あぐり王国 放送内容

2012ǯ0128土
徹底した衛生管理。無駄なく命をいただく


遠藤工場長
「ここでは等級を管理してます。
 肉の特色によって
 極上・上・中・並・等外の5つに分かれます」

等級は販売価格を左右する重要なもの。
専門の日本食肉格付け協会の人達が
基準にそって決めているんです。

そのポイントはというと?





遠藤工場長
「まずは重量です。これで73.5kgです。
 豚肉は6ヵ月で110kgぐらいに成長します。
 それを解体してこのような枝肉にします」



遠藤工場長
「この背脂肪の厚さで等級が決まります。
 それと“ももの張り”です」
 
と、ここで-
ユウト君「えっと…枝肉を触ってみたい!

遠藤工場長「良いですよ!」





滅多に見ることもできない枝肉を
実際に今回触ってみました。

遠藤工場長「ココがバラ肉だよ」

ユウト君「あっ硬い!」

遠藤工場長
「肉芯温度が2℃くらいまで下がっているので
 当然表面も硬くなっています」





こちらに運ばれてきた豚は
様々な検査を受けます。
検査を行うのは
獣医師の資格を持った「と畜検査員」。

病気を持っていないかなど
厳しい検査を通った肉は、
冷却庫で一日保存されます。

しっかりと冷やすことで品質を保ち、
菌の繁殖を防ぐのです。





森崎
「みんな見たことの無い光景だと思うけど
 どう思ったかな?」

ユメちゃん
「入ってきた時、最初は怖かったけど…
 これから食べると思うと
 ありがたい感じになる

森崎「大事だよ、その気持ちね」





さてお次に移動してきた場所では
たくさんの人が作業しています。

遠藤工場長
「ここでは先ほどの枝肉を
 骨を外したり、部位ごとに分割して
 食肉として流通する形態にしていきます」





体全体を使い、手早く丁寧に作業しています。

森崎
「チカラいるんですね」

包丁を使うだけでなく
“ミスターテンダー”という機械を使って
大きなあばら骨を取ったりしています。





遠藤工場長
「豚はほとんど捨てる部分がありません!
 皮も脂も全て用途があるんです。
 骨もラーメンのスープに使います」

河野「とんこつスープだ」

コチラの工場で一日に加工する枝肉は、
およそ1100本!
そのほとんどが手作業
骨や余分な脂を取り除いていきます。





部位ごとにカットされた肉は一塊りずつ袋に入れ、
金属探知機を通り、段ボールに詰められます。

そして冷蔵庫で保管され
札幌にある食肉流通センターへ-
そこから全道のお店へ発送されるのです。

遠藤工場長
「生産者の方々が丹精込めて育てた豚を
 おいしく消費者の方々に食べてもらうために
 衛生管理を徹底して安全安心に心がけています」




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