あぐり王国 放送内容

2012ǯ0707土
工夫がいっぱいチマサンチュ栽培


佐々木
「みんなが出してくれた答えを検証しましょう。
 まずはタクヤ君が回答した
 “高い所に植えられている”
 タクヤ君、これは何でだと思う?」

タクヤ君「う~ん何でだろう」





ノゾミ「低い所より風通しがいいから?」
ヒロト「高い所にあると取りやすいから?」

森崎
「収穫がしやすいから…」

さてその理由は…





牧さん
「このように腰の位置に台があることで
 収穫作業や管理作業が効率的にできる!
 体に負担をかけないんです

森崎
「確かに葉物野菜は収穫が全て手作業ですよね」





森崎
「しゃがみながらの収穫は大変だよね。
 だけどこの位置だと作業がしやすい!
 これは生産側にとってメリットですよね」



高設ベッドと呼ばれる台を使い、
生産者の負担を軽減。

また台の上の真っ白いシートは
太陽光を反射して、葉っぱが熱くなって
「日焼けする」のを防止したりしています。

※実はこのシートを裏返すと黒になります。
 寒い時期は黒い面にすることで
 逆に太陽光を集め保温しています。





次にこのシートをめくってみましょう。
中からは土のようなものが出てきましたが…

牧さん
「これはもみ殻とヤシ殻です。
 それらをベットに敷き詰めています。
 土を使わないことで
 雑草の抑制にも繋がります」





牧さん
「ちょっと分かりづらいかもしれなけど…
 シートの上を触ってみると
 チューブみたいなものが、あるでしょう!」



牧さん
「3本チューブが張られていて
 水と肥料がタイマーで
 自動的に管理されてます。
 水をかける作業も軽減されますし
 一定の品質が保てますね!



このように高い台の上で土を使わずに
水と液体の肥料で栽培するこの方法を
「養液栽培」というんです。
JAひがしかわでは平成13年にこの栽培方を導入。
専門の部会を作って生産を行っています。
そもそも養液栽培を取り入れた目的は
何だったのかな!?



JAひがしかわ 福井陽輔さん
「高設ベッドのために、
 かがんで収穫をしないので
 腰の負担軽減と労働力の軽減
 つながります。
 ですので高齢者の女性の方でも
 簡単に収穫作業ができることです」

作業が軽減できると高齢者も無理をせず 
栽培に取り組むことができるもんね!
「高齢化対策」としてスタートした
チマサンチュ栽培。
現在JAひがしかわでは
10軒の生産者さんが栽培していますよ。




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