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2013年09月14日(土) | ♯259 すももで地域を盛り上げる!更別農業高校編
>>

2013年09月14日(土) |  ♯259 すももで地域を盛り上げる!更別農業高校編

突然ですが皆さんは
この漢字の意味する果実が何か
わかりますか~??

「アンズではないわねえ…」
「ナシ?」「リンゴ?」「バナナ?」
「ええ!リ・リン…アンズではないし…」

街頭インタビューをしても、
ほとんどの人が不正解という結果。

正解は…スモモなんです。

一般的に知られているのは、
ヨーロッパ原産のスモモ『プラム』ですが、
国内では山梨県や長野県などの本州で
主に生産され、北海道でもわずかに、
その栽培は行われています。

しかし近年その栄養価の高さが
注目されているんです!

砂糖で煮詰めるジャムやコンポートなど、
加工品として主に利用されるスモモ。
そのスモモを特産品とする地域が
北海道にあり商品の開発
加工、さらには販売までを
行っている学校があったんです。

今回はスモモで地域を盛り上げる、
十勝の農業高校に注目します!

佐々木
更別村にやってきました~
 ちょっと前にも来てますよね。
 覚えてますか?」

河野
トラクターBAMBA(バンバ)!

森崎
「更別村といえばトラクターの
 所有台数が
 (一農家)4台以上!
 日本トップクラス。 
 そのぐらい台数が必要なくらい
 農地が広いんですよね!」

佐々木
「農家の1戸あたりの農地面積が
 札幌ドーム約8個分!
 それだけの一大農業産地にある
 農業高校にスポットをあてます!」

佐々木
「その学校ではある作物
 取り入れた授業が特徴的!」

さてその作物とは…

佐々木
「ということで作物は…スモモです」

森崎
「こちらの果樹、あぐり王国取材です」

佐々木
「スモモはプルーンとかプラムという
 言い方もしますね。同じバラ科です」

森崎「プラムもスモモなんですね」

佐々木
「スモモを取り入れた授業があるという事で
 どんな農業高校なのか行ってみましょう」

さっそくあぐり一行がやって来たのは
北海道更別農業高等学校。

森崎
「待っててくれているよ。
 こんにちは~」

と走り出すリーダー。

森崎
「ハイ!まずハグ~~

森崎
「ハハハ~いや~もう友達!

学校について教えてくれるのは、
農業科3年B組、平野伶(りょう)君です。

農業に関わることを勉強する
『農業クラブ』の会長も務めています。

佐々木
「更別農業高校はどんな科があるんですか?」

平野君
農業科生活科学科の2つあります。
 農業科は作物・野菜・畜産などを勉強。
 生活科学科は1年生では農業を学び
 2年生以降は福祉や食品系なども学びます」

河野
「ふ~ん。そっちは女の子が多い感じ?」

平野君
「女の子も多いですしちょくちょく
 男の子も入ってきます!」

河野「ちょくちょく男の子?」

森崎「風紀の甘い女子寮みたいな…」

更別農業高校は将来の農業経営者や
JA職員を目指す人材育成のほか、
農産物生産や加工技術の知識を養う農業科と
食品製造や食品流通、
そして服飾や介護職員などの
生活全般に関する知識を養う
「生活科学科」の2学科で、
より専門的な知識を習得します。

2013年09月14日(土) |  スモモの収穫はちょっとヤンチャ!

森崎
「ここではスモモを授業に取り入れてる?」

平野君
「自分たちで商品開発をして
 オリジナル商品を作っています」

佐々木「スモモって珍しいですよね」

平野君
「近くに『すももの里』という所があって
 スモモがいっぱいあるんです!」

一行はさっそく商品の原料となるスモモが
沢山実っているという
「さらべつ すももの里」へ。

森崎「なってるなってる~」

佐々木「景色が変わりましたねえ」

河野「ある~」

森崎「うわ~近い近い!」

河野「平野くん、これスモモ?」

平野くん「そうです!」

森崎
「うわ~ちっちゃくてかわいい!

佐々木
「よくみると上の方まで
 実がいっぱいなっていますよ」

平野君
「この大きさで収穫ですね。
 色づいてきているんで!」

「すももの里」は昭和62年に
かつて農家の軒先に自生していた
スモモを蘇らせたい!という地元の人の
願いを込めて作られた公園で、
およそ3ヘクタールの敷地に
1000本の木が植えられています。
更別農業高校では5月~6月頃に
美しい花を咲かせ、
8月頃に実をつけるスモモの収穫を
授業に取り入れているんです。

森崎「なんか…いますよ…」

平野君「一年生です

さてここからは大和田恭平先生に
色々と教えて頂きます。

河野
「みんな棒を突き上げているんですよ」

大和田先生
「あれは収穫作業なんです」

森崎
「あんなヤンチャな収穫なの?」

ということで一行は少し変わった方法で
行われるスモモの収穫を見学。

生徒さんが棒でスモモの枝を
ゆすっています。

森崎
「先生!これで良いんですか?」

大和田先生
「かなり量が多くて高い位置にあるので
 こうやって揺すって熟したものが
 落ちてくるんです」

河野
「でも本当!落ちてきている!実」

と話している最中にも

ドボドボドボドボ…

あぐり一行「うおおお~」

たくさん収穫できました。


2013年09月14日(土) |  味は…ビックリするほど酸っぱいぞ!

さてここでリーダーが
「受け止めたい!」とのこと。

早速スモモの木の下で
体制を整えて待っていると…

河野「落ちてきていますよ~」

生徒さんも一生懸命バサバサと
スモモの枝を揺すっています。

しばらくみんな無言で待っていると…

ゴツーン

スモモの一撃!
しかもリーダーの顔面に!

めげずにリーダー、
スモモをゲットしました。

森崎
「もうパンパンです。
 食べてみてもいいですか?」

大和田先生
「かなり酸っぱいんで!」

先生に言われてはいたものの
いざ食してみると、

ブルブルブル…

震えがくるほど
酸っぱいようです!

大和田先生
「昔ながらの原種なんです。
 こちらは『サンタローザ』という品種が
 主になっています。
 なんでみなさんの知っている甘いのとは
 ちょっと違うんです」

森崎
「だけど先生!さっき平野は
 スモモの品種を聞いたら
 『さっぱりわからない』
 みたいな感じでしたよ!」

大和田先生「(笑いながら)バシッ!
平野君に突っ込むおちゃめな大和田先生。

佐々木
「先生からの突っ込みが入りましたけど」

河野「仲良いですね」

では早速リーダーが収穫作業に挑戦です。

狙うはスモモの木の中でも頂上!

なんとか棒を枝に引っ掛けて
グイグイスモモを引っ張ります。

ところが…

佐々木「ひとつも落ちてこない…」

リーダー力を込めて頑張りますが…

森崎
「こんな大変な収穫したことない!」

1本の棒で枝を揺らすだけの
簡単な作業ですが意外と大変なんです!
生徒達が収穫したスモモは、
その場で選別を行います。

ほぼ完熟した赤い実と
完熟前の青い実に分けています。

森崎「それぞれ用途が違うんですか?」

大和田先生
赤い方が学校の加工用です。
 洗って割って保存するタイプです。
 青い実は役場でいろんな加工品に
 挑戦しています。これでお酒を造ったり
 色んな取り組みをしているんですよ」

森崎「スモモ酒!」

さて作業している学生の一人、
中村さんに河野くんが「食べてみてよ!」

中村さん「あっ甘いです!」

森崎
「そうなの?こっちの青いのも食べてみて!」

中村さん苦笑いしながらも一口…
すると「あっ!」

森崎「中村どうした!中村どうした!」

中村さん「す…酸っぱい…」

味の違いを体を張って教えてくれた
中村さんありがとう!


2013年09月14日(土) |  加工すると…とってもあま~い♪

さてお次はスモモの加工実習を見学。

実習室に入っていくとみんな
白衣に帽子をかぶって調理中です。

森崎「やってるな~」

先ほど収穫したスモモを洗います。
1つずつ包丁で切れ目を入れ、
くるっとねじってと種と実に分けます。

森崎「これは何をしてるの?」

生活科学科 3年 三浦礼絵さん
コンポートを作るのに
 1キロずつ真空包装にするんです」

加工授業では、
まず収穫したスモモを洗って、
種を取り除いた実だけを
1キロずつに分けて、
真空にして冷凍保存します。

リーダーもやってみる事に…

スモモを転がすように
包丁で切れ目を入れて…
クイッとひねると
キレイに実と種に分かれました。

河野「これをどれくらいの時間やるの?」

三浦さん「3~4時間ぐらい…」

収穫したスモモを全て保存したら、
続いての加工作業へ。

今回は去年、冷凍保存をしたスモモで
コンポートを作ります。

佐々木「鍋に入れていきます」

森崎
「冷凍しただけなのに美味しそう。
 去年のスモモ。1年間冷凍してました!」

佐々木
「たくさん取れるじゃないですか。
 だからいつでも使いたい時に
 使えるように保存してある!」

森崎
「スモモ1キロに砂糖1キロ入ります」

スモモの形を崩さないように
弱火でおよそ30分、
じっくり煮詰めていきます。
最後に鮮やかな色を保つ為の
レモン果汁を加えて
常温で冷ましてあら熱をとったら、
コンポートの完成!

ここで出来立てを頂いちゃいます。

河野
「美味しい!ちょうどいい甘酸っぱさ!」

森崎
「うん…うおお~
 酸っぱさ残っているね!

佐々木
「甘さもあるんですけど刺激的な…

佐々木
「実はこちらに寝かせたものが
 あるんです。
 1日置いたものです。
 食べ比べてみましょう」

森崎
「一日おいたコンポートの味は
 どうなるか?」

ニッコリ笑って

森崎
めっちゃ食べやすい!
 ほのかな酸味が落ち着いて
 (甘みと)ちゃんとマッチしているね!
 これなんにでも使えそう」

河野
「これ使ったスイーツ食べたい!」

佐々木「これは実習だけで終わるの?」

三浦さん
「このあと商品にするために
 クリームと合わせたり
 生地に混ぜ込んだりして商品にします」

佐々木
「その商品は一般のお客さんにも売るの?」

三浦さん
イベントなどで販売しています」


2013年09月14日(土) |  地元でも愛されるスイーツへ!

じゃ~ん、もんすけです!
特産品のスモモを取り入れた
授業を行う更別農業高校は
2010年に帯広畜産大学と連携。
食品として有効な
スモモの栄養分を調べたあと、
商品化の取り組みを始まりました。
その後、地元のパン工房からの
技術指導を受けながら
スモモを取り入れたスイーツの
本格的な販売がスタート!

今ではイベントに出品しても
即完売になるほどの
人気商品になっているほか、
村の小学校の給食メニューにも
取り入れられています!
地域への貢献だけではなく、
加工技術や販売技術を磨いて
即戦力の人材も育成しているだね~

甘酸っぱくて
ジューシーな果実「スモモ」!!
一体どんな栄養価があるのでしょうか?

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「みなさんがよくお馴染みなのはプラム。
 スモモはその仲間ですね。
 どちらもポリフェノールが多いです。
(老化や生活習慣予防につながる効能が
 期待できる)
 
 またスモモの場合は赤い色素の
 アントシアニンが多く含まれています。
 ポリフェノールとアントシアニンは
 体の中で酸化を抑える働きがあります。
 血液の中でその働きがでると
 動脈硬化の予防につながるとか
 細胞で働きがでると
 肌の老化を予防したりですとか、
 生活習慣病の予防や老化の予防・防止に
 つながる可能性があります」
 
そのほかプルーンと呼ばれる
乾燥させたスモモは、
食物繊維が豊富だったり、
栄養価に優れた果実なんだって~
実は小さいけど
大きなパワーを秘めたスモモ!
いっぱい食べたいなぁ~

さて更別農業高校の生徒さんが作った
加工品をご紹介しましょう!

森崎
「先ほどみたコンポートが
 このような可愛いスイーツに
 かわりました」

まず「スモモ・デ・パティシエール」は、
カスタードクリームをのせて
こんがり焼いた生地に、
スモモのコンポートをのせた
甘酸っぱいデニッシュ。
そして「SARADO サラ・ド」は、
2種類の味が楽しめます。
地元産小麦の「きたほなみ」で作る生地に、
スモモのコンポートを合わせて
焼いた「スモモ味」と、
カボチャ・ニンジン・枝豆を合わせた
「やさい味」です。

まずはスモモ・デ・パティシエールを
いただきま~す。

森崎
うまい!
 スモモの上品な酸味が広がるね」

佐々木
「甘酸っぱさが非常にパンに合ってる」

お次はサラ・ドです。

河野「美味しい~!」

森崎
「しっかりそのまま酸味が残っている」

佐々木「野菜のおいしさが出てる」
 
三浦さん
「野菜が嫌いな子でも食べれるように
 ニンジンのにおいを消したり
 枝豆の色を濃くするために
 抹茶をいれています」

河野
「どっかの研究されてる大学の先生?」

三浦さん「違います!高校生です」

河野「荒川先生並みの説得力あるよ!」

森崎
「この農業高校を卒業したら
 どういう人になりたいですか?」

平野君
農業に関わっていける仕事
 つきたいなって考えてます」

三浦さん
「パンやドーナツやお菓子など
 学校で学んだことを活かした
 自分の店を持ちたい!
 そのためにこれからも頑張ります!」

森崎
「新しいものに目をつけてもいいかも!
 更別村はトラクターが有名だから
 トラクターを使ったスイーツとかね!」

河野「ややこしいな。ややこしい」

夢に向かって頑張れ~
更別農業高校生!

こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。

道北のおいしいものが大集合!
きょうから旭川で始まった
イベントのご案内です。

この「北の恵み 食べマルシェ」は
道北の「食の魅力」を多くの人たちに
知ってもらおうと行われています。

買物公園など市内3か所に
設けられた会場には
320軒の屋台が軒を並び
旭川ラーメンやお菓子のほか、
道北で取れた山の幸海の幸を使った
料理が並んでいます。

今年は片手で持ちながら食べられる
「ワンハンド・フード」の
コンテストも行われますよ。

「北の恵み 食べマルシェ」は
今日からあさって16日までの3日間。
ご覧の会場で行われます。

この3連休、道北の自慢の農畜産物を
楽しみたいですね。
以上、週刊あぐりニュースでした。

≪北の恵み 食べマルシェ2013≫
9月14(土)~16(月)日まで
問い合わせは-
北の恵み食べマルシェ実行委員会
TEL0166-73-9840




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