あぐり王国 放送内容

2012ǯ0519土
♯194 品種特性を守るための種の生産管理や育苗


本日のあぐり王国は
リーダーの手紙から始まった…

「今日みんなが来ているところは
 北海道農業を支えるとっても
 超重要な施設!
 ここにあるものがヒントだよ!」

実際あぐりっこと河野君・佐々木アナの前には
不思議な道具がありますよ。

河野「なんだろコレ??」
ユウト君「卵パックじゃない?」

穴の空いた黒いプラスチックの入れ物?
種の入ったビンに噴水みたいな写真??

一体なんだコレ??





原原種と書いてあるビンを見て-

ナナカちゃん
「ハラハラダネ??」

あぐりっこ「え~なんだあ~」

佐々木
「さあ、ここにあるものが何なのか?
 そしてどんな重要な施設なのか?
 もちろんリーダーも探しに行きましょう!」

北海道農業を支える施設とは一体!?

まずは「はらはらだね?」に隠された
驚きの事実を探しに行きましょう!





リーダーを探しにお邪魔したのは
こちらの建物。
ホクレン滝川種苗生産センター
「原原種センター」です。

リーダー
「いや~みんな待ってたよ~。
 こちら…は原原種(げんげんしゅ)センター
 北林茂センター長です」

河野
「えっ?今、
 原原種(げんげんしゅ)センターって
 言いました??」





リーダー
げんげんしゅセンターです」

ナナカちゃん
ハラハラダネじゃないの?」

リーダー
「えっみんなもハラハラダネって読んだの?
 実はお兄さんも、そう読んでたんだよ。
 同じ間違えをしたね」





それでは、北林センター長に
北海道農業を支えているとは、
どういう事なのか聞いてみよう!

北林さん
「北海道農業を原原種を生産しています。
 《原原種》とは農業試験場などで
 優れた品種を作ってもらい、
 その種を最初に増やす段階で、
 その種のことを言います」





例えば、試験場で作られた「もんすけ米」。
このお米をみんなが食べられるようにするには、
多くの生産者が作れなければいけません。



そこで原原種センターでは
「もんすけ米」の種を増やすのです。 
種をとるために栽培し、
7か月後できたのが「原原種」。

しかし、ここでは限られた数しか出来ません。





そこでもっともっと種をふやすための栽培を
専門の生産者が行います。
そうしてやっと多くの農家さんに行き渡る
量の種が採取出来ます。
つまり私達が「もんすけ米」を食べるまでには
4年もの時間がかかるのです。



北林さん
「絶対に他の物が混ざらないように
 管理しなければいけないし、
 もちろん畑は厳重に
 管理しなければなりません」
  
森崎
「原原種に病気が付いたら
 全部いっちゃいますからね。
 最新の注意を払っているですね」

河野
「いや~大人でも知りませんでした」





森崎
「我々が食べている作物。
 その作物がなるまでには“種”が必要で
 その種は厳しく厳しく管理されて、
 やっと広がるんだねえ」

品種の特性を保ったままタネを増やす
「原原種センター」
北海道の農産物を陰で支える大切な施設なのです。




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