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2015年01月24日(土) | ♯322 剣淵町 農業と福祉の連携で誕生した商品とは
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2015年01月24日(土) |  ♯322 剣淵町 農業と福祉の連携で誕生した商品とは

佐々木
絵本の里として知られる
 剣淵町の道の駅
 “絵本の里けんぶち”にやってきました」

藤尾
「ボクは1回取材できました。
 雪の下キャベツと言いまして
 雪の下で越冬したあま~いキャベツが
 あるところですよ♪」

佐々木
「キャベツも有名ですけど
 その他に農業が盛んな町なんですが
 今回は様々な農産物を使って作られた
 『あるもの』が注目を浴びている!
 ということでやって来たんです。
 それがスードレ!
 主婦のみなさんはこれがあると
 助かると思うんですよね~」

藤尾
「あ~わかった!植木等さんの名曲!
 スースースドレレッレ
 スドレレスードレレッ~♪」

佐々木「違います!」

キッパリ否定されたところで…

本日一緒にお勉強するあぐりっこご紹介。
今回は小学6年生の二人の女の子。
料理が大好き!
ちょっと恥ずかしがり屋さんの
福田瑠夏(ルカ)ちゃんと、
特技はピアノ! 
何でもチャレンジしたい好奇心旺盛な
大谷彩莉(アヤリ)ちゃんです。

森崎
「君たちは知ってるか?スードレ?
 今は前代未聞のスードレブームだぞ」

佐々木
「そういうリーダーも分かってない(笑)
 さて2人はスードレ、知ってる?」

あぐりっこ「知らないです」

ルカ「ドレッシングだと思う」

森崎「じゃあスーの部分は?」

ルカ
スーパードレッシング(笑)?」

森崎「強そうだな…」

佐々木
「ではスードレとは何なのか?
 この道の駅の中にスードレがあります。
 見に行きましょう」

道の駅に入ってみると…

藤尾
「ここの道の駅は
 色んなものが売っているね~」

するとあぐりっこ走りだして…

アヤリ
スードレって書いてる」

森崎
「《野菜を野菜で
 食べる
ドレッシング
 スープorドレッシング》って!」

藤尾「スープ“ス”?」

森崎「スーパーじゃないね」

スードレとはいったい何なのか?
その開発から販売までを行っている
“けんぶち産加工研究会”の代表、
新見(にいみ)輝行さんに詳しく
教えていただきます!

森崎
「野菜を野菜で食べようって… 
 スープって何?」

新見さん
「このドレッシングは牛乳で割って
 スープとしても飲めるんです」

森崎「ドレッシングを??」

新見さん
「スープ・ドレッシングどちらにもなる!」

スードレは剣淵町産の野菜
原料に作られたドレッシングで、
野菜にかけて味わうのはもちろん、
牛乳や豆乳などを加えて
スープとしても楽しめるという
画期的な商品なんです。

新見さん
「現在は5種類の製造と販売を行ってます」

あぐりっこ「これはシシリアンルージュ!」

新見さん「中玉トマトの品種です」

藤尾
「トマトスープにもドレッシングにもなる」

森崎
「これ珍しい!ケール。
 ケールと言えば青汁」

新見さん
「剣淵町では夏からの栽培で
 年間約500キロを生産しています」

森崎「キャベツにケールをかける!」

お次は…あぐりっこ「キタアカリ」

森崎
「ジャガイモだよね。
 これを野菜にかけて食べるんだ」

新見さん
「野菜を野菜で食べるんです!」

そのほか爽やかな甘みが特徴の
「カボチャ」味や
調味料としても幅広く活用できる
「ネギ塩だれ」があります。

佐々木
「町の方の皆さんも 
 買いに来られるんですか?」

新見さん
「最近コンスタントに売れるように 
 なってきました!」

では一体どんな味なのでしょうか?


2015年01月24日(土) |  スードレってどんな味なの?

佐々木
「スードレとキャベツをご用意下さいました」

森崎
「雪の下キャベツ!身がしまって甘いんだ」

佐々木
「このキャベツにスードレをつけて
 食べてみましょう」

では剣淵町自慢の商品「スードレ」を試食!
まずはケールから。

ルカ
「なんかクセがなくて
 すっごい甘いです!」

森崎「ケールってすごいクセあるよ」

ルカ「全然ない!」

ではみんなモグモグモグ…

森崎
うまいねっ(納得)うまいね~
 雪の下キャベツのあま味を残しつつ
 味わいに広がりを持たせて風味豊か!
 あと口がすごい爽やかです」

続いてはキタアカリ(芋)味のスードレ。

藤尾
「ちゃんとジャガイモ感が残っていて
 おいしい酸味が含まれたドレッシング」

アヤリ
「食べやすいし、
 どんどんサラダが進みそうな感じ!」
 
藤尾
「普通ジャガイモってメインで食べるのに
 脇役として上手に変化しているっという 
 ここの驚きがありますよね」

そしてトマトを使った
「シシリアンルージュ」味 と、
特産の軟白ネギを使った
「ネギ塩だれ」のスードレ。

ルカ
「なんかトマトが嫌いな人が嫌がる
 ブツブツ感がなくて食べやすいし
 いつもより1つにギュッと濃縮された感じ」

ネギ塩だれのお味は?

森崎
「すみません!砂ぎもと皮を焼いてください」

藤尾「何にでも合いそう」

佐々木
「ネギの風味とあっさりした塩の
 ドレッシングですね!」

最後は「カボチャ」味のスードレ。
ドレッシングはもちろんですが、
スープとしても抜群の美味しさ!
ということで…

新見さん
「カボチャは冷製スープとして
 飲んでいただきたいんです」

ということでスードレ3:牛乳7程度で
割ってみると…

ルカ
「なんて言うんだろ…
 レストランで出されるようなスープの味」

森崎
「本当だ!シェフの作ったスープの味だ!
 結婚式に出てくるようなスープ」

藤尾
「ドレッシングにあった酸味が
 シェフの隠し味のような
 深みに変わっている!」

※この牛乳を「豆乳」で割ってもGOOD!

その他キタアカリも冷製スープで味わえます。
そしてシシリアンルージュは、
温かいスープで味わうのがオススメ。

ちなみに「ケール」と「ネギ塩だれ」は、
調味料としての活用がベストなんだとか!

佐々木
「意外な味の発見がありましたね」

森崎「ありましたね~!」

佐々木
「見た目と全然違う感覚になりました!」

新見さん「ありがとうございます」


2015年01月24日(土) |  福祉とタッグ!互いの力を集結だ!
剣淵町を訪れているあぐり一行が
続いて訪れたのはスードレの1次加工を
行っているという加工場「ワークショップ風」。
さっそく中へお邪魔させていただきました。

新見さん
「ここではスードレの原料を
 一次加工してます。
 ふかしたイモをすり潰しをしています」
 
藤尾
「ちゃんとふかしているから
 イモのあま味がドレッシングに
 出るんですよね」

この加工場ではスードレのほか、
トマトジュースなど、
地元でとれた農産物の規格外品などを原料に
22種類の1次加工を行っています。

藤尾
「ジャガイモドレッシングは
 なめらかだったので
 かなり入念にすり潰さないとダメですよね」

藤尾
「地元の野菜を使い
 地元のみなさんが働いているんですか?」

新見さん
「そうです!実はここは
 障がいのある方の施設なんです。
 自立や就労をサポートする
 『ワークショップ風』という施設です」

新見さん
「剣淵町では
『農福(のうふく)連携』
 目指してやっています」

藤尾
「『農業』と『福祉』の連携で農福連携!」

新見さん
「だから逆に機械だけじゃなくて
 手作業も重要になってくるんです」

農福連携とは福祉の課題である
「障がいのある人たちの経済的な自立」と、
農業の課題である「高齢化や後継者不足」
解決を目指すという、
全国的にも注目を集めている取り組み。

スードレは、そんな農業と福祉の連携から
誕生した商品なのです。

新見さん
「スードレは滑らかさが命なので 
 この後のミキシング作業が
 重要な作業になってきます」

さらに別の機械に先ほどの潰したイモを
投入すると…

ニュルニュルニュル…

佐々木
「ちょっとずつモンブランみたいに出てきた」

新見さん
「これが滑らかさになるんです」

森崎
「見ただけで滑らかさが分かるね~」

藤尾「もうクリームやなあ~」

ということでスープとしても楽しめる
スードレの魅力のひとつ、
極上の舌触りと滑らかさをチェック!

ルカ「口の中ですぐとろける!」

アヤリ
「これがドレッシングになるとは
 想像できないくらい!」

森崎「滑らか…うま~い」

新見さん「自然の甘みなんですよね」

佐々木
「でもこれで終わりじゃないですもんね」

新見さん
「ここでは1次加工のペーストにする作業まで。
 この後は旭川の“日本醤油工業”という
 専門の工場で味付け・ビン詰めをして
 商品化されています」

2015年01月24日(土) |  農業を中心に人が繋がり町が元気に!

農業と福祉が連携し誕生したスードレ。

藤尾
「地元の野菜を最初に加工する
 大事な部分を
 地元のみなさんの手でやるのは
 大切なことですよね」

新見さん「そうですよね」

現在「道の駅」など剣淵町内でのみ
販売されている人気商品の「スードレ」。

農業と福祉の連携によって作られる商品は、
地元農産物を地元で加工するという
地域産業の活性化と、
さらにもうひとつ、
大切な役割を果たしています。

新見さん
「障がいのある方々とこういった形で 
 一次加工してもらう…ということで
 最初は警戒されていた私が
 みんな笑顔で迎えてくれるようになりました。
 いろんな町のイベントにも積極的にも
 一緒に参加してもらっています」
新見さん
「今では50メートル先から
 手を振ってくれるまでになりました。
 へへへ(笑)」

森崎
「そう考えるとスードレが持つ任務は
 非常に多いですね。
 まさにスーパードレッシング!」

佐々木
「あぐりっこが予想した通りだね」

森崎
「これがエールになるか分からないけど
 みんなが作ってくれた商品。
 さっき味見しました。
 とっても美味しかったよ!
 いつも丁寧に作ってくれて
 ありがとう。
 がんばってね~」

ワークショップ風のみなさん

「ありがとうございました~」

じゃ~ん もんすけです!
農産加工品の製造販売で
元気な町づくりに取り組む剣淵町。

スードレのほかにも、
地元生産者が育てた野菜などを
軽トラックに乗せて自ら販売して
消費者に野菜の魅力を伝える活動をしたり…

女性だけの農産加工グループが、
スイーツの製造販売を行ったり…

地元農産物の魅力を
PRする取り組みを
積極的に行っています!

農業を中心に様々な人たちが
関わりあう剣淵町。

なんかステキだな~


2015年01月24日(土) |  スードレクッキング♪

万能ドレッシング「スードレ」を
活用したお手軽料理を、
JA北ひびき剣淵女性部の
宍戸ひろ子さんに教えていただきます。

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!
 ピラフやから揚げの他にも
 たくさんご紹介いただきましたよ。

実は宍戸さん、とても面白い方でした。

ピラフを作っている途中ではスードレを…

宍戸さん
スドーレをいれます!」

森崎
「スドーレじゃない!スードレ!

宍戸さん「あっ」

藤尾「横棒の場所が違うよ」

宍戸さん
「ちょっとあがっちゃいました!」

もう会場は大爆笑でした。

(しかもスドーレでノリノリに
 踊っちゃいました)

さらにネギ塩だれを使った
唐揚げ作りのシーンでは…

宍戸さん「切っていきましょう」

佐々木「どれくらいでしょう」

宍戸さん
「半分にして3つくらいに…
 はい!任せます…

森崎「あれ?任せちゃうの?」

潔いのです宍戸さん!
会場は常時笑いに包まれていました。

さてお料理が完了して…

さてお味はいかがでしょうか?

ルカ
「1本の調味料でいつもの唐揚げより
 美味しくなってる!」

藤尾
「お弁当のおかずに絶対入れてほしい!」

さてピラフのお味は?

アヤリ
「ごはんにスードレが染み込んでいて
 味がはっきりわかる!」

森崎
「色がキレイですね。
 シシリアンルージュの味が
 ちゃんと凝縮されていますね」

佐々木
「炊飯器で作ったのにおこげが入っているのが
 また良いですよね~
 スードレがこんなに幅広く使えるなんて!」

宍戸さん
「スパゲティや焼きそばにも合いますね」

※詳しくはレシピコーナーへ!

森崎
「【町の特産品】で収まる器じゃないですね。
 もっと大々的に日本中に広まって
 いいもんじゃないですか!
 素晴らしい物が剣淵町から発信されましたね」

宍戸さん
「ありがとうございます。
 そうやって言っていただいたら
 ますます頑張れます」

森崎
「また次の爆笑クッキングを
 楽しみにしています!
 宍戸さんは面白かった!」

宍戸さんはもちろん
新見さんやワークショップ風のスタッフさん、
トイトイトイのみなさんなどなど
実に笑顔いっぱいの一日でした。

剣淵町は本当にあたたかい…
だからこんなステキな商品が
誕生したのかもしれませんね。

ぜひ一度、剣淵町に訪れて
商品を手に取ってみてくださいね。

【スードレ購入先について】
スードレ540円、トマト味617円
購入は2か所のみですよ。

■道の駅「絵本の里けんぶち」
 住所:剣淵町東町2420
 電話:0165-34-3811
■剣淵温泉「レークサイド桜岡」
 住所:剣淵町東町5141
  電話:0165-34-3100




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