あぐり王国 放送内容

2011ǯ1119土
畑には欠かせない!てん菜の役割とは?


佐々木
「みんな“輪作”って聞いたことあるかな?」

ナナカちゃん「畑を変える?」

佐々木「植える農作物を変えるということですね」

ひとつの畑で同じ作物を作り続けると、
畑の栄養分のバランスが崩れ、
雑草や病原菌などが増えやすい状態に
なってしまいます。
そこで地域に適した作物をローテーションする
“輪作“が行われているのです。





佐々木
「斜里のエリアでは
 3つの農作物をかえながら植えています」

※例えば“てん菜”を植えた農地は
 来年は“小麦”、よく年は“じゃがいも”
 そしてそのよくよく年に再び“てん菜”を
 植えることができるのです。





北村さん
畑を良い状態で維持するには
 “てん菜”を含めた
 輪作体系が非常に重要です。
 “てん菜”が欠けてしまうと
 よい状態で畑も維持できないし
 障害も出てくるので
 (輪作を)キッチリ守ることで
 畑が守られるんです」



森崎
「この広いひろ~い“てん菜”畑は…?」

北村さん
「来年はジャガイモ畑にする予定です」

てん菜は、砂糖の原料としても必要ですが、
北海道で安定的に農産物を育てるための仕組み、
「輪作」にも欠かせない重要な作物なのです。





斜里岳をバックにあぐりっこによる
“てん菜”収穫体験!

自分たちの顔よりも大きい“てん菜”。
見ている以上に大変な作業です。

ミウ君「重い~」

ナナカちゃん「よいしょ~」
と抜いたとたんゴロン…と尻もち!

仲良くシオンちゃんも尻もち!





森崎
「大丈夫か?」

あぐりっこ
「大丈夫!楽しい!!」

森崎
「子供たち大変喜んでいますけど…」

北村さん
「こんなに“てん菜(ビート)”抜くのって
 楽しいのかなって…」





収穫時期を迎えたてん菜。
その栽培は、3月上旬からはじまっていました。
まずは大量の苗を効率よく
育てるための紙製苗床“ペーパーポット”に
タネを植えます。



そしてビニルハウスで厳重管理の元
45日育苗したら…



苗を広大な畑へ植えかえます。
こうしてタネ植えから5ヶ月半、
秋の収穫時期には
およそ1キロに成長するのです。



ちなみに紙製苗床“ペーパーポット”は
土の中で分解される優れ物。


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