あぐり王国 放送内容

2012ǯ0526土
苗がいらない?驚きの栽培方法とは?


ここで一般的な米作りを整理してみましょう。

森崎
「田植えの前にまずハウスで苗を育てます。
 これを“育苗”と言いますね」

 





森崎
「しっかり生育したら苗を水田に植えますね。
 こういう栽培方法をお米ではよくやってます。
 まずココまでわかったかな!」
 
さあここで最初に戻ります。

森崎
「で、今日習う栽培方法は何だった?」





サラちゃん
「ちょくはん栽培…」

森崎
「そうです!中野さん、
 ココにちょくはん栽培の物ってありますか?」

中野さん
「ここにはありません!」





森崎
「ここにない栽培方法がちょくはん栽培??」

中野さん
から圃場(水田)播くんですよ!」





そう!なんと「直播(ちょくはん)栽培」とは、
苗を育てて田植えをする方法ではなく、
お米の種を直接田んぼに播く 
という驚きの栽培法。
どんな種かというと…



コチラが“種もみ”。お米の種です。

中野さん
「小さい芽が出ているの、わかります?
 コレを圃場に機械でまくんです」





森崎
「直播栽培にはどんなメリットがありますか?」

中野さん
「やはり
経費の節減!
労働力の節減
が一番大きいですね」





じゃ~ん、ご飯大好きもんすけです!
これは稲作農家の
直接労働時間を表したグラフ。
育苗と田植えは「ほぼ半分」を占めるほど
大変な作業なんだ~!ねっ佐野さん!



JAきたそらち 佐野雄平さん
「実はお米作りは3月から作業が始まります。
 育苗用のハウスを建てるために除雪をし、
 4月にはお米の種を育苗ポットに植えて
 35日間管理しなくてはいけません。
 その管理は気が抜けない大変な作業です。
 (直播栽培を)JAきたそらちで
 現地試験を取り入れたのが平成18年。
 それに合わせて直播研究会という
 部会を立ち上げてやっています」



経費と労力の節減!
そして生産者の高齢化
労働力不足をカバーする技術として、
今とても注目されている「直播栽培」。
要チェックだね! 


(C)HBC