伊吾田先生
「北海道東半分で25万頭!」
あぐりっこ「ええ~~(とメモ取る)」
伊吾田先生
「残りの西半分にもソレと同じか…
もっといるかもしれないと…」
森崎
「ということはまだ調査できていない?」
伊吾田先生
「そうなんですね」
赤い点はエゾシカの生息が確認された地域。
道東に多くいたエゾシカは2002年には、
ほぼ北海道全域で確認できるまでに増えました。
なんと今では全道に65万頭もいると
言われています。
なぜこんなにエゾシカが増えてしまったのか?
いくつか理由が考えられます。
さらに近年は大雪が減っているため、
冬でも餌に困らなくなりました。
エゾシカにとってはとても住みやすいのです。
伊吾田先生
「しかも増えるもう1つの背景として
繁殖力が非常に高い!
シカは2歳になると毎年1頭産み続けます。
妊娠率が100%です。
増加率を考えると4~5年で倍増する!
という恐るべき繁殖力です」
さてここまで話を真剣に聞いてきたあぐりっこ。
どうしたらこの問題、解決できるかな?
ユウマ君
「もうちょっと減らす工夫をしたほうが良いと思う。
外国とかからハンターを呼んで…」
佐々木
「日本人の力だけじゃなくてね…」
伊吾田先生
「いい視点だと思います!
いいアイデアです」
森崎
「“ゴルゴ13”的な人をよんでね!」
ほかのあぐりっこからも
『このままでは大変』
『何とかしないと』という意見が出てきました。
実は今回訪れている十勝の本別町は
エゾシカによる被害が深刻な町。
シカ対策に手を焼いているという
山田さんの畑にお邪魔しました。
河野
「シカはどの辺に住んでいるのですか?」
山田裕実さん
「コノ山の中に住んでますよ!たくさん!
今朝もいましたよ」
山田さん
「ココにはシカがいっぱいいます。
(人がいなくなると)出てきて悪さをします。
小麦を食べたり…
春の収穫時期になると(小麦の)穂を食べる!」
森崎
「大変ですね…
ちなみにネットがあるんですが…」
山田さん
「シカが入らないようにネットを張ってるんです。
2メートルの高さがあるんですよ。
しかしこのネットをシカは
飛び越えます!」
森崎
「はっ?うそでしょ?」
山田さん
「2~3日前にも飛び越えるのを見てます!」
河野
「しかも畑を全部囲っていませんか?」
山田さん
「ぐるっと囲っています。全部で500m」
森崎
「え~500m!!」