さて今回はいきなり ある場所にやって来る所からスタート!
森崎 「やってきたぞ~ ここはあぐり王国が3年ぶりに来る場所です。 懐かしいなあ~いるかなあ~ 《ぶんちゃん》っていうねえ… あっいた!!」
森崎 「あのツナギ見覚えある~!! お久しぶりで~す」
ご夫婦「ども~!!」
稚内で酪農家の生活を体験したあぐりっこ隊。 続いて訪れたのは浜頓別町。
お会いするのは《ぶんちゃんの里》の 小川文夫さん優子さんご夫婦です。
走り出すリーダー 「ぶんちゃ~~ん!! どうもお久しぶりです~~」
河野 「今日お世話になるぶんちゃんです!」
あぐりっこ「ヨロシクお願いします~」
浜頓別町の山間にある 『小川牧場 ぶんちゃんの里』。 番組がスタートした3年前に 取材させていただきました。
こちらではぶんちゃんの 酪農を愛する想いや食の大切さ、 そして命の尊さを学びました。
森崎 「改めてぶんちゃんです! ここは『ぶんちゃんの里』という所。 イロイロ学んでいきたいと思います」
あぐり一同 「よろしくお願いしま~す!」
《ぶんちゃん》こと小川文夫さん 「来ていただいて感謝します!」
あぐり王国では以前『ぶんちゃんの里』で 命について勉強させてもらいました。
森崎 「今も命を教えているんですか?」
小川さん 「家族連れや子供達がクラス単位で来るときに 同じような話をして伝えています。 たまに学校に行ったりしてお話してます。 正式には『酪農教育ファーム』と言います」
酪農教育ファームとは、 酪農や農業の体験を通じて 「心の教育」「命の教育」「食の教育」を 支援している牧場の事。 酪農教育ファームは全国で308箇所、 そのうち道内では53の牧場が認証されています。
小川さん 「酪農体験の中から 食や命の大切さを伝えています」
このような牧場を始めたきっかけは?
小川さん 「20数年前にドイツ・スイス・オランダを中心に 酪農研修に行ったんです。 向こうの酪農家を訪問して 私どもの酪農経営とスタイルが違うなって 感じたんです。 酪農の景観を大事にしている、 文化や歴史を大事にしているな…って 実感して刺激を受けました。 特に一番最初に目についたのが 『(花があって)非常にキレイ』ということ。 日本では無いと実感しました。 私も花を植えるのは、そこから学びました」
サイロにも絵がいっぱい描かれてます。
小川さん 「山の中で人影がないので 少し賑やかさを取り戻そうかな~って」
タクヤ君 「楽しい酪農ができるような…」
さくらちゃん 「花とか絵があるから優しい感じもする」
ヒカル君 「こういう牧場が何個もあったら 牧場も楽しくなりそう」
ミオちゃん 「この絵を見たらぶんちゃんが 優しい人だとか感じられた!」
ぶんちゃんの里にはアートがいっぱい! さて、お次に迎えてくれたモノは…
森崎 「みんな、見てごらん!いるよ~」
あぐりっこ一斉に 「カワイイ~!!」
登場したのは生後1週間の牛の赤ちゃん。
森崎 「いや~かわいい! 笑ったみたいに見えた~」
佐々木 「毛並みがまだ柔らかい~」
リーダー、ミルクやりを体験。
森崎 「カワイイ!!ただスゴイ力ですね」
小川さん 「押し込む力がスゴイんですよ」
突然ゴゴゴゴ~ と何かがやって来ました・・・
森崎 「トラックがやってきました」
小川さん 「実はですね。 この牛・・・オスなんですね」
森崎 「オスだけ売られて牧場に行って… そのアトはどうなるか、わかる?」
ヒカル君 「どこかへ行く?」
さくらちゃん 「お肉にされて…私達が食べる…」
河野 「そうなんだよね…」
オス牛が出荷されていく様子を 見学させてもらいます。 森崎 「本当に大切な貴重な光景だと思います」
トラックから子牛がすっぽり入る ゲージが降りてきました。
あっという間にゲージに子牛を乗せます。
小川さん 「トレーサビリティといって どこで飼われた牛か管理しています」
さていよいよお別れです。 ゲージが少しずつ上がっていきます。 と同時に体重も量ります。
森崎 「体重が50キロくらいです…」
子牛がトラックに乗りました。
これで本当にさようならです。
森崎 「オスに産まれると… こういう風に売られていくんだな」
トラックを見送るあぐり一同。
森崎 「ぶんちゃん… なんとも言えない気持ちになりますね」
小川さん 「せっかく産まれてきたのが たまたまオスだったがために このような運命になる…というコトです」
森崎 「これがリアルなんだ… 子供達には刺激の強い光景 だったかもしれません。 でも酪農家さんはこういう事と共にあって 僕達はこういうコトがあって お肉をおいしいって言って食べている…」
森崎 「今みたいな光景は見たくなかった?」
さくらちゃん 「見るのは複雑だったけど…」
森崎 「こういうコトをぶんちゃんは リアルに教えてくれる方なんです。 久々にあの授業をお願いしたいのですが…」
小川さん 「よろしくお願いします」
ぶんちゃん手作りの牧草ロールに囲まれた ステキな教室で命について学びます…
まずは三択のクイズからスタート。
小川さん 「牛が毎日“なめる”モノがあります。 塩か砂糖かデンプンか?」
ヒカル君 「砂糖…?」
小川さん 「正解は《塩》なんです。 生き物にとって塩は大切な食べ物です。 草だけではたくさんのお乳を出してくれません。 しかも病気になったりする場合もあります。 みんなが魚・肉・野菜をバランスよく食べるのと 同じように牛も草だけ食べてればイイ!という わけではないんですよ」
続いては、こちらの問題。 牛はいつからお乳を出すように なるのでしょうか? あぐりっこ「②かな?」
小川さん 「正解です!②の子供を産んだ時からです。 だから牛に子供を産ませるというコトが 非常に大事なことになります。 子供を産まないとお乳ださないから!」
写真で比べてみると-
小川さん 「産んだ直後はお乳が大きいでしょう! 下の写真の牛さんは しょぼしょぼってなってるでしょ。 産んでからしばらく経っているんだね」
小川さん 「子供を産むとこれだけの違いがあるんだよ」
ぶんちゃんから牛について学ぶあぐりっこ隊。 最後は食と命の大切さについて 教えていただきます。
森崎 「そんなのヒドイ…お肉なんか 食べるべきじゃないって思うかな?」
ヒカル君 「人間が生きていくためには お肉も必要だし 牛とかを犠牲にして食べているから… もっと食事を大切にしようと思った」
森崎 「これから目の前にお肉があったらね、 これは“生きていたモノなんだ”って、 そういうコトを考えて気持ちを込めて “いただきます”と言えたら…イイね。 魚もお米も野菜もみんなそうですね…」
あぐりっこ「ハイ!」
心にしっかり届いた ぶんちゃんの授業でした…
最後にぶんちゃんから 『記念に小屋の壁に絵を書いて』と提案が!
ということで、 あぐりっこがお絵かきにチャレンジ。 漫画家志望のさくらが下書きをして、 みんなで仕上げることになりました。
訪れた人が楽しくなるような作品に- そして番組の宣伝もシッカリと… あぐりっこ隊、名画誕生なるか?
こうして書き始めから40分後…
森崎 「完成~できたね!」
佐々木「かわいい!」
小川さん「素晴らしい」
牛さん着ぐるみのもんすけが ぶんちゃんファームでお迎えしてくれますよ!
小川さん 「ここに立って写真撮る人でるかもね!」
■ぶんちゃんの里(小川牧場) 住所:浜頓別町豊寒別 電話:01634-2-4563 ※ホームページもありますよ! http://www1.ocn.ne.jp/~farmin/
佐々木佑花の週刊あぐりニュース!
佐々木 「みなさんこんにちは! 今日はスタジオを抜け出して 岩見沢にやってきました。 田植えをしたあの田んぼが どうなっているのか?見に行きます~!」
お米の作付面積と収穫量が 北海道ナンバーワンの米どころ岩見沢。 今年6月ななつぼしの田植えを取材しました。 あれから3カ月、 水田はどのように変化しているのでしょうか?
ななつぼし生産者・大坂春雄さんに お話をお聞きしました。
佐々木 「田んぼにビッシリとお米が実って… きれいですねえ…」
大坂さん 「草丈が長くて… かしがって(稲穂が傾いて)きたね!」
佐々木 「実ってきましたね」
稲を手にとって見ると- 佐々木 「お米の形ですね… 少し色が青いですね…」
大坂さん 「あと1ヵ月近くで… 収穫できる状態になりますね」
さて田植えの後は どんな作業をしてたのでしょうか?
大坂さん 「雑草の防除です。稲に薬害のない、 そして人間にも安全な除草剤を散布。 これだけ広い田んぼに除草剤をまくのは 大仕事ですからね…」
さて気になる今年の生育状況は?
大坂さん 「去年並みの大豊作になると思います! 期待してください!」
佐々木 「では1ヵ月後、また皆で来ます!」
週刊あぐりニュースでした。