道立 十勝圏地域食品加工技術センター
佐々木 香子研究員
「小豆そのものには“でんぷん”や
“タンパク質”が多く含まれています。
だけどその煮汁をそのまま粉末化すると
こんな白茶けた色になってしまいます」
河野
「(小豆の色と)全然違う」
佐々木研究員
「このままだと色がつかない!」
河野
「普通の煮汁にちょっと何か処理すると
こんなキレイな色が出てくるって事ですか?」
佐々木研究員「そうですね!」
森崎「何をするんですか?」
柴山さん
「それはちょっと…特許技術になってまして
産・学・官共同で取った特許になってます」
シオンちゃん
「普通に煮汁を捨てるのは“もったいない”事だし
こうやって粉にすることでエコにもなるし
なんかこうやって諦めないでやったら
イイものになったからスゴイ!と思いました」
これまで“産・学・官”オール十勝で
開発した製品は40種類。
5年前に誕生した”ポテあじ”という食品素材を
味見してみると-
あぐりっこ「ポテトチップスみたい」
柴山さん
「原料は十勝のジャガイモです。
北海道はたくさん“でんぷん”を作っていて
先ほどの小豆と一緒ででんぷんの汁は
捨ててしまいます。それも栄養価が高くて
おいしい成分が入ってます。
その美味しい成分を取り出して粉末にしたのが
この“ポテトペプチド”です」
河野
「捨ててたものから製品ができるって素晴らしい」
柴山さん
「北海道には勿体無いものがいっぱいあります。
それをたくさん見つけて
色々なものに役立てたいと思っています」
森崎
「1つの団体だけでは難しいよね」
さあココからは佐々木研究員が取り組んできた
製品を食べていきましょう!
《あずきの素》が入ったきれいな色のおこわ、
《ポテあじ》が入ったチキンナゲットなどなど…
佐々木研究員
「こちらのパンは生地に
《あずきの素》が練りこんであって
さらに十勝産の小豆のあんこを
織りまぜたパンです」
河野
「ほんのり小豆色していますね」
佐々木研究員
「こちらは豆腐が日持ちがしないので
日持ちのする製品を作りたいという相談を受けて
豆腐のスモーク製品を作りました。
冷蔵で二ヶ月大丈夫ですよ」
十勝では食と農を軸とした産業振興策
「フードバレーとかち」を推進しています。
そして去年国から、
食の生産性と付加価値向上による
北海道経済の活性化を目的とした
「北海道フード・コンプレックス
国際戦略総合特区」の指定を受けました。
食糧基地・十勝がますます注目をされています。
さて味わってみると-
ヒイナちゃん
「豆腐くんを食べたんですけど、
本当の豆腐は長持ちしないのに
こういう加工をして長持ちできるってスゴイ!」
森崎
「そうだよね~工夫だよねえ」
■とうふくん(200g×1) 840円(税込)
■とうふくんジャーキー(100g×1) 630円(税込)
森崎
「産・学・官。
周りの人と提携して地域ぐるみで
得意分野が合わさって、
新しいものができている!
北海道の食が楽しくなる
新時代の幕開けのキーワードです、せえのー」
あぐりっこ「さん・がく・か~ん」