2万3千681円! 2万9千957円! これは何の数字かというと?!
1世帯あたりにおける、 米とパンの年間支出金額なんです! 米よりも消費が上回っているパン!
パンの原料は小麦! 小麦の生産量・全国1位は北海道!
そんな小麦王国北海道が誇る 生産地のひとつ・江別に、 小麦をテーマにした、 新たなスポットが誕生しました! そこでしか味わえないパンを求める、 お客さんの声を聞いてみると?!
インタビュー パンのお味は? 「おいしい!江別産の小麦を使ってるのもある!」 「食べたらすごくモチモチで美味しかった! 何回かリピートして買いにきてます!」 「モチモチしてるよね。サクサクもして…」 「やみつきになっちゃった!」
お客さんは病み付き!リピーターが続出! 小麦産地が作る、モチモチのパンとは?
今回のあぐり王国ネクストは、 道産小麦をより身近に感じられる、 新たなスポットに潜入します!
森結有花アナウンサー 「江別市野幌にやってきました」
森崎博之リーダー 「江別と言えば小麦でしょう! もうもう製粉所がすごいから!」
森アナ 「ということで私たちが今いる建物が “ゆめちからテラス”! 」
森崎リーダー 「“ゆめちから”なんて まさに小麦の名前ですよおお。 あぐり王国が始まってから (ゆめちからが)デビューしました!って 取材したんですよ」
森「じゃあ割と新しい…」
■ゆめちからテラス 江別市西野幌107-1
森崎リーダー 「そうですよ~ それがもう建物の名前になるなんて… 売れてるなあ~ゆめちから。 このオレを越えて行った感がある!」
森アナ 「『このオレを』って所がちょっと引っかかる…」
今年の5月にオープンした、ゆめちからテラス。
「ゆめちから」とは、北海道産の小麦の名前。 施設の名前になるほどの 「ゆめちから」の魅力とは?
森アナ 「今回は小麦がテーマということで パンが大好きなあぐりっこに来てもらいました」
今回は、お父さんの仕事はシェフ、 小学5年生の北條貴亜徠(キアラ)ちゃんと、 パンはもちろん、うどんも大好きな小学3年生、 太田瑞稀(ミズキ)君の二人です!
森崎リーダー「パンは好きですか?」
あぐりっこ「はい!」
リーダー「どれくら好きですか?」
あぐりっこ「えっ…(動揺)」
森「リーダーが熱すぎるんだと思います」
リーダー「小麦の品種で知ってるのある?」
キアラ「知らない!」
リーダー「お米の品種だったら?」
キアラ 「“ゆめぴりか”とか“ななつぼし”とか “ふっくりんこ”とか…」
リーダー 「すごいよく知ってるね~ お米と同じように小麦にも品種があるので それを覚えていきましょう」
森 「ちなみに2人は小麦って聞くと パン以外に…」
ミズキ「うどん!!」
リーダー「麺類ねえ」
ミズキ「米!?」
リーダー 「えっ?米って言った?? 米ノンノンノンノン…」
ということで、小麦を学ぶべく、 早速ゆめちからテラスへ!
森「うわ~いい香りしますねえ」
ゆめちからテラスには、 江別市野幌の生産者自らが運営する 「のっぽろ野菜直売所」、 道産ミルクを使ったソフトクリームなどが食べられる、 軽食コーナー「プチキッチンogiogi」、 そして、すべてのパンに北海道産小麦を使用した、 焼きたてのパンを提供するベーカリーと、 3つのコーナーがあります。
吉尾さん 「ゆめちからテラスとは “ゆめちから”が小麦の品種になっていて この“ゆめちから”を通じて JA道央と敷島製パンさんがタッグを組んで 誕生したのが、この施設です」
リーダー 「敷島製パンというのはパンメーカーです。 そことタッグを組んだんですね」
森アナ 「ゆめちから自体はこの道央で たくさん使われているんですか?」
吉尾さん 「そうですね。JA道央管内では 秋まき小麦のうち約98%が ゆめちからです」
リーダー 「98%!もうそうなったんですか? ほぼゆめちからに変わったんですね」
森アナ 「北海道を代表する!だし、 日本を代表するって言ってもおかしくない」
リーダー 「まだデビューして10年未満ですよね」
吉尾さん 「まだ10年未満なんですが、 こうやって企業さんとタイアップすることで どんどん広げていくことに成功しました」
そんなすごい小麦ゆめちからが 生み出すパンとは? いざ、ベーカリーコーナーへ!
リーダー 「すさまじいパンの香り!」
森「おなかすいてきますよね」
100種類ほどのパンを扱うというこのお店。 Pasco札幌事業者の磯村久美さんに その魅力を紹介してもらいます。
リーダー 「北海道のゆめちから率直にどうですか?」
磯村さん 「モッチリとした食感のでる小麦粉で 北海道の皆さんはモッチリとした食感が 好みの方が多いなっと感じているんですが…」
磯村さん 「そのみなさんの好みに合った モチモチの食パン・菓子パン類がたくさん作れて 本当に言い小麦だなと思っています」
リーダー 「北海道ってもっちりした食感が好きって データがあるんですか?」
磯村さん「感覚です!」
あぐりっこ「モッチリしたパン!」
リーダー「そうだよなあ」
森 「リーダー! その2択ならモッチリしかないと思います」
リーダー 「特徴的なパンありますか?」
磯村さん 「当店1番人気の『超熟』食パン」
リーダー「超熟って知ってる!」
森「人気ナンバー1って書いてますね」
磯村さん 「日本で一番売れていると言われています」
リーダー 「1日どれくらい売れるんでしょう?」
磯村さん 「1日平均70万斤!」
リーダー 「70万斤!このサイズが1斤。 これが1日に70万袋売れるんだって!」
あぐりっこ「…」
リーダー 「ものすごくてピンときてない感じ。 700くらいの方がピンときたかもね…」
森 「ラベルに北海道のマークがついてますね」
リーダー「本当だ!」
磯村さん 「北海道産の小麦を使用した 北海道限定版の超熟です!」
キアラ「いいにおいする!」
リーダー「持った感じは?」
キアラ「フワフワ!」
リーダー「では食べてみましょう」
ミズキ 「おいしい!フワフワッ!」
キアラ 「フワフワもしてるけどモチモチもしてる」
そのモチモチ感は、 ゆめちからの特性が生み出しているようです。
リーダーも食べてみると-
リーダー 「う~ん!フワフワ!何も塗ってないのに ほのかなあま味を感じる。 小麦のあま味が!あま~い」
磯村さん 「小麦粉本来のあま味です!」
リーダー 「何か…ふわ~っと 小麦畑を風がかけ抜けた感じ… 小麦の穂がカサカサ音を立ててゆれてます」
森「そんな効果はこのパンにはないかな…」
リーダーの想像力を大いに刺激した 「超熟」の美味しさ。 その源、小麦畑をのぞいてみることに。
吉尾さん 「こちらが“ゆめちから”のほ場になります」
リーダー「どうなってる?」
キアラ 「なんか全体が緑!小さい草がたくさん!」
リーダー 「まもなく雪が降るんだぞ」
森 「雪に耐えられるとは思えない! 冬を越すんですよね?」
リーダー 「雪が降ったらどうなると思う?」
キアラ「ええ~潰れちゃう」
リーダー 「雪の重みで?潰れてどうなる?」
キアラ「潰れて…なくなる?」
リーダー 「なくなるんじゃないかと! だよね。雪降ったら大変じゃないですか」
森「冬眠するんですか?」
吉尾さん 「そうですね。雪の中でいったん冬眠して 成長を一度止めて、春になって雪が解けたら また成長を始めます」
吉尾さん 「4月は雪解けと同時に農繁期が重なるので その際に種まき作業が困難になってくる所を 作業の軽減のために秋にまく! これが主流になっています」
リーダー 「農家さんの負担が軽減されるのが大きな特徴」
リーダー 「ミズキ。これ見て1番の違いは何?」
ミズキ 「緑色(生育)の長さが違う!」
リーダー「長さ違うね。どっち長い?」
ミズキ「秋まきが長い!」
リーダー 「秋まきが長いよね。 生育期間がすごく長い! 生育期間が長いと小麦にはどんな影響が?」
吉尾さん 「生育期間が長い方が 収量にも影響してきて 秋まき小麦の方が収穫量が全然多く JA道央管内では約98%が秋まき小麦に なっています」
リーダー 「こちらの地域ではほぼゆめちから! やっぱり良いんですか?」
吉尾さん 「そうですね。今まで作っていた品種よりも 病気に強く品質も非常に良いので 生産者さんはとても喜んでいます」
リーダー 「やっぱり品質が良いものを食べたいし こうやって北海道の小麦が 全国のメーカーに認められるっていうのが すごく嬉しいことだよね!」
森 「まだ今は小さいですけど 収穫の時期が楽しみですね」
リーダー 「これから厳しい冬を越すんですよ… 冬~春と耐えて秋の収穫まで大変だな。 長い道のりだ! 頑張ってもらうためにエールを送りましょう。 今年の寒い冬も…」
みんなで 「がんばってくださ~い」
森「工房の中にお邪魔しました」
リーダー 「ここに来るまで大変でしたよ。何した?」
キアラ 「エアシャワー!コロコロ… 手を洗って消毒して…」
リーダー「大変でした。宇宙服みたいな感じ」
森 「ここからは特別にパン製造工程を 見せていただきます」
大塚さん 「手ごろな大きさに切る機械です」
森「塊りが機械の中に入っていきました」
リーダー 「おっ!もう切れてる切れてる。 切ったものの重量を計って調整して…」
森 「こっちで形を整えてますね。 うわ~早い!早い! もう両手で形を!」
リーダー 「うわうわ1個やりたい!」
大塚さん「1個どうぞ!」
パンの生地を手に取ってみると…
リーダー 「うわっ!やわらかい! あ~!すっごい気持ちいい~♪ たまら~ん! すごいです。ふわふわ」
リーダーもまるめてみましたが…
大塚さん「こっち触ってみて!」
リーダーがまるめたものと 職人さんがまるめたものを触ってみると…
キアラ「職人の方がやわらかい!」
ミズキ「くっつかない!」
リーダー 「僕がやったほうはくっついてます」
森 「リーダーの方はフニャ。 大塚さんの方は生地が戻ってくる感じ!」
大塚さん 「強すぎても柔らかすぎてもいけない。 パンの生地にキツイような ストレスを与えないようにしています」
森「でも形はしっかり」
大塚さん「表面をキレイに!」
リーダーのパンをみて…
大塚さん 「ふふ…ストレス入ってますね…」
リーダー 「めっちゃストレス入ってる! いやすごいわ~ 製法うんぬんもそうですけど まずやっぱり技術です。 技術がすばらしいんだなあ~!」
森「私達の前には美味しそうなパンが…」
リーダー 「焼き上がりましたねえ。 …立派に成長した我が子を見守るような 満足そうな目をしていましたねえ」
大塚さん「確かにそうですね」
リーダー 「今日は小麦の畑をみました。 あそこからどんどん力強く伸びていく! そして“ゆめちから”をパン職人さんが 焼いてくださった!感謝をこめていただきましょう」
キアラ 「すごく柔らかくてモチモチしてて すごい美味しい」 リーダー 「トーストして焼いているのに モチモチ感が残る歯触り… そこは目指したところですか?」
リーダー 「そうだ。プリンだプリンだああ いいプリンだ~」
あまりの押しの強さに…
森 「何を言おうとしたか忘れてしまった…」
リーダー 「すみません感想泥棒で…」
ちょっと間があって…
リーダー「これってやっぱり…」 森「あの…」
同時に会話が正面衝突!(笑)
さて最後に-
リーダー 「こういう複合ショップの店名に 小麦の品種名がつくなんて そうそうないと思います。 どんなメッセージを込めていますか?」
吉尾さん 「ゆめちからはPascoさんと繋がれたきっかけの 品種でもあるので大切にしていきたいですし また生産者さんも小麦が商品になる姿は なかなか見ることができないんですよね。 なので消費者の皆さんに喜んで頂いた時の その笑顔がまた生産の励みに繋がると思います」
リーダー 「企業との繋がりで みんなが集える素敵な場所ができたのは 我々道民にとっても喜びになります」
みなさんこんにちは! 今日は、先月行われたイベントを紹介するよ!
9月29日~30日に行われた 「第8回ニッポン豆腐屋サミットin札幌」! 全国から200人を超える豆腐関係者が集まり、 いろんな意見を交わしたよ! 30日には森崎リーダーも講演に参加し、 北海道の大豆生産者の奮闘ぶりなどを熱く語ったよ。 みんなにももっと豆腐を食べてもらえたら嬉しいな♪
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした! ---------------------------------- 10月13日のクイズ 「白いダイヤとも呼ばれる、 忠類の特産品は何だったかな?」 正解は「ゆり根」でした。