今、北海道の小学生に 異変が起きている! それは…
うめつ小児科 岡村暁子医師 「全国に比べると肥満の子も割と多いですし 最近になってやせ過ぎの子も 増えてきているのが 北海道の特徴だと思います」
とココでリーダーと佐々木アナが登場! しか~し、なぜか小声なんです…
森崎 「みなさんこんにちは! 我々は今とある住宅街に来ているんですけど これからあぐりっこの家に内緒で 突撃訪問しちゃいます!ヒヒヒヒィ~」
佐々木 「実はふた手に分かれています。 藤尾さ~ん!」
藤尾 「ハイハ~イ! 僕は現在、札幌市内のあぐりっこの家に まさに向っている所です! あぐりっこは僕が行くことを 知りません! 一体どんな顔をするんでしょうか?」
さて今回はあぐりっこの家族全面協力による 「あぐり王国プレゼンツ、 小学生、食生活改善大作戦!」
あぐりっこの自宅に突撃訪問! どんな食生活をしているのか… 専門家と一緒に問題点と解決策を探ります。
食べるの大好き、もんすけです! 「食事」って言葉を辞書で引いてみると…
【生存に必要な栄養分をとるために 毎日の習慣としてものを食べること】 なんだって!
生きるために不可欠な「食」。 特に成長期の小学生は体を作るために バランスのとれた食事が重要なんです。
森崎 「チャイムが鳴りました~」
あぐりっこは今日リーダーたちが 家に来ることを知りません…
森崎 「こんにちは! ヒロトさんいらっしゃいますか?」
さて突然の訪問にヒロト君の反応は?
戸を開くヒロト「???」
森崎「こんにちはっ!」 ヒロト「…こんにちはっ?」
森崎「あぐり王国です」 佐々木「こんにちはっ!」
ヒロト「こんにちはっ…?」
元気に挨拶していますが 状況が理解できない様子のヒロト君。
佐々木「突撃訪問です!」
状況が飲み込めない様子のヒロト君ですが、 お邪魔いたしまーす。
とココでリーダーが発見したのが と冷蔵庫に貼ってある写真。
森崎 「いいの見つけちゃいました~」
偶然にも前回あぐり王国に 出演(東川町のシマサンチュ)した時の 思い出の写真が貼ってあったのです。
森崎 「これ~ナイスコンビでした!」 (一緒に参加したのは白石拓也くんでした)
真紀さん(ヒロト君のお母さん) 「本当にチマサンチュが気に入ったみたいで あの後に種から育てたんです! で、食べたよね!サラダにしてね」
森崎 「へえ~嬉しいなあ~ ソレはもちろん高設栽培で?」
佐々木「そこまで本格的じゃない!」
…さてここで色々と物色し始めたリーダー ヒロト君の部屋にもお邪魔して…
森崎 「良いベットに寝てるね~」
テンションが高まるリーダーを横目に 自分の家になぜリーダーがいるのか? 最大の疑問を抱えたままのヒロト君… キョトンとしています。
ではそろそろ本題に入りましょう! ヒロト君の食事の様子について 聞いてみると-
真紀さん 「そんなに好き嫌いはないので、 出たものはたいてい食べますけど… とにかく早食い! いっつも私に怒られているんですけど…」
森崎「なんで早食いしちゃうの?」
ヒロト 「そういう口にクセがついちゃっている… 噛むは噛むんだけど 10回ぐらいしか噛んでない…」
森崎「ガツガツ食べてると何が悪いと思う?」 ヒロト「喉が詰まる?…」 森崎「そうだね!」
ヒロト君自身にも 「早食いはあまりよくない」という意識が 少なからずあるようで…
森崎「今日、時間ある?」
ヒロト「…??」
森崎 「今からある所に一緒に 行ってほしいんです。 来てもらっていいですか?」
ヒロト「…はい…」
まだ状況が飲み込めていないヒロト君。
そんな彼と一緒に勉強するのは、 道産巻きづくりの回(201298)などに 参加した山崎マサキちゃんです。
ピンポーン!ピンポーン(ベルの音)
扉が開きマサキちゃんが登場!
藤尾「おはようございます!」 マサキ「えっおはようございます…」
藤尾「あぐり王国です」 マサキ「…うん?えっ?」 藤尾「マサキお久しぶり!」
マサキ 「お久しぶりです… えっなんですか? 」
藤尾「あぐり王国北海道です!」
マサキ 「いやっ…はい…えっ?撮影ですか?」
藤尾「撮影です!」
マサキ「えええっ!」
ではマサキちゃんの食生活をリサーチ!
藤尾「ちゃんと晩ご飯、食べてる?」
マサキ「食べてます!」
藤尾 「僕ちょっと聞いてることあるんです! マサキは学校から帰ったらある物を お腹いっぱい飲んじゃうんでしょ?」
マサキ 「ある物をお腹いっぱい…コーラ!」
藤尾 「炭酸飲料を好きなだけ飲んじゃうんでしょ? それでお腹いっぱいになっちゃって 晩ご飯が食べられない時もあるって聞いたよ」
マサキ「…あります…」 藤尾「あるんじゃない!」
さらに食べ方にも癖があるらしく… 由加子さん(マサキちゃんのお母さん) 「普通はご飯茶碗を持って おかず食べてご飯食べて… でも違うんですよ。 まず好きなおかずをガーッと食べて 次に好きなおかずを食べて、 お米は最後!お米もおかずの一種…」
するとマサキちゃんつかさず反撃!
マサキ 「だってお米に何も味がついてない」
由加子さん「はっ??」
マサキ 「納豆とかかかっていれば食べられるのに~!」
藤尾 「おじさんの感覚だとおかずを食べてると 白いご飯が当たり前に欲しくなる… “とんかつ”だけ食べ続けられる? 」
マサキ「うん」
すると由加子さん 「それが一枚は食べられない!」
藤尾 「そうなんだ…一品だけを食べ続けてしまうし それすら残してしまう…少食なんですね」
早食いに少食など… あぐりっこの食生活に いろいろ問題が見えてきました。
そこで大事な食生活を見直して 家族みんなで健康になろう~ 「食生活改善大作戦」!
佐々木 「さて食生活と生活習慣を チェックしてもらうため 専門の先生をお呼びしています」
みなさんご存知の天使大学・荒川義人先生。 食を通じて北海道を元気にすることが ライフワークです。
そして札幌市中央区うめつ小児科の 岡村暁子医師。小児肥満についても お詳しい先生です。
ではここで突然ですが あぐりっこにあるVTRを 見ていただきます… 森崎「シッカリとご覧ください!どうぞ!」
さて映し出された映像は…なんと それぞれのあぐりっこの様子!
ちららはヒロト君のおうちでの夕食の様子。 食生活をチェックするため ヒロトには内緒で撮影しました。
この日の献立はご飯・豚汁・ほっけの塩焼き、 白菜のおひたし、かぼちゃ煮。
バランスよく食べていますが、 ヒロト君、食事を初めてから 箸と口が休むことなくず~っと 動いていています! 噛む回数も少ない!
食事の途中お母さんに 「落ち着いて食べなさい…」と 注意される様子も映し出されています。
食べ終わるまでの時間は16分! 完食しました~!
続いてマサキちゃんの様子。 もちろん本人には内緒で撮影! この日の献立はご飯、みそ汁、 焼きうどん、卵焼きです。
マサキ「肉うまいっ!」
好物のお肉をお父さんからもらい、 焼きうどんを食べ終わると… 食べるペースに変化が!
まず「はし」が進まなくなります…
ついには「はし」を置いて おしゃべりが始まります…
お父さん 「しゃべるの真剣で手が止まってる」
なんとか味噌汁を飲み終えて食事終了! 食べ終えるまで23分でした。
普段の食事をみせてもらうため 隠しカメラを設置させてもらいました。 森崎「お母さん全面協力!」 マサキ「全然気がつかなかった~」
ではVTRを見て- 森崎「ご飯はだいたい残すのかな?」
マサキ「はい…」
藤尾 「今日お宅を伺いましたけど 最初に好きなものを食べて始めて それだけでお腹いっぱいになっちゃって 結局は一品喰いになってしまう」
森崎 「最初は好きな物を食べるから テンション高かったよね! 好きな物、食べつくして無くなったら テンションが下がったよね」
藤尾 「みそ汁を飲むときのテンションが 異常に低かったよね」
森崎 「ヒロトもいつもあのような感じですか」
真紀さん 「もくもくと食べ続けて一番最初に 食べ終わっちゃう…感じです」
二人の特徴、ヒロトくんは「早食い」 マサキちゃんは 「好きなものから食べてしまうこと」と、 そもそも「食べる量が少ない」事。
では荒川先生に「早食い」の問題点について 聞いて見てみよう!
荒川先生 「“消化に良くない!”。 いっぺんに食べちゃうと しっかり噛まないうちにお腹にいって、 きちんと消化・吸収されないで 素通りしてしまう可能性があります。 なので時間をかけて “ゆっくり食べる”ことが大事です」 佐々木 「私から見るとリーダーと藤尾君も 早食いの所がある感じします!」
偏食・少食の問題点というとやはり 「成長に必要な栄養がバランスよく取れない」 という事!
森崎 「ご飯であまり量を食べられないって子は その前におやつを食べてるでしょって 場合もありますよね?マサキはどう?」
マサキ 「炭酸飲料を飲むの… 多いときで4~5杯!」
一同「ええええ~~」
佐々木 「それだけでお腹いっぱいに なっちゃうんじゃない?」
マサキ「5杯飲んだらパンパン!」
荒川先生 「甘い物はエネルギーがいっぱいありますから 取りすぎると体に溜まっていきますよね。 肥満とかになる可能性がありますね」
森崎 「いきなりゼロにしろとは言わないけど 2杯!」
マサキ「え~3杯!」
森崎「2だ2」
マサキ「3!」
藤尾「お母さんも言ってくださいよ!」
それでは目からウロコの 「偏食・少食の解決法」を教えていただこう!
荒川先生 「“お腹がすくようにする”! そのためにはおやつも甘い物も 食べ過ぎないようにとか運動が大事! ゲームばっかりしないでたくさん運動すると 自然にごはんの時間になると お腹がすいてくると思うんですよ。 そういう生活をしたいなと思います」
しかしもともと食が細い子供は一日三食では 必要な栄養が取れないこともあります。
荒川先生 「3回の食事でとれない物を おやつでフォローすることで量的にも カバーできると思います」
森崎「おやつは食事の補助という考えですね」
荒川先生 「果物や野菜を形ある状態で食べると シッカリ噛むということで出てきますので 簡単にジュースなどに置き換えないように してほしいなと思いますね」
続いては『早食い』の解決法。 藤尾君がその解決方法を ジェスチャーで表現。さてその方法とは…
マサキ「ゆっくり噛んで食べる!」 ヒロト 「食べて(はし)置いて、噛んで、食べる。 次々と行けないように(はしを)置く!」
佐々木 「早食いが気になるヒロト君はどう?」
ヒロト 「家でもやってみようと思いました」
森崎 「こういった食への取り組み方って わかっていても 出来ないことが多いですよね」 岡村先生 「習慣になっていて各家庭の “当たり前”になっているので、 お子さんだけじゃなくて家族みんなでやると お子さんも入ってきやすいので、 みんなで考えて、 楽しい食事にしてもらいたい というのが私の希望ですね」
おいしい食材の宝庫・北海道。
地元で採れた食材を積極的にとることで 自然と食生活のバランスが取れていくんです。
そんな生活のことを荒川先生は 「『北海道型食生活』と言っています。 『日本型食生活』という、 米を主食に魚・肉・野菜・豆類などを 組み合わせて食べる、 バランスの取れた食生活が 世界中から注目を集めているんですね 北海道の場合は『日本型食生活』の素材が 全部地元北海道でまかなえる。 近くでとれたものを食べることで “環境に優しい”食生活を送ることが 出来ますよね」
では美味しい北海道をいただきましょう!
今回は管理栄養士の資格を持つ 料理研究家・東海林明子先生と 荒川先生がタッグを組んで 美味しいメニューを作っていただきました。
東海林先生 「海のものもお肉も入っているし まさに北海道パエリアかなっ!」
ポイントは大きく切った具材。 よく噛んで食べられるように 工夫しているんです!
※詳しい内容はレシピコーナーをご覧ください。
さて今日一日お勉強した感想は?
ヒロト 「栄養とか北海道の食卓とかがわかって しかも最後にこんな豪華なものを 食べられたので、すごく意義があった!」
真紀さん(ヒロト君のお母さん) 「早食いのことはすごく 困っていたんですけど なかなか解決策がなかったので ハシを置くという簡単なことだけど 試してみる価値はあるなあと 思ったんですけど… やっぱりこう美味しいものだと ついつい…(笑)」
由加子さん(マサキのお母さん) 「自分の方がヒドいかなって… 直さなきゃな~みたいな…」
マサキ 「パパにも言って炭酸飲料を2リットルを 3本買うのを1本に!」
森崎「じゃあ学校から帰ってきたら?」
マサキ「3杯!」
と言っていたマサキちゃんですが、 収録後に大きな変化が!
マサキちゃんのお父さんが撮影した VTRを見てみると…
お父さん「今日炭酸とか飲んだ?」
マサキ 「飲んでない!一週間に1回飲んでるか 飲んでないかぐらい!」
しかもご飯をよく食べるように なったんだって~~!
さらに、ヒロトくんは…
ヒロト君ののお母さんが撮影した VTRを見てみると…
お~よく噛んでる!噛んでる!
お母さん 「あぐりに言われたことは 一応気をつけているね。 でもさあ~お茶碗持ってないよ! 」
家族全員で食生活を見直して 健康な体を作ろうね!