今月
2017年09月
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
       
アーカイブ
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
ページ内検索

   表示:2017年09月(32件)
<<
2017年09月30日(土) | ♯447 北海道農業を香港の小学生が体感十勝編
2017年09月30日(土) | 皮をむくと…白いっ!!
2017年09月30日(土) | 初めての収穫体験に大興奮!
2017年09月30日(土) | 鮮度を維持する秘密兵器とは?
>>

2017年09月09日(土) |  ♯444 老舗寿司職人が“ひまわりライス”に触れる②編

東京・浅草の老舗寿司職人を迎え、
北海道の米作りを、
春の田植えから秋の収穫まで学ぶゲスト企画!
ゲストに迎えたのは、
150年以上の歴史を誇る江戸前寿司の名店、
弁天山 美家古寿司
(べんてんやまみやこずし)。
5代目親方、内田 正(ただし)さん。

内田さんに学んでもらう米作りは、
今年、日本農業賞で見事大賞を受賞した、
北竜町が誇るブランド米“北竜ひまわりライス”。

前回、産地で行われる春の田植え作業
ふれていただきました!
そして内田さん自ら、
人生初となる田植え機も体験!

森アナウンサーも面白いことに…!

今回のあぐり王国ネクストは、
春の田植えから、およそ3ヶ月ぶりとなる
北竜町の田んぼに伺いました。
さてどうなっているのでしょうか?

森結有花アナウンサー
「三か月ぶりに北竜町にやってきました」

森崎リーダー「うわー!キレイだなあ」

森アナウンサー「圧巻ですね!」

森崎リーダー
「こういうひまわりみたいな
 でっかい男になりたい!」

「顔は十分…」

森崎
「うるせーなっ!」

ではゲストをお呼びしましょう。
おやかた~~~!

「お久しぶりです(一礼)。
 74歳になりました。内田でございます」

ということで、74歳を迎えた東京浅草の名店、
「弁天山 美家古寿司」の5代目親方、
内田 正さんと、北竜町のブランド米
「北竜ひまわりライス」の米作りを学びます。

内田さん「すごいですね」

リーダー
「23ヘクタールの広さの中に
 150万本のひまわりが咲き誇ってます。
 北竜町はひまわりで有名な町なんです」

内田さん
「北竜町に来るので、まちのブログをみたら
 とにかくひまわりがすごかったんです。
 ですからいつかひまわりが見られるかなと 
 思っていましたら、今の時期でしたね」

リーダー「いい時期に来ましたねえ」


「今回は夏の重要な作業
 親方と一緒に見ていきたいなと思います」

リーダー
「お米って言うと…
 春に田植え、秋に稲刈りですよ。
 なかなかその合間にですね
 取材に来るのは日本中でも
 あぐり王国だけだと思います」

田植えをしたのは5月下旬。
あれから季節も変わり、
3ヶ月以上が経過した田んぼへ向かいます!

2017年09月09日(土) |  夏の大切な作業“防除”とは?

リーダー
「親方3か月ぶりの田んぼです」

内田さん
「ずいぶん見違えるくらいになるんですね」

リーダー
「青々として…葉先がピーンっと
 上に向かって伸びております」

内田さん
「遠くにはひまわりも咲いていいですね」

「お久しぶりで~す」

田植えに引き続き、
夏の重要な作業について、
北竜ひまわりライス生産組合の
副組合長を務める、
永井稔さんに教えて頂きます。
まずは、前回あぐりメンバーが手で植えた
稲の生育をチェック!

永井さん
「皆さんが植えてくれた稲は
 すごく立派に育てっています。
 ここそうです!」

内田さん
「いや一安心ですね…
 どうなっているかと思って」

森「私も心配でした!」

田んぼに“北竜ひまわりライス”の
ななつぼしが植えられた5月。

それから1ヶ月後の6月には、
茶色だった田んぼの色も少しずつ緑色に。

さらに2ヶ月後の7月には、
1本の稲がおよそ20本前後に増え、
膝丈ほどの長さに。
そして8月上旬、穂の部分に花を咲かせて
受粉すると、米ができていきます。

リーダー
「これは稲の花で、今は咲いていますが
 1時間くらいでなくなっちゃうんです」

内田さん・森アナ「へええ」

リーダー「良い時に来たねえ」


「今回は夏に重要な作業があると
 聞きましたが、どんな作業でしょうか?」

永井さん
「この時期は防除(ぼうじょ)という
 作業があります」

防除とは田んぼを観察して
農薬を散布する作業で、
大きく二つの役割があります。
ひとつは、稲の天敵と言われる
害虫の発生を抑えること。
その害虫というのが…

永井さん
「カメムシですね。
 アカヒゲホソミドリカスミカメ。
 穂が出て実っていくんですけど
 稲について美味しい汁をチューっと吸う!」

リーダー「ええええ」

永井さん
「それが斑点米というお米になっちゃう」

斑点米(はんてんまい)は、
害虫が吸った部分からカビが発生し、
黒く変色してしまった米で、
被害の大きさによっては、
米の等級を下げるだけではなく、
出荷もできない状態に…。

しかし、わずか1cmにも満たない害虫の発生を、
生産者は、どのように確認するのでしょうか?


2017年09月09日(土) |  町全体でブランド品質を守る!

リーダー
「こいつらドンドン増えてっちゃうの?」

永井さん
「増えていきます。 なので北竜町全体で
 約30人予察員(よさついん)を配置して
 週に1~2回網で採取して農協に報告している」

予察(よさつ)」は、
6月頃から町内の田んぼで
虫の発生をチェックして、
害虫発生量をデータ化すること。
データをもとに害虫が増える時期を見極めて、
農薬を散布するのです。
また害虫対策と同じく病気の予防も重要!
予察時には、稲にとって最も危険な感染病である
「いもち病」の発生もチェック!
もしも発生した場合は、感染した稲と
その周辺の稲は全て抜き取ります。

北竜町では、こうした病害虫対策を
町内全体で取り組むことで、
低農薬米というブランドと品質を
守っているのです。


「北竜ひまわりライスのブランドの条件は…
 農薬使用量を5~8割をカット!」

リーダー
「結果ね…みんなでやったほうが
 これだけカットできるんだから!すごいな」

内田さん
「全町の人が仲良くしてないとダメですね!
 東京の浅草ですと
 人間関係が希薄ですからね

リーダー「止めてくださいよ。親方」

稲を病害虫から守る
「防除作業の役割」について学んだところで、
内田さんと森アナが虫取り網で害虫の発生を
チェックする「予察」を体験しました!

永井さん「手でガサガサっとやって下さい」

森「ベテラン感がありますね…」

すると…

内田さん「またね…抜けない!

永井さん「かかとから抜くといいですよ!」

リーダー「この映像見た事あるなあ」

泥と格闘する親方!すると…

内田さん「んんうっ♪」

セクシーな声がでちゃいました。

リーダー「いい声いただきました」

ちなみに生産者の永井さんがやってみると、
ご覧の通り!前に進みながら、
虫取り網を20回左右に大きく振って
採取するだけなのですが、
水を含んだ田んぼを歩くのは意外と難しいんです。

田植えでは、泥だらけになった森アナも、
リベンジを試みてみますが…

ジョボ…ジョボ…

一歩進むごとに

なぜか沈んでいってます。

(もう永井さん大爆笑です)

ひとりどんどん沈んでます(笑)

すると…
「痛い!股!キャ~

何で股割り状態になったのでしょう?

「無理これ~~!」

※この後の姿は後編ラストで!

「予察」のほか、
農薬使用量を最小限にするため、
害虫が潜む田んぼの中や周辺の雑草も
綺麗に刈り取ります。
このような手間暇のかかる作業を経て、
農薬散布が行なわれるのです。

2017年09月09日(土) |  ラジコンヘリGO!


「私達の目の前にヘリコプターがあります」

リーダー
「農薬を散布するためのヘリコプターですね」

永井さん
「1回目の散布が終っているので
 今回は水を散布してみます」

農薬散布はタイミングが重要!ということで、
今回はデモンストレーションですが、
通常は、病害虫対策に用いられる農薬を、
水で8倍に薄めて散布します。
リーダー
「農薬は今の世の中
 ネガティブにとらえがちですが
 農薬がないとお米自体が病気になってしまう。
 なら病気米がいいのか?ってなったら
 私達はそんなことないわけですからね。
 こうした最小限の農薬
 しっかり病気予防をして下さっている」

ということで、ラジコンヘリコプターによる
農薬散布のデモンストレーションがスタート!

リーダー「浮いた~~!かっこいい!」

森「出てる!出てる!」

リーダー
「ちゃんと真下じゃなく広く
 散布している状態で撒いてますね」

永井さん
「今、止まった位置とかを指示しているのが
 あちらのナビゲーターなんです」

リーダー「あそこに人が!」

永井さん
「ここまで撒きますって位置を把握。
 遠くからだとオペレーターは見えないので」

リーダー
「そうか。ラジコンを操作している人は
 ヘリコプターが向こうに行っちゃったら
 分からないですもんね」

永井さん
「障害物がないかや、
 ここまで撒きましたよって
 全部指示を出しているんです」

北竜町では、ヘリコプターの操縦士のほか、
無線機で指示を与えるナビゲーターも配置します。
これは、隣接する田んぼに
ヘリコプターが侵入したり、
散布する田んぼ以外への農薬飛散を防ぐため。

生産者の綿密な連携体制と
徹底した安全管理のもと、
作業が行われているのです。

リーダー
「毎日お米を触る職人としてどうでしたか?」

内田さん
「こんなに手のかかっている仕事を
 毎日していらっしゃるとは
 ゆめゆめ思わなかったので
 その努力はすごいと思います」

じゃじゃん、もんすけです!
低農薬栽培のブランド米
“北竜ひまわりライス”を生産する北竜町!
安全安心な米作りは
今から30年ほど前にスタートしました!
長い年月をかけた生産者の地道な努力と、
地域一丸となって取り組む姿勢が評価されて、
今年見事、日本農業賞の大賞を受賞!
北竜ひまわりライス生産組合の川村さんに、
その思いを聞いてみたよー。
北竜ひまわりライス生産組合 組合長
川村功さん
「我々が受賞できた要因の1つは
 生産情報公表農産物JAS規格の取得があり
 ただ一般的に知名度が上がってないことで
 その辺をPRしていきたい。
 また若い人達が取り組んでいる
 農薬8割カットの北竜ひまわりライス
 農薬節減米きたくりんを前面に出しながら
 我々もこれから販路拡大に努めていきたい」
 
いつも、当たり前のように買っている
安全安心なお米だけど、北竜町を含めた
道内各地の生産者の努力によって
届けられているってことを、
絶対に忘れちゃいけないよね。

2017年09月09日(土) |  お米を使ったサラダ!?


「名産品のひまわり油をつかったお料理を
 披露していただきます!」

JAきたそらちフレッシュミズの
吉田三夏子さんと新井陽子さんに
地元名産品のひまわり油と、
“北竜ひまわりライス”を使った
アイデアレシピを披露していただきます!

吉田さん
「北竜産のひまわりを原料にして
 種から絞った無添加の1番搾りで
 クセがなくってサラッとしています」

リーダー
「この油をどう利用するのでしょう?」

吉田さん
「北竜ひまわりライスと野菜を一緒に使って
 ライスサラダを作ってみようと思います」

リーダー「ライスサラダ??」

詳しいライスサラダの作り方は
レシピコーナーに!

http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20170909&selectmonthforcal=201709

吉田さん「お米をお水で洗います」

リーダー
違います! 
 炊く前に洗うんです!
 北竜町以外ではお米を洗ってから
 炊くんですけど…」

吉田さん「うふふふ」

ご飯を軽く水で洗うのは、
粘りを落としてサッパリとした食感に
仕上げるため!
さてどんなお味になるのか?

リーダー
「あぐり王国は10年やっているんですけど…
 こんなに信じられないメニューはなかった。
 これは…不安です!
果たしてライスサラダはどんな美味しさなのか?
そしてさらに、今回はせっかくなので、
寿司職人の内田さんとのコラボ料理にも
チャレンジ! その料理は…

吉田さん
「さっぱり味わえる
 ガリを合わせた酢飯のおにぎりです」

リーダー
「ガリと酢飯ですか?
 チャレンジャーですね」

ということでガリを合わせた酢飯のおにぎりを、
寿司職人の内田さんと一緒に作って頂きます。
ガリは150年以上受け継がれる
「弁天山 美家古寿司」のものを使い、
酢飯も内田さんに作っていただきます!

ここで親方のガリを頂いてみると…

吉田さん
「おいしい!フレッシュな感じ」

新井さん
「酸味がキツくないですね」


2017年09月09日(土) |  ガリとと酢飯のおにぎり!

さっそく内田さん直伝の酢飯作りスタート!

まず炊いた北竜ひまわりライス
ななつぼしのご飯に合わせ酢を加えて、
米と馴染ませるのですが、、
ココで寿司職人のワンポイント!

リーダー
「うちわで扇いで冷ましたりしません?」

内田さん
「実は酢飯に限ってはですね、
 合わせ酢がお米に
 全部合わせ終わってから!」

新井さん
「子供にうちわで扇いでもらいながらしてたので
 最後にするもんなんだな~って!」

風を与えて、
米粒一つ一つにしっかり艶を出したところで、
酢飯に細かく刻んだガリを混ぜ合わせます。
あとは、おにぎりを握って完成です!

リーダー
「シンプルだけどすごく美味しそう!
 すごく食べたい」

作り方はレシピコーナーをご覧ください!

http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20170909&selectmonthforcal=201709

「北竜ひまわりライス」の米と、
名産品の「ひまわり油」を使ったお手軽料理!
生産者の永井さんも交えて全員でいただきます!

永井さん「美味しい。さわやかに食べられます」

内田さん「ご飯が野菜として入っている感じ」

リーダー
「これはうまい!
 油のおかげでお米一粒一粒が
 コーティングされてパラパラとほぐれているし
 その油が全くしつこくない!
 すがすがすい~感じですよね」

そして老舗のガリを合わせた酢飯のおにぎりも!

新井さん
お米もおいしい。ガリが全然違う」

吉田さん
「酢飯もふっくらしてるって言うか
 ご飯の一粒一粒が美味しい」

内田さん
「自分の店の合わせ酢もガリも
 つくづくおいしいなと思います」

リーダー「素晴らしい!」


「お米もみずみずしいから相性が本当に抜群!
 お互いに引き立てあってる感じですね」


「どうでしたか?親方。
 今日一日体験してみて」

内田さん
「今日1番わたしが感じたのは
 みなさんのチームワークと絆がなかったら
 今日の作業は全くできないと思って。
 これで東京に帰ったら
 地域の人たちと仲良くして
 いい仕事をしていかなきゃならないって
 つくづく思いました」

さあ収穫までラストスパート。
立派なお米になってね~

みなさんこんにちは!
今日は「来年度北海道立農業大学校」の
入校に関するお知らせだよ。

未来を担う優れた農業者を育成している
「北海道立農業大学校」では、
来年4月入校に向けた、
受験願書の受付を始めるんだって!
推薦入試が9月26日~10月6日まで。
一般入試は10月10日~10月20日までが
受付期間だよ!詳しくは、
北海道立農業大学校教務部まで、
問い合わせてみてね~

熱い志をもって北海道で農業経営を目指す
みんなのチャレンジを待ってるよ~

以上もんすけの週刊あぐりニュースでした!

【北海道立農業大学校】
受験願書の受付スタート
=受付期間=
■推薦入試■
9月26日(火)~10月6日(金)
■一般入試■
10月10日(火)~10月20日(菌)

=問い合わせ=
北海道立農業大学校教務部教務課
電話:0156-24-2122

お・ま・け

みなさんお待たせしました。
森アナウンサー
虫取り網での「予察」のそ・の・後!

スーパーマンのような永井さんが
森アナウンサーを救助に向かいました。

森アナウンサー
「はあ~へえ~」

リーダー「お帰りなさい」

森アナウンサー「はあ…」

今にも消えいるような森アナ…

森アナウンサー
「死ぬかと思った…」

リーダー
どうして?
 どうしてこれで死ぬかと思うの?」

森アナウンサー「ちょっと泣きそう」

リーダー
「どうしてこれで泣くんですか?」

森アナウンサー
「帰ってこられないかと思ったああ」

無事のご帰還、ご苦労さまでした♪

-----------------------------------
9月2日のクイズ
「ミニトマトの生産量 北海道トップの町は、
 どこだったかな?」

正解は「仁木町」でした。


2017年09月02日(土) |  ♯443 道内一の産地!仁木が全国に誇るミニトマト編

お弁当のひと品や料理に
彩りを添える野菜・・ミニトマト!
食べやすいサイズと、
そのまま使える手軽さから、
今や食卓に欠かせない野菜のひとつ。

1980年代に登場すると、
その消費量は急速に拡大!
全国的に野菜全体の生産量は少なくなる中で、
ミニトマトは今も順調に生産量を
伸ばしています。

そんな中、道内でいち早く栽培を始め、
品質の高さと、
甘みと酸味の絶妙なバランスで、
全国から注目を集めるミニトマトが…

今週のあぐり王国ネクストは…、
全国から注文が来るミニトマトを生産!
道内ナンバーワンの産地へ!


「仁木町ではフルーツと同じくらい
 ミニトマトの生産にも力を入れています」

リーダー「大好き!」


「しかも仁木町のミニトマトは
 北海道での生産量トップ

リーダー
「そうなんですってね…
 ちょっと意外じゃないですかあ」

一緒に学んでくれるあぐりっこは3年ペア。
から揚げが大好き!高橋怜大(レオ)君と
野菜に詳しくなりたい!
がんばり屋の松宮一加(イチカ)ちゃんです。

リーダー「ミニトマト好きですか?」

イチカ「はいっ♪」

リーダー「何番目にすき?」

レオ「野菜で言えば1番目♪

イチカ
「野菜だったらね…5番目くらい!」


「どうやってミニトマトが実っているか
 見た事ありますか?」

イチカ
「うん!2年生の時ミニトマト育てたから」

リーダー「そうだあああ(思い出す)」


「イチカのお父さんじゃないですよね?」

リーダー
「イチカのお父さんじゃないけど
 うちの子がいま2年生だから!
 札幌の子は育てているのかな?」

リーダー「何個くらいなった?」

レオ「4個くらいかな…」

リーダー「4個???」

イチカ
「うちは10個くらいとれた」

リーダー
「うまく育てれば何個くらいとれるか?
 そんなことも質問してみよう」

…ということで、
フルーツの町・仁木町で栽培されているのは、
どんなミニトマトなのか。
早速、生産者のもとへ-

2017年09月02日(土) |  まずは食べてみれえ~


「ミニトマトを栽培されている
 畑中さんがお待ちです」

こんにちは~~

畑中さん
「こんにちは~
 イチカちゃんにレオ君だな」

まずは握手です。

リーダー「さっそく握手です」


「72名からなる『仁木町トマト生産組合』
 名誉会長です!!」

リーダー
「改めて握手をお願いします!
 偉い人が大好きです♪」

大玉トマトから数えると、
その栽培歴はなんと50年!
仁木町のトマト名人・畑中勝征さんに、
ミニトマト栽培について教えて頂きます。

畑中さん「食べてみるかあ?」

リーダー
「さっそくですか?
 いいんじゃない?とりあえず食べて!」

まずは、食べてみなきゃ始まらないという、
畑中さんの強い勧めで、
ミニトマトをひとつずつ収穫!

と思ったら
畑中さん大量に収穫してる!!!

リーダー
「畑中さん何とってるのおお?」

あぐりっこ「ぎゃあああ」

連なりのミニトマトです!

リーダー「まだこっち色づいてないよ」

畑中さん
「仁木町のミニトマトは
 完熟するまでとらない!
 品質が最高の状態で出荷する!」
こちらは「キャロル7(セブン)」といって、
ひと株に200玉ほどが実る主力品種のひとつ。
仁木町で栽培されたものは、
「もてもてネ」というブランド名で
出荷されています。

まずは「いただきま~す」

イチカ「口の中に入るかな?」

パクリッ

イチカ「うーん甘いっ!」

レオ「おいしい~~♪シャキシャキ!」

リーダー
ブシャーッって!
 トマト汁がブシャー!って
 完熟の証しです。味が濃い!!
 酸味とのバランスが良くて
 あと味がさわやか!」

畑中さん
「キャロル7(セブン)というミニトマトは
 ものすごく栽培が難しい!」

リーダー「何が難しいんですか?」

畑中さん「説明してたら半日かかる!」
 
森「はははは」

リーダー「とにかく難しいんだあ」

今でこそ様々な地域で
生産されているミニトマトですが、
仁木町では、30年以上前から、
道内でもいち早く栽培を始めました。

1970年代に大玉トマトから始まり、
80年代にミニトマトの栽培もスタート。
産地化へ向け、独自の栽培技術を
確立していったんです。

実は普通の栽培方法とは違う
そのひとつが、このハウスをよく見ると、
わかるそうなのですが…?


2017年09月02日(土) |  仁木のこだわり 冷涼な気候をいかす

リーダー
「このハウス違和感感じません?」


「感じます。ハウスの端がないです」

リーダー
「端っこないですよね?トンネルですよね」

畑中さん
「全国の産地に行っても仁木町だけですよ」

畑中さん
「向こうからスーーッとなってるでしょ。
 が吹いてハウスを通り抜ける!」

リーダー「風を通す…?」

畑中さん
大事なのは冷やす事なの!」

森「なんで冷やすといいんですか?」

畑中さん
「トマトっていうのは
 寒さに当たればあたるほど
 自衛のために酸を強くする。
 秋になると酸が強くなる。
 冷涼な気候を最大限に活かすためには
 この方法が1番なの!」

ミニトマトのおいしさの決め手となる
あま味酸味。

仁木町では、あえて涼しい風に当てることで、
体を守るために酸を蓄える働きを促します。

そして、暑い日中と涼しい夜の気温差が、
直接影響することによって糖分もアップ。
この栽培技術によって、あま味と酸味の
絶妙なバランスが生まれるんです!
さらに…

畑中さん「こうやって…」

ゆっさゆっさゆっさ…

ハウスの支柱を揺らし始める畑中さん。

リーダー
ちょっとちょっとどうしました?」

畑中さん「これで花粉交配終わり」

リーダー「いま花粉を落としたんだ!」

リーダー
「上に花が咲いているでしょう。
 その花から花粉が落ちてトマトは実がなる!
 やってみる?」

イチカ「うん!やってみたい!」

リーダー「手が届くかな?」

畑中さん「無理だろうな」

おっと!ギリギリ手が届いた。

ゆっさゆっさゆっさ…

リーダー「いいですか?これで」

畑中さん
「自然のチカラを最大限に活かして
 温室育ちではないトマトにする!!」

ゆっさゆっさゆっさ…

あぐりっこぶら下がり続けます…

ゆっさゆっさゆっさ…


「あの…
 子ども達がそろそろ限界なんですけど…」

畑中さん「ははは!もういいよ~」

より自然環境を生かした栽培に
力を入れている仁木町では
交配を促進するために
ホルモン剤を噴射するほかにも
ハウスの支柱を揺らして受粉を促すことも…

こうして仁木町ならではの
ミニトマトがつくられているんです。


2017年09月02日(土) |  カワイイミニトマトの収穫体験!


「今つくっている品種はどれくらい?」

畑中さん
ミニトマトが5種類
 中玉トマトが3種類」

リーダー
「これまでどれくらい手がけてこられた?」

畑中さん
「今までに500種類以上つくっています」

リーダー「500…」

畑中さん
「その中で世間に出たのは数%だね!」

現在も生産組合の名誉会長として先頭に立ち、
常に新たな品種にチャレンジしている畑中さん。

栽培技術を確立し、
その方法をほかの組合員にも伝え、
情報を共有。
全員が高い品質のミニトマトを生産できるよう、
産地の底上げにも力をいれているんです!

畑中さん
「どのお客さんが、どのトマトを食べても
 同じ味にならないと信用はされない。
 そこが大変なんだわ。
 毎年1年生の気持ちでやらないと難しい。
 30年経った1年生もいるし
 20年経った1年生もいる。
 みんな3年生
 でもおいじさんは1年生だ

あはははは♪

さてここからは…
様々な品種を栽培しているということで、
収穫をお手伝いさせていただきます!

まずはレオ君。畑中さんから収穫方法を教わり
やってみると…「楽しい~♪」

この黄色いミニトマトは
「イエローミミ」という品種で、
仁木町でのブランド名は「もてもてキッキ」。
糖度が高く、酸味が少ないので、
フルーツ感覚で食べられるのだとか。

リーダー
「レオが夢中です。慣れたきたね。
 レオ今どんな気持ちなの?」

レオ「何も考えてない~!!」

リーダー「夢中だねえ」

イチカちゃんも赤い中玉トマトを収穫!

畑中さん
「これはシンディースイート
 “かぐやひめ”

森「どんなトマトなんですか?」

畑中さん「食べたらわかる!!」

甘み酸味バランスが良く、
サラダはもちろん、焼きトマトなど、
加熱調理にも適した「かぐやひめ」。
真っ赤に実り、完熟したものだけを
収穫していきます!


「1日に何個くらい収穫するんですか?」

畑中さん
「一人で40カゴくらいかな…」

イチカ「よょ…40???」

森「イチカ…何カゴくらい出来る?」

イチカ
「う~ん…2カゴくらいかな?」

仁木町では畑中さんを含めた72名が、
年間およそ1600トンものミニトマトを
生産しています。これは道内全体の
およそ6分の1に当たる量で、
生産量・作付け面積ともに、
道内トップを誇っているんです!



TOP(全件表示)