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2013年07月27日(土) | ♯253 十勝の畑作が支える日本の食・更別編
2013年07月27日(土) | 圧巻!トラクターのパレード♪
2013年07月27日(土) | 迫力のBAMBAスタート!
>>

2013年07月27日(土) |  ♯253 十勝の畑作が支える日本の食・更別編

日本の食料自給率39%。
それに対して北海道は173%!
日本の食料基地とも言われる我らが北海道。
中でも1000%を超える
驚異的な食料自給率を誇っているのが…
十勝エリア!

番組では日本の食を支える
十勝の農業をシリーズで学ぶため、
今年4月、幕別町を訪れました。

畑作に大切な農業技術である
『輪作』とその重要性。
さらには十勝の代表的な輪作作物、
「馬鈴薯」の種芋切りを学んだ一行。

シリーズ第2弾となる今回は…

食料自給率6000%以上!
農家1戸当たりの農地面積、
札幌ドーム8個分!
十勝エリアトップクラスのある村にお邪魔して
現代農業の進化の形を体感します!!

森崎
「さあやってきました!十勝です!
 うわ~これ~ハハハハ

あまりに広大な畑に興奮気味のリーダー!

河野「すごいですよね」

佐々木
「今回は更別村にやって来ました」

河野
「この朝もやの中の畑がまたキレイ!」

佐々木
「更別村は農家1戸あたりの農地面積が
 札幌ドーム8個分!」

森崎
「十勝どこもでっかいですよ。
 更別村はその中でも大きい方だね」

佐々木
「では十勝畑作第2弾ということで
 いつものあぐりっこを呼んでみましょう」

あぐりっこは全員小学6年生!
幕別町から参加の久保穂ノ花(ホノカ)ちゃん
音更町から参加の加藤あまねちゃん。
そして札幌から参加の白石拓也君と、
大澤結唄君の以上の4名です。

森崎
「前回は“輪作”を学んだね。
 この十勝地方、特に幕別では
 何種類の野菜でまわしていた?」

タクヤ
小麦ビート豆類馬鈴薯

森崎「すごいなっ!」

佐々木「覚えてますねえ」

森崎
「僕たちの目の前に広がっているこの作物。
 畑作4品のうちのひとつ!せ~のっ!」

あぐりっこ「ビート!」

森崎「そうですビートです」

佐々木
「更別村には全国トップクラスを誇るものが
 あるんですが、それは…
 一農家さんが持っている
  トラクターの台数!
 トラクターの平均所有台数は…
 4台以上なんです」

森崎「一家庭で?トラクター!」

大規模農業が展開される「更別村」は、
農家1戸当たりの耕地面積が
およそ45ヘクタール。

北海道の平均農地面積の
およそ2倍もあります。
広大な畑で農作業を行う為にも、
トラクターは必要不可欠なんです。

佐々木
「それだけ大規模に農業をやっている場所。
 ということで十勝のトラクターが
 一堂に会する
『国際トラクターBAMBA』という
 大会にお邪魔したいと思います」

森崎
「国際…トラクタ…ばんば
 トラクターでばん馬するの?」

佐々木「ハイ!」

ということで早速会場へ―


2013年07月27日(土) |  圧巻!トラクターのパレード♪

森崎
「賑わってますなあ~こんにちは!
 みなさん“あぐり王国を
 見に来た人たちですか?”」

佐々木
「いえいえ…トラクターBAMBAの会場です」

河野「すごい人ですね」

森崎「露店とかもあるしフェスティバルだ」

2003年に開催がスタートした
「国際トラクターBAMBA」。
1万5千人を超える来場者が
道内各地から訪れるという、
更別村のビッグイベントなんです。

森崎
「あっ早速トラクターがならんでる。
 チョ~かっこいい!」

あぐりっこ
「でかい!」「かっこいい~♪」
 
「国際トラクターBAMBA」の
実行委員長であり畑作農家でもある
木山卓也さんにイベントについて、
色々と教えて頂きましょう!

森崎「そもそもどういうお祭りなの?」

木山さん
「今回で11回目のイベントなんですが…
 馬のばん馬ありますよね。
 あれを馬じゃなくて
 トラクターでソリを引っ張る競技ですが
 全国探しても他には無いイベント!」

森崎「なんで思いついたの?」

木山さん
更別村といえばトラクター!
 トラクターで何かできないか…と。
 したら後ろに何か引っ張って走れば
 協議になるのでは?と思って!」

森崎「誰考えたんですか?」

木山さん無言で自分を指さして…

森崎「やりましたねえ~」

木山さん
「まずトラクターが並んで走ってくるパレード、
 ロードパレードです!」

森崎
「沿道の皆さんず~っと待ってるんでしょ!」
 …何か入ってきたぞ~~

河野「なんか見えてきた…」

すると遠く視線の先に巨大なロボットのような
トラクターが現れました!

森崎「かっこいい~~!」

ユウタ「でかい!長い」
河野「何これ!
こんな景色みたこと無い!
木山さん
「メッチャ感動するんですよ。
 何回見てもたまらない!」

イベントに参加するトラクターを
大勢のギャラリーの前で
披露するロードパレード。

いつもは農作業で活躍している
大型のトラクターが
次々に入場する様はまさに圧巻です!

河野
「けどこんなに農家さんが集まることって
 あるんですか?」

木山さん「ないですね~」

河野
「このお祭りのために集まるんですか?」

木山さん「そうです!」

森崎「すごいなあ」


2013年07月27日(土) |  迫力のBAMBAスタート!
森崎
「こんなふうに注目されることが
 本来ないんです!トラクターは!
 もちろん我々の番組では
 収穫時期とか田おこしで
 トラクターを見ることはありますが
 これはトラクターにとっても
 晴れ舞台ですよね!」

電飾をつけたり
面白い音を出したり…
それぞれ個性あるトラクターが続々と
登場していきますが-

河野「なんか…すごいの来ましたよ!」

佐々木「うわあああ~」

森崎「ランボルギーニだあ~」

河野
「ええ~トラクターにランボルギーニ
 あるんですかあ」

木山さん「はい!ありますね」

森崎「スーパーカーじゃん!」

※ランボルギーニとは
 イタリアの自動車メーカー。

河野「これでいくらするの?」

木山さん「2200万円くらい!」

森崎
「タクヤ、ランボルギーニだぞ。
 知ってるよな?」

タクヤ「はい!もちろん」

タクヤは鉄道・車が大大大好きなんです。

森崎「どうだ。目の前にいるぜ」

タクヤ「迫力があってスゴイ!」

さてロードパレードも大興奮のうちに終了。
いよいよレースがスタートです。

佐々木
「レース会場の目の前にやってきました。
 どういう形で走るんでしょうか?」

木山さん
「長さ150メートル、幅12メートル、
 スラロームになっています。
 トラクターが重りを引きながら
 スラロームしてゴールする競技です」

競技は1レース3台のトラクターによる
トーナメント形式で行われます。
レースはトラクターの馬力別で
3つのグループに分けられ、
馬力の低いグループで1.5トン、
高いクラスでは3トンという、
コンクリート製の重りを引いて
その速さを競います。

さていよいよスタートです。

プワアア~~
スタート合図のラッパが鳴ります。

一気に走り出すトラクター。

畑では力仕事がメインのトラクター。
俊敏そうには見えませんが…

河野「速い!速い!」

森崎「うわうわっカッコイイ~

河野「結構狭いところを行くんだ」

佐々木「すごいコーナリング!」

森崎「すごい!すごい!」

プワアア~~
ゴールのラッパが鳴ります。

このレースは3台ほぼ同時にゴール!

河野「どうなのどうなの?」

佐々木「接戦でしたね!」

木山さん「こんなレースも珍しい!」

出場者たちによる見事な
ドライビングテクニックで
大迫力のレースが繰り広げられる
「国際トラクターBAMBA」。

観客からの大声援が会場に響いてました!

またレース会場のすぐそばには、
多くの子ども達で賑わいをみせる
トラクターの試乗コーナーがあります。
アマネとユウタも体験させてもらい
大満足の様子。

あまね「かっこよかった!」

ユウタ「高さがあって見晴らしがよかった!」

さてここでジャンケンに負けて
トラクターに乗れなかった
大の鉄道・車好きのタクヤから一言を!

タクヤ
「一言いうとしたなら…ええ~~
 乗れて…うらやましいな!

大爆笑のユウタ!

タクヤ、いつかきっと乗れるさあ~


2013年07月27日(土) |  馬耕体験♪ハプニングの予感が…

じゃ~ん、もんすけです!
近代農業に欠かすことのできないトラクター。
十勝におけるその歴史は、
今から50年以上前にさかのぼります。

昭和30年代以降から
トラクターの普及がはじまり、
農業の規模拡大が進められました。

食料自給率1000%を超える
十勝の大規模農業は
機械化と共に進んでいったんだね~

佐々木
「続いては馬耕(ばこう)体験です」

森崎「ばこう体験?」

木山さん
馬で畑を耕す農作業の事。
 それを体験してもらおうと思って」

森崎「それってつまり昔ながらの方法?」

木山さん
昔はこうやって畑を起こしていたんです

森崎
「昔はこれだったんだ。
 これで北海道は開拓されたんでしょ!」

木山さん「そうです」

佐々木
「今日は数少ない
 “馬耕オペレーター”の森浦政明さんに
 お越しいただきました」

森浦さんがオペレートするのは
優しい目をしたリッキー号。

森崎「実際にみてみましょう!」

森浦さん「わかりましたハイハイ! 」

森浦さんが「ハイハイ」と合図すると
リッキー号は前に進み出しました。

森崎「速い!こんなに速いの!」

リッキー号がけん引しているのは
『プラウ』という農耕具。
プラウの両脇にはハンドルがあり
これを握ってプラウの刃を操作します。

森浦さんがリッキーに指示をだし
力強く前進することで
刃が深く土に入り
固い土も耕すことが出来るのです。

リッキーと森浦さんが進んだ後には
ほっこり土が盛り上がっています。

森崎
「こうやって耕していたんだ。スゴイね。
 この広大な十勝平野を馬で…」

木山さん「切り開いてきたんです」

まさに人馬一体となった農法、
「馬耕」を見学したところで、
あぐり一同も体験させて頂くことに!

まず最初は河野くん。

河野「ハイハイ」

合図とともに引きずられる河野君。

スタートとともに危険な香りがプンプン…

河野「ちょっと待って!待って」

森崎「引っ張られてるだけだ~」

森浦さん
「オイオイオイ(止まれの合図)」

河野
「おいおいおいおい…
 これは危ない!これは危ない!
 腰もっていかれます!」

初体験の馬耕に悪戦苦闘しながらも、
少しずつコツをつかんで来た様子。
すると河野が無謀な挑戦に!

河野
「森浦さん、
 一人で行かせてもらえませんか?」

森浦さん「いいよ」
 
ということで河野君、一人で挑戦!

河野「ハイハ~イ!」

リッキー君、
河野くんの合図に素直に従い前進します。

河野
もう僕の言うこと聞くわ!森浦さんどう?」

森浦さん「いい感じだね」

張り切る河野君
河野「ハイハ~イ!ハイハ~イ!(余裕)

と褒められたのも、つかの間…

再び危険な香りが周囲に漂い始めました。


2013年07月27日(土) |  大規模農業を支える確かな進歩を見た!

河野「ハイハ~イ」

河野君の指示で前進するリッキー。

しかしその力強い歩みに
だんだんとバランスを崩し
始める河野君。

河野
ハイハ~イちょっとっとっと
 ハイハ~イ、あっあっ(少しずつ悲鳴に)

河野
イハアア~
 (だんだんと斜めになり
 それを見ている観客からも
 アアア~と悲鳴が)

 あたたたたっ (ハイ♪転倒)

不安的中!河野君転倒しました!

森浦さん「オイオイオイ(止める合図)」

畑に放置された河野君。

森崎
「河野君!植えられちゃったよ畑に!

河野「速い!速い!リッキー」

周りでみていたお客さんたちも大爆笑!
そんな笑い声の中からたくさんの
「よく頑張った~」の声援も頂きました!

このあと馬耕オペレーターの森浦さんに
しっかりサポートして頂きながら
あぐりっこも挑戦!
現代の農業では体験することのできない、
貴重な時間を過ごしました。

さて馬耕体験をしてクタクタのあぐり一行。
彼らが向かったのは…

佐々木
「トラクターBAMBAでは食べ物ブースも
 充実しています。各地を代表する
 お店も出ていて野菜や名産品もあるんです」

森崎「更別村のもの食べたい!」

佐々木
「こちら!地元産の“きたほなみ”を
 100%使用したうどん!」

更別村地域おこし協力隊
永井 有美さん
「のど越しがとても良いですよ!」

『さらべつ産生うどん』
更別産きたほなみ100%で作られた生うどん。
讃岐うどんの製法を再現できる製麺機を使用。

ではみんなでさらべつ産生うどんを
いただきましょう!

タクヤ「冷たくて美味しい!」
森崎「すごい食べやすい!」

永井さん
「ゆで立てでよく冷水でしめてます。 
 もともと“きたほなみ”は
 製麺適正に優れています。
 とにかくのど越しのいいものを!
 とこだわってます」

河野「暑い時にはたまりませんねえ~」

さてお腹も心も大満足したあぐり一行。
木山さんの小麦畑で今日一日を振り返ります。

ホノカ「すごく楽しく見られた!」

タクヤ
「一番印象に残ったのは馬耕体験で
 農具を支えるのが大変だったこと!」

森崎
「そういう時代があって
 そういう人がいたから
 今の僕たちがあるんだよ。
 いろんな事が進歩してってるけど
 日本の十勝の大規模農業
 支えるために
 進歩があるんだということが
 今日はよくわかったよね」

河野
「農家の方がこれだけ集まる場所は
 他にはないと思って…
 交流があって情報交換ができるのでは?」

木山さん
「そうですね!そこで輪が広がる」

森崎
「トラクター所有台数が
 全国トップクラスの更別村だからこそ
 できるイベント」

森崎
「明日からまたトラクターを使っての
 農作業が始まりますね。
 大きな収穫、消費者の我々も待ってます。
 今後どんな想いで農作業に従事していく
 ことになりますか?」

木山さん
「消費者の皆さんに安心して
 食べてもらえるような良い作物を作って
 これから頑張っていきたいです!」

河野
うずうずしないですか?
 まっすぐしか進めないことに?」

木山さん
そんなことはないですね(笑)
 (ただ曲がるとき)
 片ブレーキしたりして!(笑)」

スケールが大きい更別村は
そこに住む人たちの心もでっかかった!
さまざまな進歩も苦難の道からだけでなく
楽しむ気持ちからも生まれるのかも…
とっても充実した1日でした。

こんにちは 週刊あぐりNEWSの時間です。
今日はオープンから3周年を迎える
くるるの杜のイベントを2つ続けて紹介!

まずはオホーツクの食を満喫できる
お知らせから…

あす28日(日)に北広島市の
「ホクレン くるるの杜」で、
オホーツクフェアが開催されます。

これは網走や紋別などオホーツク海側に面した
地域の「食」をもっと知ってもらおう!
ということで開かれるイベントです。

会場には湧別町自慢の「ゆうべつ牛」や
新鮮で濃厚な生乳で作った「おこっぺアイス」、
滝上町産の小麦を使用した石窯ピザ等が出店し
オホーツクエリアの様々な食が楽しめます。

そのほか北海道産の砂糖を使った
ラムネ菓子作り体験や
大抽選会などもありますよ。

『オホーツクフェア』
日時:7月28日(日) 10時~16時
場所:ほくれん くるるの杜
   (北広島市大曲377-1)
------------------------------------
続いては来月8月2日から4日にかけて
行われる「杜の感謝祭」のお知らせです。

くるるの杜の中をぐるっと巡るクイズラリーや
小さなお子さまで楽しめるスタンプラリーなど、
イベントが盛りだくさん。
ステージでは○×クイズや
おいしい抽選会等が予定されています。
このほか会場の「農村レストラン」で
先日「あぐり王国」でも紹介した
JAふらの女性部が作ったアイデア料理を
楽しむ事ができますよ。


この夏は私も大好きなくるるの杜から
目が離せないですね!
以上、週刊あぐりニュースでした。

『杜の感謝祭』
8月2日(金)~4日(日)10時~17時


2013年07月27日(土) |  あぐり市民農園リポート♪
あぐりファミリー市民農園
野菜作りリポート!

札幌市西区の市民農園で
野菜作りを始めた2家族。
今回は苗植えから1か月が経過した、
樫見ファミリーの畑を覗いてみましょう!

樫見家はゴーヤ・枝豆・ミニトマトを栽培。

お父さん・浩一さん撮影
「ゴーヤが…2個なりました」

お母さん・志のぶさん
「やった~」

育(ハグム)「いえ~い!」

浩一さん
「なんかすごい、いっぱいなってる!」

育(ハグム)「アイラブトマト~♪」

浩一さん
「なんかひょうたんみたくなってるよ」

ゴーヤの成長に感動した、樫見ファミリー。
それから1週間、樫見畑にある変化が…
浩一さん
「(トマトが)黄色くなってる!」

トマトの苗木もこんなに高くなりました。
浩一さん
「すごいだいぶ高くなってる!
 ハグムより高いなあ」

ハグム「枝豆、紫色の花いっぱいついてる」

志のぶさん
「ってことはいっぱい実がなるってこと?」

この後ゴーヤのトンネルを撤去!
野菜はどれも順調に成長!
収穫祭まであと少しがんばろ~


2013年07月20日(土) |  ♯252 日本の食を支える 農家のお母さん編

今回のあぐり王国はあるお宅での
女子会の様子からスタート!

「ひじきの量も若干減らして
 作りたいなあと思ってるんだけど…」

「これ簡単だから!シャッシャと!」
「切るのは細かくうすく千切りにしたほうが
 美味しいかなあ~」

実はこちらにお集まりなのは
JAふらの女性部の皆さん。
今日は何やら料理について
打ち合わせをしているとのこと…
少し覗き見させて頂いてます。

「包丁で刻んで上からかけてもらうと
 おいしいかなって思う」
「忘れちゃってJAに電話して
 “あの時のレシピ送って”って言った!」
「ハハハハ(笑)」
「すぐ送りますよ!」「はははは(笑)」

さてここでみなさんに改めてご挨拶。

佐々木
「真剣に見ております!あぐり王国です」

森崎
農家のお母さんによる女子会
 興味ありすぎて!」

河野「目が離せないですよ」

森崎
「誰か旦那の悪口とか言い出さないかなあ~」

ある時は。またある時は
そして生産者の一面も!
いくつもの顔を持つ農家の女性たち。

今回のあぐり王国は
日本の食を支える生産者、
その家族を支えるお母さんのお仕事に
迫っていきます!

とここでJA女性部の皆さん、
いつの間にか話は「農家あるある」に…

●農家あるある①
「意外と子供同士でも玉ねぎの移植作業が
 よそは終わっているのに
 ウチはまだ終わってないの?とか
 意外と競い合ってる!

佐々木「これは農家さんならでは!」
河野
「農家さんが集まっている小学校では
 そういう話題になるんだね」

●農家あるある②
「野菜を送ってあげると喜ぶ! 
 やっぱし、うちの味だって!」
「あ~嬉しいねえ」
「スナップエンドウ送ったら娘の旦那が
 生のまま食べて“うまい!”って」

佐々木
「みなさんの仲の良さがわかりますね」

農家さんの裏話が少し聞けたところで
リーダーたち、突撃!

森崎
「いや皆様方そんなにね~
 お父さんに不満を抱いているのかと…」
ギャハハハ。何言ってんの!!」

さてここでみなさんに質問です。
農家以外のご家庭に生まれた方は?

「は~~い」

佐々木「8人中5人!」

もともと農家ではなく結婚を機に
農家さんに嫁がれた方が多くいました。

北海道外からいらしたのは2人。

佐藤真智子さん
松山千春がすごく好きで…
 それでたまたま…」

森崎
違うでしょ!
 旦那が好きで来たんでしょ!」

「出身がいろんなところだから」

森崎
「え~盛り上がってきたわ。
 じゃあカラオケ行こうよ!」

日々、家庭と農作業をこなす女性たちは
JA北海道女性協議会、
通称『JA女性部』
という組織を作り活動しています。

北海道のJA女性部は約15000人で
組織されていて、
見聞を深めるための研修活動、
地域の人たちを対象にした地産地消推進、
食育、地域貢献活動などを行っています。

実はこちらの岩永かずえさん、
北海道のJA女性部のトップ。
(JA北海道女性協議会会長さん!)

それでは今時期の農家のお母さんが
どんな生活を送っているのか、
いろいろと案内していただくことに!

さっそく颯爽と現れた岩永さんのお姿に
あぐり一行ビックリ!

黒のタイトパンツにエスニック柄の
長袖シャツ。日よけの帽子はポイントに…
とても農作業するように見えないくらい
オシャレな岩永さんです。

森崎「すごい格好ですね。いつも?」

岩永さん「いつもこうです」

森崎「テレビ用じゃなく?サングラスして?」


岩永さん「目がやっぱり(光から)保護ね」

河野「どこの女優さん 
かと思いましたよ」

岩永さん「あら、ありがとっ!」

森崎「素敵ですねえ」

と、ここであぐりっこと合流しますが…

森崎「あぐりっこ~」

あぐりっこ「は~~い!」

いつものあぐりっこの隣に女性が一人。

岩永さん「あらシズカちゃん!」

森崎「何?シズカちゃん?」

岩永さん「うちのお嫁さんよ!

今回のあぐりっこは
テーマにちなんで全員小5の女の子!

いつも元気な大谷彩莉(あやり)ちゃん
初登場の畠山寧夏(しずか)ちゃん、
将来の夢はパティシエ江口紗英(さえ)ちゃん、
しっかり者の大坂谷香百(こはく)ちゃん!

それにお嫁さんの岩永静香さんです。


2013年07月20日(土) |  女性は縁の下の力持ちだ!

静香さん「実は9月に出産予定です」
 
河野「あら~作業は手伝ってらっしゃる?」

静香さん
「家族は本当に気を遣ってくれて
 無理しないで!休んでって言ってくれるので
 本当に甘えて今年はゆっくり… 
 できる事があれば体を動かしています」

河野
「無理のない範囲でお手伝いされてるんだ」

さてここであぐりっこに
農家のお母さんのイメージを聞いてみました

サエ
お父さんと一緒に農作業を
 手伝っている
イメージ」

佐々木「楽しそう?大変そう?」

サエ「大変そう…」

佐々木「どうして大変なのかな?」

サエ「力仕事だから!」

佐々木「力仕事ってイメージあるかも~」

岩永さん
すっごく楽しいんだよ農業って!
 時間配分をしっかりすれば
 思ったことをできるよ。
 趣味とか旅行に行ったりとか!

 それに自分で種を植えて成長をみて…
 そしてそれを口にできるということは
 とっても楽しいこと!

コハク
「なんか農業の脇役みたいなイメージ」

森崎
「メインはお父さんってイメージかな。
 女性は農業の中でどのような
 役割を担っているんでしょうか?」

岩永さん
「色んなお仕事はしなきゃいけないけど
 まずは夫とか息子たちの健康管理が一番!
 それと仕事がしやすように
 家庭では“怒らせない”とかさ、
 明るい雰囲気作りとか!」

森崎
「土に種をまいたりする人が
 作業をやりやすいようにする
 縁の下の力持ち!的な
 お父さんたちも助かりますよね~」

縁の下の力持ちは
農作業でも発揮されているということで、
実際のお仕事を見せてもらおう!

やって来たのは倉庫の中。
リーダーがビックサイズボトルに入った
何かを見つけましたよ~

森崎「なんですか?これなんですか?」

森崎
「小さいツブツブがいっぱい入ってて
 それがこんだけいっぱいありますよ。
 これは何ですか?」

岩永さん「ニンジンの種!」

この小さな入れ物に入っている種。

出来るだけ効率的に種まきをするには
一度に大量の種を入れたいところ。

そこで一気に入れられるように
事前に大きな容器に移し替えるのです。

手のひらに収まるくらいの種のケース。
その空のケースが山のようにあります。

河野
この袋2袋ですよ!これ全部やで!」

ボトルの中に入っているニンジンの種は
なんと10万粒!

(小さなケースには1万粒。
 大きなボトルに入れ替えるのに10個は必要!
 それを何十ボトルもやるんです…)

岩永さん
「こういうことを女性がしてるから
 男性も安心して、
 まき付け(種まき)に専念できる!」

さらに女性ならではの気配りの利いた
作業を目にすることに…!


2013年07月20日(土) |  やり遂げた達成感がイイ♪

倉庫の奥には大きな袋が-

森崎「袋の中に袋が入ってる!」

静香さん
「もともとは肥料が入ってたんですけど
 その空袋を私たちが片づける…
 という作業をしたりしてます」

河野「こういうの男性は苦手ですからね」

岩永さん
「うちのお父さんは絶対せんわ!」

森崎
「一般的に男性より女性の方が几帳面だし
 収納上手ですよね」

河野「すごい倉庫がきれいですもん

佐々木
「ここに帰ってきた旦那さんやお父さんは
 気持ちがいいと思いますよ」

農作業が円滑に進むように
しっかりサポートしているお母さんたち。
では畑ではどんな仕事をしているのか?
岩永さんの畑に向かいました…しかし!

森崎
「見えるところ全部、岩永さん?
 ちょっと~!!」

あまりのスケールにあぐり一行ビックリ!

岩永さん
「作っているのが65ヘクタール!
 (札幌ドームおよそ11個分)
 向こうの木までウチの畑だから」

そんなビックな畑ですが
足元には小さな命が芽吹いてました。

森崎「みんな見て見て~」

アヤリ「ちっちゃい!」

森崎「この葉っぱの形、わかる?」

アヤリ「ニンジンの上についてる葉っぱ!」
 
森崎「そうそうそう!」

眼前に広がるのはニンジン畑です。

森崎
「ただね…見渡すと、あの辺!
 もしゃもしゃ出てる所がある…」

岩永さん「ハハハそうなのさ!野良イモ

森崎「野良イモっていうの?聞いた事ない!」

岩永さん
「去年ここイモ畑だったの。
 イモの残ってるのが出てくるの!」

森崎
「クラス替えしたのに
 “まだ俺はここだ”って言ってる子みたい」

河野「それは問題ですね」

森崎「人参さんのために取ってあげよう!」

岩永さん
「これが去年落ちたイモなの。
 これから生えてきたの!」

ではあぐりっこ野良イモ取りのお手伝い!

野良イモ取りは根が途中で切れないよう
手作業で行います。

森崎
「手ごわいよ。表面だけ抜こうとしても
 抜けないよ!」

スルッと抜けるのもあれば地中深くに
もぐり込んでいる野良イモも…

岩永さん「切れてもいいよ!」

大きく育った野良イモは2人がかりで
取り除きます。

アヤリ「イモついて…ない!」「あ~あ」

岩永さんのニンジン畑は札幌ドーム3個分。
さすがに岩永さんだけでは
到底できない広さなので
パートさんを雇い作業しています。

ニンジンの芽を抜いてしまわないように
作業に没頭。そうして自分達が作業してきた
畝を振り返ってみると…

「うわ~~~キレイ!」

森崎
「みんなで綺麗にした人参畑、一直線!」

河野「芸術ですね」

岩永さん
「お父さん達はこういう仕事は出来ないんです。
 機械作業に追われていて。
 なのでこういう野良イモ取りも
 私たちの大切な仕事なんです」

岩永さんは「指導農業士」という
資格を持っていて
新規就農者や若い農業者に経営や生活、
技術的なことまでアドバイスを行う
役割を担っているんです。

毎年、道内外さらに海外からの
農業研修生を受け入れている岩永さん。

農業を志す人達に
女性の視点でエールを送っています。


2013年07月20日(土) |  大地と共に生きて…感謝する心

今度は女子だけで、
農家のお嫁さんとして3年目の
静香さんにお話を聞いてみることにしました。

静香さんは旭川市出身。
3年前に岩永岳人さんとご結婚されて
農業に携われることになりました…

佐々木「実際に嫁いでみてどうですか?」

静香さん
「機械も畑もスケールが大きくて驚いたのと
 こういうふうに種をまいて
 芽が出て花が咲いて野菜が出来てるんだ!
 ということが、そういった事が日々新鮮!
 楽しいことのほうが上回っています

サエ
「農業をやり始めて今までと
 一番変わったことはなんですか?」

静香さん
作る喜びみたいな事を味わえている所が
 私は恵まれているなあとか
 変わったな~って。
 ここに来なかったら気づけなかった事が
 たくさんあるので、
 それが変わったところかな」

アヤリ
「ニンジンを育てていますけど
 どういう所が美味しいですか?」

静香さん
「まず愛情たっぷりこもっているところと
 ニンジンが育つ“土作り”
 お父さんも主人も力を入れています。
 うちのニンジンは本当に甘くて
 おいしいですよ」
 
自分の家で採れた作物への自信!
農家の女性として
欠かせないものなのかもしれません。

最後に岩永さんが一番のお気に入りの場所に
あぐり一行を連れて行ってくれました。

森崎「うわ~すごいねえ」

岩永さん
「ある料理の先生が来た時にご案内したら
 スイスだって言われました」

河野「南富良野にスイスがあった!」

綺麗な景色を見ながら
ニンジンジュースをいただきま~す!

実は本日のあぐりっこ4人とも
ちょっと人参が苦手なんですが…

アヤリ
「ニンジンの味はしなくて
 果物の味が強いから
 ニンジン入ってないみたいで
 けっこう飲める!

さて大人チームも飲んでみると…

森崎「なまら旨い!」

河野
「アヤリ!これニンジンの味!
 ニンジンの甘みだよ」

岩永さんご夫婦が北海道で
農業を初めて40年。
農業を続けることができた、その訳は?

岩永さん
「今年は諦めよう…という年もあったの。
 でも良かったの!その年が!
 乗り越えられたの。
 神様が見ててくれるんだろうなあって。
 だから私、いつも感謝しているの

岩永さん
大地に感謝!
 そういうのでずっと来たんですよね」

森崎
「大地に感謝ですね…」




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