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2018年04月21日(土) | ♯472 野菜パティシエ×羊蹄山麓の越冬ニンジン編
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2018年04月21日(土) |  ♯472 野菜パティシエ×羊蹄山麓の越冬ニンジン編

北海道にも、まもなく桜前線が上陸!
春の到来まであとわずかです。
そんな春の畑から、いち早く収穫されるのが…
越冬野菜。
和寒町のキャベツ、美瑛町のジャガイモ、
洞爺湖町の長イモ、幕別町の長ネギなど…
厳しい冬を越すために蓄えた養分が、
春ならではの甘みに変わる越冬野菜。
そして、羊蹄山の麓にも、
収穫を待ちわびる野菜が…

今回のあぐり王国ネクストは…、
一風変わったスイーツをつくる
パティシエをゲストに迎え、
ある越冬野菜の産地へ!!

豪雪地帯の雪の下で育つ!
甘みとみずみずしさを備えた、
その野菜とは!?

森結有花アナウンサー
「羊蹄山の南側に位置する真狩村にやってきました」

森崎リーダー「4月だよ?」

森「羊蹄山も見えないし真っ白です」

森崎リーダー「この中での農業ですね」

森「今日はゲスト企画です」

リーダー
「真狩村でゲストと言えば
 すごい大御所じゃないですか?
 あの最近は歌よりも髪型で有名な…」

様々なゲストが、北海道農業と食に触れる
「ゲスト企画」。今回お越しいただいたのは?

森「こちらへどうぞ!」

森崎リーダー
「コック帽かぶってるから髪型わからない!」


「髪型忘れて下さい!
 東京の野菜スイーツ専門店
 パティスリー・ポタジエの柿沢さんです
                           
1-5
野菜が主役のスイーツをつくる
パティシエ柿沢安耶(アヤ)さん。

野菜が主役のスイーツをつくる
パティシエ柿沢安耶(アヤ)さん。

東京に店舗を構えて13年目になる
洋菓子店「パティスリー・ポタジエ」で、
ミニトマトのショートケーキや、
ゴボウのショコラなど、
「ベジスイーツ」と呼ばれるジャンルを確立。

おいしくて、健康的に食べられるスイーツとして、
女性を中心に確かな支持を得ているんです!

柿沢さん
「甘さも油分もあるんですけど
 野菜と一緒に摂ることで
 消化の仕方が変わってくるので、
 それにプラスして野菜の栄養も摂れるのが
 大きな魅力だと思うんです。
 食べていただいた方が軽やかな気持ちで
 ケーキを食べられて、 
 体の負担になりにくいっていうのは
 実感していますね」
 
気兼ねなく食べられるスイーツを目指す柿沢さん。
早速、お店でも提供している、
野菜の焼き菓子を食べてみると…?

リーダー
枝豆!これ枝豆だ!
 甘い風合いと青々しいお豆の生きた食感が
 素晴らしいですね」

森「でもスイーツなんですか?」

リーダー
「間違いなくスイーツです。
 お紅茶飲みたいです!」

さらにトマトを煮詰めたジャムが入った、
マドレーヌも…。

リーダー
すごい!甘いよ~
 トマトの味がすごい濃縮されている!」

柿沢さん
「野菜の味がしすぎても
 スイーツっぽく、なくなってしまうので…」

柿沢さん
「あま味のある野菜を使いたいので
 それが野菜スイーツ自体の美味しさに繋がるので
 全国各地探しています!」

リーダー
「北海道の野菜を使われたりありますか?」

柿沢さん
「お店でも使っています。
カボチャは絶対北海道です!
 ジャガイモも玉ねぎも
 北海道のものを使っていますね」

リーダー「ありがとうございます」


「この時期に収穫できる野菜って
 想像できますか?」

柿沢さん
「色々車で来ましたけど何もない…」

お店でも道産野菜を使う機会は多いものの、
まだ雪が残る春先の野菜は
想像がつかない様子です。


2018年04月21日(土) |  色鮮やかなニンジン登場!

パティシエ姿から農作業スタイルに着替え、
いよいよ、その野菜が眠る畑へ…。

リーダー「雪がよけられてる」

森「土が見えてますよ」

森「生産者の田村さんです」

リーダー「よろしくお願いします」

田村さん
「どうもリーダー!お久しぶりです」

リーダー「お久しぶりです!」

田村さん「10年ぶりぐらいです」

リーダー
「10年ぶりですか!
 いや~懐かしいな田村さん!」

森「本当に覚えてますか?」

リーダー
「はい。真狩の田村さんだよっ」

実は、10年前にも番組に出演いただいた、
田村豊和さん。
当時は、真狩村の特産品「ユリ根」について、
詳しく教えてもらったんです!

森「ユリ根の収穫ですか?」

田村さん
「ユリ根は10~11月に収穫するので
 今の時期ではありません」

リーダー
「ユリ根じゃない!
 細川たかしさんでもない…」


「細川たかしさんは収穫できないですよ!」

果たして、真狩村で生産される越冬野菜とは…。
柿沢さんにスコップで掘り起こしてもらうと…
柿沢さん
「キャー出てきたっ!
 ニンジンですね~」

柿沢さん
「よだれが出ちゃった…」

リーダー
「野菜を見ると、すぐよだれが…
 あなた…馬??(笑)」

思わずヨダレが出るほど、
鮮やかなオレンジ色の、
「雪下(ゆきした)にんじん」。
真狩村では、秋に収穫するニンジンと
春に収穫する「雪下にんじん」の2種類を
生産しているんです。

柿沢さん
「美味しそうですね。美しいです!」


2018年04月21日(土) |  雪下ニンジンとは?

田村さんにニンジンの栽培について伺うと-

田村さん
「秋ニンジンは8月~11月まで収穫しますが
 雪下にんじんは種を植える時期を遅らせて
 11月頃には収穫できるサイズになってますが
 そこで収穫せずに雪の下で眠らせて
 3~4月に収穫しています」

柿沢さん
「なんで12月に雪をかけるんですか?」

田村さん「雪は自然に…」

リーダー
「かけるっているか…雪は降ってくる…
 お布団じゃないんですから」

柿沢さん「そうか(笑)」

雪下にんじんは、3月下旬からの収穫に合わせ、
畑の雪を除雪するところから始まりますが
これは雪が降る北海道なら、
どこでもできるわけではありません。
真狩村に積もる大量の雪
断熱材の役割を果たし、
土や野菜が凍らずに、そのまま生育を続けるという
豪雪地帯ならではの生産方法なんです。
さらに…?

柿沢さん「雪のおかげで美味しくなるんですか?」

田村さん
「美味しくなるんです!
 寒さに耐えようとして糖度が増すんです!」

田村さん
「また雪解け水も含んでいるので
 水分が多く、あま味がある
 とても美味しいニンジンになっています」

田村さん
「スコップだけでは大変なので
 一部トラクターを使って収穫します」

柿沢さん&リーダー
「おおおお~

森「ははは!息ぴったりですね」

2018年04月21日(土) |  手間暇かけて掘り起こす!

いよいよ収穫作業を見せていただきます!

リーダー「後ろが…」

柿沢さん「すごい!いっぱいある」

リーダー
「畑をカットするように…
 通り過ぎた後は
 人参がポコポコポコポコ!」

リーダー
「掘りやすくなってるよ!
 大収穫だああああ!
 大漁だあああ~!!」

みんな大興奮です。

土から掘り起こした後は、人の手で抜き取り、
包丁で1本ずつ葉を切っていきます。
ちなみに、秋に収穫されるニンジンの場合、
葉ごと抜き取り、機械がカットしてくれます。
越冬し、葉が萎れている雪下にんじんは、
機械収穫ができず
大変な労力が必要なんです。

柿沢さんも手で抜き取ると-

柿沢さん
「でか~い!ちょっとした大根ですね」

葉っぱを切ってみると-
リーダー「上手っ!」

森「パティシエですからね…」

リーダー
「真狩のニンジン農家さん全てやってる?」

田村さん
「そうです。雪下ニンジンの場合はやってます」

柿沢さん「切る作業が手間がかかりますね」

柿沢さん
「畑はやっぱり楽しいですね!
 野菜スイーツの原点な感じしますね」

森「手が止まらない!」

もともと秋に収穫し忘れたニンジンが冬を越し、
春に掘り起こしてみると、
甘みが増していたことから、
30年以上前から生産が始まったという
「雪下にんじん」。
今では、春の貴重な道産ニンジンとして、
真狩村を代表する作物になったんです。

2018年04月21日(土) |  感動の甘さ!パティシエもビックリ♪

柿沢さん
「色がきれいですね」

リーダー
「めっちゃきれいだよ。
 オレンジってこうだよね!」

さて一口食べてみると-

ポリッ

リーダー「いい音です~」

森「いい顔ですねえ」

柿沢さん
あま~い!みずみずしい!」

田村さん「果物のカキに似ている」

柿沢さん「カキかあ」

リーダー「えぐみもないし…」

柿沢さん「こういう品種なんですか?」

田村さん
「越冬することによって
 えぐみとかなくなるんですよね」

田村さん
「真狩の子供たちは給食で
 この雪下ニンジンからスタートするので…」

リーダー「そうか4月に食べるニンジンだから」

田村さん
「ニンジン嫌いの子は少ないです!」

森「贅沢だあ~」

さらに、ジューサーでつくった、
雪下にんじん100%のジュースも!

森「これ天然の色ですか?」

田村さん「100%雪下にんじんです」

柿沢さん「色がより濃くなった!」

一口飲んでみると…

柿沢さん
甘い!なんですかコレ!
 南国のフルーツのような…
 マンゴーとか…果物の濃い甘さ!」

雪下にんじんの収穫を終えた一行は
続いて、隣の京極町にある、
ニンジンの選別場
「JAようていニンジン集出荷選別施設」へ-

リーダー「広いのね…」

JAようてい京極支所 山内良太さん
「よろしくお願いします!」

リーダー「すごい広い施設なんですけど…」

山内さん
全長200mあります!
 効率化を図るために
 ラインを真っすぐ流すというため!」

森「どれくらいのニンジンが集まる?」

山内さん
「雪下ニンジンにつきましては約2千トン! 」

柿沢さん「ちょっと…何本?(笑)」

山内さん「わからないです(笑)」

ちなみに、2千トンはおよそ1000万本!

さらに、一般的な秋ニンジンになると、
真狩村を含む、JAようていエリアで
およそ2万トン!
1億本ものニンジンが集められるんです!


2018年04月21日(土) |  日本一の選果場はスピード勝負!

2016年に完成したばかりの、こちらの施設。
パティシエの柿沢さんも、選別場初体験です!

「すごい!ニンジンが魚みたい」

山内さん
「まずプールに入れて
 ニンジンの土を落とします」

リーダー
「すると…上がってる!
 ニンジンが遡上しました!」
巨大プールで土を落とした後、
さらに5段階に分けて水洗いするのですが、
この洗浄水には、JAようていだからこそできる、
ある秘密が…

山内さん
羊蹄山の伏流水を使用しております」

リーダー
「すご~い!高額なお金を出して買う訳でなく
 町にあるものですもんね!」

ミネラル豊富な羊蹄山の湧き水で洗ったニンジン。
次は、手作業でいびつな形の規格外品を
取り除きます。
品質には問題ないので、
カット野菜やジュースなどの加工会社へ渡り、
無駄なく活用されているんです。そして…?


「ニンジンが1本ずつ
 線になって流れていってますね」

リーダー「なんかでも…」

柿沢さん「途中で落ちてる??」

山内さん
「この後ろの機械で
 流れくてくるニンジンを1本1本
 カメラで撮影して、大きさ・品質(7種類)の
 規格に選別してます」

柿沢さん「ええええ~」

リーダー
「このスピードで瞬時に判断してる!」

柿沢さん「ハイテク!」

高品質を維持するために、
人の目と最新鋭の機械によって、
厳しく選別される雪下にんじん。

札幌の市場を中心に、関東へも出荷され、
JAようていエリアのAコープや、
札幌市内の一部スーパーで、
春の道産ニンジンとして販売されているんです。


「ここ選別場に運ばれてから
 出荷される状態になるまでにどれくらい?」

山内さん「約10分ほどで!」

みんなあまりの早さに笑ってしまいます。

柿沢さん「早い!!」

リーダー
「さすが最新鋭の選果場ですね」

山内さん
「ありがとうございます!
日本一の選果場です!」

山内さん!ばっちりカメラ目線で決まったぜ!


2018年04月21日(土) |  ニンジンスイーツに感動!


「では雪下ニンジンを使ったスイーツを
 柿沢さんに作っていただきます」

リーダー「いでたちが可愛らしい」

低カロリーで気兼ねなく食べられる、
野菜スイーツを提唱する
パティシエ・柿沢安耶さんによる、
雪下にんじんを使ったスイーツとは?

柿沢さん「ガトー雪下にんじん!」

リーダー&森
「ガトー雪下にんじん??」

雪下ニンジンを使う、チョコレートケーキ。
材料は、スポンジ・トッピング・クリームの
3つに分かれます。

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180421&selectmonthforcal=201804

果たして、
どんな野菜スイーツに仕上がったのか!?

リーダー「ナニコレ?」

柿沢さん「いきますよっ!ザンっ!」

リーダー&森「うわ~~」

「山になってる!」

柿沢さん「羊蹄山をイメージしました」

リーダー
「今日羊蹄山見えなかったけど、
 3つも羊蹄山が見えました」

そうなんです!
今回つくっていただいた雪下にんじんスイーツは、
3品すべて「羊蹄山」をイメージしているんです!

※作り方は全てレシピコーナーに掲載されてます。
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180421&selectmonthforcal=201804

ではガトー雪下にんじんをいただきます♪

田村さん
うん!おいしいです!
 後からジュースで飲んだような
 あま味が出てくる!」

リーダー
「チョコとニンジンの味が見事に融合!
 プロってすげーなー」

すりおろした雪下ニンジンが入った
ニンジン山ドレーヌのお味は?


おいしい!
 食べていくうちにニンジンを感じる!
 上品な焼き菓子!」

山内さん
「おいしいですね!
 ニンジンの風味がグッとくる!
羊蹄山を感じます!」

雪下にんじんゼリー!

リーダー
すげー超うまい!!
 ニンジンとみかんが
 お互いに良いところを引き上げてる!」

リーダー
「あっ!オレとお前みたいな感じ!」

リーダー
「雪下ニンジンとの出会いはどうでしたか?」

柿沢さん
感動しましたね…
 雪がたくさんある中から掘らせて頂いて
 食べたニンジンの味に感動しましたし…
 素早いスピードで洗っていって
 全国にお届けするという… 
 その感動を形にしたいなって思いました。
 私はケーキを作ることしかできませんので 
 そんな形で貢献できたらいいなと思いました」

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4月14日のクイズ
「酪農体験を通して食と命の大切さを学ぶ
 取組の名前は何だったかな?」

正解は「酪農教育ファーム」でした。




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