9月の芽室町・幕別町に続き、 あぐり王国 2度目の十勝の大地へ! しかも今回は3週連続で 十勝の大規模で迫力あふれる 秋の収穫の様子を伝えます!
ロケは10月下旬でしたが、
アダルトチームは つなぎに良く似合う作業用ジャンパー! あぐりっこチームは モコモコのダウンジャケットです。
十勝シリーズの1回目は士幌町です。
松「実は士幌町には東洋一の規模を誇るという アルものがあるんですがそれは一体なんでしょう?」
一同「まったく分かりませ~~ん」
松「では正解です!」 ペリペリペリ~
松「馬鈴薯コンビナート!!」
あぐりっこ 「えっ?」 「なに?」
河「答えを出しても分からないのですが・・・」
倉庫と加工工場が集まった複合施設? 「東洋一の馬鈴薯コンビナート」とは 一体何なのかーー? 一行は、早速 向かいました!
JA士幌町 農産部の 高橋さんに案内していただきました。 まずはその施設の広さと大きさにビックリ! ジャンボ機の格納庫かと思えるほどの 巨大貯蔵倉庫が12棟も並んでいました。
士幌町をはじめ十勝北部の 5つの農協から運ばれてくる ジャガイモが貯蔵されるそうです。 その量、なんと15万トン!!
高橋さん「ジャガイモを集める施設としては 日本最大級で東洋一!」
森「“東洋”なんて言い方、 昔の女子バレーでしか 聞いたことないなぁ~!」 河「東洋の魔女ね!」 あぐりっこ「わかんな~~~い」
そして巨大な貯蔵庫の中へ。
河「ここには13品種ものジャガイモが 集まってくるそうですが 高橋さん、その品種名を教えてください!」
高橋さん「はい。いいですかぁー。 男爵・メークイン・キタアカリ・ とうや・きたひめ・トヨシロ・ワセシロ」
順調♪順調♪
高橋さん「さやか・スノーデン・ ホッカイコガネ・ひかる・ スノーマーチ」
さすが、これで12品種! そして最後!!
一同「おしい~~~~~~~っ」
正解は 「オホーツクチップ」 でした!
高橋さんが「これ見てください」と袋を1つ。
一同「ポテトチップスだぁーー」
高橋さん「実はこれ JA士幌町が作っている ポテトチップスなんですよ」
高橋さん「いいえ。これは 地元の生産者の皆さんへの 感謝の気持ちを込めて いわゆる還元用として作っていまして、 士幌町とその周辺地域だけの 十勝北部限定販売品なんです。」
今回 そのポテトチップス製造工場で 取材させていただくことが実現しました!
工場のすぐ横にある倉庫から 運ばれきたジャガイモ。
2度洗いされて、 皮がむかれます。
次に傷のあるジャガイモとか 太陽に当たって緑色になったジャガイモを 取り除く作業。 同時に大きめのジャガイモは そのままだと袋に入らないので 適度な大きさにカットします。 この工程は機械では出来ない 人手の必要な作業だそうです。
そして機械でスライスされ、 軽く水洗い。
そのあと、長~~~~いフライヤーの中で じっ~~~~くりと揚げられるのです。 フライヤーの出口を見ると・・・・
揚げたてアツアツの ポテトチップスだらけです・・・ おいしそう~~
それに味をつけて、 計量されて袋詰めされるのです。
じゃじゃじゃ~~ん。もんすけです! 東洋一の規模を誇るというJA士幌町の馬鈴薯コンビナート!
『士幌農協では単に 農産物を販売するだけでなく 加工工場を設置して馬鈴薯を中心に 加工事業を展開しています。
じゃじゃじゃーん もんすけです。 北海道が日本一の 収穫量を誇るジャガイモ! 新鮮でより美味しいジャガイモの 見分け方ってみんな知ってる?
まずは、外観。 しわが少なく表面が 滑らかなモノを選びましょう!
形はふっくらした形がベスト。 あまり大きいものは空洞がある 可能性があります。
そして持ったときの重さも重要! 見た目よりも重量感のあるものが オススメです。
お店で選ぶときの参考にしてみてね!
天使大学の荒川教授にジャガイモの栄養について教えて頂きました!
『ジャガイモは主成分がデンプン。 デンプンはエネルギーに変わります。
そしてジャガイモの 特徴として注目したいのが ビタミンCが豊富に含まれていること。 これは葉もの野菜に匹敵する量です。 しかもこのビタミンCは デンプンと一緒に存在するので 熱にかけても壊れにくい!!
つまりジャガイモは 加熱するなど色々な食べ方をしても ビタミンCをしっかり摂れる可能性の ある食材なのです。』
出来たてポテトチップスを 堪能させてもらったあと 松坂アナから、 今回もう一つのテーマ当てクイズが出題!
松「日本一・東洋一の 馬鈴薯コンビナートに びっくりした士幌町ですが もう一つ日本一があります! それは何でしょう? ヒントは生きているもの・動物です。」
森「ん~~~~~~ン 牛か・・・・?」
松「正解!! 実は士幌町は肉牛の飼育頭数が 日本一なんです!」
ということで一行は 士幌北肉用牛牧場へ向かいました。
牛舎に向かうと予想と違う光景が・・・
皆さんは“肉牛”というと どんな牛を想像しますか? きっと角の生えた 全身真っ黒の牛ではないでしょうか? それは一般的には いわゆる“和牛”といわれる牛です。 しかし、私たちが手頃な値段で 気軽に購入出来る国産牛肉のほとんどは この白と黒の模様の ホルスタインという品種の牛です。
それは牛乳を生産してくれる牛として お馴染みの牛ですが 乳を出すのは当然、メス牛です。 もちろん生まれてくるのは メス牛だけではありません。 オス牛は生まれるとすぐに 生まれた牧場を旅立ち、 こちらのような肉用牛として専用の牧場に 運ばれるのというのです。
スーパーのお肉売り場で “国産若牛(わかうし)” という黄色地に牛の顔というシールを 見たことはないでしょうか? これが、おおむね生後24か月以内の ホルスタイン・オス牛のブランド牛肉なのです。
そして、カメラの前にいるのは 国産若牛ブランドの“しほろ牛”として 人気の牛たちです。 実は生後20か月で、 この翌日には出荷されるという状況でした。
森「そうですか・・・明日には旅立つんですね・・・ これが現実ですね」
鎌田さん「はい・・・。 いつも切ない思いをしています。」
私たち消費者はスーパーで 製品になったお肉しか目にしていないので ふだんは全く意識出来ませんが、 食卓の向こう側では命と向き合って 日々辛い思いをしている生産者の皆さんが いることを忘れてはいけませんね・・・
なお士幌町全体では 約4万5000頭もの肉牛を 飼育しているそうです。 ちなみに人口は 6800人くらいなんだそうです。 さすが日本一!!
(1)ジャガイモの皮むきが終わったら、 5ミリの厚さにカット。 切ったジャガイモは水にさらします。
(3)すべてのジャガイモを裏返したら、 やや厚切りのベーコンを投入!
ちなみに撮影の際に使用した 美味しそうなベーコン。 士幌高校の生徒さんが 授業の実習で作ったモノです。 士幌町内の道の駅で購入可能です。
そして士幌町ロケの締めくくりは 「しほろ牛」のステーキです。 牧場で見てきた牛さん達のことを想い、
「いただきます」をしました。
塩とこしょうだけの シンプルな味付けでしたが とてもやわらか~~く ジューシーな牛肉でした!!