今月
2014年02月
1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728
       
アーカイブ
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
ページ内検索

   表示:2014年03月(20件)
<<
2014年03月22日(土) | ♯282 十勝で小麦を学ぶ~シリーズ①流通 編
2014年03月22日(土) | この雪の下に秋まき小麦が!
>>

2014年03月22日(土) |  ♯282 十勝で小麦を学ぶ~シリーズ①流通 編

パン・うどん・ラーメン・パスタ…
様々な料理に使われる、
世界で最も生産量の多い作物…
それは…小麦!

現在日本で1年間に消費される小麦は
およそ670万トン。
そのうち、およそ9割を輸入品が占めるなか、
北海道は国産品の約7割を生産。
しかも道産小麦の半分近くが十勝で生産され、
全国へ届けられています。
そんな十勝産小麦の栽培・収穫・流通など、
シリーズで学びます!

森崎
「いや~いつまで北海道は寒いんだ」

佐々木
「今回は十勝の更別村にやって来ました!」

河野
「去年もトラクターBAMBAで来ましたが
 とにかく広い!更別は!」

佐々木
「何て言ったってトラクターの所有台数、
 日本ナンバーワン!」

森崎「大規模農業ですからね」

佐々木
「そして今回私たちが学ぶのは
 十勝の小麦が消費者へどのように届くか

森崎
「私たちは小麦畑に何度もお邪魔したり
 小麦粉の製粉工場にもお邪魔してます。
 だけどその間はなかなか知らないね。
 だからたくさんの量の北海道の小麦が
 どう流通しているのか興味があります」

佐々木
「では一緒に学んでくれる
 あぐりっこを呼びましょう。
 あぐりっこ~」

あぐりっこ
「よろしくお願いします」

とここでリーダー
森崎
「じゃああぐりっこ!
 明日に向かってダッシュだ~!
 いけ~~」

そんな無茶ぶりに…

答えちゃうあぐりっこ!

そして本気で転んじゃう…(笑)

しかもズボズボッと足を雪に取られて
埋まっていきます。

河野「ちょっと何なんですか!」

今回のあぐりっこは、
札幌から初参加の小学5年生
今西麻織(マオリ)ちゃんと、
石崎美詞(ミコト)ちゃん。
そして帯広から参加の
小学4年生田中蒼亜(ソウア)君と、
小学5年生の新谷信仁(ノブヒト)君。

札幌チームと帯広チームが一緒に
小麦を学んでいきますよ。

森崎「小麦と聞くとどんなイメージ?」

ミコト「パン!」

ノブヒト「ラーメン」

ソウア「そば?」

つっこむノブヒト
「それはそば粉ですね」

マオリ「うどん!」

ノブヒトが「ビール?」

森崎「あれは大麦か!あとケーキ!」

あぐりっこ「ああ~(納得)」

森崎
「私たちの食べるものに小麦は
 切っても切り離せません」

佐々木
「ここで小麦のことを教えてくれる方が
 いらっしゃるのですが…
 リーダー、チラチラ見ていますが…」

森崎
「なぜ雪原に1人で立っているのでしょうか」

 

雪原にスコップを持って立つ男性…
この方が十勝の小麦に詳しい方!
ホクレン帯広支所の杉谷孝征さんに
小麦のことを教えて頂きます。

2014年03月22日(土) |  この雪の下に秋まき小麦が!

佐々木
「一面銀世界なんですが
 ここに小麦はあるんですか?」

杉谷さん「あります!」

佐々木
「小麦があるって…どこにあると思う?」

ノブヒト「雪の下!」

札幌チームはどうかな?

森崎「雪の下にあるって、どう?」

ミコト「もう踏んじゃったし…」

森崎
「踏んじゃったな~潰れてんじゃないかと」

 

マオリ「潰れてると思う…」

森崎「しかもこれだけ寒いと…」

マオリ「凍る?」

ノブヒト「枯れる?」

森崎「枯れるんじゃないかと」

では雪原を掘ってみましょう。

サラサラした雪を15センチほど掘ると
何か出てきました。

森崎「見えてきましたよ」

あぐりっこ「葉っぱ?苗??」

杉谷さん
「これが秋まき小麦の“きたほなみ”
 という小麦です」

森崎
「出た~!ほなみちゃんだ~」

小麦の苗が凍ってもいないし
枯れてもいない…
あぐりっこ、ちょっとビックリ!

森崎
「みんなはもっと立派な小麦の穂が
 出てくると思ったんだね」

あぐりっこ「うんうんうんうん」


小麦は秋に種を撒く「秋まき小麦」
春に種を撒く「春まき小麦」の2つに
大きく分類され、
厳しい冬を耐えて育つ「秋まき小麦」は、
長い栽培期間をかけて収穫します。

佐々木
「これは小麦の栽培カレンダーです」

森崎
「(秋まき小麦は)
秋(9月~10月)に種を蒔きます、
(冬を越して)春になって夏(7月)に収穫。
1年がかりですよ!」

杉谷さん
「秋まき小麦は冬の寒さを経験させないと
 穂が出ても実をつけないんです」

杉谷さん
「またこの雪の重みで強くなって
 たくさんの穂をつけてくれる種類なんで
 この『冬を越す』というのが
 非常に大事なんです」
十勝では3種類の「秋まき小麦」と
2種類の「春まき小麦」を主に栽培。
小麦の一大産地「北海道」の中で、
圧倒的な生産量を誇ります。

2014年03月22日(土) |  うどん12億杯の小麦を貯蔵?

佐々木
「小麦の生産量についてですが
 北海道で作られている45%が十勝!」

森崎
「でた~半分近く十勝です!」

ミコト「すごい…十勝!」

河野「キャッチフレーズみたいだな」

杉谷さん「日本一の生産量はこの十勝です」

森崎
「どうやってね、こんなに大量の小麦が
 どこに行くんですか?」

杉谷さん
「十勝に大きな港があって
 そこに小麦の貯蔵・出荷施設があります」

とここで帯広あぐりっこが…

ノブヒト「広尾町??」

森崎「広尾町?」

ノブヒト
「広尾町によく釣りに行くから
 そこら辺に港がある!」

佐々木・森崎「すごいね~」

森崎「どうなんですか?」

杉谷さん
正解です!
 普通の方は見たことがないと思いますので
 ぜひ皆さんで勉強して頂ければと思います」

森崎
「普通の人は見たことないところを
 ノブヒトはすでに見てるかもしれない!」

みんな大爆笑!

ということで一行は広尾町へ―

先ほどの広大な雪原が広がる更別から
約1時間移動して港町のある広尾町に
やって来ました。

佐々木
「すごい場所にやって来ました!」

杉谷さん
「先ほどご説明した広尾町にある
 小麦の貯蔵施設『農協サイロ』です」

森崎「これ???」

河野
「これが小麦の貯蔵施設?
 大きさがわかりますかね?」

どのくらい大きいかを表すために
河野君とあぐりっこが農協サイロに
近づいてみると…

佐々木「ウソ!?」

森崎「ウソだろ~!?」

※わかりますか?
 サイロの下に5人並んでいるんですよ!

広尾町の港に建てられた、
小麦の巨大貯蔵施設『農協サイロ』。
高さ33.1メートル、直径7.8メートル
円筒サイロが117基、
11万7000トンの小麦を収容できる
国内最大級の貯蔵施設です。

杉谷さん
「だいたいビルの10階建ての高さです」

顔をあげて首がこってきたあぐりっこ。

杉谷さん
「十勝の小麦を全エリアから
 ここに持ってきて出荷しています。
 もしここにある小麦でうどんを作ったら
 12億杯ぐらいは作ることが出来ます」

あぐりっこ「え~~」

森崎「すごいな」

農協サイロには十勝エリアで収穫された
小麦のおよそ半分を貯蔵。
各JAの貯蔵サイロから
トレーラーで定期的に小麦を受け入れます。

2014年03月22日(土) |  サイロに潜入!

ではトレーラーでの受け入れ作業を
みてみましょう。

小麦を積んだトレーラーがやってくると
なんとなんと…

あぐり一行「う

トレーラーごと傾いて
荷台の横から大量の小麦が流れ出した!!

森崎「横から~!小麦の滝!」

あぐりっこ「下に落ちてる!」

小麦はそのまま受け入れホッパーに投入。

20トントラックに満載の小麦は
わずか数分で全て降ろされ、
各JAごとにサイロで貯蔵します。

森崎
「こんなにを何十台・何百台の
 トラックから降ろして
 11万7000トンになるんだ」

河野
「だけど今って収穫時期じゃないですよね」

杉谷さん
「半分は各地域に残っています!
 出荷するために
 一旦(農協サイロに)貯蔵して
 そして港から出荷されます」

森崎「すごい」

佐々木「これが十勝の小麦です」

杉谷さん
「水分は125%以下でかなり乾燥させて
 保管しています」

河野「かなりギュッとなっていますね」

佐々木「みんな見てどうだった?」

ノブヒト「すごい感動しました!」

ソウア「おもしろい!」

河野「おもしろいよね~コレは!」

小麦の受け入れを見学した一行は、
続いてサイロの最上部へ-

あぐりっこ「うわ~高い!」

農協サイロ 十勝港事業所
広田 一美所長
「今日は特別にサイロの中を
 見せたいと思います!」

森崎「中が見られるの!?」

広田所長
「ではちょっと開けてみましょう」

サイロの最上部にある蓋を開けると…

あぐりっこ
「ああ~小麦だあ!」
「すご~い!」

森崎
小麦の香りがしていますね~
 ここまで来てるってことは…
 つまりこのビルの上まできてるっ!
 千トン近く小麦が入ってる?」

杉谷さん
「これは千トンビッシリ入ってる!」

受け入れた小麦は
異物の混入をチェックする機械に通した後、
一定の温度と湿度を保って貯蔵します。
収穫された大量の小麦の品質を落とさないよう
品質管理も行っているんです。

森崎
「いや~ビックリ!これが117本

※みんながいる最上階の奥行きは
 140メートルもあるんですよ~
 本当に広いんです※

森崎「すごいものを作ったんだね…」

ミコト
あり得ない!
 ありえているけど…あり得ない!」

マオリ「信じられない…」

そしてここから小麦は船に乗せて
全国へと届けられるんです!


2014年03月22日(土) |  十勝パンを作って小麦の違いを知ろう♪

じゃーん、もんすけです。
サイロに貯蔵された小麦は
港まで続く巨大なベルトコンベアで
専用の運搬船に積み込みます。

1回に船積みする量は1500トン!
積み終わるまでおよそ4時間
かかるんだって!
こうして毎月定期的に
全国各地へ出荷されます。

農協サイロ 十勝港営業所
広田一美所長
「ここに運ばれてくる小麦は
十勝の生産者が一生懸命育てて
検査を合格したものが運ばれてきます。
品質を落とさないように努力してます。
安心して食べて頂くことが一番大事なので
品質管理には十分気をつけています」

生産者が丹精込めて作る
十勝の安全安心な小麦は
様々な人たちの思いも乗せて
届けられているんだね~

お次にあぐり一行がやって来たのは
十勝産小麦にこだわったパンを提供する
『ますやパン 麦音(むぎおと)店』。
パン職人の天方(あまがた)慎治さんに、
十勝産小麦を使ったパン作りを
教えて頂きます!

『ますやパン 麦音(むぎおと)店』
住所:帯広市稲田町南8線西16-43
電話:0155-67-4659
営業時間:6:55~20:00

佐々木
「私たちが作るパンはどんなパンですか?」

天方さん
「今日はみなさんに『十勝パン』候補の
“チャバタ”というパンを作ってもらいます」

河野「十勝パンって何ですか?」

天方さん
「フランスパンやドイツパンとか
そういうパンのジャンルとして
十勝のパンで『十勝パン』!!」

森崎「すごい!」

十勝産小麦100%で十勝オリジナルの
パンを目指す『十勝パン』。
ますやパンを含めた地域のベーカリーで
結成する『十勝パンを創る会』によって
これまで様々なパンを試作。

その中から今回は小麦の豊かな風味を
しっかり感じられる
イタリア発祥のパン『チャバタ』に挑戦!

佐々木
「色んな種類の小麦を用意してもらいました」


天方さん
「4種類の小麦で同じ作り方をして
 小麦の味を味わってもらいたい!」

小麦粉はもちろん全て十勝産。
秋まき小麦の「きたほなみ」「ゆめちから」
「キタノカオリ」と
春まき小麦の「はるきらり」を使って、
パン作りスタート!

※詳しい作り方はレシピオーナーを
 ご覧ください!

パンが焼き上がりました!
焼きたての香ばしい香りが広がる、
あぐりっこ手作りのパン。
まずはソウア君が作った
「きたほなみ」から頂きます。

アツアツのパンをガブッ!

ミコト「おいしいっ!」

森崎
「いい口になってる~打ち粉だらけ!

もうみんな美味しいし楽しいしニッコリ

大人チームも「小麦の香り♪うま~い」

河野
「まわりはカリッとして中は水分感じる!」

ノブヒト君が作った「キタノカオリ」のパン。

ノブヒト
「“きたほなみ”と比べて柔らかくて
 とっても美味しいです」

天方さん
「このもっちり感は
 “キタノカオリ”特有の食感!」

佐々木
ムギュッとしている感じですね」

森崎「この食感はすごいね。ムッチムチ

そしてマオリちゃんが作った
「ゆめちから」のパンです。
こちらは超強力粉です。

河野「噛み切る感じが全然違う!」

森崎
「粘るというよりは
 ガチガチ噛んで甘みを出す

マオリ「モチモチして美味しい」

天方さん
「ギューンって伸ばしたいパンには
 “ゆめちから”は適しています」

最後はミコトちゃんが作った
「はるきらり」のパンです。

森崎「美味しい!パリッとくるね」

佐々木
「非常にあっさりしていますね」

天方さん
「パンは基本的に小麦粉をブレンドして
 作っているので、そういう意味では
 “はるきらり”を一部使って混ぜていく!」

河野
「実際に作って食べてみてどうだった?」

ミコト
「すごい美味しくて
 さっきまで大満足だったけど
 今は大大大大大満足!」

森崎
「みんな今は何も入ってない
 小麦の味を知ってくれたと思うんだ!
 どう思ったかな?」

ノブヒト
「もうちょっと十勝を大事にしたい!
 この十勝に住んでいることが
 名誉あることだと思いました」

天方さん
「本当…このためにやっているというか…
 実際に作ったものを食べてもらって
 『おいしかったね』と言ってくれるので
 『また頑張って作ろう』と思えます。
 本当に良かったです。
 ありがとうございます」

佐々木
「せっかく十勝の小麦の美味しさを
 知ったわけですから
 小麦の秘密をシリーズでみんなで
 学んでいきましょう!」

こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。
個性豊かなパンが集結!
アルティザンブーランジェコンクール
北海道2014のお知らせです。


3月26日(水に札幌スイーツ&カフェ専門学校で
アルティザンブーランジェコンクールが
開かれます。

このイベントはパン職人を目指す人が
全国のパン職人の人たちと
交流することを通じて
パン作りのレベルアップと
人材育成を目指すためのものです。

会場では全国の代表3名と
道内在住の3名の合わせて6人のパン職人が
優勝をめざし技を競いあいます。

このほか道産小麦のPRコーナーや、
国内でトップレベルの技術を持っている
審査員が作るパンが販売されます。

詳しくはHPをチェックしてください!
 
どんなパンが栄冠を勝ち取るのか
楽しみですね!
 
以上週刊あぐりニュースでした!!

≪アルティザンブーランジェコンクール
北海道2014≫
日時:3月26日(水) 9:30~18:00
場所:学校法人三幸学園
   札幌スイーツ&カフェ専門学校
   札幌市中央区南1西8-11-2
ホームページ http://www.bcn43.org/

---------------------------------------
来週は都合により、
お休みさせていただきます。

次回放送は
4月5日17時からです。

お間違いなく~!


2014年03月15日(土) |  ♯281 地元に愛されるお店Aコープ編

週末になると大勢の人だかり…
こちらはJAグループのスーパーAコープ。

お客様の声
「新鮮さがあると思う」
「チラシをみて1円でも安い方に行く」
「鮮度がいい!生鮮が強いと思います」

地域の台所に欠かせない存在のAコープ。
全道に200店舗もあるんですが
中でも画期的な取り組みで
売上げ上昇中の注目のお店があるんです!

それは
「JA南るもいAコープるもいルピナス店」。
一体、その秘密は何なのか?
今日は、地元で大人気!
Aコープの秘密を探ります!

佐々木
「今日はAコープについて学びます!」

藤尾
「道内いろいろ移動していますけど
 よく見かけますよね!Aコープは!」

佐々木「大きな看板が目印!」

森崎
「地域密着ってイメージがあります!
 地域の物を売って地域の人が
 そこで買い物を楽しんでいると思います」

では一緒に学んでくれるあぐりっこです。
笑顔と体力に自信あり!合田捷人君(小6)
大人びたコメントに注目・本間海斗君(小6)
好奇心旺盛!松浦愛実ちゃん(小4)に
元気いっぱい藤戸陽花ちゃん(小4)です。

佐々木
「Aコープって名前、聞いたことある人?」

カイト
旅行とかに行ったときに車で走ってると
 Aコープって書かれているスーパーがある」

佐々木
「Aコープはこういう意味があるんです。
 gricultural Cooperative
 農業協同組合が中心に行っているお店」

藤尾
「AgriculturalのAだったの??
 じゃあ、あぐり王国のAだ」

佐々木
「あぐり王国の“あぐり”も
 Agriculture(農業)という意味から
 来ているんだけど、それと同じ!」

JAグループのスーパー「Aコープ」は
北海道内に200店舗。
野菜や肉など生鮮食料品は
国産中心の販売を心掛けています。

佐々木
「Aコープは全道に200店舗ある!」

森崎
「あるね!町の数だけAコープがある感じ!」

佐々木
「179市町村が北海道にありますけど
 店舗数は200店舗」

藤尾
「全道まわっているとAコープよく見かける。
 だいたい道を尋ねると
 『あのAコープを右』とか言われる!」

200店のなかでも唯一と言えるほど
画期的な取り組みを行っているのが
JA南るもいAコープるもい ルピナス店。

一見どこのスーパーと
あまり変わりないようにみえますが、
商品に貼られた値段のシールに注目!

シールには生産者の名前が書かれています。
あっちにもこっちにも…
スーパーというよりは直売所のよう。
実はココにルピナス店の
最大の特徴があったんです!

詳しい話はAコープの革命児 
林秀己さんに伺います。

JA南るもいAコープるもい ルピナス店
住所:留萌市高砂町3丁目
電話:0164-42-2104
営業時間:平日 10時~20時
     日曜  9時~20時

林さん
「シールに書いてあるんですけど
 留萌の“留”から始まる
 『留々菜(るるな)』という名前は
 生産者の部会の名前なんです」

森崎
「『留々菜(るるな)』はブランド名の
 ようなものですかね?」

林さん
「全道ではAコープチェーンでは
 “もぎたて市”をやっているんですけど
 当店も元々もぎたて市から始めたんですが
 途中から部会を大きくして
 『留々菜(るるな)』に変えて
 産直売り場にしました」

Aコープで人気なのが「もぎたて市」。
全道106店舗のAコープで取り組んでおり、
旬の時期に地元で採れた
新鮮な野菜を提供しています。

中でもルピナス店では
野菜・果物売り場を大きくとり、
取扱品目は地元で生産したものに
こだわっています。
特に夏場になると「直売所」の中に
スーパーがあるようなもの。

これは道内のAコープの中でも
あまり例がない
新しいスタイルの店舗なのです。


2014年03月15日(土) |  地域色がハッキリ出ている!
JA南るもいエリアの50品目50名の生産者は
『留々菜(るるな)』という部会を作り、
その皆さんがそれぞれの時期に採れた作物を
ルピナス店に出荷しています。

森崎
「お客さんにも『留々菜』は
 浸透されていますか?」

林さん「はい。もう4年も経つので!」

藤尾「4年も!」

森崎
「『留々菜』って書いてあったら
 産直で新鮮であり
 生産者が間違いなくオススメしている
 おいしいものだっていう
 ネームバリューになっていますよね」

佐々木
「でも野菜や果物だけじゃなくて
 加工品などの他のものも『留々菜』では
 取り扱っているんですよね」

林さん
地元のものを使った加工品
 ある程度そろえています」

ということで店内散策スタート!

森崎
「あ~これ1年前に取材しました!
 RURUROSSO(ルルロッソ)
 超強力粉!それにパスタ!」

藤尾「リンゴの羊羹だったり…」

森崎
「留萌って地域色が豊かだよね」

■フタバ製麺RURU ROSSO(小麦)500g350円 
■フタバ製麺RURU ROSSO(干しパスタ)
              200g 380円    
■中村屋製菓 
 果樹園の林檎ようかん・酒蔵ようかん
              1個 500円 

林さん
「こちらに出来立てホヤホヤ…
 地元の和牛をつかったカレー!」

藤尾
あずま牛というのが地元の牛なんですか?」

林さん
「そうなんです。
 食べたら甘くてあっさりしていて
 何杯でも食べてしまう」

森崎
「でも~林さん!
 誤解を恐れずに言いますが
 レトルトカレーですよね?
 このお値段は強気じゃないですか?」

実はこのレトルトカレー
1個680円なんです…

林さん
「実はレトルトカレーに入っている
 あずま牛の量が半端ないんです。
 通常のレトルトカレーは
 30gの肉の量で限界なんですけど
 私のところは50g入れてますんで!」

さらに地場産にこだわった取り組みは
農産物だけではなく…
森崎
「あっ鮮魚だ!
 タコ生きてる~」

森崎「これはいつとれたタコ?」

林さん「今朝、入りました!」

森崎「今朝だよ~」

藤尾「留萌であがったタコですか?」

林さん「はい!」

タコに触ってみるアミ。

指をギューっと吸い付かれます。

アミああ~(笑)」


2014年03月15日(土) |  漁師さんとタッグを組んで…

こんなに活きがいいタコが
お店に並ぶ理由は?

林さん
“新星マリン漁協”協力って書いてますが
漁協さんと協力してまして!
このシールを張ってあるのは
漁協さんから入った商品です。
なので留萌のものばかりです」

佐々木
「一般的には市場でセリをして
 その後、店頭に並ぶイメージがありますが
 ここは違う!」

林さん
「(商品に)漁師さんの名前が入っている
 『漁師のお魚』と言うもの。
 直接漁師さんが持ち込んで並べていく!
 さっきの『留々菜』と同じシステム!」

じゃ~ん もんすけです!
ルピナス店で朝とれた魚介類の販売を
始めたのは210年から。
Aコープとしては異例の話に
漁師さんはどう思ったのかな?

漁師 濱谷克徳さん
「こういうことをやってみないかって
 (ルピナス店とタッグを組む事)
 みんなで集まって話をしたが
 誰も乗る気がしなくて(笑)!
 俺も最初『いや~魚かあ』って…
 けどやってみたら『あれっ』て思って!
 とって自分のものをパック詰めして
 店頭に並べて売れるようになったら
 奥さんもジジもババも
 『よしやるべ!やるべ!』ってなって。
 多少のシケでも『網さしてこい!』って!
 コソコソとお店に行って
 あ~売れてる売れてるってわかると
 やっぱ嬉しいわ。
 だからね、これから本格的になるから
 がんばろうかな~って思って
 今は漁にむけての支度をしています」

地元の人は幸せだね!僕も買い物した~い!

では特別にとれたてのタコを試食!

森崎
「うわ~動いてる!
 ありがとうございます。いただきます。
 (パクリ)張り付いた!張り付いた!」

藤尾
「口の中にくっついてる!
 朝まで海の中にいたわけでしょ~」

さてあぐりっこも大きなお口でパクリ♪

森崎「口の中にくっついてない?」

アミ「っふんふふ~(くっついてる♪)」
ハルカ「あっ動いた動いた!」
カイト「あ~うまいっ!」
ハヤト「新鮮だ~」

画期的な取り組みは他にも-

例えばこの時期だとJA比布町のネギや
JA上川中央のキノコ類など
ほかのJAと直接提携して
地域の特産品を販売したり、
地元で採れた米を玄米で保存し、
注文を受けてから精米する
サービスを行うなど、
鮮度にこだわった商品の数々は
お客さんに大評判です!

森崎
「Aコープの持つけん引力はすごい!
 隣に住みたくなるもん!」

続いてはルピナス店に作物を出荷している
山口加代子さんにお話を聞いてみよう!

今時期人気の作物を作っている!
というのですが…その作物は「リンゴ」

リンゴ倉庫に入ってみると…

藤尾
「この部屋…いい!
 リンゴってこんなにたくさんあると
 こんなにいいにおいするんだ~」

今ルピナス店で人気の商品は「リンゴ」。
山口さんはリンゴやさくらんぼなど
8種類の果物を作っていて
旬の果物をルピナス店に出荷したり、
直売をしています。

2014年03月15日(土) |  ジュースみたいなリンゴにウットリ♪

佐々木
「さてたくさんのリンゴが
倉庫の中にあります」

森崎「ときめきが止まりません…」

山口さん
「ここには5~6種類あります」

佐々木「収穫されたのはいつですか?」

山口さん「10月下旬から11月です」
 
森崎「そんなに日持ちするんですか?」

山口さん
「倉庫に入れておくと結構日持ちします。
 5月ぐらいまでは!」

森崎「えっすげ~」

藤尾「温度計を用意しました」

現在の気温は3度です。

森崎「冷蔵庫よりも寒いくらい」

山口さん
「外の気温がマイナス14度になった時は
 倉庫もマイナスになっちゃうんですよ。
 そういう時はストーブをたいて
 ちょっと温かくしています」

森崎
「もぎたてと同じ美味しさなんですか?」

山口さん「そうです!」

森崎「すごいね~」

ということで早速リンゴをいただくことに!

山口さん
“ハックナイン”“ふじ”です」

ではハックナインをいただきま~す。

カイト「ジュース!」

藤尾「ジューシーじゃなくてジュース」

カイト「ジュースなんですよ!」

さてお次はふじ。

アミ「ジューシー!」

ハヤト
「食感がよくてシャキシャキしている」

森崎
「リンゴがなかったら冬場に果物が
 食べたくなっても
 (他の果物が)そんなにないもんね」

昨年の秋に収穫したとは思えない
ジューシーさ!お店で人気なわけです。

佐々木
「Aコープルピナス店にリンゴを
 出荷しているということですが
 お客さんの評判はどうなんでしょうか?」

山口さん
「やっぱり今は高齢化になっていますので
 うちに買いに来られない方も
 ルピナス店で買えるのが良いって
 お客さんから聞きました。
 冬場は車を運転しないといけないので
 その点ルピナス店で買っていますからと
 おっしゃって下さっています!」

あぐりっこのお手伝いコーナー!
山口さんのリンゴをパック詰めして
ルピナスに出荷しよう~

作業は分担制!傷がないかチェックしてから
パックにリンゴを入れる
カイト君とアユちゃん。

コツがいる袋を閉じる作業はハヤト君が担当
そして大事な名前や値段のシールを貼る
ハルカちゃん。

なかなか手際がいいあぐりっこ。
このように『留々菜』に出荷している作物は
生産者が自らパック詰めし
値段も決めているんです。
鮮度がよくて、さらにお手頃価格の商品が
揃う理由はここにあったのです!

佐々木「完成~(パチパチパチ)」


2014年03月15日(土) |  あずま牛カレーをいただきます♪
納品を任されたあぐりっこ。
山口さんの棚に並べます。

森崎
「このように商品が並ぶんです」

佐々木
「いつもは生産者である山口さんが
 持ってきているんです」

ハヤト
「今までは買う側ウキウキしてたけど
 今は商品を置いてみて
 生産者側ウキウキした」

森崎「生産者側でウキウキした」

ハルカ「買ってくれればと思う(笑)」

森崎「買ってほしいね」

さてここからは試食コーナー!

林さん
「さきほどお店で見てもらった
 『あずま牛(ぎゅう)カレー』を
 食べていただきたいと思います」

このカレー留萌の人気店のレシピをもとに
地元の高級和牛をたっぷり使った
JA南るもいオリジナルカレーなんです。

林さん
「私もここに携わっているんですけど
 マスターと東さんの写真があって
 私どこにもないんです。
 ただバーコードを自分で作れるんで…
 最後の三ケタを
 『884…ハヤシ』にしました」

藤尾「なんて遊び心!」

≪JA南るもい あずま牛カレー≫
 ■1人前200g 680円
 ■問い合わせ:0164-42-2104

そんなJA南るもい自慢のレトルトカレー!
さっそく袋を開けてみると…

森崎「すっげ~いい香り」

レトルトパウチを開けると
藤尾「お肉がすごい!ゴロゴロ」

森崎
「いただきます…(一口食べて)
 めっちゃ本格的!
 レストランで食べてるみたい!
 お肉の繊維が口の中で
 ホロホロホロってほぐれていく」

あぐりっこもいただきま~す。

みんな大きなお口を開けてパクパク…

藤尾「いいですね、ピリッとくるの」

森崎「辛いね。ハルカつらい?辛いな」

ハルカ「うんうん(けど笑顔!)」

リーダーカイトを見て
森崎「最後にお肉とっとくタイプ?」

カイト「はい」そして一言…

カイト
お肉って…
やっぱいいですね!」

みんな大爆笑!

続いては週末だけ
ルピナス店で販売している
人気のスイーツ「アップルパイ」を
一久庵の高田英雄さんに
持ってきて頂きました。

≪りんごのスイーツ≫
1個 500円(Aコープるもいルピナス店)

 

増毛産のリンゴ「ふじをたっぷり使った
りんこパイをいただきます!

ハヤト
「リンゴは甘いしパイはサクサクだし
 おいしすぎてたまんないって感じです」

佐々木
「リンゴを丸かじりしている感じ」

森崎「本当に美味しい!」

森崎
「高田さん自身にとって地域に
 ルピナス店というスーパーがあることを
 どう思いますか?」

高田さん
「昔はあんまり産直とか
 やっていなかったんですが
 ここ何年かはずいぶん力を入れて
 地元の物をPRしているので
 大変すばらしいと思います」

森崎
「お店をやっている人同士のつながりで
 相乗効果で地域を盛り上げて
 元気にしていくって素晴らしいことだね」

2010年から産直重視型に転換したルピナス店。
今のような地域密着型のお店になったのには
ある理由があったのです。

林さん
「10年程前に近くに大型のスーパーが出来て
対決してくわけですけど
どんどん負けていく…
真っ向から同じ勝負をしてはダメだと
農協らしい店舗にしたいということで
産直をやっていくと私が提案したんですが
実行するには協力してくれる方々が
いないと出来ないので
周りに恵まれてやってこれました

森崎
「ピンチで喰いしばったから
チャンスに変えられたんですよ。
 すごいことですよ」

産直にこだわったルピナス店。
ここでしか食べられないものもあるので
ドライブがてら寄ってみてはいかがですか?




TOP(全件表示)