを作ったりもします。
 けれども生のほうが美味しいですよ」





山口さん
「ハスカップの美味しいのが
 7月10日くらいから出てきます。
 7月いっぱいぐらいが収穫期です

厚真産のハスカップは
地元のAコープやウトナイ道の駅、
札幌近郊ではくるるの杜などで販売しています。
そして、毎年大盛況なのがハスカップ狩り! 
今年も各農家で開催しますが、
収穫期間が短いですので、
ホームページなどで確認してください。

《問い合わせ》
JAとまこまい広域
TEL)0145-27-2241
HP) http://www.atsuma-kankoukyoukai.jp





こちらのハスカップにはある特徴があります。
それは特有の苦みがほとんど無いこと

実は山口さんのお母さんのアイデアによるそう…

山口さん
「母が30年前から栽培していているんですが、
 実は母はハスカップが大嫌いなんです!」

一同「えっ!!」

山口さん
「野生のハスカップを移植していたので
 苦い木・渋い木・すっぱい木とか
 たくさんあるんです」





山口さん
「キライで味見もしたくないほどで。
 だけど畑をどうにかしたいという思いで
 小学生だった僕らに
 『苦い木・渋い木を
  お小遣いあげるから探しなさい!
』と」
 
美紀子さん
 「とんでもない親だね~いやだっ!」



山口さん
「大人は苦味が旨味に変わっているんです。
 子供には苦味として判断できるみたいで…」

森崎
「実のお子さんを使って
 おいしくないモノを排除した!
 スゴク合理的です!」

美紀子さん
「いや~やっぱりとんでもないわ~」





30年の歴史、味の良い木を厳選して実現した
良質なハスカップ栽培。
そんなこだわりの厚真産を広めるため、
ブランド化を進めている新たな品種があるのです。



山口さん
「二種類あります。
 甘味と酸味のバランスの良い
 ハスカップらしい味わい《あつまみらい》。
 酸味が少なく甘い品種が《ゆうしげ》 」

試行錯誤の末、誕生した
《あつまみらい》と《ゆうしげ》。
厚真ハスカップ部会の皆さんで
“厚真ハスカップ”として本格展開していきます。




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