あぐり王国 放送内容

2011ǯ1210土
のび~るもち米!デンプンが決め手


高宮さん
「デンプンには2つの成分があるんです。
 《アミロース》と《アミロペクチン》。
 お餅には《アミロース》が全然無い!
 この《アミロース》が低いと
 粘りが強くなるんです」



森崎
「というコトは“もち米”に
 《アミロース》が0%ということは…
 なまら粘る!ということなんだ~」

「粘り」はでんぷん質の違いで出るもの。
では本当に《アミロース》が
含まれていないのか実験!





ヨウ素液に反応すると
青黒く色が変わるアミロース。
変色したら、それは“うるち米”というコトです。
では実験スタート。



シャーレに水とヨウ素液を入れて
“うるち米”“もち米”の変化を見てましょう。

あぐりっこ「あっ変わってきた!」

森崎
「おお~違うね~変わってきた」





ユリカちゃん
“うるち米”の方が黒くなっている」

藤尾
「うるち米がゴマみたくなった」

あぐりっこ
「だけど“もち米”のほうは変わってない!」





高宮さん
「“うるち米”にあるアミロースがヨウ素と反応して
 このように色が付きました。
 “もち米”にはアミロースが無いので
 色が付きませんね」

森崎
「アミロースというデンプンがもち米に
 含まれてないことが分かったね」





じゃ~ん もんすけです! 
これは“うるち米”と“もち米”の収穫量の比較。
“うるち米”に比べると収穫量は
少ない“もち米”だけど、
実はとても身近な食品に使われています。



例えば「おかき」や「おはぎ」
そして調味料の「ミリン」。
他にもお祝いに食べる赤飯など。
日本の文化や風習と密接な結びつきがあるもち米、
僕ももっと食べよ~っと!



高宮さん
「北海道は全国でも
 トップクラスもち米産地です」

北海道はもち米の作付け面積が
断トツのナンバーワンなんです。
実は涼しい気候の北海道で
栽培される“もち米”には、
大きな特徴があるというのです。




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