あぐり王国 放送内容

2012ǯ0414土
春の農作業を早める工夫は?


続いては、
種の中のヒミツについて!

有村さん
「植物は種を残して命を繋いでいます。
 これはトマトの種の中です。
 実はトマトの赤ちゃんが入っているんです!」

白いところは「根」になる部分、
緑のところは「葉」になる部分。
周りには「胚乳(はいにゅう)」と呼ばれる
栄養を蓄えています。
小さな種の中にこんな秘密があったんです。





森崎
「この1つの種が全うに育ったら
 いくつ実をつけるんですか?」

有村さん
「1本のトマトで1000個でも2000個でも!」

一同「えええええ~」

有村さん
「だけど時間がかかるので
 農家さんは50~60個だけとります。
 そのかわり何本も植えますね。
 スイカの場合は頑張っても2個か3個!」
 
森崎
「面白いね~」

ユウト君
「初めて知ったことばっかり!」 





佐々木
「続いてはコチラの種をご覧下さい!」

今まで観察した種より大きく丸い物体です。

有村さん
「潰してみて!」





グリグリグリ…
指で潰してみると、
中から黒い種が出てきました。

森崎
「これは何の種??」

有村さん
「玉ネギの種です」





有村さん
「これはコート種子です」

機械を使って播くときに便利なように
種のまわりをコーティングしている「コート種子」。
このコーティングのおかげで種が傷つきにくく、
病気にもなりにくいので、
発芽率が良くなるといわれています。

有村さん
「機械で吹き付けて作るんですよ」





さてお次のクイズ!
みんなの前にある「黒い物体」は何?

佐々木
「これは農作業を始める春に大切なモノですよ」

あぐりっこ
「なんだろう?」「黒い…」

ここでリーダーからナイスヒントが-
森崎
「早く種まきたいだろう?
 じゃあ種まくためには、みんなどうしたい?
 さあ書いてみよう!」 
 
今時期の北海道には欠かせない
これはなんだ!?





さて答えが出ました。

女子チームは「雪をとかすモノ」
男子チームは「土のばい菌をなくす物」

さあ正解はあるかな?

有村さん
『融雪材』と言う雪を溶かす物」

森崎
「女子正解です!スゴイ」





有村さん
「今年は岩見沢を中心に
 スゴイ雪が積もっているでしょ。
 
 このまま何もしなかったら
 4月の終わりごろまで
 雪が溶けないかもしれない…



 そうしたら農家の人は
 畑の仕事が遅れてしまいます。
 この「融雪材」をまくと
 熱を吸収して温かくなるので
 早く雪が溶けます」



森崎
「雪を溶かすって言うから
 薬品かなあ~って思うけど、 
 そうじゃない!自然なものなんですよね。
 汚くも危険なものでもない!
 安心・安全な物で雪を早く溶かすための
 工夫をしているだよ」

というコトで見事、女子チームが勝利!




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