あぐり王国 放送内容

2012ǯ0218土
産・学・官!3つの力を合わせて商品開発


佐々木
「オール十勝とは何なのか?
 それは《産》《学》《官》。
 それぞれに役割があり協力し合ってできてます。

 《産》は産業界、こちらのコスモ食品さんです。
 《学》が学術機関、大学や研究機関で
 どんな栄養があるか?など研究します。
 《官》は官公庁でバックアップしてくれます。
 この3つの力が合わさって《あずきの素》が
 できているんです!」

森崎
「みんなが1つになって
 新しいものを誕生させている」





コスモ食品 北海道工場
柴山進一さん
「開発までに5年ぐらいかかりました。
 《学》《官》の皆さんと試行錯誤しながら
 製品が実現しました」

河野「ケンカとかしなかったんですか?」

柴山さん
「あっ…ありました…!
 色々と意見を出し合って
 1番良い意見を集結したのが、
 この《あずきの素》だと思います」





ポリフェノールたっぷりの“あずきの素”。
実は機能性だけではなく、
天然の食材から作られた
安全安心な「色付け剤」としての利用が
期待されているのです。



《あずきの素》を水に溶かしてみました。

あっと言う間に水に溶け、
ほんの少しで水がワイン色
変化しました。ということで-
河野君にワイングラスを持ってもらうと…

森崎
「なんだなんだ!仕事帰りの一杯みたいな!」

しかし味は【ただの水】。

佐々木
「味はしないけどポリフェノールたっぷり!」





鮮やかな発色でほぼ無味無臭。
しかもポリフェノールの機能性も期待できる
“あずきの素”は色付け剤として、
冷凍食品・飲み物やゼリーなど、
様々な食品へ利用できるのです。




河野
「ボクね…小豆から煮汁がでるのは判ります。
 けどこの煮汁から粉末ができるのって
 よく判らないんですけど…

柴山さん
「わが社は液体から粉末を作るのが
 得意なんです。
 スプレードライヤーという
 もの凄く大きな機械で粉末を作りますが
 ちょっと見れないので
 実験機でどうやって粉ができるのかを
 見学していってください!」





やって来たのは地元企業などの
研究開発をサポートする
十勝圏地域食品加工技術センター。
液体を粉末にする装置、
スプレードライを見せていただきましょう。



柴山さん
「まず小豆の原液を吸い上げます。
 すると液が霧状に噴霧されます。
 そこに180℃の熱風が一緒に流れています。
 水蒸気は別なホースを通って外に逃げます。
 粉は一瞬にして水蒸気が飛んでいって
 粉がビンに集まります…」



森崎
「へえ~~(納得)」

河野
絶対わかっていない
 
じゃないですか~!」





《産》《学》《官》。
オール十勝で商品化された“あずきの素”は、
開発に5年もの歳月が-
特に苦労したのが鮮やかな発色です。


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