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2013年10月05日(土) | ♯261 米作りを学ぶ収穫適期判定・稲刈りを体験編
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2013年10月05日(土) |  ♯261 米作りを学ぶ収穫適期判定・稲刈りを体験編

森崎
「いや~育ったね。実ったね

河野「素晴らしい景色ですね」

森崎
「美唄市と言いながら
 『美市(びまい・し)』と名付けたい!
 日本は美しいなあ

佐々木
「いつものあぐりっこを呼びましょう」

あぐりっこ~~

「は~~い」 

河野
「ここ走るのも何回目やろなあ」 

夏の田んぼでいろいろな生き物に
目を輝かせていた後藤海斗(カイト)君。
初めての田植えでハイテンションだった
杉上水涼(みすず)ちゃん。
何度転んでも田植えを頑張っていた
山口航生(コウキ)くん。
いつも美味しそうにご飯を食べていた
桑折侑寿(ユズ)ちゃんです!

佐々木
「前回、何やったか覚えているかな?」

ミスズ
「いつ稲刈りができるか計算した!」

佐々木
「今日は9月8日です。
 稲刈り予定日は何日だった?」

あぐりっこ「9日!」

佐々木「そうなんです9日です」

森崎「これは行けるんでないかい?」

無事に稲刈りできるのか…?

さっそく通い慣れた
あの場所へ行ってみましょう!

河野「絶景でございます…」

よ~く稲穂を観察してみると…

森崎
「前回、虫取りした時に
 上を向いていた稲穂も
 今は頭が重たいもんだから
 お辞儀をしている 
  ような感じですね」

今回もお世話になるのは
中村地区お米生産者の伊藤範明さんです。

森崎
「きましたね~この季節が!
 ここに向けて種もみの時からですよ…
 育てて育てて苗にして、
 田植えとか虫取り
 とかさせて頂きました」

佐々木
「出穂期(しゅつぼき=穂が出た日)から
 平均気温を足して
 合計温度が943℃を超えると
 収穫が出来る!ということでしたが…
 昨日までの積算温度を聞きました!
 その温度というのが…934.2℃です」

森崎「あら…」

あぐりっこ「達してない!」

森崎「達してないけど…」

佐々木
「今日の平均気温が8.8℃以上あれば…」

森崎
「今日943℃に達成?今何℃ある?」

カイト「20℃?」
(※この日はとっても暑かったんです)

河野「20℃台はいってるな!これは!」

森崎「ということは943℃に達成?」

伊藤さん
「そうですね!達成したと思います!」

森崎「ヤッタ~~」

河野「すごい!ちょうど今日この日!」

しかーし喜ぶのはまだ早かった!
計算で出たのはあくまでも予定日。
確信は持てません。
そして今年はある問題が…


2013年10月05日(土) |  収穫適期調査をしよう~

伊藤さん
「転向がちょっと思わしくなくて…
 8月中旬かたずっと雨ばかりで…」

通常は収穫の1か月前には
田んぼの水を抜き土を乾かします。
 
しかし今年は保温効果がある
水を抜くタイミングが難しかったこと、
そして8月の長雨の影響で、
田んぼが全く乾いていないのです。

森崎
「収穫適期日に達したというのに
 収穫しないとどうなるんですか?」

伊藤さん
「刈り遅れということで
 白い米が茶色っぽくなってしまう。
 収穫適期には刈りたいんですけど…
 最終的な判断をするところです」

佐々木
「実際に収穫できるのかどうか
 調べる方法ってあるんですか?」

伊藤さん
「圃場(ほじょう)の何点かのサンプルを採って
 それを乾かし実際に(もみ殻を)むいて
 米の色を見て判断しています。
 これは適期調査といって
 実際に粒をみているんです」
 
収穫予定日が近づくと
ほとんどのお米生産者が行う適期調査。
田んぼの状態がよくない今年は特に重要!
ということで収穫適期を調べよう!

適期調査に使うのは玄米。
まずは千歯こきを使って
稲穂から‘もみ’をとります。

伊藤さん「ぐっと力を入れて!」

千歯こきの間に稲穂を入れて引っ張ると
ザザザッともみが取れます。

コウキ「気持ち良い~♪」

ユズ
「ぷちぷちをギューって押してるみたいで
 ぷちぷちぷち…ってなってるみたいで
 気持ち良かった!

さて玄米を取るための脱穀が終わりました。

伊藤さん
「この後は乾燥させます。電子レンジで!

森崎「やっていいんですか?」

伊藤さん
「急ぎでサンプルを見たいときは
 電子レンジを使って水分を下げます。
 試しに1分ほど加熱して様子をみましょう」

収穫したてのもみには
水分がたっぷり含まれています。
もみを「玄米」「もみ殻」に分けるには、
もみに含まれている水分を
低くしなければいけません。

そこで熱を加え水分を飛ばすのです!

チーン(1分加熱終了)

触ってみると…「熱い!」

森崎
「ちょっと混ぜると湿気が飛んで
 いるような感じがするね」

もみが乾燥したので
「もみ殻」と「玄米」に分けていきます。
この作業を「もみすり」といいます。

さて玄米を見てみると

ミスズ「緑色の玄米が…少しある」

森崎
「伊藤さんぶっちゃけ
 この緑色の玄米ってどういう状況?」

伊藤さん
「実りきっていない未熟な米なんです!」
 
実は適期調査で重要になってくるのが
この緑色の玄米だったんです。

佐々木
「みんなの前に10グラムの玄米があります」
 
伊藤さん
「10グラム中9グラム!
 茶色の玄米があれば大丈夫!」

森崎「稲刈りが出来る!」

では緑色の玄米を取り除いていきます。
残った茶色の玄米が9グラム以上なら
本日稲刈り決行ですが
どうなるのでしょうか!

河野
「(測りを見て…)おお~余裕だ!

伊藤さん
「平均をとっても94~95%に
 いたってますので…」

森崎「ということは…」

伊藤さん
「刈り取り適期です!」

森崎「ヤッタ~稲刈りできるぞ~」

河野「長かったぜ~」

パチパチパチ!

あぐりっこもホッと一安心。
よ~し稲刈り頑張るぞ~

じゃ~ん、もんすけです!
北海道は全国でもトップクラスのお米の産地!

その北海道でどのぐらい
北海道米が食べられているか知ってますか?
1996年度は37%だったのが、
なんと2012年度には90%!

これは生産者の努力はもちろん、
積極的な販売活動の展開で
北海道米の美味しさへの評価や認知度が
アップしたから!ぼくももっと食べよう♪


2013年10月05日(土) |  いよいよ稲刈りスタート♪

佐々木
「稲刈りの前に新米“おぼろづき”で
 おにぎりをにぎろ~!」

お米生産者であり、
おにぎり屋さんの経験もある川田照子さんに
新米を使った美味しいおにぎりの握り方を
教えていただきます!

川田さん
「塩味の塩むすびを作ります!
 新米ですからお米の美味しさを
 十分に楽しんでいただきたいです」

さてここで炊き立てのお米オープン!

河野「うわ~光ってますねえ~」

佐々木
「さて今回はいつもの作り方と
 ちょっと違うんですよね」

川田さん
「先にご飯にお塩を全体にまぶして!
 そうすると全体に塩もまわって
 塩分控えめになります」

森崎「少なくて済むんだ」

さて美味しいお米の炊き方や
おにぎりの握り方はレシピコーナーを
ご覧になってくださいね!

みんなで好きな形のおにぎりを
握っていきます~
個性豊かなおにぎりが完成!
みんなで稲刈りの後にいただきますよ!

美唄市中村地区で今年の米作り企画が
スタートしたのは4月下旬。
この頃、田んぼには雪!
種をまくのはまだ先でした。

5月、しっかり成長した苗。
みんなで大笑いしながら、
なんとか田植えをしました。

8月、風にそよぐ青い稲穂。 
苗はたくましく成長し、

そして9月、時は満ちた!   

いざ収穫~~!

森崎
「みんな準備はいいか!
 じゃあレッツGO~

長雨の影響でぬかるんでいます。
田植えの時のように足を取られないよう
一歩一歩ゆっくり確実に
稲穂へと近づいていきます。

河野「カマ上げない!」

森崎「カマ気をつけるよ~」

大人からの指導と声援を受けて
なんとか黄金色の稲穂へ
歩みよるあぐりっこ。

無心で一束ずつ刈っていきます。

こうして刈った稲は地面に置かずに
後ろの人(河野君)に渡していきます。

こうしてしばらく作業すると
なんとなく要領がつかめてきたようです。

カマの持ち方さえ分からなかった
あぐりっこ達も
少しずつ慣れてきて笑顔が出てきましたよ。

ちょっと余裕が出てきたあぐりっこ。

後ろの河野君に渡す稲の量も
少しずつアップしてきました。

…ということは河野君の作業も大忙し!

すると案の定…


2013年10月05日(土) |  今年も…Mrコンバイン登場♪

バランスを崩して
ぬかるんでいる田んぼに
ドボーン!

あぐり一行「きゃー」「早いよ~」

河野「(ここからの眺め)めっちゃ良い!」

河野
「めっちゃ良い画だわ~
 イエエイ~~」

慣れないカマに気をつけつつも、
呑み込みが早いあぐりっこ。
刈り取るペースがどんどん速くなってきて…

森崎「なんだか忙しいな!ことし」

河野「ハア~ハア~」

刈り取った稲穂は
乾燥させるためにある程度まとめておきます。
こっちの作業も急ピッチ!

とここで気になるあの人が…

佐々木
「リーダー!あの~
 今年もあの人が見たい
 ですけど…」

森崎
会いたいかい?
カマ持ってこいよ!!」

河野
「今年も登場!Mr.コンバイン!」

森崎
「刈っちゃうよ!よいしょ~」

河野「何株いっしょにいってる?」

Mr.コンバインの稲刈りは
目にもとまらぬ早業!
6~7株をひとまとめにし
カマで一気に引き抜いて刈っていきます。

森崎
「よしょ~
 今年もいっぱい刈ったぞ~
みんなで泥んこになって
稲刈りが無事終了しました…

伊藤さん
「足場の悪い所を刈っていただいて
 本当申し訳ないです…」

森崎
「申し訳ないどころかですね
 本当はこの天候に一番やきもき
 されていたのは伊藤さんはじめ
 お米農家のみなさんだと思います。
 消費者に一番いい状態で
 お米を届けようと色んな調査・工夫、
 試行錯誤をしながら、
 一番いい状態を探っている…と」

撮影日の翌日から、
中村地区のおぼろづきの収穫がスタート。
コンバインで収穫されたお米は
「乾燥調整施設」に集めたあと、
しっかり精米され袋詰め。

今年も美味しいおぼづきが
食卓に届けられます。


2013年10月05日(土) |  この体験から得たこと…故郷はすごかった!
森崎
「これ!河野君の横にあるの…
 みんながさっきの時間で刈った
 全ての稲です。そりゃ~疲れたろ。
 けど自分たちでおにぎり握ったから
 食べようよ~」
なんと女性部の皆さんが
手作りみそを使って豚汁を
作ってくれました。ということで
この黄金コンビを頂きます!

「いただきま~す」

ユズ「(もぐもぐもぐ)」

森崎「疲れた体にどうですか?」

ミスズ「いい!」

森崎「いい!よねえ~」

コウキ
「自分で作ったっていうのもあるし…
 おいしいです!

カイトは、もう止まりません…

森崎「塩の量ちょうど良い!」

河野「味噌も麹もすごい美味しい」

ユズ「めちゃくちゃ…うまい!

この半年の間、米作りを学んで
あぐりっこが感じたこととは…

ユズ
「顔も知らない人たちと一緒に仲良くなって
 農業体験できるのがすごいと思うし…」

森崎
「自分の住んでる町はどんな所だった?」

ユズ
「おいしいお米もいっぱいあるし
 野菜もいっぱいあるし…
 なんかとってもいい町だと思う!」

森崎「いい町だなあ~」

森崎
「虫とりは大活躍だったなあ~
 カイトの虫の詳しさにはビックリした!」

カイト
「農家とかそういう人の
 大切に大切に作ったお米
 残すのはもったいないなあということが
 今わかった…体験の中で!」

佐々木
「地元に住んでいる子供が
 改めてこういうことを感じてくれて…」

伊藤さん
「本当にありがたい話ですね」

ミスズ
「一番印象に残っていることは田植えで
 どろんこにね…みんなでなったのが
 すっごく楽しかった!

佐々木
「この半年間はどんな期間でしたか?」

ミスズ
「やっぱりみんなで農業体験が
 出来ることはないから
 とっても大切な思い出にしたいなって思う!」

佐々木
「みんなで作物を追いかけて
 過ごした時間ってあっという間だもんね」

森崎
「1つの目標に向かって進むチームだった。
 良い4人のチームだった。素晴らしい!
 忘れないでくれよ

コウキ
「給食とか…ご飯とか何でも
 おかわりが出来るようになった!
 よく食べるようになった!」

森崎
「そうか!豚汁おかわりする?」

コウキ
「もらう(笑)」

最後に生産者の伊藤さんからメッセージ

伊藤さん
「今回こうやって子供たちに来てもらって
 農家の変わった作業まで
 お手伝いしてもらって
 いい経験をしてもらえたと思います。
 自分たちで良いと思って
 作ってるんですけど
 やっぱり食べてもらって
 『おいしい』って声が一番ありがたいです」

森崎
「本当に本当にありがとうございました!
 それでは満を持してですね…
 おかわりを頂きます」

「おかわり~」「おかわり~」

半年間みなさんありがとうございました!

最後にJAびばいさんからお知らせです。
「びばい産のおぼろづきは粘りが強く
 噛めば噛むほど甘みやうまみが増す
 美味しいお米です。ぜひ一度お試しください。
 JAびばいのホームページから送料無料で
 お取り寄せできます。
 みんな!米くお~ぜ~」

JAびばい www.ja-bibai.or.jp

週刊あぐりニュースの時間です。
北海道産牛肉のアイデアメニューが
味わえるイベントのご案内です。

「学生シェフ週末カフェレストラン」は
道産の牛肉をもっと食べてもらおうと、
今年初めて開かれます。

会場の北広島市くるるの杜の多目的ハウスには
札幌市内の調理師学校の学生たちが考えた
道産牛肉を使った料理が登場します。

ローストビーフサンド・プチスイーツ付きや
道産野菜たっぷり牛丼(ハーブ風味)
きゅっコロ野菜カレーの3品が
どれもワンコイン500円です。

このイベントは
今月12日と13日、19日と20日、
いずれも土日の午前11時から午後2時までの
期間限定で行われます。

秋の1日、調理師の卵たちが考えた
おいしい料理を味わいに行きませんか?
以上、週刊あぐりニュースでした。

≪学生シェフ週末カフェレストラン≫
日時:10月12(土)13(日)/19(土)20(日)
   午前11時~午後2時
会場:ホクレンくるるの杜(多目的ハウス)
問い合わせ:
ホクレン畜産販売部ビーフ課
TEL011-218-1755




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