松坂 「こんにちはあぐり王国です。 今回は鹿追町にやってきました」」
藤尾 「鹿追、景色いいですねえ」
森崎 「すごいキレイな町だなあ!」
藤尾 「晴れていたら太平洋まで 見渡せるみたいですよ」
森崎 「イイ町だね! しかも鹿追と言ったら 今日はそばでしょ?」
松坂 「町内には乳牛が19000頭、 肉牛が9200頭もいるんですよ」
森崎 「そんなにいるんだあ!」
森崎 「とかち鹿追牛って 一言で言うと どんな牛ですか?」
JA鹿追町 猪俣 敏之さん 「鹿追で生まれた子牛が このセンターで育てられ、 肉として出荷される- 生まれも育ちも鹿追町と 言うのが特徴です」
猪俣さん 「しかも鹿追牛は2種類います。 1つはホルスタインのオス。 もう1つは交雑種です」
交雑種とは (鹿追町の場合) ホルスタイン種のメスと 黒毛和種のオスを交配させたもの。 こうすることで 肉専用種より早く大きく、 そして乳用種よりおいしくなり、 低コストで良質なお肉が 生産できるのです。
森崎 「あの~ 生まれも育ちも鹿追町ですが、 例えば神戸牛とか松阪牛とか 生まれも育ちも神戸では ないのですか?」
猪俣さん 「違うんですよ。 市場で取引されて 北海道から兵庫県に行ったり… という流れになってます」
森崎 「ではずっと地元にいる牛って 珍しいのでは?」
猪俣さん 「たぶん全国でも 鹿追だけだと思います。 以前は酪農家の方が自由に 牛を売っていたのですが、 付加価値を付けられないまま 安く取引されるコトがあるので、 このセンターに集約し、 鹿追で生まれた牛は全部、 鹿追で育てようとなったんです」
藤尾 「ちゃんと耳や首のところに 番号がついているんですね」
猪俣さん 「人間でいうと戸籍と住民登録が 一緒になって、生まれたところも 育ったところも分かるように なっているんですよ」
早速、出荷直前の牛を見学-。
松坂 「うわあーおっきい~」
猪俣さん 「18ヶ月を超えましたよ。 大きい牛だと1tを 超えるんですよ」
森崎 「迫力あるなあ」
森崎 「うわーこれはナンですか?! 山に囲まれたちょっとした 盆地ができていますよ」
猪俣さん 「ここではたい肥を 作っているんです」
森崎 「煙が出てますね! どうやって発酵 させているんですか?」
猪俣さん 「あの機械見えますか! 今ドリルが回っていますよね」
猪俣さん 「空気を入れて、 かき混ぜることによって 発酵を促進させているんです」
森崎 「材料はなんですか?」
猪俣さん 「木の皮なんです」
猪俣さん 「木の皮を最初は牛の寝床に使うんです。 すると尿やウンチもしますよね。 それをココに持ってきて、 かき混ぜてたい肥にするんです」
森崎 「使用済みのものが 再利用されて、 また畑に還元されるんですね」
森崎 「すべてが町の中で できていますね」
藤尾 「町の名前を【牛追町】に した方がいいんじゃないですか!」
有限会社 大平畜産工業 川合 昭夫さん 「鹿追町の交雑種は お母さんがホルスタイン、 お父さんが黒毛和牛です。」
森崎 「色々と見てみたいですね」
早速牛舎を覗いてみると-
一同 「うわーこれはかわいい~~」
藤尾 「めちゃくちゃお父さん似!」
川合さん 「元々はお産を楽にするために 交雑がはじまったんです。 お父さんの黒毛は ホルスタインよりも小さいので、 子供が小さいんですよ。 今ではみんな育てるようになって どんどん増えてきています」
藤尾 「スミマセン 川合さん、 チョット待ってくださいね。」
藤尾 「リーダー 話聞いてください!!」
森崎 「んっ・・・ すんごい、なつっこい」
森崎 「オレ、どんだけ好かれてるの? チョットずつ どつかれてるんだよね!」
川合さん 「牛っておっぱいを吸うとき 本能的に乳房を刺激して 母親のミルクを飲もうと するんで、突っつくんです」
森崎 「こちらは?」
川合さん 「出荷寸前の牛です。 26ヶ月ですね。 入ってみますか?」
森崎 「えー牛大騒ぎですよ」
ピュヒュヒュー (軽くかすれた口笛・・・) 藤尾の作戦は-
何気なーーく 近づいて…
松坂 「触りました~!どうでした」
藤尾(小声で…) 「ホルスタインより 毛が、 チョット、 ふかふか、 シテイル!!」
森崎 「あれ、チョット藤尾! 狙われているよ今!」
川合さん 「あーこれは 闘牛のように襲ってくるかも しれないですねえ」
森崎 「藤尾! いつまでワシのシマに いるんじゃい! (牛の気持ちを代弁中)」
藤尾 「あの鼻息とかアニメでしか 見ない感じですよおお」
森崎 「あれっ見たことある人が…」
川合さん 「一応、ココのお店の オーナーもやっています!」
一行が訪れたのは、 地元の食材にこだわる 「森のキッチンかわい」。 今回は特別に とかち鹿追牛の2種類を 食べ比べさせて頂きました。
まずはホルスタインのお肉-
川合さん 「ホルスタインは 赤味が多いのが特徴です。 通常当店は交雑種のみですが 今回は特別に用意しました!」
森崎 「ホルスタインです、 よいしょ~~」
藤尾 「いやーツバが止まんない!」
あぐりっこ 「おいしい!ジューシー」
藤尾 「すごいですね!!」
あぐりっこ 「さっきより 肉汁が出ておいしい!」
藤尾 「牛を食べた!って感じが すごくしますね」
森崎 「おいしく安全に育てて 提供しようという想いが、 とかち鹿追牛の名を上げて、 町全体にハッピーが 広がっていくのではないでしょうか!」 ■森のキッチン かわい 鹿追町瓜幕西28線27 TEL:01566-7-2327 営業時間:AM10:00~PM8:00 定休日:火曜日(5月~10月無休)
じゃーん、もんすけです! ホルスタインのオスと 交雑種では味わいに どのような違いがあるのでしょうか?
JA鹿追町 成田 雅規さん 「おいしいと評判の とかち鹿追牛ですが、 ホルスタイン・交雑種 にはそれぞれ味に 特徴があります。 ホルスタインのオスは やわらかい赤味が持ち味で クセが無く噛むほどに うま味を感じるのが特徴で 主に近畿地方に出荷してます」
成田さん 「交雑種は サシと呼ばれる脂身が 赤味に程よく入っており 味わい深いのが評判です。 こちらは神奈川県を中心に 販売をしており 好評を頂いております」
ご購入はこちら- 《とかち鹿追牛》 ■Aコープ鹿追店 住所:鹿追町新町4-51 電話:0156-66-2250 ※とかち鹿追牛(ホルスタインのみ)は 下記ホームページでも購入できます ■北海道牛肉市場 http://www.hokkaidogyunikuichiba.jp/