今日は大通公園からスタートです。
森崎リーダー 「大通公園にライラックが咲きほこる頃、 あー春になったなあ~って思ったら、 急にガンって気温が下がる。 今日は寒いです!!」
森結有花アナウンサー「寒いです」
リーダー「上着ほしっす!」
森アナウンサー 「東京から超豪華な料理人を お呼びしています。 今から私が呼びますので その呼び方がどんな料理のジャンルの方か ヒントになります」
リーダー「呼び方で?」
森アナウンサー 「ではお呼びします。親方~~」
男性 「おはようございます。 浅草の内田と申します。 よろしくお願いします」
リーダー 「胸に輝く文字…!ぼく知ってますよ! 最高の名店じゃないですか!! オレ、行きたくて行きたくて。 お店で会いたかったんですけど…」
東京・浅草にお店を構える、 創業151年の知る人ぞ知る江戸前寿司の老舗、 「弁天山美家古寿司 (べんてんやま みやこずし)」。
こちらで伝統の寿司を握っているのが、 五代目親方、「内田 正(ただし)」さん、74歳。
煮きり・ヅケ・酢ジメ・昆布ジメなど、 江戸前寿司ならではの仕事を加え、 代々受け継がれる名店の味を守り続けています。 ≪弁天山美家古寿司≫ 住所:東京都台東区浅草2-1-16 電話:03-3844-0034
内田さん 「店で使っているのは新潟の黒崎の お米ですけども、北海道に行って 現地のお米に巡り会う事ができるのは 非常にいい勉強になると同時に 楽しみにしている…という感じがします」
内田さんにふれていただくのは、 北海道のとある地域で生産される トップブランド米! その田植えから収穫までを体感していただきます。
リーダー 「よくお越しいただきました」
内田さん「お招きいただいたもんだから」
リーダー「とっても光栄です。5代目ですか!?」
内田さん 「150年経っているんですけど、 私がずっと150年やっていたら ギネス記録なんですけど…」
リーダー 「当たり前です。 分かります、それは(笑)。 150年お一人でやってないのは分かります。 あれ待ってください。 美家古寿司の親方ってこんな感じ?(笑)」
内田さん「そう!(笑)」
リーダー 「まずは何を見ていただこうか?」
森 「北海道のトップブランド米です。 2017年、国内トップの農業賞を受賞した 北竜町の『北竜ひまわりライス』 に 触れていただきます」
リーダー 「北竜ひまわりライス!!」
農業経営や技術改革の発展など、 意欲的に取り組んでいる全国の農業者、 そして団体へ表彰される「日本農業賞」。
「北竜ひまわりライス生産組合」は 今年、この日本農業賞の大賞を受賞。 彼らが作る「北竜ひまわりライス」はまさに、 北海道が誇るトップブランド米なんです。
リーダー「田んぼとか行った事は?」
内田さん 「一応これでも都会育ちで、 浅草生まれ、浅草育ちなんで 田んぼに触れ合う機会は全くなかったですから 楽しみにしています」
リーダー 「もちろんお米は毎日触れているけど その源である田んぼはいった事がない! 北海道が誇る田園地帯にご案内します」
内田さん 「そうですか!ではよろしくお願いします」
森 「北海道産米の生産量と主な栽培品種ですが、 見ていただいて分かるように 新潟県に次ぐ2位の生産量を誇っています」
リーダー 「これ北海道の誇りですよ。 特に上、3つね。 特Aランクっていう“優れたお米だ”という おすみつきを頂いているんです」
森 「道民のおよそ9割は 北海道のお米を食べているんです」
内田さん「そうなんですか」
森 「それだけ北海道の中では 北海道米を食べるのはメジャーな事です」
リーダー 「これからどんどん北海道のお米は 全国的にも注目されていくと思います」
森 「今回は北竜ひまわりライスで作られている “ななつぼし”の品種を学んでいきます」
リーダー 「やってまいりました。北竜町です」
内田さん「いいところですね」
リーダー 「親方!意外にビビットカラーが似合いますね」
内田さん「ありがとうございます。はは!」
森 「生産者さんがお待ちしていますよ」
140戸いる、北竜ひまわりライスの生産者のひとり、 永井稔さんに北竜町のトップブランド米について 教えていただきます!
ハウスの中をみてみると苗がビッシリ。
リーダー 「これは田植え時期を迎えた苗ですか?」
永井さん「もう植えられます」
リーダー「ここまでで、どれくらい?」
永井さん 「育苗(いくびょう)を始めて 約30日が経過した苗です」
内田さん 「これは…もとはお米ですか??」
永井さん「はいそうです」
内田さん 「お米1粒がこういう風になる!」
永井さん「そうですね」
その栽培はまず「種もみ」と呼ばれるものを 60℃のお湯で10分間温めて 種を病気などから守る、 温湯消毒と呼ばれる作業を行います。
そして4月頃、専用のポットにタネをまいて、 およそ1ヶ月程度、大切に苗を育てて、 田植えとなるのです。
永井さん 「おおよそですね… 1穂に100粒くらい…」
内田さん「へ~~」
リーダー 「親方ズバリ。一貫何粒くらいですか?」
内田さん「150…くらいかな」
リーダー 「これだけのお米があれば 何貫も握れますね」
森「すごい数だ~」
内田さ「うーん。大変ですねえ」
森 「そもそも“北竜ひまわりライス”の ブランドの条件が3つあるんです」
永井さん 「まず農薬使用量を5~8割カット! 必要最低限の薬しか使ってないです」
リーダー 「いやすごい。厳しい基準で徹底されている!」
森 「じゃあ北竜ひまわりライスは 北竜町でつくられても この条件をクリアしないと…??」
永井さん 「北竜ひまわりライスにはなりません!」
リーダー「うわ~」
これから田植えを行うということで、 ハウスから苗を運び出す作業を、 体験させていただくことに-
リーダー 「苗はがし作業をやってみてください」
森 「はがせばいいんですか??」
ベリ…ベリベリッ
森「いやああああ~」
森「気持ちいい~!」
ポット板から地面へと伸びた苗の根っこ。 板を剥がす時に、根が切れる音がするんです。
親方もやってみると…
ベリベリベリベリ…
内田さん 「この音いいですね!」
剥がした苗は、鉄製のラックに入れて、 トラックへ積み込みます。 永井さんと一緒に、あぐり一行も全員でお手伝い!
森「けっこう重たいですね」
内田さん「重たいですね…」
リーダー 「森アナウンサーっ! 一番若いんだぞおお」
内田さん「よおっ!」
リーダー 「親方、声出ましたよ~!!」
4人がかりで、あっという 間に苗の積み込み作業が終了。
あぐり一行は、いよいよ田植えを行う田んぼへ-
森 「ななつぼしの田んぼにやってきました」
リーダー 「やって来ましたね」
内田さん「広いですね~~」
リーダー 「こう見ると植えてる所もありますね」
内田さん 「整然と並んでいますね」
内田さん 「植えるのにどれくらい時間かかるんですか?」
永井さん 「2~2時間半ぐらいかかります」
リーダー 「早いわ~昔は手植えだったからねえ」
永井さん 「あーボクの時には機械植えになっていたので」
リーダー 「そうですか。あれ?おいくつですか?」
永井さん 「ボク40歳ですね。初老です」
リーダー 「そんな事…親方の前で!」
永井さん「あああああ」
ということで…大量の苗をわずか 2時間程度で植えてしまうという、 機械で行われるスピーディな田植えを、 見せていただくことに!
内田さん「すごいですね~」
リーダー 「これで真っ直ぐいっぺんに 8列の苗を植える事ができる!」
森 「苗がどんどん下に植えていってる… あっという間ですね」
リーダー「早いですよね」
長さ60メートルの田んぼを、 田植え機で1往復する時間は、わずか5分。
機械に苗を補充しながら、 まっすぐに植えていきます。
ここで内田さんと森アナも、 機械植えを体験させていただけることに! 苗の補充を森アナが、 そして田植え機の運転は内田さんが挑戦です!
リーダー 「さあスタートしました。ゆっくりです。 さっきとスピードが違います!!」
森「親方どうですか?」
内田さん 「いやけっこうね… まっすぐかと思うんですけど、ぶれますね! 難しい感じですよね」
森 「でもキレイに植わってますよ~!」
初体験とは思えない見事な運転で、 まっすぐ苗を植えていく内田さん。
表情はまさに、真剣そのものです。
森アナとの連携もスムーズに進み、 1往復を無事に植え終えました。
リーダー「すごい!すごい!親方!」
内田さん 「貴重な経験をさせて頂きました」
永井さん 「親方真っ直ぐに植えるんですよ」
内田さん 「そうですか? じゃあ名前を書いておこうと思うんで!」
無事に機械植えが終了して…
森「機械での田植えが終わりました」
リーダー 「お見事!びっしりと植えられました」
森「美しいですね」
リーダー「もう十分ですね」
永井さん 「いやっ!植わってない所が あるんですよ…」
リーダー 「そりゃそうですよね。 だから僕たち、 こんな格好してるんですね」
こちらの田んぼは、真四角ではないため、 どうしても機械では植えられない部分が 出てしまうそうなんです。
その部分は、手作業で植えるということで、 手植え未経験の内田さんと、 森アナが体験させていただきました!
リーダー 「今回はここですね。 これまで(番組で植えた田んぼ)で 一番小さい面積です。 これは楽チンですわ~」 なんて余裕発言をしていましたが…
機械が植えられない箇所を手植えします! まずは永井さんに見本を見せてくれます。
永井さん 「線にあわせて…均等にいくように!」
内田さん 「プロが簡単そうにやっているのは 素人がやるとえらい難しいことだと思う」
いよいよ、内田さんと森アナが挑戦! 果たしてうまく手植えできるのでしょうか!?
ズボズボッ
森「ああああ~」
内田さん「あっあがらない…」
すると森アナウンサー ヨタヨタとよろめき…
足がなぜかクロスし…
カメラの方に方向展開しようとして…
バシャーーン
リーダー 「森さーん。何ですか? いまの捻りは?」
森アナウンサー 「ごめんなさい。どうしよう。やだー」
手植えどころか、 田んぼの中を歩くことすらできない森アナ。 このあとも、全力で足を動かそうとしますが…
リーダー 「何?フラワーロックみたくなってる」
と話している間から…
リーダー 「歴代パートナーの中でもひどいです!」
リーダー「誰より転んでます」
内田さんと永井さんで森アナウンサーを救助!
森アナの様子を見て不安になった内田さんは、 植える場所に手が届く、 ギリギリのところで挑戦することに…
しかし…
親方も…動けない~!
内田さん 「人間って不思議なもので 自分でやろうと思っても やれない事があるんですね~!!」
みんな大爆笑。
このあと森アナも、できる範囲で手植えをして、 無事に体験が終了!
内田さん 「本当に難しいですね…」
リーダー 「真剣にやろうとすればするほど 見てる人が面白くなっちゃいますね…」
森 「でも…お米を食べるのが楽しみになります!」
リーダー 「おなか空いたでしょうね。あなたね」
ここからは親方にお料理を披露して頂きます。
ということで今回は、 東京・浅草の「弁天山 美家古寿司」で 提供している巻き寿司を披露!
森 「店で出している 漬けマグロを持ってきて下さった!」
内田さん 「“さく”と言われる羊羹型に切って その両面を軽く湯引きして うちの煮切りしょう油の中に入れるというもの」
永井美保子さん 「はやく食べたいですね」
※ご家庭でもできる酢飯の作り方を 教えてもらいました。 詳しくはレシピコーナーをご覧ください。
まずは、ひと品目の「かんぴょう巻き」から。
内田さん 「これが寿司玉という状態なんです」
巻きすの上に半分にカットしたのりを敷きます。
内田さん 「巻きすの上から3つ目ぐらいを目標にして シャリを置いていきます。 そして伸ばしていくわけですね」
のりの上部を約1cmあけて酢飯をのせ、 シャリを広げていきます。
内田さん 「酢飯の溝にかんぴょうを丁寧に並べていきます」
かんぴょうを適量のせて、 あとは巻きすで巻いていくのですが、 ココで、ワンポイント!
内田さん 「手前を奥に持っていけばいいんですけど なんで奥を開けたのか? (奥のあけた部分が)のりしろになる訳です」
手前からのりしろ部分目指して、 くるんと持っていきます。
内田さん 「ちょっとご飯が残りますよね。 この部分がのりしろになるわけですね。 これを一度開けて… いっぺん返して、しめる!」
内田さん 「これで完成です」
「漬けマグロ巻き」も同じように 巻いていただきました。
リーダー「奥様みていてどうでした?」
美保子さん 「ほんとうにキレイだなあと思って… 食べたいです!!」
ではいただきま~す。
永井さん 「ん!やわらかい!しっとして 味付けも濃くておいしいです」
美保子さん 「ご飯が口の中でほどけて 味もしっかり染み込んでて美味しいです!」
リーダー 「いま口の中で無くなる時が まぐろもご飯も同時でした。 しっかりと考えられた事なんですね」
お次はまかないいなり寿司。
美保子さん「具沢山でぜいたく!!」
リーダー 「ボリューミー。イカに当たった時、嬉しい」
永井さん「普通に20個くらいいけちゃう!」
さて今日一日米作りのスタートに触れてみて…
内田さん 「自分の人生の中で知識としても 良い経験をさせていただいて ただただ感謝いたします。 ありがとうございます」
リーダー 「今日植えて終わり…じゃなくね。 これからの成長も見て頂きたいですし 新米もみていただきたい。 今年1年、お世話になります。 私達は口を開けて待っています(笑)」 ----------------------------------- 5月27日のクイズ 「伊達市で栽培される、 中国野菜の名前は何だったかな?」
正解は「チンゲン菜」でした!