森崎「名寄市にやって来ました~!」
佐々木「北海道を北上して参りました」
森崎 「名寄と言えば…もち米ですね!」
佐々木 「ここが北海道で一番もち米が取れる場所!」
森崎「一番がすき♪」
佐々木 「では一緒にもち米を勉強してくれる あぐりっこを紹介しましょう」
森崎 「餅は何から出来ているか、 みんな知ってる?」
くれあ「大豆?」
りゅうせい「もち米?」
森崎「もち米ってことは何だ?」
りゅうせい「お米」
森崎「そうなんだよ!」
藤尾 「5月中旬です!米どころで5月の中旬に することってみんな何?」
森崎「何だ?」 藤尾「何だ?」
森崎・藤尾 「そう田植え!」
佐々木「…言っちゃった…」
森崎「花形の作業!田植えをしに名寄へ…」
すると佐々木アナの表情が曇ってきました。
森崎 「あれ?どうしたんですか? 寒いんですか?」
佐々木「いいえ・・・」
森崎「何ですか?」
佐々木 「本来は田植えの時期なんですけど… できないんです!」
森崎「…なんで??…」
藤尾「じゃあ…帰るか?」
森崎 「藤尾君は残念ながら帰るらしいけど…」
藤尾「ちょっと!そんな流れ作らないで!」
「田植え」の予定が急遽変更! そこで一行が向かったところは…
佐々木 「道の駅“もち米の里・なよろ”に行きましょう」
森崎「名寄と言えばもち米!」
みんなで「おじゃましま~す」
さて中に何があるのかな?
佐々木 「珍しい!オレンジ色のは『キムチ』」
森崎 「キムチ大福ってどうなんですか?」
佐々木「けどキレイな色してますよ~」
ユニークなものから定番のものまで ここでしか食べれないソフト大福ばかり。
なんと全部で18種類もあるんです!
どれぐらい人気なのか店員さんに聞いてみると-
森崎「最高売れた個数でいくつぐらい?」
岡本由美さん 「今年のゴールデンウィークだと 売れた日は7000個! 」
森崎「7000個?1日で?」
岡本さん 「1日です!すごい種類も豊富で みんな個性があって売れるんです!」
個性豊かな商品はどのように生まれたのか? ソフト大福の生みの親・堀江英一社長に 聞いてみよう。
森崎 「正直これどう?って物もありますよ~」
もち米の里 ふうれん特産館 堀江英一社長 「あはは~ありますね。キムチ! 南幌のキムチ工場に行きましてね… 『キムチ使わせていただけますか』という ところから始まりました」
森崎 「ひょっとしたら… 北海道の物を名寄のもち米で 包みましたよ!という感じですか?」
堀江社長「餡にも混ぜるんです!」
これらのユニークな大福、 実は北海道の美味しいものにこだわった ラインナップだったのです。 社員の皆さんで意見を出し合い 商品化しているということ。 今では名寄市の特産品として 大人気商品になりました!
じゃ~ん!もんすけです。 道の駅「もち米の里なよろ」で 販売しているソフト大福は 隣にある工場で作られているんです。
このせいろで蒸されているのは… もちろん「もち米」。 ソフト大福には時間が経っても固くなりにくい 「はくちょうもち」という品種を 100%使っているんだって!
炊き上がったもち米は 餅つきマシンでつきます。 この日作っていたのは 僕も大好きなよもぎ大福。
今はまだご飯と同じように見えるけど、 500回ついていくと… わ~!おモチになった~!
もっちもちになったおモチは、 門外不出の工程の後、 あんこを包みながら丸く形成できるマシンで 大福に変身!
ソフト大福は素材選びはもちろん、 製造から保存まで安全安心に気をつけて 作られているだって~!
佐々木 「それでは道の駅“もち米の里・なよろ”の 人気のソフト大福ベスト5を当てましょう!」
1番最初に予想したのはくれあちゃん 「キムチ!さっき売っている箱を見たら ちょっと少なかった!」
佐々木「売れてるんじゃないか?と」
森崎 「わからないよ。一番売れてるものは いっぱい作るけどね…」
イマイチ賛成ではない様子のリーダーですが あぐりっこは全員5位以内だと予想!
キャベツキムチはパウダーにしてイン! さてどんな味!?
くれあ「おいしい!全然甘い!」
森崎 「甘みとキムチの辛味・塩みが とってもバランスがいいです!」
強烈なインパクトのキムチ大福。 一体何位に はいっているかな~?
佐々木 「(ベスト5に)入ってません! 」
森崎「うわ~なんだよ~」
キムチの大福は17位! なかなか手に取る人が少ないみたい…
続いてももねちゃんの予想は「よもぎ」。 レオくんは「ゴマあん」。 二人共しぶ~いチョイス!
さてそれぞれ食べてみた感想は… レオ「一気に口の中にゴマの味が広がる」 ももね「1位に入っていると思う!」
まずはゴマ大福から。いったい何位だ?
佐々木「5位です!」
あぐりっこ「やった~~」
続いて「よもぎ」は?
佐々木「1位です!」
森崎「やった~凄い」
ももねちゃん大正解。
そしてリュウセイくんが選んだ「ミルク」は ちょっと気になる味が…
リュウセイ 「牛乳の味がすごく強くて “あんこ”との混ざり具合が美味しかった」
藤尾 「練乳感を感じるというか… これは女性はかなり好きだと思いますね」
さて順位は…
佐々木「入ってないんです!」
あぐり一行「うわああああ~」
あぐりメンバーには 大好評だったミルクは11位。
そして気になる売れ筋ベスト5はご覧のとおり! やはり定番の大福がランク上位を占めました。
さてカラフルなソフト大福を改めて見ると-
藤尾「あんこの色も色々あるねえ~」
森崎「お餅の色もそれぞれ違うし」
佐々木「カラフルですよね~」
森崎 「色々と華やかで艶やかで食べ比べて 楽しくなっちゃうような18種類でしたが やっぱり外をまとっている もち米の旨さじゃない!! この後、田植えがあって稲刈りがあって 美味しいもち米がいっぱいできて そしてソフト大福が出来る… 田植えまだだけど…覗きに行ってみるか!」
早速、もち米の水田に向かうことに-
さあ水田にやって来ました。 あぐりっこ「でかい!」「広い!」
あぐり一行が伺ったのは もち米栽培歴13年の大ベテラン。 名寄市でもトップクラスの栽培面積を誇る もち米生産者・石谷邦明さんです。
森崎 「水が濁っています。どういうことですか?」
石谷さん 「田んぼに水を入れて “代(しろ)かき”というのをします。 ゴロゴロだった土をキレイに溶かして 平らにするんです。そうすると水が濁る!」
土の塊を砕き、表面を平らにする代かき。 肥料と土がよく混ざる、苗が植えやすくなるなど 田植えの前には欠かせない作業です。
森崎 「代かきをしたってことは 田んぼの状態としては…?」
石谷さん 「もう田植えが出来る状態です!」
森崎 「じゃあ田植えしましょうと言いたいのですが…」
石谷さん 「残念ながら… 5月の初めからお天気がずっと悪いんです。 すると苗の生育のバラつきが出ちゃうんです」
森崎「どのくらいの遅れが出てますか?」
石谷さん 「4日から1週間と言われています。 春作業が遅れると収穫作業の遅れに繋がる。 そうすると品質や収量に影響が出るんです」
森崎「すると大福が少なくなる…」
藤尾「それは勘弁してほしいです」
続いてはもち米の苗を植えているハウスに 案内してもらいました。
触ってもいい…とのこと。
森崎「うわ~気持ちいい~」
藤尾「ちょっとヒンヤリしているかな」
苗に頬ずりするリーダー 「気持ちいい~~」
石谷さん 「本当は(育苗してから)1ヶ月ぐらい経つと 田植えをしてもいいぐらい 大きくなるんですけど…」
石谷さん曰く 「苗の生育にバラつきがある」とのこと。
ここで2つの苗を比較してみました。 何か気づくことあるかな?
リュウセイ「すごい差がある!」
レオ「葉の枚数が少ない」
石谷さん「いい所に気がつきました」
石谷さん 「葉っぱの枚数が下から数えて 4枚できると 田植えをしてもいいんですけど 成長してない苗はまだ 3枚しかないんです」
森崎 「葉っぱが1枚少ないよね。 だからまだ未成長・未熟ということですか…
藤尾 「単純に葉の長さだけじゃないんですね。 葉の枚数が大事なんですね」
石谷さん 「むしろそっちのほうが重要なんです」
森崎 「まだまだ挽回できるんですか?」
石谷さん 「もちろんコレからです! これから温度が上がってグングン伸びて… 大丈夫だと思います」
佐々木「実はもち米にも品種が色々あります」
石谷さん 「<きたゆきもち>は一番新しい品種で 柔らかくて硬くなりづらい。 さらに色が白いんです! キレイなおモチになるんですよ。 <はくちょうもち> おモチだけでなくおこわや赤飯・お菓子などにも 使われているオールラウンドプレーヤー。
<風の子もち>はおモチにすると コシがあってキメが細かくて 美味しいモチになります」
石谷さんはこの3品種、全てを育てています。
石谷さん 「早くできるのは<きたゆきもち>。 次が<白鳥もち>で最後が<風の子もち>。 収穫のタイムラグがうまく行くんです」
森崎 「そうか~けど田んぼ広いですよね。 ど・ど・ど・どこまで…」
石谷さん 「水の入っているところまでが… ここには3~5枚ですが このほかに離れたところに20枚…」
森崎 「全部あわせてどれ位の面積ですか?」
石谷さん「12ヘクタールですね」
森崎 「みんな想像できる? 札幌ドームの2~3つ分」
りゅうせい「でっかい~~」
さてJA道北なよろの女性部の皆さんが もち米の里ならではの料理を 作ってくれました。
森崎 「お久しぶりです。以前(2009年12月26日) お邪魔しましてお世話になりました」
JA道北なよろ女性部部長 上口里見さん 「こちらこそお世話になりました」
もち米を使った「おこわ」や「デザート」を 教えてもらいましたよ。 ※詳しい内容はレシピコーナーへ!
またまた登場、もんすけです。 もち米はうるち米との交配を避けるために 栽培出来る地域が決まっているんだよ。 このエリアを「もち米団地」と言います。
名寄市は日本一のもち米生産量を誇る地域。 生産者さんが心を込めて栽培したもち米は 雪を使った貯蔵庫で安全安心に 貯蔵されているんだって。
そんなもち米とタッグを組んだ 新ご当地グルメが名寄市にはあるんだよ。 どんなかな~~?
森崎 「土鍋とゴツイ男性が登場しました」
阿部さん 「第746なよろ煮込みジンギスカン艦隊、 艦長を務めさせております阿部潤司と申します」
第746(ななよんろく)なよろ 煮込みジンギス艦隊とは、 名寄市の商工会議所やJA道北なよろの 各青年部が集まり名寄市民が昔から食べていた 「煮込みジンギスカン」を 新・ご当地グルメとしてPRしよう! と結成したグループのこと。 阿部さんはその代表なんです!
早速鍋オープン!「うわ~~」
藤尾「チーズみたいなのが…」
阿部さん「もちろんモチでございます!」
藤尾 「名寄ってもともとジンギスカンを煮込む 文化ありましたよね」
阿部さん 「フライパンでよくお食べになるんですけど それの進化版です」
佐々木「野菜もタップリ!」
ジンギスカンに野菜にうどんにおモチ… さてそのお味は?
ももね 「もちとかうどんが汁に染みて美味しい!」
佐々木 「おモチがトロットロになって 色んな野菜と絡みあって美味しい!」
藤尾 「多分、煮込みジンギスカン大福! これ出ると思いますよ、道の駅に!」
森崎「いいねえ~」
佐々木「どうかな~」
いろんな食材の良さを引き出し 包み込んでくれる名寄のもち米。 ごちそうさまでした~
こんにちは週刊あぐりニュースの時間です。 くるるの杜でコンサドーレ札幌の選手たちが 農作業を体験する 「コンサ・土(ド)・農園(ファーム)2013」が 今年も始動しました。
コンサ・ド・ファームはJAグループ北海道と コンサドーレ札幌が野菜作りを通して 「食と農」について共に考え、 作る喜び・食べる幸せをともに感じよう!を テーマに2009年に開設し、 今年で5年目を迎えました。
今年は初めてサポーターも参加し ジャガイモとトウモロコシの植え付けや アスパラの収穫などを一緒に行いました。
岡本 賢明選手 『普段何気なく食事をしているんですが そこに至るまでの大変さというのがあって 食べられるんだなあと思います』
8月と9月に収穫するジャガイモとトウモロコシは 試合会場で販売し、 その収益でサッカーボールを全道の 児童養護施設に寄付するということです。
収穫シーズンが楽しみですね! 以上、週刊あぐりNEWSでした。