佐々木 「私たちの生活に必要なのが…電気」
森崎 「絶対電気使っているよね。 ないと音楽も聞けないパソコンもつかない。 電気は大切ですね」
佐々木 「ここでクイズです。 ここの牧場では電気を作っていますが どのような方法で作っているのでしょうか?」
森崎 「電気を作る? 牧場で電気を作るって想像できる?」
あぐりっこ「できな~い!」
佐々木 「三択です。 ①牛が歩くことで電気を作る ②牛乳を使って電気を作る ③ふん尿を使って電気を作る」
さあ、みなさんも分かりますか? あぐりっこの意見は- ②の牛乳がマオちゃん。 残りの三人が③のふん尿を選択しました。
森崎 「うんちとおしっこで 電気ができますか~~???」
アイカ 「お父さんから聞いたんですけど… ふんや尿は野菜とかで肥料にも 使われていると聞いたことがあるんで!」
コウシ 「(ふん尿に)いっぱい栄養があると思うから 電気も作れるとと思う!」
佐々木 「それでは正解は…あちらです!」
…ちょっと離れたところから…
「呼んだかい?」
森崎「あれ何だ?」
佐々木「あれ~藤尾さん??」
森崎 「なんかヤバイなんかヤバイ!」
変な歩き方をしながら近寄ってきたのは… 「そうです!私がふんじおです!」
森崎「あぐり王国出演者のふんじお仁志?」
ふんじおさん「そうです!ふんじおです」
佐々木「改めまして藤尾さん。正解は?」
ふんじお「3番!」
佐々木 「正解は3番のふん尿を使って電気を作る!」
森崎 「ふん尿を使って電気を作ってるんですか? ふんじおさん??」
ふんじお 「そうです!わたしがふんじおです!」
森崎 「もうちょっと考えて来い! その1ネタだけで 乗り切ろうとするな!」
うんちで電気が!? とってもエコな発電システムの仕組みを ふんじお先生(?)と学んでいきましょう!
早速、山岸牧場の牛舎にやってきました。 実はソウイチロウ君は牛を見たことが無い…
ソウイチロウ「見たことないです…」
森崎「初めてか~」
佐々木 「さあ、牛さんも見てますよ~」
佐々木「近づいてみましょう」
ソウイチロウ 「ちょっとだけ怖いです… 顔がガチガチしている…」
森崎 「そうか!けど牛さんも ソウイチロウに興味を持ってきたよ。 さて女の子ふたりは?」
マオ「いっつも触っている」
森崎「そうなんだよね。おうちが…」
マオ「酪農!」
佐々木 「以前 私と藤尾さんもお邪魔したんですが」
藤尾 「マオ姉さんと呼ばせてもらいました。 とにかく牧場の仕事をさせるとね 上手に姉さん、しはるんです!」
2012年6月30日のスペシャル放送に マオちゃんとアイカちゃんには出演して もらいましたよ。
2人とも牛さんには慣れっこ! 山岸牧場の牛さんも、なでなでなで…
森崎「なんの問題なく…懐いてます!」
山岸牧場で搾乳している牛はおよそ140頭。 その牛たちの世話をしている山岸利明さんに いろいろ聞いていこう!
森崎 「牛がみんな穏やかで好奇心旺盛ですね」
山岸さん 「私と同じですね~! この牛舎はフリーストール牛舎といって 牛が自由に食べたり水を飲んだり寝たり 出来るということで 牛もリラックスできるんじゃないか と思います」
佐々木 「ではここで牛さんについて もっと詳しくなっていきましょう。 まず牛さんの体重、何キロだろう?」
アイカ「200キロ?」 マオ「500キロとか…行き過ぎかな?」 森崎「どうだろう?」
佐々木 「牛の体重は…700キロ! もっと多かった! では1日にどのくらいエサを食べる?」
ソウイチロウ 「じゃあ思い切って5キロ!」
森崎「思いきったねえ~」
佐々木「正解は…30キロ!」
ソウイチロウ「えええ~!」
森崎「予想をはるかに上回ったな」
佐々木 「700キロの牛さんが30キロのエサを食べて 出すミルクの量は…30キロ! 」
山岸さん 「食べる牛は50キロぐらい食べてます。 そしてたくさん出る牛は60キロ以上 搾乳しています」
30キロものミルクを出すために 牛は乾燥した牧草や デントコーンを発酵させたサイレージ、 それに大豆粕(カス)やビートパルプなど 濃厚飼料(のうこうしりょう)を食べています。
さてここで再びふんじお登場! ふんじおさん 「牛は1日にどれぐらいの ふんとおしっこをしますか?」
あぐりっこ「10キロ」「20キロ」 「6キロか5キロぐらい」「25キロぐらい」
ふんじおさん 「じゃあ正解から1番遠かったやつに つけっからな!」
森崎「ひで~罰ゲームだ!つけるって何だ」
ふんじお 「牛さんは1日にうんちを45キロします! アイカ一番とおい~とおい~」
逃げるアイカに近づくふんじおさん!
森崎「戻ってこ~い!」
さて.ふんの量を知って… アイカ「ビックリしました!」
さておしっこの量は…1日に14キロ。 あぐりっこ「うわ~」「キャ~」
山岸さん 「年間では…3800トンくらいかな」
森崎 「3800トンのふん尿?わ~トキメク!」
ふんじお「パラダイスだ」
さてどのようにふん尿から電気ができるのか その仕組みを学んでいきましょう。 まずはある場所にやって来ましたよ。
森崎 「あの…ここ臭いです!みんなどう?」
ソウイチロウ「すごいにおう!」
マオ「慣れてるから大丈夫!」
森崎「えっ!」
森崎「かっこいい~コウシは?」
コウシ「慣れてないから…(苦笑)」
そうだよね!みんな大笑い!
牛の排泄物を使って 電気を作っている山岸牧場。 毎日出るおよそ10トンものふん尿は ショベルカーを使い ダーっと原料槽(げんりょうそう)に 集められます。
その原料槽の前にみんながいるんです。
森崎 「ここに(ふん尿を)どれぐらいの量を 貯めておけるんですか?」
山岸さん 「85トンぐらいは溜まるようになってます」
森崎 「ここに?ひょっとしてすごい深い?」
山岸さん 「4メートルぐらい!」
森崎 「こん中、入ったら大変ですね」
運ばれたふん尿はタンクへ―
そしてタンクを35℃に温めます。
するとふん尿にもともといる 「メタン菌」という微生物が活発に動き出し 「発酵」が始まるんです。
どんな様子かというと―
タンクの中身が見える小窓を覗くリーダー
森崎 「えっ!えっ!えっ! 何これ?うわ~すげ~~」
森崎「ポッコポコ!」 そうなんです。 発酵が始まってポッコポコ!
さてあぐりっこも覗いてみると-
アイカ「すご~い!」
藤尾 「なんか宝石屋で宝石を見たような リアクションしましたよ」
普段はなかなか見られない光景に あぐりっこもテンションアップ!
森崎 「ずいぶん首を突っ込んだけど…」
ソウイチロウ君もビックリ!
佐々木「すごいね…」
チラ見するソウイチロウ。
佐々木「何度も見返してる」
森崎「何度見しているんだよ!」
さてここからどうやって電気になるのかな?
そのメタンガスがあるマシンを通ると バイオガスに変わります。
このバイオガスが発電機を動かして 電気を作るという流れなのです。
そのガスが集まったガスパックを 見てみましょう。
藤尾「開けますよ~オープン!」
部屋の中にはオレンジの大きな フワフワドームのようなものが ありました。
藤尾「なんかにおう!」
森崎「ガスっぽいにおいですね」
山岸さん 「ここ(ガスパック)に溜まって 発電機のエンジンの所まで行きます」
佐々木 「このオレンジ色の袋の中に バイオガスが 溜まっているということ!」
一連の流れをおさらいすると、 牛の「ふん尿」を温め発酵させると 「メタンガス」ができます。
それを専用のマシンで 「バイオガス」に変え、 電気を作る発電機を動かす 燃料にするんです。
このように「牛のふん尿」は 形を変えて電気になっています。
それではバイオガスから生まれた 電気を使って温めた ホットミルクをいただきま~す!
佐々木 「けさ山岸牧場の牛さんから絞った牛乳!」
いただきま~す!
森崎 「う~ん!超ハッピー! こうやって実際に電気エネルギーにして 加熱することが出来ると ようやくエネルギーが出来ているという 実感が生まれました」
じゃ~ん もんすけです! 士幌町では2003年から家畜ふん尿を使った バイオガスの事業が始まりました。
2013年にはJA士幌町を中心に、 7戸の酪農家が取り組んでいます。
さらに町内のJA士幌町食品工場では、 残りカスなどをバイオガスにして 工場を動かすための蒸気や温水に 使っているんだって!すごいね~
多くの酪農家は牛の「ふん尿」を発酵させ 「堆肥」として使っています。
しかし山岸さんの牧場のように フリーストール牛舎の場合、 発酵に必要な藁(ワラ)を使わないので 堆肥になりにくいという問題がありました。
しかしこのシステムを取り入れると、 電気だけじゃなく、なんと… とっても良い肥料もできてしまうんです!
佐々木 「こちらなんです。 コウシ君、匂い嗅いでくれる_」
コウシ 「ああ~~においはするけど… 来た時よりも臭くない!」
これはメタンガスを発生させた後に残る 「液体」。実はとっても即効性がある 有能な肥料なのです。
山岸さん 「肥料代が抑えられるということで 経費が軽減される!」
森崎 「牛のうんちはこれまでは 畑にまく肥料にしかならなかったものが そこを守りつつ 貴重なエネルギーを生成する」
山岸さん 「電気が無かったら何も出来ない… 人間が必要とするものを 牛が生み出せるということは それは素晴らしいこと! 要らないものは何もない!ということは この職業(酪農)をやっていて より誇りに思えるかなって!」
森崎「そうですよね」
森崎 「安心でエコでクリーンなエネルギー。 そして未来にずっと残していける エネルギーというものを みんなこれから考えてなければならない。 本気でちゃんと見つめ直さなきゃいけない 時代だと思います。 君たちのものなんだこれは! 君たちが将来生活していく上で そういうエネルギーで生活していきたいか という課題なんだよ!」
牛さんから生まれる優しいエネルギー。 未来への期待も高まりますね。
さてここからはクッキングコーナー!
いつもお世話になっている 道の駅ピア21しほろの式見貴光シェフに カレーの作り方を教えてもらいました。
式見シェフ 「ヨーグルトを使ったカレーです!」
佐々木 「ポイントがヨーグルト! どんなヨーグルトかというと… このヨーグルトです」
『生乳100%ヨーグルト』!
先ほどお邪魔した山岸牧場の奥さんの 厚子さんと娘の愛さんは 自分の家で絞った生乳を使って ヨーグルトを販売しているんです!
これが町の特産品として大人気!
こちらを使って調理していきます。 ≪生乳100%ヨーグルト 450g 580円≫ 詳しい内容はコチラまで http://www.sakura-koubou.jp/
※カレーの作り方はレシピコーナーを ご覧くださいね。
さてヨーグルトたっぷりの モロモロカレーが完成しました。 そのお味は??
アイカ 「美味しい!普通のカレーより甘い!」
森崎 「発酵から生まれる酸味が生きてますよ」
ソウイチロウ「んん~♪」
森崎 「ソウイチロウは風格が出てきたね」
マオ 「いつも食べてるのと違って美味しい」
藤尾 「玉ねぎのこのシャキシャキした感じ。 すごくいいですね」
※このほかにも厚子さんと愛さんから ヨーグルトラテも作ってもらいました。 レシピコーナーにアップしてますよ。
こんにちは 週刊あぐりNEWSの時間です。 道産小麦の未来を話し合うイベント 「麦チェン!北海道フェスタ」が 今月3日(月)札幌で開催されました。
「麦チェン」とは北海道で使われる小麦を 輸入小麦から道産小麦に変えていこう! という取り組みで2009年から 様々な活動が行われています。
今年度の「麦チェン!北海道フェスタ」では、 全国の先進的な取り組みについて 勉強しようということで、 ラーメン向けの小麦「ラー麦(むぎ)」、 香川県から讃岐うどんに適した小麦 「さぬきの夢」の取り組みが それぞれ紹介されました。 このほか北海道からは道産小麦を主原料とした ご当地グルメ「オホーツク北見塩やきそば」や 札幌味噌ラーメン・パンや お菓子などの試食があり、 参加者は興味深く味わっていました。
これからも北海道産の小麦から 目が離せないですね~
以上、週刊あぐりニュースでした!! --------------------------------------- 来週は都合により、お休みさせていただきます。 次回放送は 3月1日17時からです。 お間違いなく~!
様々な料理で使われる、 北海道の食卓には欠かせない食材 豚肉! 北海道は豚肉の生産量全国第3位。 一世帯あたりの年間消費量は 札幌市が全国第2位! そんな豚肉王国北海道で、 密かに人気を集めているブランド豚の存在を 皆さんは知っていますか?
その名も『びらとり黒豚』!
今回のあぐり王国は、 平取町のブランド黒ブタに注目です。
佐々木「今回は黒ブタに注目です!」
森崎 「北海道で黒ブタってイメージないね」
河野 「黒ブタと言ったら鹿児島県じゃないですか! うちの両親が住んでますし故郷ですし… ≪黒いダイヤモンド≫と呼ばれてますから」
森崎 「確かにそっちのイメージです。 ここ平取町というのは… びらとり和牛!もしくは びらとりトマト!ニシパの恋人。 もしくはこの時期に大切な栄養源、 寒締(かんじ)めホウレン草」
佐々木 「でもこちらのびらとり黒ブタは 鹿児島県の黒ブタに負けないぐらい 美味しい!と言われています。 ということで一緒に勉強してくれる あぐりっこを呼びましょう」
森崎「今日は豚ブタだって!」
メイ「ふふん♪」
佐々木「みんな豚ブタが好き?」
あぐりっこ声を合わせて… 「大好きです!」
佐々木 「どんな風にして食べたりする?」
ショウマ「しゃぶしゃぶ!」
メイ 「給食とかにもよく出るから豚丼とか!」
リーダーと河野くんは以前ブタ肉を 取材していました。
河野 「豊浦町のSPF豚(とん)! 清水町にも行きました!」
2009年1月24日OA「SPFって何?」 2011年10月27日OA「スペシャル放送」
森崎 「とにかくお風呂に入ったイメージ」
河野 「豚舎に入る前にお風呂に入って カメラやマイクも一度預けて清潔にして 菌を絶対に入れない仕組み! なかもイメージより臭いがないし 清潔なんですよね~」
佐々木 「今回はどういう飼育の仕方をしているか? しかも黒ブタですから!」
メイ「食べたことない!」
森崎「想像つくかな?」
ユウスケ「全くつきません!」
早速びらとり黒ブタの生産者さんに 会いに来ました!
佐々木 「あちらにアツい男が待っています!」
ではみんなで呼びましょう。 「大坪さ~~ん」
大坪さん「ど~~も大坪です!」
森崎「何頭ぐらいいるんですか?」
大坪さん「現在800頭ぐらいいます」
佐々木「全部、黒ブタですか?」
大坪さん「全部、黒ブタです」
森崎 「ブタの肥育期間はどれぐらい?」
大坪さん 「生後8か月で出荷します」
森崎「何キロになるんですか?」
大坪さん 「生体重で120キロぐらいです。 生まれたときは普通のブタよりも小さくて 1~2キロぐらいしかないですね」
森崎 「人間の赤ちゃんよりも軽いのに 8か月で120キロ!」
笑ってしまうあぐりっこ「すごい!」
『びらとり黒豚』の繁殖から育成、 そして肥育まで行う大坪黒豚生産農場。 まずは子豚を育てる 分娩舎(ぶんべんしゃ)を見学。
あぐりっこ 「黒い!」「小っちゃい!」「すごい」
思ったよりも暖かくメガネが曇る河野 「全然見えないんですけど…」
大坪さん「25度以上あります」
あぐりっこ 「かわい~~」
あまりの可愛さにあぐりっこも大人も ハートがキュンキュンです!
大坪さん「触ってみますか?」 あぐりっこ「触りたい!」
では初めて子ブタちゃんに触れてみます…
「あったかい!」 「毛はやわらかいね」
森崎「コンニチワ!」
あぐりっこ「ちっちゃ~~い!」
佐々木「小さいですね」
森崎「ほらっお父さんだよ~」
と言って河野君に子ブタちゃんを渡すと…
河野 「はいはいはい…大丈夫だよ~」
佐々木 「ブタさんと言えばね河野さんに抱かれると 静かになるっていう…」
まるで本当の親のような河野くん そして静かに胸に抱かれ ウットリする子ブタちゃん
河野 「ほら落ち着くんですよね~」
佐々木 「この子は兄弟はいるんですか?」
大坪さん 「兄弟は12頭います。 普通の黒ブタは6~7頭が平均なのですが 優秀な母ブタなので12頭産んでくれました。 黒ブタは子数が少ないんですよ。 “子数が少ない”のと“肥育日数がかかる” という苦労はありますが、 いいお肉が出来るんです!」
大坪さんは2006年に黒ブタの原種である イギリス原産の「バークシャー種」を 4頭直輸入して繁殖を始めました。
そして純粋種の黒ブタ生産を証明する 「黒豚認定証」も取得。 徹底した品種管理のもと、 黒ブタの生産を行っています。 その黒ブタには純粋種ならではの 特徴があるそうなんです。
佐々木 「黒ブタって生まれた時から 真っ黒でキレイな毛並なんですね。 すごくツヤがある!」
と話していると ビイイイイイ~ビイイイイ~ 子ブタが泣き出します。
河野 「はいはいはいはい…」
と河野君があやしつけると なんとあっという間に ウットリ夢ごごちに!
「さすが河野くん!」と みんな感心していたのですが…
佐々木「あれ?おしっこ?」
???あれあれ~~
河野 「おちっこしてるんだね~」
あまりに安心したんでしょうか? 河野君の手の中でおしっこしちゃいました…
もうあぐり一行大爆笑!
河野 「そうなの!落ち付いちゃってね! おしっこしちゃったのね~~」
さて子ブタちゃんと十分 スキンシップを取った後は 肥育舎(ひいくしゃ)にやってきました。
さて中に入ってみると…
あぐりっこ「うわ~大きい!」
河野「これで何キロ?」
大坪さん 「これで80キロぐらいですね。 あとふた周りぐらい太らせないと 出荷はできません」
佐々木「餌はどれですか?」
大坪さん 「これが黒ブタに四か月間与えているエサ。 <びらとりポーク>というエサです。 びらとり黒豚のために特別に 配合してもらったエサです」
森崎「中には何が入ってるの?」
大坪さん 「これには大麦が30%入っています。 あとはトウモロコシやもろもろ…」
森崎「ブタにとって麦はどういう存在?」
大坪さん 「脂の質が大変よくなり うま味成分をものすごい引き出します。 肉のしまりも良くなります!」
実際エサを触ってみるとサラサラです。
大坪さん 「麦がたくさん入るとサラサラする。 お値段は高くなるけど 良いお肉が出来ます」
大坪さん 「そのためには 値段のことは構いません!」
佐々木「男らしいです!」
河野 「豚舎入って思ったんですけど (ふん尿の)臭いがあんまりないですね」
大坪さん 「ハイ!それは… 敷きワラを2回取り替えますんで! 朝と晩の2回!」
森崎「うわ~大変だ」
大坪さん 「この敷きワラはもみ殻とおがくずが 混ざったものなんですけど 朝晩のエサをあげるときに 全部“すのこ”のほうに落とします」
すのこの下はおがくずが自動で 流れるようになっているんです。
森崎「毎日?」
大坪さん「毎日です!」
森崎「大変だ~~」
大坪さん 「やっぱりブタにとっては 最後はお肉になるんですけど… だけど生きている間は本当にブタたちが “この場所に生まれて来て良かった”と 思えるような環境を作ってあげなきゃ ならないんでないかと! そういうことを考えてます」
森崎 「お盆も正月も関係なく毎日2回 この子たちのためにお掃除やっている!」
1日2回毎日欠かさず行っているという 豚舎の掃除を見せて頂きました。
除雪用のスコップを使って 手際よくおがくずなどをすのこ側に寄せます。
河野「どのくらいやるんですか?」
大坪さん 「片側10列ずつで(全体で)20マスあります」
河野「豚舎はここだけ?」
大坪さん 「9か所豚舎がありますので全部やります!」
河野「大変!」
ではあぐりっこも掃除を体験です!
慣れない作業のうえ、 あぐりっこに興味を持ったブタも寄ってきます
河野「囲まれてるぞ~」
ショウマ君はブタさんに頭突きされました!
一日の大半を豚舎の清掃作業に 費やすという大坪さん。 生産者の苦労と努力を身をもって 体験したあぐりっこ達でした。
ユウスケ「大変だ~~」
森崎 「この作業をずっとやるんだって」
メイ 「メイだったら面倒くさくなっちゃう」
素直な意見に大坪さんも笑っちゃいます!
森崎 「我々も命を扱うときに子供たちにも ちゃんと考えてもらおうと思っています。 逆に生産者としてどういう想いで この命を育てているのでしょうか?」
大坪さん 「とにかくこのびらとり黒豚を 北海道のみならず 全国に広めるために 美味しいお肉をみなさんの食卓へ 届けるために一生懸命に努力をして 頑張らなければという想いでやってます」
森崎 「黒豚さんをみてどう思ったかな?」
ショウマ 「(生産者さんが)黒ブタさんたちに 幸せな思いをさせてあげてから 食べさせてもらっている! そのありがたみをちゃんと感じて 食べないといけないって事が分かった」
このは 「かわいそうだけど 生きている時間を 大切にしてあげているのが すごいと思いました」
森崎 「そうだよね~大坪さんの話を聞いてたら そう思ったよね」
森崎「目標ってどこにあるんですか?」
大坪さん 「目標はやっぱり自分におごらず! まだまだおいしい黒ブタを作っている 生産者は日本全国にたくさんいます。 その人たちに追いつき追い越せで 日夜努力しまた勉強もし 黒ブタを生産していかなきゃダメですよ! これが私の信念です。 びらとり和牛・ぶらとりトマト。 それに続いてびらとり黒豚と三拍子で 今後はあわよくば北海道から全国へ 発信していきたいと努力してます」
森崎 「だんだんアツくなってきましたね」
じゃ~ん もんすけです! 平取町で生産する『びらとり黒豚』は、 大坪さんを含めた2軒が生産している黒ブタ。 このびらとり黒豚を新たな名産品として 確立するためJAも積極的にサポートしてます。
JA平取町 嶋田勲さん 「びらとり黒豚としては 年間で大坪さんを含めた 2軒の生産者が1000頭出荷しています。 JA平取町としては生産・販売に協力していき ひとつの新しいブランドして びらとり黒豚を平取町から発信していき 北海道の農業全体を盛り上げられる 存在になればいいと思います」
『びらとり黒豚』が北海道を代表する ブランド豚になって 全国の消費者に届けられたら嬉しいよね!
佐々木 「美味しいびらとり黒豚を頂きましょう」
あぐりっこ「いえ~~い!」
佐々木 「今日は生産者・大坪さんの息子さん 稔民(としひと)さんに お越しいただきました」
稔民さん「ぼく札幌でお店をやってまして」
佐々木 「お父さんの生産した黒豚の直営の お店になるんですよね」
森崎 「そのお店で出しているしゃぶしゃぶを いただけるんですよね~」
■びらとり黒豚専門店 あがた 住所:札幌市中央区北3東3 電話:011-212-1129 営業時間:17時~23時 日曜定休
佐々木「気になるお肉ですが…」
稔民さん「こちらです!」
森崎「すご~いキレイな色」
佐々木 「赤身もきれいで脂もほどよく乗っている」
ご用意いただいたのはびらとり黒豚の しゃぶしゃぶ(肩ロース)。
さてしゃぶしゃぶしていただきますよ…
このはちゃんも「甘い!」
河野「やわらかい!」
佐々木 「ロースって聞くと赤身の部分が しまっているイメージがありますが (柔らかくて)食べやすいですね!」
お肉と一緒にいただくのは…
稔民さん 「今が旬の平取産の 寒締めホウレン草 」
森崎 「ブタとホウレン草ってすごい合う! 栄養的にもいいんだよね~」
もんすけです 豚肉が栄養価に優れた食品なのは、 みんな知っているよね? 疲労回復効果が期待できる 栄養素のビタミンB1が 牛肉の10倍も入っているんだよ! もちろん黒豚のお肉も沢山の栄養が 含まれているんだって~
天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授 「黒ブタは普通のブタ肉と同じく タンパク質・脂質が多い。特徴的な ビタミンB1が普通のブタに比べて多い。 うま味やコクのもとになる アミノ酸・イノシン酸が多いなど トータル的に味でみると うま味が強くてコクがあるとなります。 これを例えば温かな鍋料理で食べると ビタミンB1が体の中からエネルギーを 作り出して温まってくれるし 鍋の素材を食べるだけでも温まる。 なので寒い時期にしっかり食べるには 良い組み合わせですね」 豚肉はニラやほうれん草などの野菜と 一緒に食べることで栄養素を効率的に とることができるんだって。 北海道の豚肉と野菜を美味しく食べて、 元気な毎日を送りたいよね~
しゃぶしゃぶを堪能したところでもう一品。 『びらとり黒豚』の鉄板焼きもいただきます!
森崎 「うわ~~!焼くことで香ばしさを出すのも 大変美味しい食べ方ですよね」
ユウスケ 「(表面が)ちょっとパリパリしていて 肉汁がむっちゃたっぷり!」
あぐり大人チームも一口頬張った途端… なぜか抱き合っちゃうリーダーと河野くん。 佐々木アナウンサーもとビックリ顔!
河野 「脂がしつこくないですね。 焼いてもサラッとしていますね。 これ本当に鹿児島県の黒ブタと いい勝負しているんじゃないですか?」
稔民さん 「僕は個人的には負けていないと思いますね」
森崎 「この食べたときの脂のあっさり感、あま味! たまらんぜ!」
???
河野「一瞬坂本竜馬が出てきたのかと!」
あぐり一行、大興奮するほどの美味しさ。 8か月という時間を幸せいっぱい 愛情いっぱいに生きたからこそ甘く みんなを魅了する美味しさになったのでしょう。 みなさんもぜひご賞味くださいね~ ≪お知らせ≫ 来週の放送はお休みさせていただきます。 次回の放送日は 2月15日(土)17時からです! お間違いなく~!
こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。 家族みんなで北広島へ足を運んでみませんか?
「くるるの杜の雪まつり'14」のお知らせです。
来週の土曜日と日曜日、 北広島市にある「ホクレンくるるの杜」で 「くるるの杜の雪まつり」が開かれます。
会場ではビニールハウスの中で 真っ赤に熟したイチゴの収穫体験や 白玉粉を使ったお手軽な「チーズパン作り」が 体験できますよ。
その他、昨年好評だったお子様限定の 「宝さがしゲーム」や雪まつりならではの 雪で作った「すべり台」「迷路」も楽しめますよ!
今年の冬はくるるの杜の雪まつりで 元気に楽しんじゃいましょう!
以上週刊あぐりニュースでした。
≪くるるの杜の雪まつり'14≫ 日時:2/8(土)9(日) 10時~16時
場所:ホクレン くるるの杜 北広島市大曲377-1
問い合わせ:ホクレンくるるの杜 電話011-377-8700