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2018年12月22日(土) | ♯504 地元の風土が育む美味しさ!つべつ和牛編
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2018年12月22日(土) |  ♯504 地元の風土が育む美味しさ!つべつ和牛編
肉用牛。
全国の飼育頭数、およそ250万頭。
そのうち50万頭以上を飼育する、
肉牛王国・北海道。

そんな中、年間出荷頭数わずか300頭ながら、
全国で最優秀と認められた
少数精鋭のブランド和牛が北海道にはある!
その和牛とは?!

今回のあぐり王国ネクストは
全国が認め、あのミシュランも認めた
○○○和牛に注目!

森結有花アナウンサー
「北見市のお隣津別町にきました!」


森崎博之リーダー
「北見市からすぐということで
 津別町も玉ねぎ生産がさかんですね」

森崎リーダー
「農産物色々作っているんですけど
 33%が玉ねぎですね~」

森アナ
「さすがリーダー!
 津別町にも詳しいんですね」

リーダー
「10年やってると北海道は
 だいたい詳しくなりましたね」

森アナ
「さて津別町で何を学ぶか…の前に、
 北海道で作られているブランド牛って
 どんなものがあるか知ってますか?」

森崎リーダー
「知ってますよ~詳しい詳しい!!

 え~っと…


 白老牛…宗谷…黒…牛…」

森アナ「もういいです!」

森アナ
「びらとり和牛ですとか…
 去年、十勝若牛とかね…」

リーダー
「それもあります!言われたら分かります!」

森アナ
「多くのブランド牛が北海道でも作られていますが
 ここ津別町でもつべつ和牛という
 ブランド牛が生産されているんです」

リーダー
「おいしそうだなぁ~。食べましょう」

森アナ
「まだです!その美味しさに迫るんですが…」

森アナ
「そのつべつ和牛というのが
 去年開催された全国的な牛肉の品評会で
 最優秀賞をとったんですって!」

リーダー
「ええええ!すっごい事じゃないですか!」

森アナ「全国的にも認められている!」

リーダー
「キャーすごい!食べましょう」

森アナ
「美味しさの秘密に迫っていきますよ」

さて今回のあぐりっこはー

感受性豊かでよく笑う小学5年生、
高谷涼々(スズ)ちゃんと、
将来は農家のお嫁さんになりたい4年生、
山口未來(ミクル)ちゃんの2人です!

リーダー「お肉好きですか?」

あぐりっこ「は~い!」

リーダー「何の肉が好きですか?」

スズ「牛肉!」

ミクル「全部好きです!」

リーダー「牛肉はよく食べる?」

ミクル「どうだろう…」

スズ「あんまり食べない…」

リーダー「どうやって食べるのが好き?」

スズ「すき焼きとか…」

ミクル「ステーキとか!」

リーダー
「やっぱり牛肉って高級なイメージあるね。
 すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、
 どう食べてもご馳走だっイメージあるよね。
 楽しくなるよね。
 牛肉は食べると幸せを感じる 成分があるんだ」

リーダー
アマンダマイドという幸福物質が
 分泌されるんだって!」

森アナ「そうなの!!へー」

リーダー
「だいたい知ってるの!
 知らないことも多いんだけど…
 知ってることを偉そうに伝えるのが得意なの。
 おじさんによくあるパターン(笑)」


2018年12月22日(土) |  地元の湧水&愛情たっぷり!
面積の9割を森林が占めるという、
自然豊かな津別町。
そこで育つ、つべつ和牛とは? 
さっそく牧場へ!

こんにちは~♪

全国最優秀の牛を育てたのが、
この迫田(さこた)牧場。
迫田悟さんに、つべつ和牛について、
詳しく教えて頂きます!

リーダー「この子たちがそうなんですか?」

迫田さん
「この子たちはつべつ和牛を生んでくれる親牛」

リーダー
「お母さんたちなんだ。ママ会中ですね」

迫田牧場では、親牛に子牛を産ませ、
その子牛の育成から肥育までを、
一貫して行っています。
リーダー
「一般的になんですけど
 北海道は乳牛もいますから…
 牛さんって大型じゃないですか。
 人間よりも大きい!
 なので世話をするのが大変なんです。
 だから普通の酪農家さんとか肉牛農家さんは
 仔牛と親牛を別の生産者が育てることが多いの。
 こちらは仔牛も親牛も全部めんどうをみてる。
 これって大変なことですよね?」

迫田さん「本当に大変ですね…」

リーダー
「それぞれに与える餌や肥育方法が違う!」

産まれてから同じ環境で育てることで、
牛のストレスを減らし、
健康に成長させられるのが、
一貫生産の大きなメリット。
そして、つべつ和牛は、
さらに環境に恵まれているようで…

迫田さん
「むこうに雌阿寒岳がありまして
 そこから流れるミネラル豊富
 おいしい水を飲んでいるのが特徴です」

リーダー「天然水を飲んでいる!」

迫田さん「本当においしい津別の水です」

和牛は1日に30リットルもの水を飲むとあって、
牛の飼育にとって水は、
とても大切な要素の1つなんです。

リーダー「天然水、贅沢だなあ~」

迫田さん
「あと特徴かどうかなんですが
 つべつ和牛は出荷頭数が
多いわけではないんです」

迫田さん
「なので一頭一頭を大事に愛情いっぱい
 育てているというのが特徴です」

リーダー
「少数育成だからこその愛情のこもり方、
 手のかけ方がありますよね」

つべつ和牛の年間出荷頭数は、およそ300頭。
生産戸数は、迫田牧場含めて町内に4軒。
まさしく少数精鋭のブランド牛。

2018年12月22日(土) |  風邪をひかないようにベスト着用!
一通り勉強したところで、
子牛を育てる牛舎を見せて頂くことに!
あぐりっこ
「うわ~ちっちゃ~い」
「かわいい~」
リーダー
「おじさん目がハートです♪」
この牛舎では生後7か月までの牛を育てています。
将来健康に太らせるため、
丈夫な体を作る期間なのですが…。

迫田さん「寒さに特に弱いんですよね」

リーダー「津別寒いじゃ~ん」

迫田さん
「だから防寒対策がすごく大切になるんです」

スズ「どうやって?」

迫田さん
「天井にヒーターがあるんです。
 冬になるとこのヒーターが下がってくる!」

森アナ
「でもこれだけでは
 冬の寒さは厳しくないですか?」

迫田さん
「そうですね。あとはベストを着せたり!」

あぐりっこ「ええええっ???」

迫田さん
「牛専用のベストを着せて
 少しでも暖かくしてあげる!」

リーダー
「あの子(ベスト着用の仔牛)は
 冷え性ですか?」

森アナ
「じゃあ冬になると
 あのベストを一頭一頭着せるんですね」

迫田さん「全頭に着せます」

スズ「大変…」

森アナ
「では大切な防寒のお手伝いを
 させてもらいましょう!」

リーダー「防寒というとベストですか!」

迫田さん
「このままだと暴れちゃったりするので…」

迫田さん
「じゃあ今から捕まえますので
 それからベストを着せましょうか?」

あぐりっこ「はい!」

リーダー
「じゃあ捕まえるお手伝いを
森アナがやりますんで…」

森アナ
「なんでそういう危ないの私なんですか!」


2018年12月22日(土) |  森ちゃん大健闘!仔牛とお散歩だ!

ということで、まずはロープを使って、
子牛を捕まえることに…

森アナ「かわいい~」

あぐりっこ「頑張って~」

迫田さん
「じゃあこの子にしますか。
 捕まえますんで。はいどうぞ!」

ささっと近づいて縄で縛ろうとしますが

ドンッ

どつかれて転ぶ森アナ。

迫田さん
「こうして…こうして…」

迫田さんが仔牛を縛っていきます。

迫田さん「はい!できました」

リーダー
「ほとんど迫田さんがやりましたね」

森アナ
「連れて行っていいんですか?」

迫田さん「どうぞどうぞ」

リーダー「えっ!牛ひけるの??」

すると…

ドンッ

やっぱり、どつかれて転ぶ森アナ。

あぐりっこ「森さーん。頑張って!!」

森アナだけではどうにもならず
あぐりっこも入って
何とかベストを着させることができました。

ここで普段はしていないことなのですが
今回は特別に迫田さんからある提案が…。

迫田さん
「天気もいいのでお散歩してみますか?」

あぐりっこ「ええええ~っ!したい!」

早速、外に出ていくとー

森アナ「すごいすごい」

スズ「大丈夫?行こっ!」

スズ「かわいい~♪」

思いっきり引っ張られます。
親牛舎に近づくと

スズ
「お母さ~んじゃないよ~(笑)」

リーダー「のどかでいいねえ」

スズ「楽しいね。楽しいね」

ずんずん歩いていくあぐりっこと仔牛。

迫田さん
「どこまで行くの~!」

子牛のお世話をたっぷり手伝わせてもらった一行。
続いて、大きくなった牛の牛舎におじゃまします。


2018年12月22日(土) |  命をいただくということ

リーダー
「うわ~立派になった!」

この牛舎では、生後7か月~30か月までの牛を
飼育しています。
ずいぶん大きくなりましたが、
特別な何かを食べているんでしょうか?

迫田さん
「食べるものは稲ワラ配合飼料。
 基本的にはこの2つだけなんですよ。プラス水!
 それだけでこの子たちは生きているんですね」

迫田さん
「それをいかにエサを食べさせるか?
 健康に太ってくれるか?
 食べては寝て、食べては寝て…
 ということが仕事ですね。この子たちの」 

リーダー「どこ産のワラですか?」

迫田さん
「大空町のもち米の稲ワラなんです」

リーダー
「近郊のワラですね。
 いいね地域のものを食べて育って!」

森アナ「水もワラも地元のものですからね」

牛の健康状態に、徹底して気を使いながら、
良いエサと良い水を与え
2年近くかけて太らせます。

その出荷間近のおよそ2歳半の牛を
見せて頂きました。

森アナ「え~すごい」

あぐりっこ「うわ~太っちゃった!」

迫田さん「何キロぐらいあると思う?」

ミクル「200キロぐらい?」

迫田さん「200キロ?」

迫田さん
「実際にはですね800キロくらいある!」

あぐりっこ「ええええええ」

スズ「うっそー」

リーダー
「この子たちは出荷を待つ状況なんですね」

迫田さん「そうです」

リーダー「出荷を待つ状況なんですね」

迫田さん
「そうです。年内には出荷されますので
 今年中にはいなくなりますね…」

リーダー
「出荷するってどういうことかわかる?」

ミクル「人が食べる…」

スズ「お肉にする…」

リーダー「そうだよね」

リーダー
「あんなに可愛かった仔牛が
 2年半でここまで大きくなって
 それでお肉になる。つまりは
 我々がおいしくいただくために飼育されて
 大きく大きく育てられている」

ミクル「ちょっと悲しいけど…」

スズ「おいしいからね…」

リーダー「スズはどう?」

スズ「かわいそうだけどね…」

リーダー
「いつも参加してくれるあぐりっこに
 言っていることがあって
 私たちは命をいただいている。
 牛だけじゃなくて鶏や豚や羊、魚。
 野菜だって全部、命なんだよね。
 私たちは命を食べて生きているんだから
 しっかりと感謝をして食べようね」
迫田さん
「この子たちは肉牛で
 肉になるために生まれてきた牛なので…」
迫田さん
かわいそう…と思って
 食べられたくないと思う。

 分からないですけどね、牛の気持ち」
迫田さん
「でも消費者の皆さんに
 おいしいと言ってもらえるのが
 多分一番嬉しいと思うんです」

迫田さん
「そのために生まれてきた牛たちなので
 2年半という長いようで短い期間を
 精一杯生きている牛ですので…」

リーダー
「すごく大切に育ててくださった牛なので
 美味しく食べて頂きたいという
 生産者さんの思いだと思います。
 そして愛ですよね!
 やっぱり人なんですよね。
 人の心が育ててるんだなってことが分かりました」


2018年12月22日(土) |  つべつ和牛を美味しくいただきます

森アナ
「私たちの前につべつ和牛が用意されております」

リーダー「これはダメでしょう!」

ミクル「すごい」

スズ「すごいきれい!おいしそう」

リーダー
「小学生でこういうの食べていいと思う?」

スズ「…思う!」

リーダー「じゃあ、いっか!」

森アナ
「このサーロインステーキを
 JAつべつの中川さんに焼いて頂きます」

JAつべつ 中川寿幸さん
「素人ですが宜しくお願いします」

リーダー
「なんで素人なんですか!プロ呼んできて」

中川さん
「つべつ和牛は素人が焼いてもおいしい」

中川さん「では焼かせていただきます」

ジュー

あぐり一行「うわ~おいしそう」

ジュー

じーっとみつめるリーダー。

リーダー
「いや~色々あったなあ今年も。
 いろいろ…悪かったな 」

森アナ
「私もですよ。至らない点が多くて…
 リーダーに助けてもらってばかりでした…」

リーダー
「なんぼだ。お肉食べて忘れよう!
 そして来年に繋げよう」

※何かの寸劇のようです(笑)

さあ焼けました!

スズ「うわ~いい色!」

思わず人にやさしくなってしまうほどの、
このビジュアル!
食べる前から幸せ成分がほとばしっています!

リーダー
「仔牛から出荷前の牛まで見せて頂きました。
 大切なことは何だったかな?」

あぐりっこ
「命を大切においしくいただきます!」

リーダー
「そうだ!ではいただきま~す」

ミクル
「すっごいトロトロで
 すっごいおいしい」

リーダー「とろけるかあ」

スズ「ううううううう~ん」

視線が固まるスズ。

リーダー
「どこ見てるんだ。あの子」

スズ
おいしい~
 すっごいおいしい~!!」

リーダー
「泣くの?感動してるの?」

ポロリとを流しちゃうスズ。

リーダー「なんで泣いてるんだ」

スズ「おいしい…」

全国最優秀の実績は伊達じゃない!
その美味しさに感動しまくりのあぐりメンバー。

このつべつ和牛、出荷先は道内2割、道外8割。
その多くは東京に出回っています。

こちらは、東京にある
すき焼き割烹店 日山(ひやま)。
あのミシュランにも掲載されている名店。
精肉店としても古くから営業しています。
そんな日山が、月に一度、
つべつ和牛を提供・販売。
その日は、大いに賑わうそうで…

日山アトレ亀戸店 山口 裕之店長
「つべつ和牛のファンがいらっしゃるので
 目指してくるという方もいらっしゃる。
 毎月つべつ和牛を扱っているんですけど
 また買いに来たいという声もあります」

誉れ高い老舗、日山が認める、
つべつ和牛の魅力とは?

山口店長
「きめ細かい肉質と霜降りの入り方が素晴らしい!
 さっぱりした脂が特徴だと思います」

そんな日山の割り下を使って、
今度はすき焼きで味わいます!

リーダー
「うわ~~うわ~アッハッハッハ。
 いただきます!
うわ~幸せだあああ」
リーダー
「肩の部分ですからね。
 しっかりと筋肉質・繊維があって
 また脂はトロンととろけてだ…
 卵の黄身にまとわれて
 とっても美味しいものが口に運ばれる!
 おいしいです!」

リーダー
「すごいお肉がこの町から出ましたね」

中川さん
「我々の念願でもありました
 これだけの和牛が作れたっていうのを
 本当に誇りを持っております」

リーダー
「これが昨年度の日本の和牛の中で
 トップだったんだっていうのが頷けます!」

中川さん「ありがとうございます」

リーダー
「日々の中でこういうものが食べられるように
 しっかり仕事頑張りましょう!」

森アナ「そうですね!」

みなさんありがとうございました!

森アナ
「あぐり王国北海道NEXTは
 今回が年内最後の放送となります。
 次回は1週お休みしまして
 来年1月5日の放送となります」

リーダー
「今年もたくさんの北海道の生産現場を
 見させていただいて
 特に今年はあぐり王国10年!
 そして500回という節目の年でした。
 長寿番組として皆さんに愛され続けています。
 ありがとうございます。
 来年からまた気持ちを新たに
 初心を忘れずに
 また大いなるステップに向かって
 頑張っていきましょう!
 来年もまた宜しくお願いします!
 それではみなさん!よいお年を!」

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12月15日のクイズ
「今回、十勝に行ったのは、
 なんて学校の学生だったかな?」
 
正解は「北海道大学」でした。




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