森崎 「美唄の景色が一変したねえ~」
佐々木 「米どころ美唄市峰延(みねのぶ)にやって来ました。 私たちこの場所に6月にお邪魔しましたが 子どもたちと一緒に安全安心なお米を 学びましたよね…」
と話していると-
ちゃんかちゃんか ちゃんかちゃんか♪
森崎・佐々木「???」
藤尾くんとあぐりっこが ある格好をして素通りしていきます…
森崎「どこ行くのよっ!!」 佐々木「戻っておいで~」
藤尾「…トュギャザー!!」
前回学んだ美唄市峰延(みねのぶ)で 行っている米作り。 そのキーワードの1つが‘ドジョウ’。 そこであぐりっこと藤尾君には ドジョウすくいの恰好で 登場してもらいました。 ドジョウが住めるほど安心な水田で あぐりっこは田植えをしたんです。 そこで…
佐々木 「みんなが植えた苗がどうなっているのか 見に行くために集まってもらいました」
佐々木 「田植えした場所にやってきました!」
コメ作りを始めて46年の井上耕太郎さんに お米について色々聞いていこう!
森崎「育ちましたねえ」 あぐりっこ「大きい!」
井上さん「育ちましたよ!」
佐々木 「みんなどの辺に植えたか覚えてる?」
あぐりっこ「ここ!」
藤尾 「ぐにゃぐにゃに植えてた感じしない!」
森崎 「毎年のことなんですけど刈ってみて 分かるんですよね」
佐々木 「ではいよいよ今年も刈れますか?」
井上さん 「はい!刈れます!」
レンカ「ヤッター」
森崎 「稲刈りやりたいですか??」
あぐりっこ「はい!」
ということであぐりっこ 秋の稲刈り体験!!!
森崎 「よしみんな稲刈り頑張るぞ~」
あぐりっこ「おおおお~~!」
森崎「スタート!」
ザクザクザクザク…
鎌を使って稲を刈ります。
森崎「どうですか?」
レンカ「固いです…」
森崎「田植えと稲刈りどっち楽?」
レンカ「たうええ~~♪」
続けて他のあぐりっこもスタート! 自分たちで植えた苗は 責任を持って全部、刈ってもらいます! 森崎 「こうやって畑に出る、田んぼに出る。 そうすると食べ物への想いが広がりますよね」
井上さん「大事ですね」
藤尾「レンカ、大丈夫?」
レンカ 「大丈夫で~す~」
藤尾「ヤケクソです」 森崎 「大丈夫な人はああ言わないよ」
アイリ 「カマを持つのが厳しくなってきた…」
ヒロキ「田植えより…疲れる!」
黙々と稲を刈るあぐりっ子。 慣れない作業に苦労します。 しかも、この日は気温が高く、 体力がどんどん奪われます。 みんなちょっとバテ気味。
ということで休憩をとることに…
森崎「どうでしたか?」
レンカ「難しいです」
森崎「そうだな。みんな難しそうだな」
森崎 「ちょっと…ワンポイントアドバイス! 1、(稲を)持つ! 2、(カマを)あてて 3、 引く! このようにカマを引くとスーッと切れる」
リーダー稲刈りを始めてると どんどんスピードアップしていきます。
藤尾「すごい!すごい」 佐々木「もしや!これは…」
森崎「うりゃあああ!」
藤尾「ミスターコンバインだ!」
森崎 「おいおい次の田んぼ用意しとけっ!」
とリーダーがスピーディーに刈っていると レンカが突然立ち上がり準備を始めました。
藤尾 「どうした?なに?もしかして…」
藤尾 「リーダーに影響されて!」
レンカ走って田んぼに戻ります。
森崎「みんな準備始めてる…」
藤尾「みんな気合い入っちゃった…」
さて休憩とリーダーのアドバイスで なんとあぐりっこの稲刈りが… 藤尾 「レンカすごい! スピードが上がっている!」
森崎「ヒロキ!いいんじゃない!」
ヒロキ「楽だ!」
アイリ「すごい軽くなった!」
藤尾「いや~ビックリした!」
レンカは連続刈りも挑戦! 「やああ~♪」
コツを掴んたあぐりっこ。 一気にペースアップ!!!
ザクッ!ザックッ!ザクッ!
水田に稲を刈る良い音が鳴り響きます。
さて稲刈りを始めて60分後!
最後のヒロキ君が刈り終わりました。
みんなでハイタッチ 「イエ~イ!」「ヤッター」
森崎「汗すごいな。どうだった?」
ヒロキ「とってもうれしい!」
森崎「達成感でいっぱいです」
60分かけて収穫したお米の列… よくここまで腰を曲げて頑張りました…
佐々木「とってもキレイ!」
アヤナ 「自分で植えたところだし 頑張ろうと思って 最後まで刈ることが出来た!」
井上さん 「おいしいお米が食べられると思うよ!」
佐々木 「まず稲を刈ったあとに乾燥させます。 どうみんなが刈った稲とどこか違う?」
あぐりっこ 「色が変わってる!」
乾燥させた‘稲’は機械を使って ‘脱穀(だっこく)’をします。
では‘脱穀’とはどんな作業でしょうか。
レンカ「茎からお米を外すこと??」
安西さん 「そうですね!もみとワラを分離させる!」
森崎 「お米がついていたのが取れました」
このように「稲」を脱穀し 「もみ」を取ります。 続いてはこの‘もみ’を‘もみすり’します。
機械にもみを入れると…
森崎「何が出てきた?」
レンカ「お米!」
佐々木「出てきたおこのお米は?」
安西さん「玄米です」
森崎 「さてこの玄米をどうすれば みんなが食べるお米になるんだろう?」
アイリ「精米!」
‘もみすり’をすると、 ‘玄米’と‘もみ殻’ができます。 ‘もみ殻’は玄米の周りについていた‘殻’。 そして玄米を精米すると白米になります。
しかしあぐりっこ、精米時にでる副産物が 気になったようで…
藤尾 「いっぱい触ってるけどどんな感じ?」
あぐりっこ「きなこ!」
安西さん「これはヌカです」
森崎 「“もみ”をもみすりして 玄米ともみ殻になりました。 そして玄米を精米して出てきたのが?」
あぐりっこ「白米とヌカ!」
森崎 「このように我々はお米を食べるために 稲を育てています。 ですがお米を食べる過程で…」
じゃ~ん、もんすけです。JAみねのぶでは どのようにお米を精米し出荷しているの…
まず玄米がこちらの施設に届いたら、 荷受ホッパーに入ります。 詳しい話を担当の佐藤さんに聞いてみよう!
JAみねのぶ 佐藤和登さん 「玄米を精米する間に異物除去を行う際 アスピレーターという装置や 流下式選別機、石抜機を通ります。 アスピレーターは玄米との比重で 軽いものを選別します。 流下式選別機によってヌカ玉の除去、 石抜機で玄米より重い物を除去します」 まず石やヌカ玉(ぬかだま)といった 異物を取り除きます。 そして精米した後も異物を除去します。
佐藤さん 「白米になった段階で次に精選機を通ります。 精選機では白米より小さい異物を除去。 その後、色彩選別機で着色米の除去しており 2台設置することでいいものをとってます」
最後に改めて糠玉を取り除く機械と 金属検知器を通ったら袋詰め!
佐藤さん 「お客様にに1年間を通して 安心して食べて頂けるお米ということで 品質の基準も私達で選び抜いていますので おいしいものを届けられるように 心がけていきたいと思っています」
異物混入を出来るだけ少なくするために あんなにたくさんの機械を通って 出荷されているんだね! 今年の新米も楽しみだね。
精米するまでに出る様々な副産物。 これらも私達の生活に とっても深く結びついているんです。
佐々木 「稲ワラは何に使われているか? 分かるかなあ~」
アイリ「何かをして肥料とかにしている?」
ヒロキ「動物とかのエサになる?」
なんとあぐりっこ正解! JAみねのぶの生産者数名は 十勝の畜産農家に稲ワラを出荷し、 飼料としても使われているんです。
一般的には草履やしめ飾りにも使われます。 そしてこのもみ殻も堆肥や燃料などに 活用されています。 ではこの‘ヌカ’はと言うと…
こちらになります! 臭いをかぐと…
あぐりっこ「あああ…」
藤尾「どんな匂い?」
ヒロキ「何だろう」
森崎「がっかりする反応だね」
ヌカはぬか漬けのヌカ床や、 化粧品などに使われます。
早速ヌカ漬けを食べてみると…
アイリ「おいしい!」
森崎 「ワラももみ殻もヌカもこうして全部 我々の暮らしに役立っているんです! だから稲は米だけじゃないんだよ。 いろいろ役立っているんだね」
稲ワラは牛のエサになるという事を 学んだあぐりっこですが 昔はお米の貯蔵や運搬に 無くてはならないものでした。
そこで、どの様に使われていたのかを 生産者の田島茂さんに教えてもらいましょう!
さてあぐりっこの目の前にある この丸々とした物体。なにかなあ?
レンカ 「この中にお米を入ってるんだと思う」
佐々木「これは何てものなのか?」
あぐりっこ 「見たことあるけど名前は知らない!!」
佐々木 「これは…米俵といいます」
ここで田島さんにご指導いただきて 米俵を手作りしていきます。
使うのはこの編み台 一俵(約60キロ)の米俵を作って行きます。
田島さん 「同じ量のワラを手に持ちます。 じゃないと歪んでくるからね」
この端と端と結んで筒状にします。
レンカ「ヤッホー!」
田島さん 「端っこを織り込んで フタを乗せていきます」
藤尾「俵になってきたあ」
渡らせた縄で蓋を固定したら お米を入れていきます。
森崎「太ったなあ~米俵」
蓋をしたら…
田島さん「完成した!」
森崎「うわ~い完成した!」
森崎 「米俵…完成!!イエーイ!」
さっそくあぐりっこで持ち上げてみると… なんとか持ちあがるくらい!
森崎「お米60キロって重いねえ」
藤尾 「子ども4人がやっと持ち上げられるほどの 重さに耐えられるぐらいの強さがあるんだ」
森崎「技術!」
藤尾「すごいなああ~」
苗作りから数えて150日。 ようやく実ったお米を おいしくいただきましょう。
佐々木 「新米とおかずを【気ままな主婦の会】代表 前川和子さんに作っていただきました」
森崎「気ままな主婦って何ですか?」
前川さん 「農家の主婦6人で作っている団体です!」
気ままな主婦の会お手製の料理がコチラ! 手作りの味噌や大豆加工品を使った 新米に合うメニューを用意して頂きました!
ではいただきま~す!
アイリ 「粘り強くて甘い!」
レンカ 「味噌のしょっぱい部分がお米と 一緒に食べると良い美味しさになって すごく美味しいです」 藤尾「お米食ってるぞおお」
森崎 「新米ってのは何物にも代えがたい!」
温野菜をご飯に合うメニューに 変身させるのが 前川さんたち気ままな主婦の会の オリジナル商品なんです。
前川さん 「ピリッとインパクトを付けました。 私たち気ままな主婦の会は 自分たちで育てた原材料しか使ってません。 油も卵も使っていませんので 体に良いと思います」