森崎 「こんにちはあぐり王国です!」
松坂 「北海道の牛乳、おいしいですね」
河野 「やっぱり北海道は一大産地ですからね」
松坂 「こちらをご覧下さい。 日本全国で生乳の生産量が多い 都道府県なんですが、 ダントツ北海道なんです!」
森崎 「半分近くを北海道が生産している!」
松坂 「生乳とは牛から 絞られたお乳の状態で、 その後、殺菌・加工されて 牛乳や乳製品になるんです」
河野 「僕は大阪出身なんですけど、 大阪でも北海道の牛乳って スゴイ人気ですから」
森崎 「酪農家の皆さんとか 牛を育てている人たちの これまでの努力が そうさせているんでしょうね!」
松坂 「今回は栄養満点の北海道の生乳が どのようにして 本州に運ばれているのか? そして人気の秘密について お勉強しますよ」
一同 「ハイ!」
松坂 「牛さんがいっぱい!」
森崎 「とてもきれいだね。 一回に何頭 搾乳できるんですか?」
大和田 義信さん 「全部で32頭です。 1頭1頭を触って 今日の生乳は大丈夫なのかを確認。 そして消毒してしぼり始めます」
松坂 「搾乳がはじまりましたね」
森崎 「吸盤のようなものが 4つある乳首にセット! 自動的にしぼられているんですね」
大和田さんの牧場では、 牛1頭から絞られる生乳の量は 1日で28kgほど。 早朝と夕方の1日2回搾乳を行い、 生乳はすべてタンクに 集められます。
大和田さん 「タンクの中には 370頭分、1万2千リットルの 生乳が入ってますよ」
森崎 「大きな長いホースが タンクのバルブにセットされました!」
こうしてタンクから トラックに生乳が移し変えられます。
ところが運転手さん、 生乳をコップに一杯、 取り出しました! 一体何をするのでしょうか?!
森崎 「これ毎日やるんですか?」
大和田さん 「もちろん毎日です」
森崎 「ダメだったことは無いのに 毎日やるんですね?」
大和田さん 「ハイ、毎日ですよ」
河野 「コレは広い!」
大和田さん 「370頭がこの中にいるんですよ」
河野 「みんなゆったりしている 感じがしますね」
森崎 「つながれていないんですね。 ストレス無く自由にやっている 感じですね」
早朝あぐりっこ隊が訪れたと同時に 偶然、出産が始まったのです。 不運にも難産でした… 母牛が悪戦苦闘すること10分。 一同 「生まれたぁ~」
松坂 「がんばったね!」
再びハウスの前の一同。
森崎 「ハイ…という事で いやあーもう感動的でしたあ」
河野 「本当に感動しました」
あぐりっこ 「見ててうれしかった!」
牛の飼育や搾乳を学び、 感動の出産シーンも体験した あぐりっこ一行。
続いて向かったのは 生乳が集められる ホクレン釧路クーラーステーションです。
森崎 「今度は出荷する タンクローリーの 前に来ました」
北守さん 「タンクローリーの下に パイプをつないで、 下から生乳を 送りこんでいってます」
鮮度が命! 集められた生乳はすべて、 その日のうちに出荷! 関東へ向かう大型貨物専用船 “ほくれん丸”や、 貨物列車など様々な方法で 全国各地へ旅立っていくのです! 松坂 「実は本州で北海道の牛乳が 販売されている様子を 取材してきたんです。ご覧下さい!」
早速聞いてみると- 「コクと甘さがあっておいしいです!」
「味が濃くてとてもおいしい」
「普段から北海道の牛乳を飲んでますよ!」 奈良県でも北海道の牛乳は 良質なイメージで大好評でした。
松坂 「イロイロあります! 安平町早来から来たチーズも ありますね」
北海道の乳製品のイメージを 聞いてみると…
「濃厚で高級なイメージがありますね」
「素材の味を生かしているので 子供にも食べさせてあげたい!」
「チーズなんか絶対おいしいって イメージがありますよね! ピュアな感じがしますよ」 みなさん 絶賛です!
ホクレン釧路クーラーステーションに 集められた生乳は、様々な方法で 本州の乳業工場へ運ばれ、 牛乳やチーズなどの乳製品に加工され スーパーなどで販売されていました。
松坂 「奈良県でも北海道の牛乳は 大人気でした!」
森崎 「すばらしいですね!誇りに思う!」
お勉強の後は 栄養満点の牛乳を使った 《ミルクスパゲッティ》作りに挑戦!
※詳しくはレシピコーナーで-
河野 「うーん!幸せです!」
全国で大人気の北海道の生乳。 たくさんの人たちの努力によって 安全に美味しさが届けられている! リーダー、あぐりっこ隊ら一同、 北海道に住んでいて幸せ!っと感じる 一日でした。
森崎 「うらほろちょう~~」
河野 「やめてもらってイイですか? 苦情きますから…」
松坂 「さあ、今回私たちがやってきたのは 人口5800人、十勝の浦幌町です」
河野 「面白いって言われてから 答えられるものって なかなかないですよ!」
松坂 「期待してますか!」
河野 「豆の加工製品と言ったら…」
森崎 「おう、言ったら!?」
河野 「…(パクパクパク…)」
河野 「飛び降ります」
森崎 「河野くん!許してあげて~」
河野 「何も思い浮かびません! 行かせてください!!」
松坂 「さて、ここでちょっと問題です。 みなさん、この言葉知ってますか?」
森崎 「フリーズはね、凍るって意味なんだ。 ドライはわかる?」
あぐりっこ 「ビール」
河野 「天才!」
松坂 「フリーズドライとは、 食品をマイナス30℃で急速に凍結、 真空状態で水分だけを取り除いて 乾燥させたモノを言うんです」
森崎 「カップ麺のかやくとかが そうなんだよ!」
松坂 「こちら浦幌では、大豆や小豆、 白花豆などのフリーズドライを 作っているんです! まずは、試食させてもらいましょう」 一同 「やったーーー」
松坂 「こちらに並んでいるのが 浦幌名物フリーズドライの豆製品です!」
河野 「すごい、いろんな種類がありますね」
JAうらほろ 平崎 陽一さん 「現在5種類のフリーズドライ製品を 作っています」
平崎さん 「まず黒大豆をご試食下さい!」
森崎 「うわっ軽い!」
あぐりっこ 「かるーい」
森崎 「姿カタチは本当に変わらないよね! 味もそのまんまだね」
あぐりっこ 「おいしー」
松坂 「香りもする!」
森崎 「白花豆もそのまんま」
あぐりっこ 「サクサクしてる!」
あぐりっこ 「スナックみたいだね!」
森崎 「河野君どう」
河野 「お水入れたら戻りますよ! これ!!」
平崎さん 「ハイ、戻りますよ」
森崎 「じゃあここから煮物とかできる?」
平崎さん 「そのまま投入して頂いて良いですよ」
河野 「煮汁とか味がスグに しみ込むんじゃないですか?」
森崎 「そうだよね、カラカラだから 水分欲しい~って感じだもんね。 調理がしやすいですね」
平崎さん 「豆は冬の間もずっと貯蔵して 少しずつ加工品にしたり そのまま生豆で販売したりしてます」
森崎 「冬の間 貯蔵する必要があるんですね!」
フリーズドライはどのように 作られているのか!? 早速フリーズドライ工場に やって来ました。
森崎 「いろいろあるけど、 何だかわかるかな?」
あぐりっこ 「これはイチゴ!」
森崎 「軽いですね。 まるで宙に 浮くんじゃないかと思えるくらい!」
松坂 「イチゴの香りがしますね」
あぐりっこ 「甘酸っぱい!」
森崎 「口の中でだんだんイチゴになっていく!」
森崎 「それに味が濃い!」
浦幌フリーズドライ株式会社 製造部 平尾 太さん 「固形分を凝縮している状態なので 味がとても濃く感じられると思いますよ」
森崎 「次は何だと思う」
あぐりっこ 「豆腐!」
森崎 「マシュマロにも見える」
あぐりっこ 「砂糖かなあ」
松坂 「あっ!! これはアイスクリーム じゃないですか!」
森崎 「あれ、まさかの大人が言っちゃった! 子供にわからせたかった…」
松坂 「…ス、スミマセン…」
あぐりっこ 「これアイスなの?すごーい」
松坂 「フリーズドライには、 《インスタント食品》《非常食》 《アウトドア食品》《宇宙食》 《医薬品》など色々な用途があるんです」
森崎 「軽くなっているから 運搬に便利ですよね」
平尾さん 「野菜であればほとんど水分なので 1/10の軽さになってしまうんです。 しかも、あらかじめ加工したものを 乾燥させるので、調理の際は 必要な分だけ入れてお料理できますよ」
森崎 「保存性も高いですしね」
平尾さん 「それに低温で乾燥させるので 栄養が損なわれないんですよ」
いよいよ工場内部へ…。 乾燥させる前の重要な 《下処理》を見学-
モクモクと煙が上がる 不思議な機械に-
森崎 「何か実験が失敗しているんですか?」
平尾さん 「こちらで黒大豆を蒸しているんです」
森崎 「ちょっと、イイですか?」
森崎 「ニンニン!」
松坂 「あっ忍法!」
河野 「おっ消えた!!」
と、一通りやって満足した大人たち。
蒸しあがった黒大豆は-
あぐりっこ 「うわあーツヤッツヤだあ」
森崎 「こうして加工したものを フリーズドライにしている。 だから我々は手間をかけずに そのまま食べたり調理したり できるんだね!」
平尾さん 「フリーズドライ用の乾燥機です」
松崎 「大きいですね!」
森崎 「気圧を下げることによって 低い温度でも水分が飛んで 水蒸気になるんだって! だから凍ったモノの水分だけが 抜けるんだよ」
気圧を下げて真空状態で 水分を蒸発させると-
あぐりっこ 「冷たいの?」
平尾さん 「ちょっと冷たいかな」
あぐりっこ 「すごーい、白くなっている!」
平尾さん 「乾燥あがりましたね」
河野 「あの…聞いていいですか?」
河野 「この機械おいくらするんですか?」
平尾さん 「1億円以上しますね」
一同 「えええ~」
あぐりっこ 「絶対買えない~!」
松坂 「浦幌産のお豆を使ったお料理を 作りましょう。集まって頂いたのは ビーンズクラブの皆さんです」
森崎・河野 「ビーンズクラブ??」
ビーンズクラブ 佐藤とも子さん 「上浦幌で豆腐づくりをする グループです!」
あぐりっこ隊、お料理に挑戦! 一品目は《豆腐入り白玉団子》
あぐりっこの腕前に ビーンズクラブも身を乗り出し-
佐藤さん 「うん、うまいかもしれない!」
河野 「ライバル出現!みたいな感じですか?」
本当にあっという間に完成!
※作り方は“レシピ”コーナーで
あぐりっこ 「このジュースって何ですか?」
佐藤さん 「黒豆のジュースです」
一同 「え~ブドウジュースだと思ってた」
佐藤さん 「黒豆だけなんです」
一同飲んでみると…
あぐりっこ 「ブドウジュースだよお~」
森崎 「これ、ぶどうだ!」
あぐりっこ 「コレ、すっごく美味しい! 毎日、飲みたい!!」
森崎 「これ売ってないんですか?」
佐藤さん 「残念ながら売ってません」
一同 「えええ~~おいしいのに~」
河野 「なんて反響なんでしょうか!」
佐藤さん 「うれしい!作ったかいがあります」
河野 「表面はちょっとトロッとして、 中のほうはサクサク!」
松坂 「噛んでいくうちに うまみが出てきますね」
森崎 「ここまで来ると美味しいものに 出会えるんだなー。 また食べに来ていーい?」
佐藤さん 「是非、お越し下さい!」
あぐりっこ 「ココ お店開ける!」
佐藤さん 「ホント!ありがとう」
JAうらほろ 林 義勝さん 「JAうらほろでは 加工製品の取り組みを 平成16年から始めました。 当時地元のおいしい豆を 多くの方に知って頂きたいと 思っていたところ、 付加価値をつけて販売できる フリーズドライ製法と出会いました」 ※放送した番組の中で 林様のお名前に誤りがありました。 お詫びして訂正させていただきます。
JAうらほろ 林 義勝さん 「これまで5種類の製品を手がており、 現在では《そのまま食べる十勝の豆》 という商品でリリースしています。 今では大手デパートなどからも声が かかるようになり、人気商品となっております」
ご購入はこちら- JAうらほろ TEL:0155-76-4011 FAX:0155-76-4626 (お電話でのお問い合わせは9時~17時まで)
《そのまま食べる十勝の豆》 黒大豆(80g/1袋)400円(税込/送料別) 金時豆(80g/1袋)400円(税込/送料別) 白花豆(80g/1袋)430円(税込/送料別)
※なおJAうらほろホームページ (http://www.netbeet.ne.jp/~ja_urahr/) からもご購入できます。