旭川農業高校には四つの学科があります。
国語や数学など一般課目の他、
各学科によってそれぞれ専門の知識や
技術を身につけられる学校なのです。
森崎
「ここでは森林とかも学ぶの?」
山川君
「森林科学科では林業のことなど
森林環境について学ぶことができます」
森崎「旭川は木工の町として有名だもんね」
河野「家具とか聞きますね」
山川君が胸にバッジをつけています。
山川君
「これは“ミズナラ”の木で作ったバッジ。
皆さんにも作ってあるんです!」
森崎「やった~」
ヒカル君「ありがとうございます!」
手作りバッチをいただき上機嫌のあぐり一同。
さっそく授業中の農業科学科(2年)に
お邪魔しました。
森崎
「家が農家だって人は?」
40人中17人の生徒さんが実家が農家さんでした。
森崎
「では将来農家を継ごうと思ってる人は?」
40人中10人の生徒さんが農家を継ぎたいと
考えているようですね。
森崎
「なんで農業高校の農業科学科に入ったの?」
角田祐樹君
「家が農家をやっているので手伝う時に
楽になるかなって思って入りました」
佐藤範樹君
「中学生のときに親が病気になって…
最初は継ぐ気はなかったんだけど
継ごうかなと思って入りました」
森崎
「高校卒業したらすぐに?」
佐藤君
「いえ!もうちょっと勉強したいんで
滋賀県に種苗会社の専門学校があるので
そこに行きたいです」
農業科学科 荒井泰史先生
「短大や専門学校に入って仲間作りをしたり
他の地域を見て勉強したりして
戻ってくる生徒が増えています」
園田航稀君
「自分の家の田んぼとかを開放して
幼稚園児に田植えをさせたりして
農業経営者を増やして育成したいです!」
頼もしい未来の農業者にあぐり一行も感動です。
じゃ~ん もんすけです。
コメ作りがとても盛んな旭川エリア。
旭川農業高校では「さすが米どころ」っていう
体験学習があるんだって!
そこで事前に河野君が取材に行ってきました。
するとゾロゾロと生徒さんが大移動中。
河野君「今から何すんの?」
農業科学科1年 森下拓海君
「1年生の全学科で田植えをします!」
河野「160人で今から田植えするの?」
旭川農業高校では
全学科の新入生全員が校内の田んぼで
一斉に田植えをする授業があるんです。
農業高校とはいえ学科によっては
作物の栽培を経験しない生徒も…
そこで「食と農」をより身近に感じてほしいと
行われている実習なんだって。
河野
「160人が一列になって田植えって…
この光景すごいな」
最初は慣れない作業で戸惑っていたけれど、
最後は楽しんで田植えをしてました。
荒井泰史先生
「田植えのときの温度だったり風だったり…
その時にしか経験できないので
それを覚えてもらって
就職先でも農家の人と関わるので
それらを活かしてもらいたいですね」
みんな植えたのは「もち米」は秋に収穫したら、
モチつきをして全校生徒で食べるんだって!
僕も食べた~~い!