ここからは食べ物を噛む
「咀しゃく(そしゃく)」の大切さについて
教えていただきましょう。
藤川歯科・小児歯科医院院長 歯学博士
藤川 隆義さん
「最近のお子さんは噛む回数が少ないので
あごの発育が良くないです。
《そしゃく》することで、
あごの発育が良くなります」
藤川さん
「それに頭への血流も増えるので
思考力や記憶力がアップしますよ!」
そしゃく回数が多いということは、
あごの運動量が多いということ。
あごが丈夫になるうえ、
たくさんの唾液が出るので消化にも良いのです。
藤川さん
「噛む回数が少ないと歯列不正と言って
噛み合せがよくない状態になります」
森崎
「大事ですね!
そしゃく 大事!」
藤川さん
「肥満防止ってのもありますよ」
河野
「肥満防止って言うとき
ボクにしか向いてなかった!」
藤川さん
「噛むことが満腹中枢を刺激するので
過食にならないんですね」
さてココにミカンとミカンジュースが
並んでいます。
荒川教授
「ミカンの方はしっかり噛まなきゃいけない。
ジュースはそのまま飲んで
噛む必要がないから大きな違いがありますね。
ビタミンCの差はほとんどないですけど
ただ搾ったら搾りカスは除かれていますから
食物繊維は期待できないですよね」
ちなみにこんなデータも…
現在、一度の食事でのそしゃく回数は
620回。
ところが干物や木の実など
硬い物が多かった弥生時代では、
3990回!
なんと6倍以上もの違いがあるのです。
森崎
「じゃあスルメを食べてみよう」
河野
「スゴイ硬いですよ。
ただメッチャ味出ています」
森崎
「これは噛むわあ~」
宮下さん
「率先して使っていこうと思います」
森崎
「確かにココまで硬くなくても
野菜とかも歯ごたえを楽しむ!と考えれば
良いですよね」