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[+10] >>

2017年02月04日(土) |  酪農家さん一日の仕事とは?

大野さん
「お願いしまーす。どっから行こうかな」

午後4時。いよいよ仕事の始まりです。

ではここで、酪農家・大野さんの
一日のスケジュールをご紹介。

搾乳は1日2回。朝と夕方に行われます。

その他にも牛舎の清掃やエサやり、
牧草の管理など作業内容は多岐にわたります。

斎藤先生には、
夕方からの作業に参加してもらいます。

大野さん
「ここが牛のクラスとしては小学校くらい」

モウ~モウ~

大野さん
「これはまだ新しい草なので
 全部与えます。
 これだと足りないので…
(牧草を)引っ張ってきて
 だいたいこのくらい(山盛り)与えます」

斎藤先生
「あれ?ちょっとしか取れないですね…」

斎藤先生の最初の仕事は「エサやり」。
この牧草、軽そうに見えますが、
水分を含んでいるので重さがあり
慣れていない人にとって、
かなりの重労働なんです。

斎藤先生「はあ…はあ…」

息を切らしていると-

大野さん
「ここまで全部やっちゃいます!」

斎藤先生「あっ!はい!」

大野さん「はいOKです。そしたら…」

大野さん
「これを食べている間に次の仕事をします!」

小走りしなが大野さんについていく斎藤先生。

ああ先生、疲れていますね~
でも休んでいる暇はありませんよ!
お腹を空かせている牛はまだまだいます。
えさやりが終わると、次は牛舎の清掃です。
いや~大変!
気がつくと、
あたりはもう暗くなっていました。

2017年02月04日(土) |  いよいよ搾乳作業!うーん大変だあ

大野さん「では搾乳を教えます」

斎藤先生「はい!」

大野さん
「うちでの作業手順なんですけど
 まず前しぼりをして…5回手でしぼります。
 それでこのプレディッピングと言って
 ヨウ素液です。これをつけます」

乳房を清潔にしてからの搾乳作業。
この作業は牛乳の品質に係わる
大切な行程だそうです。
斎藤先生もさっそくチャレンジ。

斎藤先生
「(牛乳が)出ない!!」

私もこの搾乳の経験は何度もありますけど
「前搾り」は簡単そうに見えて…
日は難しいんですよね。

大野牧場のミルキングパーラーは
16頭を同時に搾乳できます。
牛たちは時間になると、
自らミルキングパーラーに入ってくるので
170頭の搾乳を終えるためには
スピーディーに作業を進めなければいけません。

午後5時から8時までの3時間です!
この作業が休憩無しでひたすら続くんです。

斎藤先生
「あー取れちゃった…」
「あ~ダメだった…」

大野さん
「今のペースでやっていると、
 何時間あっても終わらないです!」

斎藤先生
「あーはい…」

大野さん「あはははは(笑)」

しばらくやっていると…

斎藤先生「あー出た!!」

悪戦苦闘していた斎藤先生ですが
だいぶ慣れてきたようですね。
でも…

大野さん「はいOKです!」

安堵する斎藤先生。

大野さん
「で!今、この回で56頭終わりました」

ディレクター
(小声で)「あと何頭ですか?」

斎藤先生
「ははは…あと~~
 100頭以上いますね…」

斎藤先生
手が動かない!
 指を動かしたいんだけど…」

ディレクター
「これを毎日やっている大野さんは?」

斎藤先生
「いやーすごいですよね。
 休みなしですからね」

搾乳作業を終えたあと、
ミルキングパーラーの清掃をして
今日の作業は終了となりました。

大野さん「お疲れ様でした」

斎藤先生
「ありがとうございました。
 これは一回経験しなきゃダメですね。
 子供たちの前でエラそうに喋れないですね。
 あははは」

大野さん「思ってたのと違いますか?」

斎藤先生
「全然違いますね!あははは」


2017年02月04日(土) |  酪農家と教師。熱く語り合う

斎藤先生
「うわ~お正月にしか食べないような
 すごいごちそうだね」

午後9時。遅い夕食になりました。
えっ?いつもこのくらいの時間なんですか?

大野さん
「ここからがボクの唯一の時間なんですけど
 11時から12時の間くらいには寝たいかな」

ところで大野さん、
酪農という忙しい仕事を続けながら
農村ホームステイを受け入れるのは
何故なんですか?

大野さん
「僕はこの仕事を知ってもらうことが
 一番大事だと思っていて…
 僕らの周りにはいっぱい仕事があるんですよ。
 獣医さんとかしか頭に浮かばないかも
 しれないですけど
 農機具メーカーさんもそうですし
 運送会社の人たちも僕らには必要なんですよ。
 だからそれらの仕事は厚岸町で 
 人が足りていないんですよ」
大野さん
「だから僕が子供たちに言ってきてるのは
 『厚岸に帰って来てくれ』ということ!
 どの町に行ってもいいから
 札幌行ってもいいから
 東京行ってもいいから
 何かを掴んで厚岸に帰ってきてくれ。
 厚岸で仕事始めていいからって!」
地元への熱い愛情を持つ酪農家・大野さんの
お話を聞いて先生は?
 
斎藤先生
「学校で地域学習をちゃんとやらないと
 いけないと思うのは、そこなんですよね!
 点数ばかりをあげて、良い大学に行って
 良い会社に行って…って行ったら
 どんどん地域を捨てて都会に行ってしまう。
 でもちゃんと地域を子供にみせて
 見せた地域に自分たちが生きていくって姿
 見えるような学習を学校でやるってことが
 都会に行ったとしても、また厚岸に戻って、
 こういう仕事で厚岸で生きていくんだって
 思いを持てていれば帰ってくると思います。
 そのためには何回も言いますけど
 教師が地域を知らなければいけない。
 僕も色んな所に行って酪農のことを
 勉強してきたつもりだったけども
 こんなにもね、大変な仕事だっていう
 そこは体験してみないと分からない。
 そのことを体験するのとしないのとでは
 子供に酪農の仕事の魅力や思いを伝える時に
 やっぱりそこは弱くなりますよね」
酪農家と教師。
立場は違えど「厚岸」を愛する者同士が
熱く語りあった夜でした。
農村ホームステイ2日目。
早朝5時から仕事が始まります。
この日の斉藤先生の仕事は、
子牛にミルクを飲ませることからスタート。
育ち盛りの子牛たち、良い飲みっぷりです。

つづいては「牛舎」へ行きますよ。

大野利春さん
「これでフン押しをしてください」

斎藤先生「はい!」

牛舎の清掃です。
搾乳中に170頭分すべてのベッドを
掃除しなければいけません。
氷点下に達する気温の中、
この作業は2時間以上も続きました。

2017年02月04日(土) |  命をつなぐ大切なこと…

とここで-

利春さん
「先生、たまたま発情中の牛いるわ。
 あの茶色いの!」

利春さん
「ああやって騒ぐんですよ。
 あとで人工受精師さんを呼んで
 受精してもらう」

斎藤先生「そうなんですか」

利春さん
「表面すっごく汗かいてますよ」

斎藤先生「そうなんだ。へえ~」

撮影時、ちょうど発情中の牛がいたため、
急きょ、人工授精の様子を見学させて
頂くことになりました。

家畜人工受精師の中村綾那さんは
慣れた手つきでチェックしていきます。

ただただ見つめる斎藤先生。

中村綾那さん
「こういう棒なんですけど…
 ここに(先端)精液を入れて
 押し出す仕組みなんですね」

斎藤先生「へ~~」

大野さん
「これが酪農で一番大事な仕事になります」

淡々と冷静に人工受精が行われました。
終ったあとは、みんな笑顔です。

斎藤先生
「こういうところ…話には聞きますけどね。
 なかなか見たことないので
 間近で見せて頂けて…貴重な経験ですね」

午前8時。
綺麗になったベッドに牛たちが戻りました。

これにて斉藤先生の農村ホームステイは
終了となります。

大野さん
「終了です。お疲れ様でした」

斎藤先生
「ありがとうございました…
 いや~面白かったですね!
 こんなに色々な仕事があるんだなと!」

大野さん
良かった!それを経験してもらって
 児童に伝えてもらえれば!」

いよいよお別れです。

大野さん
「また何かあれば宜しくお願いします!」

斎藤先生
「こちらこそ!お願いします。
(ハル君と)バイバーイ」


2017年02月04日(土) |  先生が子供たちに伝えたコト…
斎藤先生
「本当に大変でしたね…
 体じゅうパンパンですね!
 あんな大変な作業を毎日やっているって事を
 実際に体験できたのが良かったですね。
 大野さんは若いのにスゴイ熱い思いを
 持っていますよね!
 太田の地域は熱い想いを持って
 仕事をしている人がいっぱいいるんですよね。
 そういう人の所にどんどん出ていって
 話を聞かなければと改めて思いましたね」

森崎
「農村ホームステイを終えた斎藤先生。
 翌日その経験を子どもたちに伝える
 特別授業を行いました」

斎藤先生
「先生が昨日とおととい行ってきた場所は
 大野さんのお家です」

斎藤先生
「そこで2日間、酪農のお仕事
 させて下さいって
 お家にお泊りをして…
 本当に酪農家さんはすごい!
 すごいお仕事をしてるんだなって思いました。
 牛乳を飲むときも大事に飲まなきゃって
 思いました」

斎藤先生は写真を見せながら
酪農業のお仕事を説明していきます。

斎藤先生「これが大変だったんですよ」

隼人くん
「うわっ、これ機械ハイテクだなあ」

斎藤先生
「最初に5回手で絞らないといけないですね。
 きゅっきゅって。
 それから機械をしゅぽしゅぽって
 はめていくんですけど、出てこないの!」

斎藤先生
「それで乳搾りするうちが何頭いると思う?」

子ども「う~~ん??」

斎藤先生「176頭」

こども「うええええええ」

斎藤先生が子供たちに伝えたこと。

それは、おいしい牛乳を生産するために
酪農家は毎日大変な作業をしている、
ということ。

ねぇみんな、お話を聞いてみてどうだった?

井出葵ちゃん
「そんな大変な仕事をやっているなんて
 すごいなあと思いました」

山本蒼大くん
色々な体験を頑張ってきて
 良いと思いました」

和田隼人くん
「自分も(両親の)牛舎仕事を
 お手伝いするんだけど
 こんなにも難しいそうな事をしているのは…
 知らなかったです」

さあ楽しい給食の時間。

斎藤先生
「おいしい太田の牛乳。
 味わって飲んでくださいね」

葵ちゃん「あー美味しい」

蒼大くん
「キワミルクって結構飲んでないなあ~」

葵ちゃん「そうだね」

斎藤先生「どうですか?」

蒼大くん「おいしっ!」

給食に出された牛乳は
「あっけし極(きわ)みるく65」。

J地元の美味しい牛乳を飲んで欲しいという
酪農家たちの想いから誕生しました。

先生の話を聞いて、
改めて飲む牛乳のお味は?

蒼大くん
「“きわみるく”は太田の新鮮な牛乳の味がして
 とても良い味だと思います」

葵ちゃん
「いつ飲んでも美味しいと思いました」

斎藤先生
「酪農家のみなさんの仕事・地域に対する
 熱い思いを聞くことができて
 こうした熱い思いに支えられて
 この牛乳ができているんだなあという事が
 よく分かりました。
 学校で子供たちと学習を進めていくうえでも
 子供たちには
 この地域の熱い想いに出会わせて
 そして子供たち自身も
 この地域での生き方について
 想いを持って生きていって欲しいなと
 思いました」

森崎
「一泊二日の農村ホームステイ。
 酪農家の仕事はどれも大変なものばかりです。
 でも斎藤先生が目にした
 あの町の若き酪農家の
 格好良くて、たくましい姿!
 これもきっと子供たちに受け継がれたはずです。
 よしっ!
 おれも乳、搾ってきます」

1月28日のクイズ
「八雲町でつくられるブランドネギの名前は、
 何だったかな?」

正解は「ユーラップネギ」でした


2017年01月28日(土) |  ♯416 八雲町で真冬に作られる軟白ネギに注目編

厳しい寒さが続く、冬の北海道…。
冷えた体を、芯から温めてくれる
すき焼き。その中で- 

雪のような白さと食欲を刺激する香り、
シャキシャキとした食感を持つ
具材といえばネギ!

比布町の「千本ネギ」や、
幕別町札内の「越冬春長ネギ」、
日高町門別の「美味(うま)ネギ君」などなど、
道内各地で栽培されるブランドネギ…。
そして、道南のある町にも、
この冬に旬を迎えるブランドネギがあるんです!

ということで…
今週のあぐり王国ネクストは
真冬に道産の青物野菜が減る中で、
高品質のネギを生み出す産地へ行きました!

憧れアナウンサー
「道南の八雲町にやってきました」

森崎
「なんとあぐり王国は
 八雲町初めてです。
 やってきたぞー!待たせたなあ」

森崎
太平洋日本海
 2つの海に面している町は
 日本で八雲町だけなんだよ」

憧れ
「海産物も有名ですけども
 酪農と農業も盛んな町ということで
 ブランドネギに注目します」

森崎
「今回はネギですか。
 冬は鍋に入れてねえ…
 トロッとしたあま味がたまらないです」

憧れ
「でもネギって大人になってから
 おいしさが分かった気がするんです」

森崎
「今回のあぐりっこはどうでしょうか?
 ではよんでみましょう」

今回のあぐりっこは…
色々な道産野菜を食べてみたいという、
竹内悠星(ユウセイ)くんと、
好き嫌いなし!体を動かすことが大好きな
シンクル葉夏(ハナ)ちゃんの5年生コンビです。

森崎
「あぐりメモによりますと
 ユウセイはネギが大嫌いと聞いてます」

ユウセイ
「…苦いっていうか…(表情が固まる)」

森崎「ハナは?」

ハナ
1番好き!食べ物の中で!」

憧れ「珍しいですね」

ハナ
焼いたり味噌汁に入れたりして食べる」

森崎「焼いて食べるの?」

憧れ「大人~♪」

ということでネギ好きのハナちゃんと、
苦手なユウセイくんと一緒に、
八雲町でブランドネギを栽培しているという
生産者のもとへ-

憧れ「お世話になる林さんです」

今回の生産者・林正広さん。
早速、そのブランドネギのハウスへ
案内していただきます!

ではハウスオープン!

あぐり一行
「うわ~」
「すご~~い」

憧れ「香りがあ~!」

森崎
土の香りネギの香り最高だ!」

憧れ
「ネギとユウセイの背丈!!」

ユウセイ
「変わらない!」

森崎「すごい長いわあ」

さてこちらのネギの名前は…?


2017年01月28日(土) |  どうやって白くなるのかな?

憧れ
「何と言う名前なんですか?」

林さん
ユーラップネギという軟白ネギです」

森崎・憧れ「ユーラップネギ?」

林さん
「ユーラップというのは
 八雲町の地名が由来になってます」

森崎
「白い部分が多いですね」

林さん
40センチに統一されて出荷されます」

森崎「そんなに長いんだ」

憧れ
「そして…コレ!!
 白い部分が隠れていますよね」

ユウセイ
黒いビニールなのかな?
 覆ってる?隠してる?」

林さん
「これが白根を作る遮光フィルムです」

森崎
「フィルムと言う割には分厚い感じ…
 二層になっていますね」

林さん
布とナイロンでネギを挟んでいます」

そもそも軟白ネギとは
遮光フィルムを使って、
軟白部分をつくり出すネギのことを言います。

一方、土を寄せて遮光したものを
長ネギといいます。

栽培方法でその呼び名が変わり、
軟白部分の長さも10センチほどの
差があるんです。

森崎
「遮光フィルムの中がどうなっているのか?
 軟白ネギを当ててみると…」

ハナ「ちょうど真っ白だ!」

森崎
「遮光フィルムがある高さまで白いね」

森崎
「どのタイミングで遮光フィルムを貼るの?」

林さん
「ネギを見てもらえれば分かると思いますが
 次の新たな葉が生えてきてますよね。
 これが順番に-
 こう!(手を葉っぱに見立てて広げる)
 こう!(逆の手も広げて…)」

森崎
「何やってるのですか?
 踊っているんですか(笑)?」

体を使ってネギの葉が生えてくるのを
教えてくれました。

林さん
「ひょい。ひょいと葉っぱが出てきます。
 そして腰くらいの高さまで伸びます」

森崎「色は?」

林さん「真っ青です」

森崎
「真っ青なまま、ここまで成長させる!
 それから真っ黒なフィルムを被せる。
 じゃあ伸びるのは、青い部分はそのまま
 シフトして伸びるんだね」

もともと米の転作作物として、
1989年にスタートした「軟白ネギ」の栽培。
今では25軒の生産者で、年間およそ500トンと、
八雲町を代表する作物に-。

 

10月から5月までと半年以上も
収穫期間があり、
冬が長い北海道の貴重な道産野菜として
出荷されるんです。


2017年01月28日(土) |  黒布の中では…根がしっかり張ってます

森崎
「今やブランド化ですもんね」

林さん「そうですね」

森崎
「作って一番楽しい作物は何ですか?」

いつの間にか軟白ネギがマイクに!

林さん「やっぱりネギですね」

ネギマイクを向けられ真剣に答える林さん(笑)

森崎「それはどういうことですか?」

林さん
「やはり最初から手をかけているで
 ネギは自分の子供のような気もしますね」

森崎
「なるほど~愛ですね!!
 以上現場からお送りいたしました

憧れ「林さん良い人すぎですよ~♪」

さてここで遮光フィルムが張られたままで行う
収穫作業を教えてもらいましょう。

林さん
「手を入れて…上に引っ張ってやる!
 やわらかいから大事に持ってね♪
 葉が折れやすいですからね♪」

ではあぐりっこもやってみましょう。

森崎
「どれがいいか分かる?」

林さん
手袋!手袋(※ものすごい小声で)」

森崎「手袋いる?」

林さん
「なくてもいいけど
 嫌いだったら、すごいよ、ネギ臭(しゅう)」

林さん
「ネギ臭が!
 ネギ臭が!

 ネギ臭が!」

森崎
「何回言うんですか!」

林さん面白すぎますから~♪

すべて手作業で行なわれる、軟白ネギの収穫。
普段は、1日およそ1800本も収穫するのだとか。
早速、あぐりメンバーも体験してみます!

ユウセイ
「抜けない!」

憧れ
「逆にユウセイがネギに引っ張られてます」

ということで林さんにユウセイごと
引っ張ってもらうと…

ユウセイ「うわっ!!」

憧れ「ユウセイごと抜けた」

憧れ
「ユウセイが持つとすごく大きく見えますね」

森崎「大きいねえ」

憧れ「左手嗅いでみて…」

くんくん…

ユウセイ「あっ!くさっ!!」

ハナもチャレンジしますが…

ハナ「あああああ~」

もうすごい顔になってます(笑)

林さん「そのまんま上に引っ張ったら…」

スルッ 

やっと抜けましたが勢い余って

ゴロン♪

ハナ「抜けた!抜けた~♪」

まっすぐ伸びるネギを支える根が、
しっかりと生えているため、
意外と力のいる収穫作業。
特別に、とれたての軟白ネギを
丸かじりしてみます!

2017年01月28日(土) |  甘いっ!ジューシー♪そして…

では収穫したての軟白ネギを丸かじり!

まずはリーダー

ガブッ 

森崎「あま~い♪」

森崎
「すごいみずみずしい~♪
 あれ?辛くない、コレ!

 全然甘くて…辛い!」

急に辛さが襲ってきたようです(笑)

森崎
「来た来た来た…カライ…」

ネギ好きのハナちゃんも丸かじり!

シャリッ!

ハナちゃん
甘いっ!すごい甘い!
 シャキシャキしているんだけど…
 あっ!ちょっと辛くなってきた」

森崎「辛くなってきた?」

ハナ「でもそこまで辛くないかな!」

森崎「ユウセイは辞めておくか…」

ユウセイ「ちょっと食べてみる!」

なんと、ネギが苦手なユウセイくんも、
自ら果敢にチャレンジしてみるようで…

パリン

ユウセイ
甘っ!めっちゃ甘い…

 あっ辛いっ!辛い」

ユウセイ「辛い」

森崎「出しておいで…」

カメラからフレームアウトしますが

ユウセイ「辛いっ!」

カメラの外でも辛いと叫んでます。

さて体制を整えて…

森崎「辛かった?でも最初は?」

ユウセイ
最初はめちゃ甘くて食べられた!」

森崎
「最初は甘くて、どんどん辛くなったよね」

じゃじゃん!もんすけです!
甘みと辛みを併せ持つ軟白ネギ。
その栄養価について荒川先生に聞いてみたよ。

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「ネギの辛味は硫化アリルと総称される成分。
 特に軟白ネギに多く含まれていて
 血液が固まるのを防ぐということで
 血栓症の予防に繋がることが分かっています。
 ビタミンB1が豊富な豚肉と組み合わせると
 硫化アリルが結合して良い形で
 スタミナアップに繋がります」
 
辛みが好きなら薬味に!
苦手なら加熱すると、
より甘く感じられるんだって。

ということで、生に続いて、
軽く焼き目をつけた軟白ネギも食べてみます!

ネギ嫌いのユウセイ君はまたもチャレンジ!

ユウセイ
焼いた方がすごく甘い!!
 全然辛味もないし食べられる」

憧れ
「甘さが倍増どころじゃないですよ。
 すごくおいしい!
 どうしてこんな甘くなるのですか?」

林さん
土作りには気をつかっているので…」

林さん
「たい肥であったり米ぬかであったり
 栄養豊かな土作りをしてます。
 そこに寒さに耐えるために
 自分で自分の体の中に糖をためこむんです」
林さん
「ですから12~3月
 軟白ネギが甘くなる旬になります」

2017年01月28日(土) |  1本1本丁寧に選別していく

収穫した軟白ネギは、
それぞれの生産者が箱詰めまで行ないます。
まずは、ハサミで根を切り、
余分な葉を空気圧で吹き飛ばしていきます。

プシューーーーー(空気圧の音)

余分な葉っぱがなくなり、真っ白に♪

楽しそうに見えるこの作業ですが、
傷がつかないよう、
1本1本丁寧に行なわなければいけません。
あぐりメンバーも挑戦してみますが…?

憧れ「せーのっ!!」

プスップスッ

あれ。うまく剥がれませんよ。

ユウセイ君もやってみます。

プシューーーーー

真っ白な軟白ネギになりました。

ユウセイ「めっちゃ気持ちいい!」

ハナちゃんもやってみると
上手にできました。

憧れ「キレイ~♪」

ハナ
「でも憧れアナウンサー
 手伝ってくれたから出来た!」

憧れ「優しいねえ~」

森崎
「そうなんだ。でも憧れが手伝うってことは
 足を引っ張ることだからね」

ハナ「いやいや…」

憧れ「ハナは良い子だ♪」

キレイに皮がむけたら、
軟白部分の長さや曲がり具合などの品質と、
太さのサイズをチェックし、
なんと14種類まで選別して束ねていきます。
これも熟練の目利きと、丁寧さが必要となる
作業なんです!さらに…

林さん
「束ねる時は曲がりが分からないように
 束ねていきます」
 
森崎
「曲がっている方向を合わせるんだ」

憧れ
「ネギ束ねるのに、こんな工夫があったんですね」

森崎
「作業的にはもうお花屋さんですよ」

森崎「まっすぐだ」

林さん
「真っ直ぐに…真っ直ぐに」

憧れ「すごいキレイ…」

林さん「真っ直ぐに!!」

森崎
「また同じこと何回も言ってる!」

花束のように優しく扱い、
箱詰めまで行なわれる「ユーラップねぎ」。
これで終了かと思いきや、実はもう1つ、
大事な作業が残っているというんです!

林さん
「箱詰めしたものを検査場に持っていって…」

森崎「ん??」
憧れ「えっ!?」

林さん
「係りの人のチェックを受けます」

ハナ
「え?何でもまたチェックするの?」

憧れ「その通り」

林さん
「今のは私個人の見立てで作っています。
 ですからこれを一緒に売るためには
 生産者全員で同じ基準
 ネギができるように
 全部集めて検査を受けて
 合格して初めて出荷できます」
 
森崎
「もう一回箱を開けて検査するんですか?」

林さん「そうですね」

生産者が丁寧に選別した「ユーラップねぎ」!
出荷の前にもう一度チェックするってホント??

JA新はこだて八雲支店 太田隆美さん
全品検査をします!!
 生産者たちが軟白ネギを持ち込んで
 全員立ち会いのもと、検査員たちが
 品質と規格を1箱1箱チェックします。
 産地としてのブランド維持と
 生産者の意識向上を図るために
 28年間ずっと行っています」

ユーラップねぎは、どこに出荷されるの?
 
太田さん
「札幌・旭川・函館などの市場に出荷しており
 そこからホクレンショップなどのスーパーに
 出回っております」

道内各地に出回るユーラップねぎ!
お鍋やすき焼きに入れて、食べたいな♪




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