じゃ~ん もんすけです。 突然ですがクイズ! この花は何の作物の花だと思いますか?
インタビュー 「スズラン?」「トウモロコシ?」 「梅の花?」「さくらんぼ?」 「リンゴとかに似ている!」 「メロンじゃない?」「桜みたい」 この花の見頃は5月。 その生産量、北海道は全国第2位。 なかでも後志地方が道内の81%もの シェアを誇る‘今が旬の作物’…
ということで今回あぐりっこが 向かったのは余市町。その作物とは?
余市町農村活性化センターに来ました。
佐々木「ではあぐりっこを呼びましょう」
余市町で元気に学んでくれるのは、 北海道の自然にあこがれ、 家族で引っ越してきた 小4・吉田宇騎(タカキ)くんと、 笑顔がかわいい3年生、 石崎朋愛(トア)ちゃんの2名です。
今回2人が魅了される作物とは…
手に●●●●を持った女性が 入ってきました…
森崎「みんな分かるかな?」
トア「プルーン!」
森崎「この時期のプルーンはうまいよねえ」
佐々木 「このままでも美味しいプルーンなんですが ひと手間加えると…」
女性 「普通の食材になるんです!」
森崎 「プルーン料理ってこと?どうしよ。 パープルアイになっちゃいそう」
藤尾「うわっ飛び出した!」
ということでまずはプルーンを 食べてみましょう。 ちょっと酸っぱいイメージもあるかな…
佐々木「さあ皮ごとね…」
トア「(パクリ…)甘いっ 」 タカキ「みずみずしい! 」
森崎「あまいっ!」
藤尾「こんなに甘いの??」
そんな果樹栽培が盛んな余市町で フルーツの町だからこそ誕生したという プルーン料理があるんです。
JAよいち女性部の宮野秀子さんに 早速教えてもらいましょう。
宮野さん 「プルーンごはんでおいなりさんを 作りたいと思います」
佐々木 「プルーンでおいなりさん??」
タカキ 「おいなりは美味しいけど… プルーンは甘いから ごはんと混ぜたら猛烈に甘そう…」
一品目はなんとプルーンいなり。
※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい
何とご飯にプルーンのジャムを加えるんです! その理由は…
宮野さん 「寿司飯には砂糖を入れますよね。 その砂糖の代わりにジャムを入れます。 それと色を付けたかったので!」
プルーンが全体に混ざったら 油揚げに詰めて完成。
さてどんな味になるんでしょうか…
プルーンいなりの完成はお楽しみ♪ それでは二品目を作っていきます! ここからはあぐり王国 プレゼンツメニュー!!
佐々木「まきまきプルーンです」
トア 「プルーンとお肉とどっちの味が勝つかな?」
豚肉にプルーンとクリームチーズを巻いて 焼いていきますよ。
※詳しい作り方はレシピコーナーへ!
まずはプルーンの種を取り除きます。 ちょっとしたコツがあるんです。
佐々木 「プルーンに線みたいのが入ってるの。 ここに沿って切れ目を入れます」
宮野さん「そこをひねると…」
プルーンが半分に分かれました。
宮野 「種ぎわがキレイに取れるのが プルーンなんですよ」
トワ「うわ~すごい」
さて焼いていきますよ。
トア「プルーンも焼けてる!」
それではプルーンジャムで甘みを加えた 果肉もたっぷり! プルーンいなりを頂きましょう!
森崎 「うまいっ! プルーンが醸し出す甘みと酸味で いなり寿司が完成している!」
タカキ 「プルーンの皮のシャキシャキが キャベツみたい!」
トア 「すごい甘いのかな?って思ったけど 甘すぎる訳でもないから すごくお米と相性が合っていて美味しい」
森崎 「意外だよね。甘い味がしつこくない。 果物の甘みだからこんなにも あっさりと爽やかな甘みなんですね」
衝撃的だったプルーンいなりは 意外なほどプルーンとご飯の相性が良く あぐりメンバー大絶賛! 続いてはあぐり王国プレゼンツの二品。 まずはちょっとおしゃれな豚肉巻きから…
森崎 「食べた時のプルーンの酸味にビックリする。 お~っと思うんだけど、 そこからの豚の脂と果物のマッチ… これはうまいです!」
宮野さん 「豚肉がこんなに合うとは思いませんでした」
森崎 「合うよ!コース料理の一品として 出てきてもいいくらい!」
トア 「本当に合うのかな?と思ってたけど お肉と相性がいい!美味しかった」 森崎 「プルーンすごい。よく知らなかったわ」
じゃ~ん もんすけです! プルーンにはどんな栄養が 含まれているのかな?
天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授 「ほかの果物や野菜にはあまり含まれていない ビタミンEを比較的多く含んでいるんです。 ビタミンEは体内で酸化を抑える働きがあり 様々な生活習慣病の予防に繋がります。 ミネラルで言うと鉄分や食物繊維が 多く含まれていますし、 特徴的な色素であるアントシアニンも 多く含まれています」
今が旬のプルーン美味しく食べたいよね!
プルーンの幅広い美味しさに 大感激したあぐりメンバー 続いてやってきたのは…
森崎「何がなってる?」
あぐりっこ「プルーンがなっている!!」
佐々木「すご~い」 藤尾「立派や」
伺ったのは土井体験農園。 プルーンを作って35年の土井元さんが プルーンの意外な事実を教えてくれました。
森崎 「ここ見てここ見て! たわわに実っていますね 鈴なりになるんですね~」
パンッ
実は収録中に何処からともなく パンパン音がしていたんです。
森崎 「このパンパンいってるの なんだか分かる?」
あぐりっこ「わからない…」
森崎 「これはね仁木町との し烈なフルーツ戦争が 起こっているんだよ」
佐々木 「信じちゃいますから!」
土井さん 「これはねトリ・カラスよけ。 鳥がね、ちょうど熟したころにやってきて 美味しそうなのばっかり突っついて 食べていっちゃうから 鳥をビックリさせる近寄らないように!」
森崎 「戦っている訳じゃなかったんですね」
引き続き 園内を歩いていると あることに気がつきました。
藤尾「結構急斜面ですよね」
土井さん 「急斜面の方が果物にとっても良いんです。 水はけがいいもんだから!」
藤尾「水がありすぎてもダメなんだ」
土井さん 「これがちょうど旬のパープルアイです」
森崎「うわっ大きい」
タカキ「目玉より大きい!」
土井さん 「パープルアイは紫でも色が薄い。 あと違うのは玉が大きい! 一般的には30~40gだけど 80gはあります!」
森崎「じゃあ倍だあ」
佐々木 「土井さんの農園で作っているプルーン。 これだけあるんです!」
土井さん「18種類あるんです」
プルーンは1品種の収穫期間が 1週間ととても短いので いろんな種類を栽培し 収穫期間を長く保っているんです。 今年は10月中旬まで 余市産のプルーンが味わえるそうです。
森崎「これは今、たべごろ?」
土井さん「食べごろ!」
トア「食べたい…」
タカキ 「パープルアイ食べてもいいですか?」
土井さん 「いいよ!自分で収穫して食べるか!」
実はちょっとしたコツが必要! プルーンを収穫してみよう!
土井さん 「取りごろのプルーンの見分け方は 色はみんな同じくらいについてます。 色で収穫してはダメなんです。 ゆで卵のようなプルップルッとした 弾力があるのをもぐ!」
早速あぐりっこも触ってみます。
トア「あっやわらかい!」
いろいろ触って確認します。
トア「こっちのほうが柔らかい」
土井さん 「そういう柔らかいのを ただ引っ張って収穫してはダメ! 木のほうに戻すようにする。 なるべく軸がつくようにする」
森崎 「枝の先に引っ張るのではなく 枝の上にもどすようにする…」
実際にやってみると 上手に収穫できました。
森崎 「生えてきた方向に戻してやるんだ」
収穫していると 上になっている実が気になります。
そんな時に欠かせないのが脚立。 ただ傾斜のきつい果樹園では シッカリ脚立の使い方を学ばないと 大変なことになってしまいます。
脚立は傾斜に合わせて置きます。 登るときは山側(上)から。 谷側(下)から登ってバランスを崩して 倒れてしまうこともあります。
土井さん 「山側から登れば何があっても 倒れませんから」
しっかりレクチャーを受けました。
ということで藤尾君が脚立に持って プルーンの木の先端まで登ってみると…
藤尾「すご~い!絶景!」
素晴らしい景色が広がります。 こんな風景をみながら 収穫されているんですね。
森崎「姫路が見えるかい?」 見えないよ~~
佐々木 「プルーンを食べ比べてみましょう。 3つの種類のプルーンをご用意頂きました」
土井さん 「チュアンは昔から北海道にあった品種!」
佐々木 「土井さん!プルーンの表面なんですが…」
土井さん 「表面に白い粉がついてるしょ。 これはプルーンが自分の身を守るために 白い粉を出して守っているんです」
土井さん 「ブルームといいます!」
藤尾 「クレームは欲しくないやつですね」
土井さん「ブルームです(笑)」
森崎「面白いです!土井さん」
土井さん、本当に面白いっ♪
ではチュアンを食べてみましょう。
トア 「実は甘いけど皮はちょっと酸っぱい」
藤尾「甘いっ」
森崎「確かに皮は酸味あるね。けどうまい」
佐々木 「シャキシャキサクサクした感じ!」
因みに種と実が離れていて 種が簡単に取れるのは 食べ頃のサインなんです!
続いては…
土井さん 「これはブルータンという品種で 日本で改良されてできたもの」
森崎 「へえ~土井タンは いつから作っているんですか?」
土井さん「土井タンはね…」 土井さん乗って来ます!
藤尾 「土井タンじゃないでしょ。 あだ名につけるタンじゃないでしょ」
土井さん 「ひどいなあ~あの人」
みんな大爆笑です。
では食べ比べてみましょう。
タカキ「さっきより中身が酸っぱい」
森崎「酸味強い」
土井さん「酸味と甘みのバランスが良い」
森崎「確かに!ブルータン好き!」
佐々木 「皮も柔らかいかもしれませんね」
お次はパープルアイ。 もうジューシーです!
森崎「うめえ~~味こいなあ」 藤尾「甘いっ!」
さて色々食べ比べてみましたが…
タカキ「ぼくはブルータン」
佐々木「酸味とのバランスいいからね」
トア「甘いパープルアイが好き!」
じゃ~ん またまたもんすけです。 生産者さんが収穫したプルーンは 生産者さん自らがパックに詰めます。
この時、キズがないか、熟しすぎていない 1つ1つチェックするんだよ。
そうしてパックに詰めたプルーンは 余市・仁木広域共撰センターに集められます。
なにやら土井さんと他の生産者さんが プルーンをチェックしているみたい。 実は出荷の前にプルーン生産者さんが集まって 品質のチェックをしているんだって! こうやって品質を一定に保つ 努力をしているんだよ。
土井さん「ちょっと早いなあ。これはダメ!」
JAよいちのプルーンは北海道独自の栽培基準、 イエスクリーンに基づいて作られているので 安全安心!さらに全てのパックに 品種のシールが貼られているから 食べ比べも出来ちゃうよ! みんなも是非食べてみてください!
ではいよいよ収穫体験です!
土井さん「かっこいいなあ」
佐々木 「収穫できるものは全部とっていい! ではスタート♪」
みんな走り出しました。
土井さんに教えてもらった通り 脚立を使って高いところのプルーンも 収穫します。
藤尾「猿みたいだなあ~」
トアちゃんは、ステキなプルーンを発見!
トア「双子のプルーン♪」
森崎「かわいい~髪飾りにしよっ」
さてプルーンの収穫に夢中になってた あぐりっこ。どれだけとったのかな?
ゴロゴロゴロゴロ…
すごい量です。
佐々木「すごい~」 森崎「これは重かっただろ」
トア「重かった!」
タカキもすごい量を収穫していました。
収穫したプルーンを箱に入れます。 その箱を持つ藤尾くんも重そうです。
森崎 「よし藤尾くんが倒れるまでとっちゃおっ!」
藤尾「カゴいっぱいに2人収穫しました」
トア 「楽しかった!遠くのところもすごく とれうようになったよ!」
タカキ「次は…倒したいです!」
???
森崎「何したい?」
タカキ「倒したい!」
森崎「あっ藤尾君をね!」
藤尾「そんなつもりでやっていたの?」
いえいえもうプルーンの収穫が 楽しかったからですよ~
土井さんもステキな方でしたし プルーンも甘くジューシーで 大好きになりましたよ。 みなさん品種も豊富なので 食べ比べしてみてくださいね。
こんにちは「週刊あぐりニュース」です。 きょうから始まった 「HBC赤れんがプレミアムフェスト」の お知らせです。 札幌の中心部、道庁赤れんが前に この夏オープンした「札幌市北3条広場」。 ここを舞台に今日9月13日から 今月23日までの11日間、 「HBC赤れんがプレミアムフェスト」が 開かれます。
会場では「あぐり王国」でもお世話になった JAふらの南富良野支所女性部のレシピを 基にしたランチボックスや 北海道産の小麦を使ったパスタ料理など、 道産食材にこだわった料理が提供されます。
また北海道産の野菜を販売するコーナーも ありますのでお楽しみに!
期間中、私も若い生産者の方との トークイベントに参加します。 イベント盛りだくさんの 「HBC赤れんがプレミアムフェスト」に 是非お越しください。
以上、週刊「あぐりニュース」でした。