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2019年08月03日(土) |
♯533 木野のカリフラワー!編
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2019年08月03日(土) |
♯533 木野のカリフラワー!編
日本名で「花野菜」と呼ばれる野菜があります。
さて何の野菜でしょう?
答えはカリフラワー!
ブロッコリーとよく似た形で、
両方ともキャベツの仲間に分類されます。
カリフラワーは、ブロッコリーの突然変異から生まれた、
と考えられている、兄弟のような関係。
日本の食卓には、1960年代初頭から登場。
当時は、カリフラワーが多く出回っていました。
1980年代以降は、ブロッコリーの生産量が
上回るようになりましたが、
カリフラワーは今でも栄養価が高く、
おいしく、美しい野菜として
多くの人に愛され続けています。
さて今回のあぐり王国ネクストは
音更町のカリフラワーに注目していきます!
森結有花アナウンサー
「音更町にやってきました!」
森崎博之リーダー
「また来ました音更町。よく来るな~オレ!
音更町と言えば、もう農業!
十勝大平野の大農業地帯の中心でもあります」
森崎リーダー
「今もほら…何かを何かしてます!」
森アナ
「何らかの作業をね、なさってますね」
森崎リーダー
「畑を起こしてる。
収穫終わったところをもう一度耕して
もう一回何かを植えるのかなあ」
森アナ
「今回はそんな音更町で
カリフラワーに注目します!」
森崎リーダー「カリフラワーの何知ってます?」
森アナ「ええええ。何を知ってるか?」
リーダー
「君はカリフラワーの何を知ってるんだ!
よく似た作物は?」
森アナ「ブロッコリー?」
リーダー
「ブロッコリーとカリフラワーの関係性を知ってる?
どっちが手間かかるか知ってる?
それが全て分かります!そんな30分!」
さて今回のあぐりっこは、
ブロッコリーが大好きな小学6年生
武井はるちゃんと、
同じくブロッコリー好きの5年生、
中島優良(ユウラ)ちゃんの2人です!
リーダー
「さあ今日はカリフラワーです。
どんな印象ですか?」
ユウラ「白いブロッコリーみたいな感じ」
リーダー「そうだね。好き?」
ユウラ
「う~ん。あんま食べたことないから…」
リーダー「あんま食べたことない!」
ユウラ
「1回だけ食べたことある。
買ったお弁当の中に入っていた!」
森アナ
「私もカリフラワーって
白いブロッコリーと思って食べてました」
リーダー「ハルは食べたことあるの?」
ハル「ないです!(即答)」
リーダー「食べたことないの?」
こっくり頷くハルちゃん。
リーダー
「話によるとですね…私は違うんですけど
昔はブロッコリーよりも
カリフラワーの方が多く食べていたと
うちのプロデューサーが言ってました!」
あぐりっこには馴染みが薄かった
カリフラワーを学ぶべく、
さっそく農場へ―
生産者の中井信人さんに詳しく教えて頂きます。
リーダー
「これ全部カリフラワーですか?」
中井さん
「いえ。ブロッコリーの作付けもしています」
リーダー「そうなんだ!」
中井さんの農場は総面積およそ30ヘクタール。
カリフラワー、ブロッコリーのほか、
小麦など多くの作物を育てています。
2019年08月03日(土) |
カリフラワーとブロッコリーの苗の見分け方
ところで、カリフラワーとブロッコリー、
苗の状態では、見た目がほぼ変わりませんね
リーダー
「そちらに育っているのがありますよね…」
中井さん「これはブロッコリーの苗」
森アナ「えっ???」
リーダー「言われなきゃ分からない!」
ユウラ「見分けつかない!」
中井さん「葉の形ですね」
中井さん
「カリフラワーは葉っぱがスリム…かな」
リーダー
「スリム!に対してブロッコリーは?」
中井さん「ブロッコリーは厚みがある!」
リーダー
「なんかちょっともこもこっとしてるね」
中井さん
「ちょっとカリフラワーはデリケートで
弱々しいんですよね」
森アナ
「いまデリケートって言葉がありましたけど
栽培もカリフラワーの方が大変なんですか?」
中井さん
「大変って言うよりも… かなり大変ですね。
気を遣うというのか…」
そんなカリフラワーの栽培について学んでいきます。
リーダー
「今、葉っぱが4~5枚くらいの状況ですよね」
中井さん
「植えてか10日くらい経っています」
リーダー「植える前、定植前は?」
中井さん
「定植前は、JA木野(音更町)の苗を使ってます。
野菜の苗を専門に育てる部署があるので、
そこから買っています!」
リーダー「苗を育てるのは非常に大変!」
中井さん「【苗半作】と言いますのでね」
リーダー
「土に植えてスタート!
収穫してゴール!って思うじゃない?
でもそこが100%じゃなくて、
50%は小さな苗を育てるのに
生産者さんは非常に苦心なさって
情熱をかけている!半分は苗なんだ!
それを作るのが大変だってことを苗半作という!」
森アナ
「それを専門的な施設でやってくれるって事は
農家さんにとっては、すごく助かる!」
中井さん「助かりますし、安心です!!」
リーダー
「農家さんが安心できるっていうことは
私達消費者にとっても安心ってことですよね」
苗の定植は、4月下旬から7月中旬まで、
12回に分けて行います。
リーダー
「12期に分けるということは
収穫適期はどれくらい幅があるんですか?」
中井さん
「6月10日から10月中・下旬までになります」
あぐりっこ「すごい!長い!!」
リーダー
「初夏から秋まで…12回に分けて頂くことで
長い間カリフラワーを楽しむことができる!」
森アナ「嬉しいですよね~♪」
中井さん
「毎日休むことなく毎朝とってます!」
リーダー
「どんな天候でも毎朝畑に出る!
そやってやってくださっているから
いつも安心な野菜が並ぶんです!」
2019年08月03日(土) |
キレイに除草して大きく育てる
さて、定植したばかりのこの時期、
葉っぱが小さいうちにやらなくてはならない
重要な作業があります。それは…
中井さん
「この段階では初期の除草作業、草取りですね!
トラクターで【カルチ】という
【4頃(けい)】の機械のツメを引いていきます」
森アナ「へ~~」
リーダー
「4頃(けい)のツメを引いていく…
聞いてもちょっと分からない(笑)」
土の栄養を苗に集中させるため、
虫を付きにくくするため、除草作業をまめに行い、
カリフラワーを守ります。
葉っぱが大きくなってからは、
機械では作業できないので、
この段階で出来るだけ除草するのが肝心です。
リーダー
「これが4頃(けい)のツメで引っかかれた。
根っこから掘り出されて枯れている!」
ユウラ「キレイに取れてる!」
リーダー
「やっぱりまっすぐに走らせなきゃならない?」
中井さん
「まっすぐ走らせることも大事ですけど
まっすぐに植える事も大事なんです。
これ1本1本歩行型の移植機で植えているんです!
それも苗を1つ1つ入れていく!」
リーダー
「1つ1つ落としていくの!
先っちょにカラス口っていう
パカパカするのがついていて、
僕の肩から入れたら手から出てくるイメージ!
ポン!ポン!ポン!ポン!
1個苗入れて、ポン!
1個苗入れて、ポン!
これ私のカラス口でちゃんと説明ついてますかね?」
森アナ「大丈夫です!」
中井さん「そのくらいの遅さですね…」
森アナ「伝わりました!」
リーダー「良かった。伝わったわ…」
森アナ
「続いてのステージに見せてもらうんですが
けっこう歩いてきましたよね」
リーダー
「青々と育った農産物があります!
でもカリフラワーが見えないですね…」
中井さん
「そうですね。この状態では見えないんですけど…」
リーダー
「見えないよ。どこにあるか?見えるかい?」
ここは、定植からおよそ2か月ほどのブロック。
葉っぱはずいぶんと大きくなりましたが、
カリフラワーの姿は?
リーダー「ちょっと見えないよ…」
中井さん「こう広げると…」
リーダー「うわ~見えた!!」
森アナ「あったあああああ」
リーダー「まだ小さいですか?」
中井さん
「小さいです!
まだ出荷までは2週間近くかかります」
中井さん
「この白さは葉に隠れているから!」
中井さん
「毎日毎日太陽の光が当たると
茶色くなってくる!黄色くなる!」
ユウラ「日焼けするの?」
中井さん「そう!」
そうなんです!日焼けしちゃうんです。
日焼けしないためにはどうするの??
2019年08月03日(土) |
美白美人を作るための徹底したこだわり!
リーダー「日焼けしないために何をするの?」
中井さん
「1つ1つ葉っぱを折っていくんです!」
リーダー 「折っちゃうの?
ポッキリ折れちゃいましたよ!
これでいいんですか?」
中井さん
「毎日、見て歩いて葉を折っていくんです」
この葉っぱを折る作業。
最盛期はなんと、1日で7000~8000株ほど。しかも…
中井さん
「収穫近くになってくると
一度、隠しちゃったら、
どれくらいの大きさになってるか分からないので
今度は毎日開いて見て、確認して、
またかぶせる!!!」
リーダー
「いやいやいやいやいや…
ほんとに大事に育ててますねえ」
中井さん
「この白さが自慢というか自信というか
カリフラワーを作る醍醐味というのか…
良い物を作る!という楽しみですね」
そんなカリフラワーの美白を守る作業を、
あぐりっこがお手伝いさせてもらうことに!
ハル「あった!これ」
中井さん「そうだね」
ハル「大変だ」
ユウラ「これ折っていい?」
中井さん
「折っていいよ!
カリフラワーは純白な美白な食べ物なので
黄色くなってしまうとスーパーに並ぶことができない」
中井さんのお話を聞きながらも作業は続きます。
あぐりっこ「よいしょ…よいしょ…」
リーダー
「さあガッツリ体験してもらいました。
どうだった?葉っぱ折り」
ユウラ
「なんか…折るのは大変じゃないけど
(畑の中を)進むのがすごく大変で
足ちょっと痛くなった…」
ハル
「中井さんが毎日ずっとやっているから
すでに(葉で)隠れているのがいっぱいあって
自分でやるのが、ほとんどなかった!」
中井さん
「毎日毎日見ているんですけど
ふっと折り忘れることもあるんですね。
それが…こんなになっちゃうんです!」
あぐりっこ「黄色!!」
ユウラ
「ここだけちょっと白くって
ここは葉っぱで隠れてたんですか?」
中井さん「そうです!そうです」
リーダー「これ中は白いんですか?」
中井さん「中は白いです!」
ユウラ「わ~中は白い!まっしろ!」
リーダー
「中は白かった。
でも外側はこれだけ色が違う!」
ユウラ
「女王様から住民みたいな感じ…」
みんな大爆笑!
リーダー
「なんなんだよ。それ!大富豪みたくなってる!」
2019年08月03日(土) |
カリフラワーってどこを食べているの?
さて続いては、収穫適期のブロックへ。
リーダー「あー見えた見えた」
ユウラ「でっかーい」
リーダー「美しい!」
ハル「純白のドレス!」
中井さん「美白でしょ!」
リーダー「これをどうやって収穫するの?」
中井さん
「うちでは鎌を使います!
根本からできるだけ鎌に土がつかないように…」
ザクッ!!!
リーダー「おー切った!切り口太い!!」
リーダー「あんな小さかった苗が…」
中井さん
「ここから箱詰めするときに
平らに置けるように調整します」
サッサッサッサ
鎌で素早く底を切ってならしていきます。
中井さん
「さらにこの葉っぱを…」
ザクザクザクザク…
ユウラ「うわっカリフラワー切らないように…」
中井さん
「でなぜカライより茎が長いかというと…
箱に入れた時にぶつからないように
ガードしているんです」
リーダー「なるほど!守られているんですね」
カリフラワーは、
収穫した後も徹底的に守られるのです。
ところで、さっき中井さんが言った
「カライ」って何のこと?
リーダー「カライって聞いたことある?」
あぐりっこ「ない!」
リーダー
「ないよね…じゃあ私達はカリフラワーの
何を食べているんだろう?」
ハナ「実??」
ユウラ「花??」
中井さん
「そう!花のつぼみのかたまりなんです!」
ハナ「ええええ」
ユウラ
「それがすごい集まっている??」
中井さん「そうなんです!」
リーダー
「【花蕾(からい)】って花に蕾と書く。
ブロッコリーとカリフラワーは
カライを食べているんだ!」
ユウラ「花のつぼみを食べている!!」
中井さん「そうです!」
森アナ
「じゃあ、つぶつぶつぶつぶ…って
なってるじゃないですか、カリフラワーって。
その、つぶつぶつぶつぶ…が全部
花花花花…ってことですか??」
中井さん「そうです(笑)」
リーダー
「あの…バカに映ってない?大丈夫かな(笑)」
ではあぐりっこも収穫体験!
ザクザクザク…鎌が入りません。
ハナ「硬い…」
中井さん
「この辺に当てて…引いてごらん!
ぐっ!行け!!」
バシッ…
ハナ
「おおお…重い…」
リーダー
「そして底を平らにしていく作業ですね」
森アナ「これは大変…」
リーダー
「なかなか見よう見真似で
出来ることではないですね(笑)」
ハル
「太くてずっしりしている!」
リーダー「そうだよね」
ハル
「そして取れたときは…
ほっ♪♪っていう…なんか出会いがある!」
リーダー「キュンときた?」
ハル「うん♪」
2019年08月03日(土) |
絶品カリフラワー料理をいただきましょう!
森アナ
「JA木野女性部のみなさんに
カリフラワー料理をご用意いただきました」
リーダー
「すごーい!ありがとうございます」
森アナ
「代表して中谷真知子さん、
中井さんの奥様、真由紀さん
生産者の中井直人さんにお話を伺います」
※詳しいレシピは
こちら
!
リーダー「こちらは?」
中谷さん「カレー味のフライです!」
ではいただきま~す!
ハル
「ほろほろして…あったかくて
ほわ~として美味しかった!!」
リーダー「ほわ~ってどういうこと?」
ハル「なんか…つぼみがほわ~~(笑)!」
リーダー
「やわらかくなってる!
でも…あまいね~~!!」
ユウラはカリフラワーとハムのチーズ焼き!
「チーズとすごい合ってる!楽しい」
リーダー
「カリフラワーの噛んでいくと出るダシのような
芳醇な旨み…これすごい美味しい!」
カリフラワーのポタージュは…
リーダー
「ポタージュうまい!!
カリフラワーのダシが美味しい!
これはうまいな~~!」
森アナ
「色んな食材と美味しく組み合わさる!
あとはチーズとかそれこそポタージュも
乳製品ともよく合うんですね」
カリフラワーのパンナコッタは?
リーダー
「プルンプルンだ!
うわ~。まろーん。美味しいなあ」
ユウラ
「ヨーグルトかな?って思いました」
森アナ
「さっぱりした味だよね。
カリフラワー入ってます…?」
真由紀さん「結構入ってます!」
真由紀さん
「味自体にクセがないので
いろんな料理に使えます!」
中谷さん
「こうやって作ってみると
色んなものにアレンジできていいと思った!」
さてカリフラワーを学んでどうだったかな?
ユウラ
「すごく愛情が入ってて貴重なものなんだと
実感しました」
ハル
「カリフラワーってブロッコリーと同じくらい
大好きになりそうな体験ができてよかった!」
中井さん
「今日、一通りに作業工程を見てもらって
この白さが自慢のものですから
大変うれしく思いましたし、
やはり食卓で喜んで食べて頂けると
疲れもすごく取れますし…感激しました!」
リーダー
「生産者こだわりの白さ!
しっかりと学びました。ありがとうございました」
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7月27日のクイズ
「今回取材した緑色の野菜は、
なんて野菜だったかな~?」
正解は「ホウレン草(ポーラスター)」でした。
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