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2013年06月29日(土) | ♯249 北海道農業を支えるJA職員育成!JAカレッジ
>>

2013年06月29日(土) |  ♯249 北海道農業を支えるJA職員育成!JAカレッジ

さて今回のあぐり王国は
オープニングから大変なことが…

森崎
いや~日々、勉強勉強だなあ(ニヤリ)

笑いをこらえるのに必死な
佐々木アナと河野くん。

河野「どうしました?何がどうしました?」

森崎「今日はこういう取材と聞いておりますが…」

佐々木
「今日は農業にかかわる学校がテーマなんです」

森崎「そう!うんうん」
(といって河野君のほうを振り向く)

河野
「振り向きの(迫力)すごいわ!」

森崎
「今日、大人が勉強するって聞いてるんだけど」

佐々木
「これまでも農業高校を取材してきましたが
 生産者を志す農業高校ではなく、
 生産者をサポートする組織《JA》に入る
 人材を育成する『JAカレッジ』という
 学校を学びます」

森崎「じゃあJA大学だ!」

河野
「まあそうですね…
 けど大学に学ランの人っていないでしょう?

森崎
「(ちょっと照れたように…)
 昔の考えだな!

ということで今回のあぐり王国は
生産者をサポートするJA職員の養成校
『JAカレッジ』の全貌と魅力に迫ります。

では学ランリーダーも
いつものスタイルに戻ってもらって
本題に入りましょう!

佐々木
「まずお二人はJAカレッジは
どういうことを勉強する学校だと思います?」

森崎「それだけはわからないです」

佐々木
「そもそもJAは生産者の営農と生活を
 サポートする組織
です。
 そしてここはJAに入る
 人材を育成している場所として
 全国で唯一の学校なんです」

佐々木
「その授業内容の一部がこちらです。
営農生活事業論とか農業経済論とか…」

森崎
「もう“論”とかわからない!
 あっこれ!(農業実習)これは出来る!」

JAカレッジはJA職員を養成する
全国唯一の学校で、
創立90年以上の歴史を誇ります。
2つの学科があり全道のJA役職員や組合員の
資質向上を目的とした研修を実施する『研修科』と、
将来の中堅幹部職員を目指す人材を養成する
『学生科』に分かれています。

ここでJAカレッジの案内人がご登場。

JAカレッジ学生科の高橋孟頌(たけのぶ)君。
大学進学を期に故郷の青森を離れて北海道へ。
そして今年の4月、JAカレッジに入学しました。

森崎「生徒さんに見えないよね」

河野
「しっかりした“社会人”感がありますよ」

森崎「社会人ではない?」

高橋君「“準・社会人”です」

すると突然、

森崎「そんな日本語はない!」

佐々木「リーダー!」

そもそも高橋君はどうしてJAカレッジに
入学したのでしょうか?


2013年06月29日(土) |  朝から発声練習?はつらつとは?

高橋君
「(就職の)内定を企業さんから
もらっていたんですが、その後
JAカレッジの存在を知りまして、
JA職員への憧れもありまして
北海道農業を支える仕事につきたいと思い
入学を決意いたしました!」

あぐり一同「うお~」

河野
「高橋君はたくさんいるであろう 
生徒さんの中でなぜ選ばれたんですか?」

高橋君
「学生科の自治会(生徒会のようなもの)の
 会長をやっていまして…」

森崎「たかだか2カ月でか?」

河野「厳しいな、高橋君に!」

高橋君「僕たち1年の同期だけなので…」

森崎「1年生しかいないんだ~」

学生科は60名定員の2クラス、
1年制となっていて、
JA職員としてのノウハウや
様々な知識を短期間で習得します。

では早速、高橋君にJAカレッジを
案内してもらいましょう。

まず通されたのがなんと…体育館!

『1(イチッ)、ニイ、サン…』

森崎「おおっ声だしてる」

学生さんがピシッと整列し
大きな声を出してラジオ体操をしていました。

学生科の一日は体育館から始まります。
毎朝8時半に全生徒が集まって
ラジオ体操を行い
『はつらつとした人材』の育成に
取り組んでいるんです。

そして、さらに…

学生
「これより口の体操を行います。
口を十分に開いて大きな声で
ハッキリ発音してください」

森崎「発音??」

学生「あえいうえお…」

森崎「えっ!」驚くリーダー。

すると学生さんだけでなく
隣にいる高橋くんまでも
「あえいうえお…」と
一斉に復唱し始めました。

森崎
「演劇部で(発声練習を)やっていたよ!」

するとリーダー
何かを思い出したかのように…

「さ!せ!し!

 す!せ!そ!

 (でかい…ものすごくデカイ…)」

リーダー、ちょっと血管が浮き上がってます。

河野
恥ずかしい親戚のオッサン
 連れてきたみたいな気持ち…」

ラジオ体操のあとには、
発声練習や礼儀作法の訓練などを行って
『明るく、規律ある人材』の養成にも
取り組んでいるんです。

森崎「これは引き締まる。すごいね」

森崎
「学校で学生さんとすれ違う時に
みなさんすごい元気良くはつらつと
『おはようございます』と言ってくれる!」

高橋君
「毎朝の積み重ねが活きてると思います」

森崎「肉体精神が鍛えられるね」

高橋君
「度胸はつきますね。
みんなの前に立って大きな声を出すので!」

河野「全員入れ替わってやるんだ」

高橋君「必ずみんなやります!」

JAカレッジのモットー
「はつらつ」の原点を知ったところで
お次は教室を訪問!


2013年06月29日(土) |  コミュニケーション能力を高める!

では学生科の授業を見学させてもらいます。

河野「宜しくお願いします」

学生さん「よろしくお願いします!(大声)」

あぐり一同「うおおお~~(圧倒!)」

このクラスで行われているのは
『営農生活事業論』という授業。
学生たちが農業に関する
様々な専門用語の意味をグループごとに
話し合って発表するというものです。

佐々木
「先生が講義をするだけではなく
 自分たちも参加するんですね」

高橋君
「そうですね!コミュニケーション能力
企画力を養う授業ですね」

ここで専門用語のリストを見せてもらうと…

森崎
「僕らも取材してますけど
 すごく難しい言葉で学んでいるね」

高橋君
「自分で分かるように(意味を)書いてます」

ここで講義している先生にリーダーが質問。
森崎
「JA職員になる彼らがこのような
 専門用語を学ぶ理由とは何ですか?」

先生
「農家の人と話しているときに
 話の内容がわからないのは
 コミュニケーションができてないこと。
 なので学生たちには言葉の意味を
 教えるように授業をしています」

農業の基礎知識と
コミュニケーション能力を養う授業の他にも、
財務や会計知識を身に付ける
『農協簿記』

協同組合の精神や歴史を学ぶ
協同組合論』など、
JAカレッジならではの様々な教育が
行われているんです。

さてリーダーがここでまたまた質問。
森崎
「質問!全層施肥(ぜんそうせひ)と
側条施肥(そくじょうせひ)について
どういうメリットがあるのでしょうか?」

ざわめく教室。
さて壇上に立つ学生さんはなんと答えるか!

河野「ちょっと困った顔してる…」

学生さん
「そこは…先生にお任せしたいと思います!」

一同大ウケ!

河野「これもコミュニケーション能力!」

ここで学生さんに熱い思いを伺ってみました。

成田基(もとき)君
「JAは地元で働く仕事なので
地元で自分の力を活かしたいと思って、
この学校で色んな資格を取ったり
授業で学んだことを活かせると思い
この学校に入りました」

坂本凌一君
「配属された地域の農業の発展に貢献して
農家の方々から信頼されるような
JA職員になりたいです」

森崎「その為には何が必要ですか?」

坂本君
「はつらつで元気の良い人材として活躍する!」

佐々木
「みなさんから“はつらつ”したものが
 感じられますよね」

河野「入学して2~3ヶ月なのに!」

森崎「みなさん、はつらつですか?」

学生さん一同「イエ~~イ!」

河野「声が野太い!」

じゃ~ん、もんすけです!
将来のJA職員を養成するJAカレッジ。
即戦力として活躍するための環境づくりや
実践的な教育を積極的に行っています。

JAカレッジ 西埜裕司(にしのひろし)校長
「JAカレッジの特徴は協調性を高めるため
全寮制にしているところです。
農協簿記など専門的な知識にあわせて
危険物取扱者など多くの資格に
チャレンジをさせており
本校の卒業生は即戦力として高い評価を
頂いております。
北海道農業を支えるやりがいのある仕事に
興味のある方は是非
本校に入学して頂きたいと思います」

男女共学で全寮制のJAカレッジでは、
快適で楽しい寮生活を送るための
充実した環境と設備が整っています。
共同生活を通じて仲間との絆や
友情を深められるのは、
寮生活ならではだよね~

2013年06月29日(土) |  カレッジOB訪問!

さてお次は畑やハウスが広がる場所に
やってきました。
一行が案内されたのはJAカレッジ専用の畑。
野菜の苗を植えるという農業実習の授業を
見学させていただきます。

森崎「やってるか~!」
学生「イエ~イ」
森崎「何を植えているの?」
学生「大根!」

高橋君
「こういう風に植えて育てて
 最終的にみんなで食べようかって!」

森崎
収穫の喜びを体験するんだ!
机に座って授業を受けるのと
こうやってお日様の下、
土いじりするのはどっちが好き?」

高橋くん
「ぼくは~~こっちの方が好きですね!」

森崎
「そうだな…俺は完ぺきこっちだな…」

ここで苗植え未経験という
高橋君も授業に参加して、
他の生徒と一緒にトマトの苗植えです。

河野
「やったことあるみんなは慣れてるから
 高橋君見ながらやったほうがええで」

森崎「みんなすごいね」

河野「スピードが違う」

苗を植える場所を掘り起こし
たっぷり水を注ぎます。

いざ苗を植えていきますが…

森崎
「ものすごい手際悪かったねえ~!」

佐々木「初めてですもん!」

河野「そりゃビクビクするわ!」

先生からOKもいただき苗植え完了!

座学での知識習得だけではなく、
こうした作物を育てる経験も養いながら、
生産者をしっかりサポートできる人材を
養成しているんです。

森崎「早く現場に行きたいって思う?」

高橋君
来年が待ち遠しい!(JA職員として)
 早く働きたいと思ってます!」

森崎
「オススメは俺のふるさとの東川町」

JAカレッジの農業実習を見学したあぐり一行。
このあと河野君を残してリーダーと
佐々木アナの二人は長沼町へ。
すでにJA職員として活躍している
2名の卒業生がいるということで
JAながぬまを訪ねました。

肥料や農機具の資材販売業務を担当している
営農資材課勤務のさん荒明瑠美さん21歳。
そしてもう一人は荒明さんと同じく
営農資材課勤務で販売した資材の配送業務
担当する北川絢伍さん21歳。
共にJAカレッジの卒業生です。

森崎
「JAカレッジで学んで農家さんとの
 繋がりをイメージしてたと思うんです。
 現場はどうですか?」

荒明さん
知識を身に付けないといけないので
 日々勉強ですね」

北川さん
「まだまだだなと思います。
 知識も得てないんで…」

森崎
「まだ若いなあ~これからだよ!」

仕事現場でも勉強の連続!と話す二人。
今回、生産者との関わりが深い仕事と言われる
北川さんの配送業務に密着
させて頂きました。

北川さん「こんにちは~」

やって来たのは生産者さんの
鶴見昭博さんのトマトハウスです。

森崎「広大なハウスですね~すごい」

北川さんの業務は配送のほかに
作物の生育確認なども行っています。
生産者とのコミュニケーションを大切にしながら、
万全な生産体制営農環境作りに励んでいるんです。


2013年06月29日(土) |  農業の最前線で活躍できる人材へ!
鶴見さん
「そ菜(野菜)とか直接トマトを出荷する
 施設であったり…
 一生懸命、私たちの作物を消費者に
 提供してくれるところってことで
 とても助かっているし、
 みんなニコニコしていて愛想良くしてくれるので
 こっちとしてもすごい助けられてると思います」
北川さん
「やっぱり一番組合員の人と接することが
 多い部署だと思うので
 間違ったことも言えないですし…。
 ただ話す機会が多いので
 僕には合ってるかなあって。
 やりがいがあるなって仕事であります」
JAには金融課共済課といった
様々な部門があります。
組合員であも生産者のサポートに留まらず
地域においても重要な役割を担っています。

さてリーダーと佐々木アナが
JAカレッジに戻ってきました。

森崎「ただ今、夕食の時間なんです」

佐々木「食堂に来ましたよ」

森崎「豪華だねえ~」

森崎
「みんなのね先輩たちから話聞いて…
 ってお前、何してんのよ!

ちゃっかり学生に紛れて
夕食を食べる河野君。

森崎「なんで一緒に食べてんのよ!」

JAカレッジでは全生徒が食堂に集まって
食事をとります。この日のメニューはコチラ。
道産食材を中心とした
ボリューム満点の料理ばかり!
毎日3食、栄養バランスも考えられた食事を
提供してくれるんです。

森崎「JAカレッジのご飯はおいしいか?」

学生「おいしいです!」
なぜか拳を高々に振り上げる学生たち。
(はつらつだけでなくノリも良いんです)

河野
「よく何の練習もなくそんな出来るなあ」

さてここでリーダーから学生へメッセージが-

森崎
「みなさん大きな志しをもって
 ここで学び生活をしているだなって
 見てわかりました。さっきみなさんの
 先輩の現場を取材してきました。
 やっぱり現場で習うことを大きい!と
 僕らに正直に話してくれました。
 みなさんもこれから色んな
 山・谷があると思いますが
 志高く頑張って頂きたいと思います。
 これからの皆さんを応援します。
 今日はありがとうございました」

学生「ありがとうございました!」

こんにちは。週刊あぐりNEWSの時間です。
今日は「食べたあなたが審査員」!
新・ご当地グルメグランプリのお知らせです。    

来月7月6・7日に芽室町の芽室公園で開かれる
「新ご当地グルメグランプリ北海道
 2013in十勝芽室」。

このイベントは「富良野オムカレー」や
「十勝芽室コーン炒飯」など全道15地域の
新・ご当地グルメが集まるもので、
今年で4回目を迎えます。

「食べたあなたが審査員」という
キャッチフレーズ通り、
会場を訪れた人たちが審査員となり、
食べた料理の味やコストパフォーマンスなど
5段階評価で点数をつけ、
各種目の得点と人気度(販売食数)の総合で
順位を競います。

このほか会場には十勝地方の特産品が
販売されるほか「とかちハヤシ」や
「広尾しゃロッケバーガー」など
十勝の新しいグルメが堪能できる
「十勝グルめぐり」というコーナーも
用意されていますよ。

一食500円?何食食べられるかな?
以上、週刊あぐりNEWSでした。

【新・ご当地グルメグランプリ北海道
 2013in十勝芽室】

日時:7/6(土)7(日)10:00~16:00
     (チケット販売は9:00~15:00)
会場:芽室町・芽室公園(芽室町本通8丁目)

※当日は約4000台の駐車場を確保していますが、
できるだけ公共交通機関をご利用ください。

※当日はチケットの売り切れが予想されるので、
前売り券の購入をお勧めします。

【問い合わせ】
「新・ご当地グルメグランプリ北海道
 2013in十勝芽室」実行委員会事務局

電話:0155-62-6366 (平日10:00~17:00)

あぐりファミリーの市民農園、
野菜作りリポート!

札幌市西区の市民農園で
野菜作りを始めた2家族。
苗植えから3週間経過した、
樫見ファミリーの畑を覗いてみましょう!

※お父さんの浩一さんレポート※
お父さん
今日は晴天です!順調に伸びています!」

※お母さんの志のぶさんレポート※

お母さん
「ハグ、結構草生えてる?
 ちゃんと草取りやりたいって
 言ったんだから頑張れよ~」

1歳になる紡ちゃんもお手伝い!

お母さん
ジョーって(水を)根元にあげてね~
 おいちくなあれ…だよ!」
(お母さん可愛いです!)

お母さん「おいちくなれ、やった?」

紡ちゃん「どど!」(可愛い…)

この後ゴーヤの竹立ても行った樫見ファミリー。
待望の収穫まで力を合わせて頑張ろうね!




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