平成23年度およそ389万4千トン
生産された北海道産の生乳。
その内の90%が北海道内の工場で
牛乳や乳製品になり道内外へ-
そして残りの10%は生乳のまま道外へ出荷。
続いては、その仕組みの一つを探ってみました。
藤尾
「さて釧路にやってきました。
ここ釧路には北海道の生乳を
本州に運ぶ仕組みがあるんです!」
藤尾
「その仕組みがあるのは海の上!
そうアチラ!《ほくれん丸》です」
北海道の生乳を本州へ運ぶパイプライン、
《ほくれん丸》。
その役割を藤尾君が徹底リサーチ!
藤尾「ヨロシクお願いします」
ホクレン釧路支所 波多野雅之さん
「よろしくお願いします」
藤尾
「後ろに停まっているのが《ほくれん丸》!」
全長173.34m、幅26.60m、型深 21.75m。
巨大なビルが海上に浮かんでいるよう…
藤尾
「大きいですね~ショッピングモールみたい!
これだけ大きい船を何に使うのですか?」
波多野さん
「北海道で生産されている
生乳を関東まで運ぶため!そのほか
北海道の農畜産物を
運ぶために使ってます」
藤尾
「どんどんトラックが乗っていきます。
これだけ大きな船が必要なんですね」
牧場で搾乳された生乳は乳業メーカーの工場や
クーラーステーションと呼ばれる
冷却施設に運ばれ、
品質検査に合格したものだけが保管されます。
その後オーダーに応じて
道内外へ届けられるのです。
2℃以下に保たれた生乳は、
魔法瓶構造の専用タンクローリーに
積み替えられ、
ほくれん丸で本州へ向かいます。
これらは「絞りたての鮮度を保ったまま」
素早く安定的に届ける輸送体制なのです。
藤尾
「おいしい状態で本州に
北海道の生乳が届いている!」
ほくれん丸は2隻体制で、
釧路港と茨城県日立港から
双方向同じ時刻に出港。
太平洋上ですれ違いながら
800キロを20時間かけて
毎日運航しています。
藤尾「毎日生乳が運び出されている!」
ではここからは船内に潜入!
船内を見学したどり着いたのは
船の要・操舵室!
藤尾
「うわ~パノラマビュー!
ココに立つと
自分がこの船を背負ってる…
みたいな重圧に押し潰されそう!」
紳士に笑う波多野さん。
こうして午後6時の出港の時間が
近づいてきた…
藤尾
「では釧路港から目指すは?」
波多野さん
「茨城県日立港!20時間です」
藤尾
「では20時間密着させてもらいます!
ヨロシクお願いします(敬礼)」
波多野さん「よろしくお願いいたします」
ボオオオオ~(汽笛)
藤尾
「北海道との距離がちょっとずつできてる~
行ってきま~す!」
手を振る藤尾…アレ?
何かに気がつきました。
藤尾
「バイバーイ!あれ?波多野さん!?
あれ?波多野さん行かないんですか?
波多野さんが行かないのは
チョットびっくりでした~」
懇切丁寧にご説明いただいた
波多野さんとはここでお別れ…
ココからは藤尾君が頑張ってレポートを開始!