入江貝塚は昭和17年の発見以来発掘調査を進め、昭和63年に国の史跡指定を受け、公園整備されています。 貝塚館では発掘された土器や骨角器などを展示しています。 入江・ 高砂貝塚は縄文時代前期末から晩期かけて形成された貝塚を伴う集落遺跡です。 貝塚からは、貝類のほかに海獣類や魚類の骨もみられるなど、銛漁や釣漁などの漁労文化の発達したこの地域の特徴をよく表しています。 入江貝塚では縄文時代前期末の人骨が、高砂貝塚では墓が28基発見され、大規模な墓地の存在が明らかとなっています。 また猪牙製品など北海道では手に入らないものも発見されており他地域との活発な交流があったことがわかります。 縄文人は争いもなく弱い者もみんなで助け合うという暮らしをしていたそうです。縄文人の暮らしから優しさを学ばせていただきました。
史跡 入江・高砂貝塚館 虻田郡洞爺湖町高砂町44