お次は“麹(こうじ)”を見せてもらいます。
井田さん
「すごいでしょ。麹の花が咲いているでしょ」
森崎
「菌が繁殖しているみたい」
味噌に欠かせない「麹」。
麹は米に麹菌をふり、
一定温度で発酵させると出来る
日本伝統の調味料。
味噌以外にも、甘酒・酢・しょう油などの
材料になるのです。
井田さん
「麹も手造りですし、米も豆も全部
自分達で作ったものを使ってます」
ここでちょうど味噌の原料、
“大豆”が蒸し上がったということで、
早速作り方を見せてもらう事に-
井田さん
「これをチョッパーという機械にかけて
大豆を潰します」
こぼさないように大豆を
チョッパーの中に入れます。
森崎
「せ~のっ!」
大豆を機械に入れると
ミンチのようなものが出てきました。
ところが同時に、
猛烈な湯気が一気に立ち上ります!
森崎
「すごい大豆が出てきた!
けど湯気もスゴイ!」
藤尾
「何も見えません!」
森崎
「いや~あぐり王国始まって以来の
非常に難しい取材です。
画(映像)がとれません!」
蒸した大豆は芯まで熱くなっているので
細かくすることで蒸気が勢いよく出てきます。
番組のオープニングで室内が曇っていたのは
この作業のためだったのです。
こうして潰した大豆は次の工程へ!
チョッパーで潰した大豆を
台の上に一気に広げます。
井田さん
「広げた時点で塩を混ぜます」
塩を入れてみんなで混ぜていきます。
井田さん
「塩を混ぜると温度がグッと下がります」
お次は麹を入れます。
井田さん
「よ~く混ぜますよ」
森崎
「味噌って色々入っているんだね。
麹もこんなに入れるんだあ~」
麹がたっぷり入るのは、
このお味噌の特徴なんですよ!
井田さん
「次にたね水を入れます」
森崎
「何ですか?たね水って?」
井田さん
「これを入れると甘くなるの!
豆を蒸した時の煮汁なんだよ」
煮汁を最後に加え混ぜ合わせます。
水分を含んでドッシリ重くなりました。
見た目も“味噌”っぽくなってきました。