あぐり王国 放送内容

2011ǯ0806土
付加価値アップで世界へ進出!?


美しい農村景観、丘のまち美瑛。
そんな美瑛の農業のキーワードが
《付加価値》。

美瑛では冬の間ジャガイモを雪の下で貯蔵して
甘さを増した“雪ムロ越冬馬鈴薯”
食材の水分を抜き取ることで保存性を高め、
軽量化する“フリーズドライ”など、
野菜の付加価値アップに力を入れているのです。





佐々木
「ある野菜をフレッシュに出荷するために
 鮮度を保つ“付加価値”づくりに
 取り組んでいる所にまいります」

ということで一行はJAびえいの選果施設へ。
鮮度を保つ方法、
付加価値アップの取り組みについて、
JAびえいの小椋聡さんに教えていただきましょう。





施設の扉を開けると-

森崎
さむっ!寒くない?みんな!」

あぐりっこ
「寒い!」

河野
「結構冷えている!」

小椋さん
「コチラの温度は2℃になっています」





森崎
「なんか野菜あるよ。何だこれ?」

あぐりっこ
「ブロッコリー!」

森崎
「ブロッコリーがありました~!」

暑さに弱いブロッコリー。
収穫後すぐ2℃まで冷却。
その後、大きさや品質などをチェックし、
規格ごとに分け箱詰します。





箱に入ったブロッコリーを見てみると-

森崎
「薄く削られた氷が入ってます」

小椋さん
「ブロッコリーの細かい部分まで氷がいくように!」

あぐりっこ
「(ブロッコリー)あった~!」





小椋さん
「実はこの氷の詰め方で道内・関東に
 送っているのですが、
 この夏の暑さのせいで
 向こうに着いた際には
 『氷が溶ける』という問題が発生!
 そのようなことから
 この“微細粉砕氷システム”を使ってます」

河野
「えっ?この薄い氷とは別に?」

小椋さん
「はい!正式名称は
 ベジタブルアイスインジェクションシステム!」





フレーク状の氷を入れる従来の方法から、
さらに鮮度を保つために導入したのが、
“微細粉砕氷システム”。

水と氷が一気に箱に入り、
二箇所の穴から水だけが出てきます。

河野
「なんか水が出てきましたよ~
 これで完成ですか?」





さてフレーク状の氷と比較してみると-

河野
「全然違いますね!
 暖かい日の雪みたい!」

森崎
「こっちの雪はふんわりだわ!」





箱からブロッコリーを出してみると-

一斉に「うわ~」

四角い氷を崩しいくと…
ブロッコリーが現れました。





森崎
「すみずみまで!
 中のほうまで氷が入り込んでいます!」

小椋さん
氷がなかなか溶けにくい 
 という評価を得ています。
 通常の氷詰めで出荷すると
 関東までがやっと・・・
 ところが“微細粉砕氷システム”を使用すると
 関東・関西。将来的には海外まで
 輸送できるんじゃないかなと思ってます」

河野
「もしかしたら世界中で食べられるかも?」

小椋さん
「もしかしたら世界中の地域
 北海道産ブロッコリーが食べられる日が
 来るんじゃないかなと思います!」




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