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2016年03月26日(土) | ♯377 農業理解
2016年03月26日(土) | 酪農体験スタート♪エサやり
2016年03月26日(土) | 牛の個性に合わせて…
>>

2016年03月26日(土) |  ♯377 農業理解
森崎
「こんにちは!あぐり王国です。
今日は広尾町にやってきました。
それでは今日のあぐりっこを紹介します。
あぐりっこおおおお」

「はあああああ~い

???声が太い?

しかも見慣れた黄色と緑のツナギ…

そう今回のあぐりっこは、
入社10年目
佐々木ゆうかアナウンサー。
好きな肉は豚のバラ肉
オクラホマの河野くんと
一番の年上
3歳児のお父さん、藤尾君。

今回、この3人が体験するのが…

森崎
酪農教育ファームというものです」

佐々木・河野・藤尾
「酪農教育ファーム??」

酪農教育ファームとは
酪農体験を通して
食と命について学ぶことを目的に
はじまった活動で、
認証をうけた酪農家が
主に学校や教育と連携をして
行っています。

そこで今回3人には特別に
一泊二日で酪農教育ファームを
体験してもらいます!

佐々木
「2日間、酪農教育ファームで頑張るぞ!
 おおおお お~!!」
今回お邪魔したのは広尾町。
海の幸が豊富な漁業のマチなのですが、
酪農に情熱を燃やし牧場を
営んでいる方もいます。
菊地亮太さん。
81頭の牛を管理し酪農を営んでいます。
2015年から酪農教育ファーム認定牧場として
高校生を中心に受け入れを行っているんです。
菊地さん
「一泊二日の短い時間ですが
 同じ家族として受け入れて
 時間を共に過ごしているんで
 強い絆になるのかなと思います」

ということでリーダーとはココでお別れ。
まずは今夜泊まる部屋を案内して頂きました。

菊地さん
「2つの家に分かれてもらいます」

河野
「僕らこっちなんだ!いいですねえ~」

菊地さん
「もう搾乳の時間なんで行きましょうか…」

佐々木「行きましょう!」

それではオクラホマと佐々木アナ
一泊二日の酪農研修ドキュメント
スタートです!

2016年03月26日(土) |  酪農体験スタート♪エサやり

菊地さん
「ミルクの集荷の車が来るまでにやらないと…
普段の作業が5時からだとすると
その2時間前にやらないと…」

4人で会話しながら牛舎に向かうと
奥様の亜希さんがすでに作業されてました。

河野
「ちょっと…待ってくださいよ。
菊地さんから想像した奥さんよりキレイ!」

こらこらこら…と突っ込まれつつ
作業の流れをお聞きします。

菊地さん
「エサやりのお手伝いをしてもらいたいな…」

藤尾「分かりました!」

菊地さん「よろしくお願いします」

スコップでエサをすくいとって
牛の口元に置いて行きます。

菊地さん
「牛が早くしてって雰囲気が…」

藤尾
「早くあげないと隣の牛がとってくね」

菊地さん
「そうなんですよ!
 そういうのに気づくってとても大事ですよ」

もうドタバタの三人です。

河野
「汗かいてきた…
 いつもの取材ってあぐりっこの事も考えて
 自分のペースでいいよって言ってるけど
 今やってるけど
 牛さんのペースに合わせなきゃいけない。
 だからペースが尋常じゃない!」

牛がえさを食べている間、
菊地さんが体験者に必ずする話があります。

菊地さん
「牛乳って何から作られてるって聞いたら
 たいてい牛って答えますよね。
 牛はいつになったら牛乳を出すんでしょう?」

河野「子供を産んだら」

菊地さん
「そうですよね。
 人間と同じように赤ちゃんを産んでから
 1年くらいしたら自然と牛乳が出なくなります」

菊地さん
「だからその間にもう一度妊娠をして出産をして
 牛乳を搾るって作業をずっと繰り返していく。
 この子たちは人間に牛乳を飲ませようと思って
 お乳をだしてるわけじゃなくて
 人間のお母さんと同じように
 自分の子供を育てるために牛乳を出してる。
 なかなかスーパーに行って牛乳パックを見て
 そこまで想像しろっていうのは難しいです。
 ぜひここに来て牛がエサを食べてる姿、
 乳を搾ってミルクがでる姿を
 そういうのを感じてもらえれば
 嬉しいなって思います」

午後4時。搾乳の時間です。

搾乳ブースに牛さんたちが移動します。

菊地さん
「では搾乳体験をしてもらいます。
 うちでやるのは観光牧場でやってるような
 手で絞って出たでた!というのと違います」

菊地さん
「搾った牛乳は菊地牧場の牛乳として
 必ず誰かのお口に入るものなので
 そういうのを意識しながらやって頂けたら…」

河野「お願いします!」

責任感を持って搾乳をしてほしいと考える
菊地さんは作業のレクチャーはもちろん、
その作業がどれほど大事なのか、
なぜ行うのかの理由をしっかり伝えます。
頭と心の準備ができたところで
搾乳作業スタートです。

2016年03月26日(土) |  牛の個性に合わせて…

まずは手搾りでお乳を出します。

佐々木「5回くらいですよね」

菊地さん「10回くらいでもいいですよ」

佐々木「私の握力もつかなあ~」

ミルカーをお乳にセット中の河野君も
悪戦苦闘。

河野
「いやあ~外れた!!!
 ごめんね急ぐね…思ったより難しい」

河野「待ってまって!」

亜希さん「待ってくれないんですよ~」

菊地さん達は一連のやり方を教えたら
出来る限り手を出しません。
体験者自ら考え作業をすることで
色々な事を感じてほしいと
思っているからなんです。

佐々木
手がいた~い!足がいた~い」

藤尾
「ふううう…
 時間かけやがってって顔ですよね。
 いや申し訳ない…」

牛によって違う体と性格。
搾乳は1頭1頭に向きあわなければ
出来ない作業です。

自分が搾っている牛乳は
‘必ず誰かが口にする’
いう責任が3人を作業に没頭させます。

気が付けば最後の1頭になっていました。

河野
「待って!ヒザ笑ってる…」

外に出てみると…
佐々木「星出てる~」

ほっとしたのか三人は
一気に話出しました。

河野「ほんまにヒザ笑ってるのさ、やばいよ」

佐々木
「私なにより握力!重たいんです。」

河野「ミルカーね」

藤尾
「(お乳が)ついてる場所も牛によって違う!
 後ろのほうにあるのもある」

河野「そうしたら手がこう…」

藤尾「それぞれの牛にそれぞれの搾乳あり」

搾乳の後はお風呂で汗や汚れを落とします。
キレイなったところでみんなで夕食の準備。
6時半。なんだかみんなで楽しそう…

午後8時20分いよいよ夕食です。

菊地さん
「ようこそ広尾町へ。
そして作業お疲れ様でした。
(牛乳で)カンパーイ!」

3人「うわーうまいね…」

お食事は野菜のホットプレートで焼いて
トロトロのチーズをかけて頂きます。

佐々木「豪華ですねえ」

河野
「体験される方のお食事ってこんなんですか?」

菊地さん「そうですよ!」

さあチーズをかけますよ…

藤尾「すごーい」

佐々木「ハンバーグとチーズの相性バッチリ」

亜希さん
「これはうちの牛で作ったハンバーグ」

菊地さん
「搾乳牛としてのお役目を終えて
 お肉になった牛なんですけど
 こういう時にみなさんに食べてもらってます」

藤尾
「なんかのどにね…
 美味しいんだけど、
 それだけじゃないよね。
 なんか色々考えちゃうよね」

菊地さん
「そう思っていただけたら本当に嬉しい。
 やってもらった甲斐があります」

千葉県出身の菊地さんが
新規就農の夢を叶えたのは27歳のとき。
それから6年後には、
酪農教育ファームの認定を受けました。

菊地さん
「受け入れされている農家さんの集まりに行って
 受け入れた時の映像を見せてもらった。
 農家さんと修学旅行生が対面するときは
 ダルそうな…
 ところが次の日の退村式になったら
 帰りたくないって…
 そんなふうに変ってくれるパワーが
 酪農家にはあるのかなって思って…」

藤尾
「他人を我が家にいれて…
 そういうことをやろうってスゴイな…」

菊地さん夫婦と3人は同世代。
酪農についての熱い話に花を咲かせつつ
酪農研修 1日目が終了。

2016年03月26日(土) |  早朝から仕事スタート…
酪農教育ファーム 二日目

佐々木アナウンサーが
オクラホマの寝起きを襲撃!!

佐々木
おはよーございまーす!
 朝ですよ~~♪」

藤尾「●△■…」

佐々木
「顔を洗ってツナギをきて
 働く準備をしましょう」

さて急いで牛舎へと向かう三人。

菊地さん
「今日もよろしくお願いします。
 エサやりとベットのお掃除を
 やってもらいたいと思います」

牛舎のウンコをスコップで捨てますよ。

藤尾「重たい!!!よいしょ…」

河野「もう汗だく…」

午前8時エサやりです。

牛さんの口もとに牧草を寄せ集めます。

藤尾「これ一番しんどいかも!」

河野「軽そうにみえてメチャ重いですから」

菊地さんが作業するとあっという間…

三人は息も絶えだえ…

藤尾「これは大変ですね!あつい…」

汗だくの河野君

河野
「ビックリした…朝からご飯を食べずに
 こんなに動いたことないと思う」

午前9時半 三人の朝食です。

「いただきまーす」

コーンスープはこちらの牛乳です。

佐々木「クリーミ!あったまる」
藤尾「めっちゃおいしい」

佐々木「お皿持てない…ピキピキしてる」

藤尾「いやー飯が上手い!最高だなあ」

一仕事を終えて食べる朝ごはんは格別。
いつもより美味しく感じるのは
やりきった充実感があるから。
ごはんを食べ終わったらいよいよ…

菊地さん
「これで一泊二日の酪農体験は
 すべて終了となります。お疲れ様でした。
 上手い下手は関係なく、とにかく消費者の方に
 必ず届くものだって感じたうえで
 一生懸命やっていただけば、それで十分!」

亜希さん
「知ってるってのと、
 体験して感じるってのが
 また別だってことを実感してくれたかなって
 思うので、良かったなって思います」
 
藤尾
「ずっと続けてほしいなって思いました。
 ずっと続けて続けて…
 うちの息子もつれてきたいな」

最後は握手で-

佐々木
「もっと居たいんですけど…
 うわーこの手だ。働く手だ!」

これで酪農教育ファーム体験は終了。

一泊二日、貴重な時間を過ごした3人でした。

「お元気で~」
「また牛に会いたいで~す」
「ありがとうございました」


2016年03月26日(土) |  あぐり卒業…今までありがとう!

酪農教育ファームを体験した3人は
リーダーと合流!

河野
「今まで1頭だけじゃないですか。
それが45頭を一気にお世話するのに
責任を持って実際に出荷する牛乳を
絞るということで…
責任を負って体験ができるのは貴重!」

森崎
「身を持って三人には
 一泊2日の体験をしてもらいました。
 お疲れ様でした。
 実は今回この体験をしてもらったのには
 理由がありまして…
森崎
「今回が…え~その…
 一緒に築き上げてもらったんだけども
 3人が今回の放送で番組を卒業です」
道内各地を飛びまわり
北海道農業の魅力を伝えてきた
オクラホマ佐々木アナ。
今回の放送をもって卒業になります。
佐々木
「ちょっと最後まで言えるか
 自信がないんですけど…
 私の仕事のほとんどがあぐり王国で
 農作業をして汗を流し
 マイナス20℃の極寒の冬から
 40度のハウスの中までみんなで行って
 まあ…なんでしょう…
 大変だったけどすごく
楽しかったです!」
藤尾
「本当に色んな事を体験させてもらったんで
 心の底から感謝の気持ちしかないです!」
河野
「ボクは…北海道が大好きで
 北海道に来てるんで………
 ごめんなさい………………
 北海道が大好きで来てて
 で北海道の魅力の大きな1つである
 農業に携われて、
 すごく幸せやなと思ってます。
 ありがとうございました」

オクラホマは番組開始から
佐々木アナは2年目から
視聴者の皆さんと一緒に
北海道農業を学んできました。

最後にリーダーからメッセージが。

森崎
「あぐり王国は毎回毎回
 農業を体験したことのない小学生たちと
 テレビカメラの前に立つなんて
 緊張してたまらないっていう生産者さんと
 一緒に作ってきた番組です。
 みんなで盛り上げてきた
 おれたちは1つのチームでした。
 本当に長い期間、お疲れ様でした」

佐々木・河野・藤尾
「ありがとうございました」

来週から番組は
「あぐり王国北海道NEXT」
名前を変えパワーアップ!

今後も北海道農業の素晴らしさを
伝えていきます。

最後はリーダーとみんなで熱い抱擁…

次回からは佐々木アナウンサーにかわり
金井憧れアナウンサーが新パートナーとして
大地の誇りをお届けします!

森崎
金井憧れさんとこれを機に
 私改名いたしまして
 森崎トキメキ…と」

河野「それは面白い!」

最後は憧れアナウンサーから
みなさんに花束が-

出演者さんもスタッフもぼろぼろと
大粒の涙を流しながらの最後のロケ。
オクラホマの河野さん、藤尾さん、
佐々木アナウンサー
本当にご苦労さまでした。
番組を卒業しても
あぐり王国北海道のレジェンドとして
北海道農業を応援してくださいね。
ありがとうございました。

佐々木アナウンサーのブログはこちら
ご挨拶が掲載されています
→http://www4.hbc.co.jp/yuuka/list.php

3月19日のクイズ
「生産者の東井さんが切っていた
 枝に実る果樹は何だったかな?」

正解は
「リンゴ」でした!


2016年03月19日(土) |  ♯376 リンゴ生産は冬場の準備が重要!岩見沢で学ぶ編

藤尾
「うお~痛い!おいおい」

森崎「ははははは…」

藤尾
痛い 痛い 痛いって!
 今日(雪が)固いんだって!」

佐々木
「ということであぐりっこと藤尾さんが
 仲良く遊んでいますね!」

森崎
「楽しいねえ~
 まだまだ雪深くて楽しく遊んでますね。
 おいでおいで~」

走ってくるあぐりっこ。
雪山にうもれて「うわ~~」


今回のあぐりっこは小学6年生の二人が参加!
お家は洋菓子店!料理が大好きな
佐藤光向(ヒナタ)ちゃんと、
農作業は何でもチャレンジしたいという、
好奇心旺盛な小倉真斗(マナト)君です!

佐々木
「岩見沢市中心部から車でだいたい30分ほど…
 毛陽(もうよう)地区に来ました」

森崎
「自然豊かな雪もたんまりある…
 まさに雪合戦に持ってこいの場所」

佐々木
「この場所で何を学ぶかというと…ジャン

ヒナタ「リンゴ!」

藤尾「えっ??」

佐々木
「みなさんリンゴの収穫時期はいつ頃?」

マナト・ヒナタ「…春???」

森崎「違うなあ!」

みんな大爆笑。

ヒナタ「秋!」

佐々木「そうそう!」

森崎
「もうないでしょうリンゴ。
 冬も終わりだし…」

佐々木
「まだまだ雪深いこの地区で
 果樹農家さんは冬の作業
 とっても大事なんだそうです!
 その作業に今日は迫ります!」

佐々木
「寒いですが頑張れますか?」

マナト「はい!」

森崎
「寒いのでもう少し動きたいですね!」

森崎「行こう~!」

って、また雪合合戦ですか(笑)

さあ冬の農作業はどんなことをやっているのか
学びに行きましょう。


2016年03月19日(土) |  冬のお仕事って何するのかな?

さて果樹生産者に会いにいきましたよ。

森崎
「雪山の向こうに見えましたよ~
 こんにちは~」

藤尾
「どうやってそっちに行ったらいいんですか?」

生産者さん
「(雪山を)上がってくればいいしょ」

みんなで雪山を登ってご挨拶…

岩見沢市毛陽町の果樹生産者、
東井 源(アズマイ ハジメ)さん。
リンゴ、ブルーベリー、サクランボなどの
果樹のほか米やカボチャも生産しています。

森崎
「すごい。これ全部リンゴの木??」

東井さん「全部リンゴの木だよ」

佐々木「何本くらいあると思う?」

マナト「150本」

ヒナタ「120本」

東井さん「2000本くらい!」

森崎・藤尾・佐々木・あぐりっこ
「えええええ~~!」

東井果樹園のリンゴ畑は、
広さおよそ4ヘクタール。
「早生(わせ)ふじ」
「王林(おうりん)」など、
20品目のリンゴを育てています。
この時期は真っ白な雪に覆われた状況ですが、
収穫時期はご覧のように、
真っ赤なリンゴで彩られた
美しい景色が広がります…

佐々木
「今は何の作業をやってたんですか?」

東井さん
「春になって芽や葉が出てきたときに
 日陰にならないように 
 余計な枝を落とす作業をしてました。
 その作業を剪定(せんてい)といいます」

剪定(せんてい)作業は
枝や葉っぱに十分な日光を当てることで、
リンゴの品質を高めたり、
収穫量アップに繋がったりするなど、
2月上旬から行われる重要な仕事なんです。

さらに雪深いこのエリアではほかにも…

東井さん
「雪に埋まった枝を掘り出す作業もします。
 でも今年は雪が少ない方でね」

森崎
「これで少ないの?」

東井さん
2012年(豪雪被害があった時)は
 このくらいまで雪が積もりました」

そう指さしたのは東井さんの身長より
頭ひとつ飛び出した位置。

(すごい積雪量だったんですね…)

森崎「うええええ~」

東井さん
「だいぶ木を傷められて…
 新たに植え替えたのもあります」

森崎「いやいや大変だなあ」

東井さん
「雪は大嫌いです」

森崎
「あれでた…
 本当に雪とお付き合いしている人の
 本音です…」


2016年03月19日(土) |  リーダー東井さんに弟子入りするが…

寒い冬に枝を切る剪定作業。
どのように行われるのか
見せていただきました。

2本の枝があります。
上の太い枝。下の細い若い枝。

下の枝にとって上の枝があることで
日陰が発生してしまいます。

さてどちらを剪定するのか?

東井さん
「上の枝はまだまだ大きくなります。
 (下の枝にとって)日陰になってしまうので
 下の枝はいまのうちに切ってしまいます」

森崎
「もったいない~!!
 けど大胆だったねえ~」

ほかもパチンパチンと枝切ばさみで
切っていきます。

東井さん
「この木はまだまだ成長するんで…」

森崎「なんでわかるの?」

東井さん「をみたらわかる」

藤尾
「伸びる分を考えて切りおとすんだ」

東井さん
「これは上に実がなると
 枝にこすれてキズついちゃう…
 あまり上にやらない…」

森崎「下にね…」

東井さん
「やってみます?
 一回切った枝はもう 
 くっつかないからね」

森崎
「ちょっとやめてくださいよ~
 すごいプレッシャーじゃないですか!」


ということで難しい剪定作業をリーダーが挑戦!
しかし…

森崎
「これどうですかねえ~
 この枝はアスパラみたいだから
 いらないか!」

すると東井さん
それ…それは…(困った雰囲気)」

森崎
「これはとっておくかな!」

東井さん
「この枝は花が咲いて実がなるんだよね…」

藤尾「自分でちゃんと決めてください!」

佐々木「全然頼りない」

森崎
「いや俺ね…わかるんだよ…
 リンゴの気持ちがね
  だいたい…
 おぼろげですけどね!」

森崎
「そうそう分かるんです。
 このへんはどうですか?」

東井さん
「そうです!ピンポン」

森崎
「そうですピンポン。
 どっち??」

藤尾「聞いちゃダメでしょ!」

リーダー周囲の雑音を一切聞き入れず
分かったフリを通します。

森崎
「これだよね。ね♪親方」

東井さん「はい!」

パチン

森崎「よし!いいべ!」

東井さん
「あの!!!
 ちょっと貸して!
 切り口はねえ~きれいにしとかなきゃ 
 こっから腐れが入って
 病気になりやすくなってしまう」

森崎
「このようにね…
 いろいろとコツが分かっているようですけど
 実は1個も分かっておりません」

やはり難しく奥が深い剪定作業。
ここでもう一つ、
あぐりっこでも簡単にできるという
雪に埋まった枝を掘り出す作業を
体験させてもらいました。


2016年03月19日(土) |  冬の作業は重要だった!

さてリンゴの木をよくみてみると
雪の中に枝が埋まっています。

森崎
「枝が雪の下にあると
 雪がとけて行くのと同時に
(雪に)引っ張られてしまう。

 ほらここに…
 裂けちゃった…」

藤尾「かわいそう」

森崎
「こうならないように救出してあげよう」

ということであぐりっこが枝周りを
除雪していきます。

藤尾「すごい埋まっているね」

最後は折れないように手でゆっくり
雪の中から取り出します。

さて佐々木アナウンサーも大奮闘。

森崎
「岩手っ子・大胆です。
 やっぱり雪深い所の出身だよ、あんた!」

佐々木「んだよおお」

雪をかいて枝を救出するヒナタちゃん。

佐々木「やったああ~イエーイ」

ヒナタ「結構深くて大変でした」

森崎
「こういう大変な思いを冬のお仕事として
 農家さんはしているんですね」

続いて、もう一つ重要な
冬の仕事を見学させていただくことに…

森崎
「なんか来たぞ!」

藤尾「下がキャタピラになってる!」

すると黒いものを振りまきながら
畑を走り出しました。

東井さん
融雪剤をまくんです。
 果樹園でもまくんです。
 雪な中に枝が埋まっているので
 雪を上から少しでもとかしてあげたい」
 
森崎
「下からとけると枝が引っ張られるから
 上からでもとかしたい」
融雪剤をまくことで雪による枝へのダメージを
少なくするだけではなく、
雪解けを進めることで、
地中の温度が早く高められ、より長い期間、
リンゴの栽培を行うことができるんです。

東井さん
「雪があると春の肥料をまいたり
 草を刈ったり…そういう作業が遅れるんで
 早く土を出してやりたい」

森崎
「雪解けを待って…なんて悠著なことを
 言ってられないんですね」

東井さん
「(融雪剤をまくと)
 10日以上早くとけるから」

森崎「その10日はでかい?」

東井さん
大きいです!
 春の10日間はものすごく貴重!」
 
森崎
「なるほど~でも驚きですね。
 果樹農家の方々は
 こんなに冬の作業が多いなんて…」

様々な果樹の栽培を行っているので、
リンゴだけではなく、
そのほかの果樹の剪定や
融雪剤散布も行っています。
また果樹の枝を食べにやって来る
鹿の侵入を防ぐ
防護ネットの雪よけも、
冬の大切な作業のひとつです。
生産者の努力に感謝しながら、
健やかなリンゴの成長、
そして秋の豊作を願い、
あぐり一行も自らの手で、
融雪剤をまかせていただきました。

2016年03月19日(土) |  リンゴスイーツを作ろう♪

さて場所は変って…

森崎
うわーあったね♪
 今日は会えないんだとおもってた」

マナト「うまそう」

東井さん
「これは貯蔵しておいた“ふじ”です。
(昨年の)11月8日頃に収穫しました」

藤尾「美味しそう」

収穫時期ではありませんが、
貯蔵していたリンゴを今回特別に、
食べさせていただきました!
いったい、どんな美味しさなのか?

ヒナタ「うーん!おいしい」

マナト「うまい!」

森崎「どんな味?」

マナト「リンゴの味」

ヒナタ
「いつも食べてるリンゴの味より
 みずみずしい感じがします」

東井さん
「嬉しいです!最高ですね」

さて大人チームも食べますが…

藤尾「おいしい!」

森崎「甘い!」

佐々木・藤尾「みずみずしい!」

東井さん
「“ふじ”は貯蔵しておいた方がおいしくなる」

森崎「あま味がすごくのっていますね」

佐々木
「リンゴジュースかと思うくらい
 水分量が豊富!!」

アズマイ果樹園の直売所では、
リンゴ果汁100%の完熟りんごのジュースや
りんごのドライフルーツ、
そしてブルーベリージャムなど、
美味しい果物を原料とした
加工品の販売も行っています。

森崎
「雪の作業もみたじゃない。
 こう1年かかって出来てるって
 わかったよね。去年準備をしたから
 食べられるリンゴなんだよね」

マナト
「作ってくれた色んな人の顔を
 思い浮かべて食べました」
 
森崎
「そうか…作った人の顔ね…
 思い浮かべなくても
 目の前にいるけどね!」
 
■東井果樹園
住所:岩見沢市毛陽町482
電話:0126-47-3375

マナト・ヒナタ
「リンゴのスイーツを作ろう!」

ということで岩見沢市内にある
人気スイーツショップ「はぁーも」
田村端絵さんにお店の看板商品リンゴを使った
お手軽スイーツを教えていただきます!


■haa-mo はぁーも
住所:岩見沢市志文本町2条6-1-2
電話:0126-25-1622
定休日:火・水曜
営業時間:10時~17時

さてその人気商品とは…

ヒナタ
「うわ~カワイイ!アップルパイだ」

田村さん
「そうです!アップルパイです」

森崎
「さすが!ヒナタ。家が洋菓子店♪」

藤尾「そうなの?」

《ヒナタちゃん家のケーキ屋さん情報》
■佐藤洋菓子店
住所:札幌市南区澄川4-6-4-3
電話:011-832-0306
営業時間:9時~18時半
定休日:木曜日

田村さん
「リンゴをそのままパイで包んでいます」

藤尾「たっぷりいい」

ヒナタ「おいしそう~」

さっそくアップルパイ作りに挑戦!
使う材料はご覧のとおりです。

まずはリンゴの皮むきから。

藤尾
「マナト人生初の皮むき体験から…」

※実はあぐりっこ2人とも初めての皮むき!
本人以上に出演者もスタッフもドキドキでした。
でも上手にむけましたよ。

皮をむいたリンゴは8等分にカットした後、
芯の部分を取り除きます。
そして鍋で砂糖と一緒に20分程度加熱すると、
リンゴのコンポートが完成。

続いては、生地を伸ばす工程-

藤尾
「黒縁メガネが誠実さを醸し出してる。
 職人さんみたい」

生地を適度な薄さになるまで
綺麗に伸ばしたら、
リンゴの土台となるスポンジ生地をのせます。
そして冷ましたリンゴのコンポートをのせて、
スポンジの周りに卵黄を塗るのですが
ココからが人気店直伝のこだわり!

田村さん「生地をかぶせます!」

森崎
「うわ~こんなんして作るの!!」

田村さん
「そして型で抜きます」

リンゴを生地で優しく包み込むことで、
フワッとした食感に仕上がるんだとか…
生地を閉じるときは、
フォークの先でも大丈夫ですよ。
あとは卵黄を表面に塗って
オーブンで30分焼いたら出来上がりです!!

そしてさらに、スイーツをもう一品!
「リンゴのマフィン」にも挑戦します。
こちらは詳しい作り方はレシピコーナー
ご覧くださいませ…




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