佐々木 「わー来てる来てる!」
森崎 「来たよ~~ タンチョウ~~!」
河野 「感動だねえ~」
森崎 「いっぱいいるねえ~」
佐々木 「タンチョウが飛来する場所、 釧路市阿寒町にやってまいりました」
森崎 「いいトコロ!」
佐々木 「さて今日は農業の《新しいカタチ》を 見に行こうと思います。
と言うのは【法人化】というカタチです!」
新しいスタイルの酪農がある! ということでやって来たのは道東の阿寒町。
早速ここからはあぐりっこと一緒に お勉強をしていきます。
佐々木 「あぐりっこはツルを見たことあるかな?」
あぐりっこ 「初めてです」
河野 「初めて見た人、手を上げて!」
3人のあぐりっこが挙手。 その横で佐々木アナも手をあげる-
河野 「えっ、佑花ちゃんも?」
佐々木 「場長さんってこの中で一番エライ人ですか?」
(有)仁成ファーム第2農場長 佐藤昌芳さん 「社長がいますけど… 社長の次にエライ人ですね!」
河野 「佐藤さん、分かりやすいです! 子供たちにも分かりやすい!」
森崎 「さて、コチラの牛舎。 巨大じゃないですか!!」
河野 「幅も奥行きもスゴイ」
森崎 「学校みたい!」
早速牛舎を見てみると-
あぐりっこ 「すご~い」
河野 「スゴイいるよ! スゴイ数ですよ!!」
森崎 「何頭いるんですか?」
佐藤さん 「500頭います」
佐々木 「すごい…」
佐藤さん 「お休みがある!」
森崎 「コレは大きいですよね!」
佐藤さん 「実は私も昨日休みだったんです!」
河野 「お休みは何をしてたんですか?」
佐藤さん 「子供と動物園に行ってました!」
森崎 「いい~ね~」
森崎 「どうして、こんなコトが この町では可能になったのでしょうか?」
佐藤さん 「一番最初はJA阿寒さんが会社組織にして やってみないかってコトで始まったんです。 そういう働きかけがなかったら、 ココまでならなかったと思います」
じゃーん、もんすけです。 会社を設立しようとしたとき 立ちはだかるのが複雑な事務手続き。 そんな地元の動きをサポートしたのが、 地元のJA阿寒です!
JA阿寒のこうしたサポートによって 平成4年に《仁成ファーム》、 平成7年に《開新牧場》、 平成8年には《阿寒グリーンヒルファーム》と これまで3つの法人が誕生し、 合わせて年間1万2千トンの生乳が 出荷されています」
会社組織の大規模牧場が増えることは 地元の雇用促進にも一役かっているんだって!
さてこんなに巨大な牛舎では どのようにエサ寄せをやっているのか?
河野 「通常はこうやって離れているエサを スコップのようなもので 牛さんに寄せてあげるんです。 これがなかなか大変なんですよ~」
森崎 「重たいんだよね!発酵しているから」
河野 「それをコレだけの量をやるったら大変!」
ということで、 こちらではどのようにエサ寄せをしているのか 見せてもらうことに-
森崎 「何か来たよ!バックで来たよ!」
森崎 「タイヤが変なカタチについている!」
河野 「ええっ!タイヤが回っていますよ」
佐々木 「早い!」
タイヤを回転させながら、 あっという間にエサを寄せていきます。
河野 「すごい!寄ってる」
森崎 「牛が届くトコロまで寄せられたね! これは便利だね~~」
ここには日本一のスケールを 誇る設備があるのだとか!
佐々木 「牛舎の通路の先に 面白いカタチをした建物ありますよね!」
河野 「カドが多い!四角じゃないよね」
モモカちゃん 「事務所みたいなトコロだと思う」
一風変ったカタチ、 この建物の中には何があるのか?
いざ潜入です-
河野 「何これ!」
森崎 「回っているよ!」
森崎 「牛のオシリが回っているよ!」
佐藤さん 「これは《ロータリーパーラー》です」
河野 「メリーゴーランドみたいですね」
森崎 「コレまで色んな搾乳の現場を見たけど コレはないですね」
河野 「搾乳の作業をされている方が 1ヵ所で作業できるように、 牛さんが回っているんですね」
佐藤さん 「1周、60頭入ります」
このメリーゴーランドのような搾乳機を 高い場所なから眺めてみると-
森崎 「ギュウギュウだね~!牛だけに!」
佐々木 「今、順番を待っている牛さんがいますね。 空いている所に自ら入っていく!」
森崎 「エライですね~」
新しい酪農のカタチを目指して、 法人化へのサポートを行うJA阿寒。 個人農家の負担を減らす取り組みも 積極的に行っています。
JA阿寒 雑賀(さいが)紀行さん 「JA阿寒では牛の給食センターともいえる TMRセンターが活躍しています。 コチラは栄養価を考えた安心安全な 飼料供給を目的に平成20年に設立しました。
酪農家の労働力軽減や栄養バランスのとれた 飼料をつくり供給するコトで より高品質な生乳作りに役立っています。
現在、地区内では2ヵ所の TMRセンターが稼動しており 約40%の酪農家が加入して運営されています」 牛の給食センターともいえるTMRセンター。 酪農家の負担を軽減するだけでなく、 牛が好むエサを安定して供給することで、 人も牛もハッピーに暮らせるんだね!
ココでちょっと寄り道。 訪れたのは道の駅に隣接する「赤いシャッポ」。 地元食材にこだわる人気のお店です。
■JA阿寒 直売所 赤いシャッポ 住所:釧路市阿寒町舌辛原野23-38 電話:0154-66-2685
河野 「地元の牛乳とかヨーグルト! これなんか【あっかんべえ牛乳】って 書いてあるよ!」
森崎 「阿寒だけにね!」
こちらは、JA阿寒が平成9年にオープン。 地元の美味しい食材を知ってほしいという、 生産者の想いが詰まったお店なのです。
早速、阿寒町自慢のミルク製品を実食! リーダーが食べるのはソフトクリーム。
森崎 「おいしい!超なめらか! すっごい、おいしいんだけど、 さぶっ(寒)!!」
続いてはお待ちかねのコーナー。
佐々木 「地元の牛乳を使ったお料理を みんなで作っちゃいましょう」
JA阿寒女性部 金子睦さん 「まずはところてん風のゼリーです」
森崎 「ええ~~ミュルン!?」
金子さん 「そうです!」
河野 「面白そう」
ということでJA阿寒女性部直伝の レシピをたくさん教えてもらいました。
詳しい内容はレシピコーナーを 見てくださいね。 酪農家ならではの、 新感覚デザートにビックリですよ!
河野真也の週刊あぐりニュース。
きょうは3人のキャラクターが 北海道の食材を売り込む主役になるかも、 というお話です。
アタシはハスカップのゆう 私、アロニアのエリと申します ぼく、シーベリーのラム。 3人でリトルベリーズ、よろしくね!
このキャラクターは、 北海道で生産されている小果実=ベリーを 売り込もうとデザインされたものです。
ハスカップ、アロニア、シーベリーは、 国内では道内産がほとんどを占め、 100種類を超える商品が作られていますが、 知名度はいまひとつ… そこで、道や経済界で進める 食クラスター構想の一環として キャラクターを使って 売り込むことになったのです。 デザインに協力したのが、 仮想アイドル「初音ミク」を生んだ 札幌の会社とあって、 インターネットの書き込みサイトなどで 早くも話題となっています。
インタビュー林さん 「テレビのアニメのキャラクターだとか 子供たちに親しんでもらえる キャラクターを目指しています」
来年にはプロの声優に声を付けてもらうほか、 秋葉原でイベントを行う計画も立てられています。 商品、キャラクターともに成長して 北海道を、全国・海外に売り込む起爆剤になればと 関係者は夢を膨らましています。
ちなみにボクのお気に入りは アロニアのエリちゃんです。 今までの北海道にはない発想だけに、 今後の展開に注目していきたいと思います。
以上、週刊あぐりニュースでした!また来週。