森崎
「いや~待ってたよ」
ハウスの中でリーダーと生産者さんが
すでに待っていました。
ゆめちから生産者の加藤強さんは
JA道央恵庭市畑作生産部会の
部会長さんです。
森崎
「みんな雪の中に“ゆめちから”の芽があって
ビックリしなかった?
普通なら枯れそうじゃない?
けどちゃんと育ってたね」
佐々木
「小麦には2種類あります。
春に種をまく《春まき小麦》と
秋に種をまく《秋まき小麦》です。
“ゆめちから”は秋まき小麦です」
森崎
「雪の下でみんながさっき見たように
チカラ強く育っているんだよ。
そうすることで小麦はどうなるのですか?」
加藤さん
「実は冬の期間は大事なんです。
動物でいうと冬眠のようなものです。
そしてこれから春になって
太陽の光を浴びてドンドン成長します」
森崎
「こっからウシャーっと大きくなるんですね」
実は加藤さん、
2年前からゆめちからの栽培に携わり、
種の準備をしていた方。
いよいよ始まる本格栽培を
どのように思っているのでしょうか!?
加藤さん
「子供が世の中にデビューするのと
同じような気持ちです。
JA道央エリアでは今年から
本格的に栽培をしています。
ぜひ我々もすばらしいモノを作りますので
消費者のみなさんも
味を堪能して欲しいと思います!」
“ゆめちから”の本格栽培を始めるのは、
《江別市・北広島市・千歳市・恵庭市》エリア。
この地域は積極的に小麦を栽培していこう!
という「麦チェン北海道モデル地区」に
指定されているんです。
一括管理を行うのがJA道央。
ということで話を伺いにやってきました…
がココで意外な事実が発覚!
ここからは日本国内の
小麦事情についてお勉強です。
佐々木
「グラフをご覧ください。
私達が食べている小麦のほとんどは
実は輸入…外国産のモノなんです」
森崎
「日本の小麦はほんの少しだよっ!」
藤尾
「10分の1以下…」
平成22年のデータでは
91パーセントも輸入に頼っているんです。
国内で生産しているのは、たったの9パーセント。
食卓に欠かせない小麦ですが
こんな実情があったのです。
みなさん、知ってましたか?
ユウキ君
「なんでこんなに少ないのかなって…」
森崎
「ホントだね…
半分くらいは北海道産で食べられたら…
嬉しいよね!」
佐々木
「そうですね。
では我々北海道はどのくらい小麦を作って
いるかというと…」
佐々木「コチラの円グラフです」
森崎
「北海道は小麦を半分以上になっている!」
藤尾
「じゃあ北海道の小麦がたくさんできれば
必然的に国内需要も上がっていくってコトね」
森崎
「そうだそうだ!
国内自給率が上げるためにも
HOPEとも言える新品種が…」
JA道央 濱崎裕史さん
「それが“ゆめちから”です」