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2010年11月27日(土) | ♯121 浜中町の酪農家・担い手育成 編
>>

2010年11月27日(土) |  ♯121 浜中町の酪農家・担い手育成 編

河野
「すごいキレイな場所ですねえ、ドコでしょう?」

佐々木
「今回やってきたのは道東の浜中町ですよ。
 浜中町は人口が6000人なんですが…
 ここでチョット問題です!」

突然ですがクイズを出題!
【23,000】
これは浜中町のあるものの数ですが、
何だか分かりますか?
ヒントは牧草が大好物!

さあ、あぐりっこと一緒に考えて見ましょう!

モモカちゃん
「ウシの数だ!」

森崎
「ウシの数、どうだろう」

佐々木
「正解~~!」

河野
「人口が6000人で
 牛が23000!?」

佐々木
「浜中町では人口の数より
 多い牛さんたちがいるんですよ」

15000ヘクタールの広大なエリアに
乳牛23000頭!
年間9万トンを超えるミルクを供給する浜中町。

全国的に深刻な後継者不足の中、
浜中町では15%
新規就農者だというのです。
全国からルーキーが集う浜中町。
その先進的な取り組みに今回は注目です!

河野
「さあ牧場にやってきました」

佐々木
「私達が移動してきたのは
 【浜中町就農者研修牧場】です」

森崎
「新規就農者のみなさんが、
 酪農業を営む準備をする場所なんですね」
新規就農者とは新たに農業を仕事にして
頑張っていこうという方々。
そんな皆さんをサポートしている、
こちら施設について
長岡さんに教えていただきましょう。

JA浜中町 営農コンサルテーション室長
長岡 茂美さん
「ここは今まで全然農業の経験がない方が
 トレーニングする施設ですよ」

森崎
「まったく経験がいらない?」

長岡さん
「今来ている人はほとんど経験がないですよ」

こちらは酪農の町を活性化しよう
と平成3年に誕生。
19年間で13組の方が酪農家として巣立ちました。
人気の研修牧場ですが、
ここで学ぶには条件があります。
それは・・・「夫婦で頑張れること」

森崎
夫婦であれば条件は問わない?」

長岡さん
「そうです!あとは健康ヤル気です!」


2010年11月27日(土) |  学べる条件は・・・夫婦の絆!

現在は4組の研修生が酪農修行中とのこと。

早速、研修中のご夫婦を直撃取材!
まず1組目は兵庫県からやってきた
森田浩二さん・史(ふみ)さんご夫婦です。
研修3年目の森田さんご夫婦にとって酪農とは?

佐々木
「結婚してどれくらいですか?」

森田さん
「8年かな?」

河野
「奥さまも元々、牛のお世話はしていたんですか?」

史さん
「いや してないです!」

河野
「まったくゼロですか?」

史さん
「ハイ・・・ゼロです!」

河野
「実際やってみてどうですか?」

森田さん
「朝起きるのがツライんじゃない?」

史さん
「そう!そうです…」

森田さん
「チカラ仕事っていうのが
 一番ツライでしょうね。
 ただ子牛が生まれて、
 子牛の顔を見ているのが楽しいですよ」

森崎
「これはから酪農家を目指すというコトですか?」

森田さん
「そうですね!浜中町で!」

森崎
「あらっ!ようこそ!ウェルカム!」

河野
「あなた浜中町在住ではないですよね!」

こちらの施設では
およそ200頭の牛を飼育し、
酪農の基礎から実践的な技術・知識までを
3年~5年で習得。
研修生には給与が支給されるうえ、
牧場に隣接する住居も完備。
様々な角度から研修に集中できるよう
サポートが行われているのです。

ゴゴゴゴゴゴ~~

突然、トラクターの音!

河野
「わあ~すごい迫力ですね~
 何をしているトコロなんですか?」

JA浜中町 長岡さん
「搾乳している牛に食べさせる
 エサをつくっているんです」

ここではエサづくりも学びます。

もちろんこのエサを作っているのも-
研修生のご夫婦なんです!


2010年11月27日(土) |  周囲のサポートに感謝!来年独立の研修生夫婦

河野
「エサを作っていたのが
 新(しん)さんご夫婦です」

来年独立予定、研修5年目の
新 一郎さん・郁子さんご夫婦。
以前は神奈川で建築関係のお仕事を
していたのですが…

森崎
「北海道で酪農の勉強をするなんて
 思っていなかった?」

新さん
「ないですね」

森崎
「新さん、重機あつかっている姿をみて
 すごいキャリアのある人なんだと思ったよ。
 ココの教官なんだと思った!」

河野
「ここの研修施設があったということは
 ありがたいコトだったですか?」

郁子さん
「こういうトコロがなかったら、
 酪農家を目指す道っていうのが
 自分では見つけられなかったので、
 JA浜中町の方には感謝しています!」

じゃーん、もんすけです。
地元の酪農を活性化! 
古くから新規就農者を受け入れてきたJA浜中町。
一体どのような活動をしているのでしょうか?

JA浜中町
木村 雅年さん
「JA浜中町では新しく酪農を始めたい!
 という方のために、様々なサポートを行ってます。
 新規就農相談の窓口として
 札幌・東京・大阪・九州などで開かれる- 

 新・農業人フェアに参加!
 農業に興味のある方に浜中町に来ていただくため
 お手伝いを行っています。
 また研修牧場の斡旋や卒業後の就農先の紹介、
 運営資金の相談など、
 初めての方で酪農にチャレンジできるよう
 全面的にサポートしています」

なるほど~~~
こうしたJA浜中町の活動が、
多くの新規就農を実現させているんだね。
もっとたくさんの方が来てくれたら嬉しいよね。


新規就農のお問い合わせ・ご相談は-
■JA浜中町 営農コンサルテーション室
 TEL)0153-65-2141
  HP) http://www6.marimo.or.jp/hmnk-new-farmer/

お次は牛舎に移動しました-

河野
「さっき作ったエサが入ってきた!
 車で入ってくるんですね」

トラクターからどんどんエサが
押し出されていきます。

佐々木
「みんな喜んで足出してる!」

河野
「首だすの早いから顔にかかってる!」

河野
「来年からいよいよ独立されるんですよね?
 意気込みとかどうですか?」

新さん
「夢なんですけど…
 いずれは浜中町を代表するような、
 そういう牧場にしたいなと思います」

郁子さん
「牛を大事に飼っていきたいです。
 そういう風な牛からとった牛乳を
 消費者の人に渡したいなと思います」

河野
「頑張ってください。
 しばらくは《新牧》と
 呼ばれるでしょうけど…」


2010年11月27日(土) |  なにわのお笑い酪農人!家族と一緒がイイ!

ここであぐりっこと河野は
すこ~し寄り道!

リーダーと佐々木アナは一足先に
浜中町研修牧場を卒業し、
3年前にご家族で酪農業をスタートさせた
黒木ファミリーに会いに来ました。

新規就農、その実情を教えていただきましょう。

森崎
「どちらから浜中町にいらっしゃたんでしょうか」

黒木 圭太さん
「大阪ですね、5年間に来ました」

バイクでの旅がキッカケで北海道に魅せられ、
移住を決意した黒木さん。
大阪で建築関係の仕事をしていましたが、
当時、酪農の知識は全く無かったのだとか。

森崎
「奥さん、どう思いました?」

智子さん
「夢があってイイなって思いました」

黒木さん
「毎日、家族と顔合わせるし!
 大阪のときは仕事から帰ったら
 子供が寝てるとか、朝も子供が寝ているうちに
 仕事にでたりね…
 ホントに今は毎日欠かさず顔を合わせるし」
 

森崎
「ちなみにココの場所はどうされたんですか?」

黒木さん
「元々酪農経営していた人が高齢で
 リタイアされるということで、
 JAの方から
 ココの土地が空くという話を頂きました」

森崎
「最高の場所でしたね!」

黒木さん
やっぱり日ごろの行い…
 なんですかね!」

森崎
「日ごろの行い関係ないです!

 なんで、そうちょこちょこ…」
 

黒木さん
「いや~~すみません!
 大阪人なもんで!」

地元を活性化!
JA浜中町では新規就農のお手伝いだけでなく、
かつて酪農を支えた大先輩たちなどへの
サポート活動もおこなっているんです。

JA浜中町
和田 瑞穂さん
「JA浜中町では地元の高齢者を対象に
 週に1度、憩いの場《デイサロン》を
 開催しています。これは移動手段がなく
 外出する機会が少なくなった高齢者の方を
 バスで送迎し通院や買い物、
 美容院などに行ったり
 おしゃべりするなどして、
 一日自由に過ごしていただき、
 楽しんでいただくために行っています。
 週1度の集まりを皆さんも楽しみにしており
 ご家族の方にも大変喜んで頂いております」
酪農への就農前から引退した後まで!
JA浜中町は、地元の皆さんが幸せに暮らせる
お手伝いをしているんだね。 

2010年11月27日(土) |  あぐりっこもお手伝い!ミルク料理に感動!

さて寄り道をしている
河野とあぐりっこがやって来たのは-

あぐりっこ
「すご~い!キレイ!」

河野
「ココが《霧多布湿原》です」

河野
「これ全部…

ビッチャビチャやで!
 
湿原だから!」

浜中町には水鳥の重要な生息地として
国際的に保護されている、
霧多布湿原などがあり自然の見所満載。
そんな自然豊かな浜中町が一丸となって
取り組んでいるのが
「緑の回廊づくり」プロジェクト。
これは植樹などによって、
森や川、湿原などを結ぶ自然の道をつくり
そこに暮らす野生動物が
自由に行き来できるようにしようという
取り組みなのです。

浜中町の自然を満喫し、
あぐりっこと河野も黒木ファームで合流。

河野
「せっかくなので
 あぐりっこに何かお手伝いさせてもらえますか」

と言うことで-
あぐりっこ初のエサやりにチャレンジ!

黒木さん
「これは配合飼料です。
 トウモロコシとか牛さんの好きなものが
 イッパイ入っています」

でっかい牛に少々腰が引けてしまうあぐりっこ…

河野
「牛の迫力に負けてるな…」

お次は酪農生産者直伝、
ミルクたっぷり、あったかレシピ!

教えていただいたのはJA浜中町女性部の
日向(しゅうが)よしみさんです。

絶品メニューにあぐりっこも-

カズト君
「まいうううう~~」

ハヤテ君
「野菜と肉がおいしい!」

カエデちゃん
「白菜トロトロしておいしい!」

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

佐々木佑花の週刊あぐりニュース。


今日は去年番組でもご紹介した、
こちらの野菜の続編です。

上川・和寒町のキャベツ畑で
収穫体験をしているのは、
地元の和寒小学校の児童33人です。
和寒町といえば…
そう!越冬キャベツですよね。
番組でも、去年1月、
地元の小学生と一緒に、
雪の中からキャベツを
掘り出す体験をしました。
そして今年も収穫を迎えた畑に
子供たちがやってきました。
JA北ひびき青年部和寒支部では、
地元の農業を知ってもらおうと
7年前から
「子ども農業体験事業」を行っています。
     
子供たちは、使い慣れない包丁を使って
キャベツの芯を根元から切り離す
作業にチャレンジ!

実はこのキャベツ、
6月に自分たちで種まきをして
育てたものなんです。

子供たちは、自分で育てた
大きなキャベツを抱えて満足そうでした。

地元の畑で、地元の特産品を収穫体験なんて、
本当にうらやましいです。
この日は越冬用に収穫したキャベツを
ビニールの上に並べたそうです、
あとは雪が降るのを待つばかり…。
来年1月末には、
掘り取り体験をするそうです。

以上あぐりニュースでした。




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