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2017年05月27日(土) | ♯431 野菜のテーマパーク!伊達市の葉物野菜に注目編
2017年05月27日(土) | 今が旬のチンゲン菜に出会った!
2017年05月27日(土) | チンゲン菜の収穫体験!丁寧にね…
>>

2017年05月27日(土) |  ♯431 野菜のテーマパーク!伊達市の葉物野菜に注目編

こちらのグラフをご覧ください!
これは札幌市民の台所「中央卸売市場」で、
キャベツやネギなど、葉や茎を食べる野菜の
取り扱い量を示しています。

去年は道内産のピークが10月
道外産が12月と、
本格的に出回る時期はまだまだ先…。
そんな中、6月を間近に控えたこの時期から、
出荷がピークを迎える、あるエリアがあります。

そして今回注目する野菜には、
ピーマンの数倍もあるベータカロテン。
骨や歯を丈夫にするカルシウムなど、
意外な栄養が野菜の中でもトップクラス!

果たして、その食材とは??

森結明花アナウンサー
「胆振エリアにある伊達市にやってきました」

森崎リーダー
「伊達市というのはですね。
 比較的北海道の中でも温暖な気候でね…
 北の湘南なんて呼ばれています」

森アナウンサー
「確かに聞いてはいたんですけど…」

リーダー
「寒いっすねえ」


「これ伊達市ですよね~」

リーダー
「伊達市はすごく豊富に多品種の野菜
 出荷している場所として知られております」


「北海道はこれから農作業が
 本格的になる季節ですが…
 伊達市を含む胆振エリアは
 この時期に葉物野菜を多く出荷してるんです」

リーダー
「じゃあ、もう出来ているんですね!
 ほかの地域よりも、ひと足はやく
 農作業を始めて、
 すでに出荷が…出荷が…」

リーダー
「寒いねえええええ」

では寒さに負けずあぐりっこを呼びましょう!
あぐりっこおおお

今回のあぐりっこは…
北海道の食べ物をもっと知りたい!
小学4年生の北條貴亜徠(キアラ)ちゃんと
とれたての野菜を食べてみたい!
小学3年生・石崎豪(ゴウ)くんの2人です。


「今回勉強する野菜はコチラです」

あぐりっこ
「あお…あお…」
「アオバンクサ?」「アオバンサイ?」

リーダー
アオバンサイ!
 アオバンサイかもしれない」

森「アオバンサイ食べた事ある?」

ゴウ「ない!」

皆さんはこの野菜が何か、わかりますか?
その答えを探すために、生産者のもとへ-

森「いらっしゃいました佐藤さんです」

佐藤さん
「ようこそ、いらっしゃい!」

ゴウ「あっ。どうもおお~」

優しい笑顔で迎えてくれたのは、
伊達で50年以上も農業に携わる佐藤英明さん。
たくさんのハウスで、
様々な野菜を育てています!

2017年05月27日(土) |  今が旬のチンゲン菜に出会った!

森「ハウスは何棟あるんですか?」

佐藤さん
「苗を育てるハウスも合わせて…
 19棟あります!」

森「何種類の野菜を育てているんですか?」

佐藤さん「全部でね…20種類かな~」

リーダー「多いですねえ」

では早速「青梗菜」を栽培しているハウスへ―

佐藤さん「どうぞ~」

リーダー「うわ~いっぱいあるうう」

「みどり~!」

リーダー「グリーン」

あぐりっこ「アオバンサイ~」

リーダー
「みんながアオバンサイと言ってるものです。
 見たら何かわかったかな?」

ゴウ「アオバンサイ!」

リーダー「見てもアオバンサイ…」

複数の品目を栽培する佐藤さんの中でも、
1番多いのがこの野菜!現物を見ても
わからなかったあぐりっこに正解を発表!

佐藤さん「チンゲン菜です!」

キアラ
「あっチンゲン菜だった~♪

リーダー
「見てください、このゴウの顔…
 チンゲン菜だって」

ゴウ「うんうん!」

リーダー「聞いた事ある?」

ゴウ「ない!!」

伊達で栽培されていたのはチンゲン菜。
1970年代に広まった中国野菜で、
中華料理などに使われる、
日本にも定着した野菜です。

リーダー
「青をチンと読むのは中国の読み方ですよね」


「青椒肉絲(チンジャオロース)とかだ」

佐藤さん
「これは“艶帝(えんてい)”という品種で
 寒い時期でもグングン成長します。
 ほかにもニイハオという品種もあります」

チンゲン菜の品種のひとつ「艶帝」は、
寒さに強いほかにも、
新鮮さが際立つ濃い葉の色や、
病気にも強い特徴があり、
栽培しやすいと言います。

季節ごとに数品種を栽培するという
佐藤さんですが、
そこには、驚きの栽培サイクルが!


「寒さに強いという話がでましたが
 こちらが栽培スケジュールです」

リーダー
1月中旬からずーっと8か月
 種まき・育苗するんですか」

佐藤さん
一週間に1回ずつまいてます!
 だいたい40日くらい」

リーダー
40日で育つ!!
 でも1週間おきに種をどんどんまいていく。
 収穫・出荷も8ヶ月!」

リーダー
「まいた傍から次から次…
 ポンポンと出てくるわけだ」

森「忙しいですねえ」

道内では比較的暖かく、
降雪量も少ない伊達は、ほぼ1年中、
ハウス栽培を行っています。

中でも徐々に気温が上がり始める
この時期から、道内に先駆けて
葉物野菜の出荷がピークを迎えます。

道内産と道外産が少ない時期を埋めるように、
消費者の需要に応えているんです。

リーダー
「夏から秋にかけて一気に色々な野菜ができて
 スーパーがほぼ北海道産野菜で
 埋まるんです!とても嬉しいんですが
 その他の時期は
 なかなか道産野菜に出会えない…
 特に葉物野菜は出回らない!
 その葉物野菜が一年中安定して
 出荷してくれるの本当に嬉しい!
 北海道に伊達があって良かった!

2017年05月27日(土) |  チンゲン菜の収穫体験!丁寧にね…

では収穫をお手伝いさせていただくことに!

あぐりっこ「お願いしま~す」

すると包丁で一気に茎をカット。

リーダー「早い!何がおこった!」

リーダー
「これだけプックプクのチンゲン菜なんだけど
 切ったところってどれくらい?」

あぐりっこ「ちょっと!」

リーダー
「そのちょっとの1本の茎…
 これだけを佐藤さんは切っているんだ。
 で、これの周りの葉を落とすんですね?
 どれくらい落とすんでしょうか?」

カリッカリッ

包丁を使って何枚かを落としていきます。
 
森崎「うわ~キレイ!」

チンゲン菜の収穫は、すべて手作業!
包丁で根元を切り、外側の古い葉を数枚
切り離します。傷が付きやすいので、
丁寧さが求められるこの作業。
あぐりっこには、できるかな?

ザクザクッ!

キアラ
「なんかシュッ!となって気持ち良かった!」

ゴウ「切れた!」

佐藤さん「大丈夫だ」

続いて、森アナも!

リーダー
「すごい握力で葉がキシキシなっているよ」

ゴキゴキゴキ…

リーダー「ノコギリですか?」

森「あっ!とれました」

佐藤さん
「あんまりギッチリ握り過ぎてね…」

リーダー
「あ~~ちぎれたああ」

佐藤さん
「こっち側も傷んでいる…」

リーダー
「おねえさーーーん」

リーダー「これは商品としては?」

佐藤さん
「品質としては落ちますね

佐藤さん
「これ(葉)もとらなきゃダメ。
 これ(葉)もとらなきゃダメ…」

「ちっちゃくなった…」

リーダー
「お姉さんのチンゲン菜。
 小さくなっちゃいました!」

「ごめんなさ~い…」

収穫の繊細さを痛感したあぐりメンバー。
せっかくなので、
チンゲン菜を丸かじりしてみます!


2017年05月27日(土) |  甘くてジューシー♪そして初めて見る野菜が…

リーダー
「もぎたてのチンゲン菜です。
 いただきま~す」

シャリッ!!

佐藤さん「良い音したなあ~」

キアラ
「すごいシャキシャキしてて
 みずみずしくて甘い!」

リーダー
「ゴウ。噛んだ時どうだった?」

ゴウ「シャキッて言った!」

リーダーも一口…

リーダー
「超みずみずしい!うまーい」

リーダー
すごい水分だ。
 かじるっていうより飲んでる感じ。
 ごくごく飲める。水分多いんだけど、
 ちゃんとシャキシャキして歯ごたえが良い!」

バリッバリッバリッ

もうリーダー止まりません…


「リーダー!お馬さん化してます」

リーダー
「これは贅沢な食べ方ですよ」

じゃじゃん もんすけです!
シャキシャキした食感の中国野菜チンゲン菜。
その栄養について札幌保健医療大学・栄養学科の
荒川教授に聞いてみたよ。
「チンゲン菜はビタミン類でいうと…
 体内でビタミンAに変わるβカロテン、
 ビタミンCが入っています。
 普通、葉物野菜は火をかけると
 ビタミンCが壊れてしまうんですが
 チンゲン菜のビタミンCはしっかり
 残っていることが分かっています。
 葉物野菜の中でダントツに多いのが
 カルシウムなんですね。
 体の中で骨や歯を作る成分です。
 加熱してもシャキシャキ感は残るが
 あまり加熱しすぎないのが大事ですね」

ピーマンのおよそ5倍もあるベータカロテンや、
野菜の中でもトップクラスのカルシウムを含む、
チンゲン菜!食感も良くて、栄養も豊富なんて
うれしいよね~!!


「20種類くらい野菜を育てていらっしゃいますが
 チンゲン菜の隣!何だと思う??」

ゴウ「ワサビ?」

キアラ「パセリ?」

リーダー
「ゴウ何っていった?」

ゴウ
「ワサビみたい」

キアラ
「確かに!下のほうが…」 

キアラ「ワサビみたいになってる!」


「でもワサビってこんな葉っぱある?」

キアラ
「ないけど、なんか下らへんがそんな…」

リーダー「下(した)らへん…」

チンゲン菜以外にも様々な葉物野菜を
育てる佐藤さん。この野菜は何なのか?
試食して、その味を確かめてみることに…。

キアラ
ワサビみたいな味がする!
 なんか!すごい辛いのが出てくる…」

リーダー
「ゴウどうしてちょっとしか食べないの?」

森「確実に警戒してますね…」

佐藤さん「警戒してるわ~(笑)」

ということで森アナウンサーに
ガブリといってもらいましょう。

ガブリッムシャムシャムシャ

「あっ!!!!!!」

ツーーーーーン


「辛いです(冷静に)。
 辛いですけど、いい香りです。
 食べ終わったあとはさわやかです」

正解は??


2017年05月27日(土) |  ツーンとくる野菜にカラフル野菜も…!

佐藤さん
「正解は…ワサビ菜!」

キアラ「ワサビナン?」
ゴウ「ナン??」

佐藤さん「菜!!」

キアラ「葉っぱだから!」

北海道では珍しい「ワサビ菜」。
ワサビと同じアブラナ科の野菜ですが、
実は全く関係ない別物の野菜!
サラダやおひたしに使われるんです。

リーダー
「ワサビを植えたらニョキニョキ
 生えてくる訳ではないですね」

ゴウ「葉っぱを食べる!」


「ただ一気に食べるのは
 おススメしないですね(笑)」

他にも赤水菜赤タマネギなど
20種類近くの野菜を栽培する佐藤さん。
さらに、冬のイメージが強いこの野菜も…
佐藤さん
「小さいね…白菜なの。ミニ白菜!

実際に見てみると…

あぐりっこ
「本当だ!ちっちゃい」

佐藤さん「小さいしょ~♪」

リーダー
「岩見沢で白菜を収穫した時は
 ボクの顔ぐらいありましたよ」

森「比べてみましょう」

ゴウ「縦はいっしょだあ」

ひとり暮らしや少人数の家族でも
一度に使い切れる、
重さ1キロほどのミニ白菜。
伊達は道内でもいち早く、
5月から11月にかけて出荷しています。

森「甘い!味が濃い!」

リーダー
「5月にこんなに美味しい白菜が食べられるなんて
 ビックリです!」

北の湘南・伊達で栽培される、様々な野菜。
湘南野菜とも呼ばれる、
その野菜の生産体制について、
JA伊達市の方に話を聞いてみたよ!

JA伊達市 営農生産部 梶田岳史さん
「湘南野菜部会というグループで
 80品目近くの野菜を
 生産者88名で生産してます。
 チンゲン菜は年間出荷量は約36トンです」
 
伊達の野菜は、どこに出荷されるの?
「道内の市場を中心に、
 苫小牧・岩見沢・札幌・函館に
 通年で出荷しています。
 北広島市のくるるの杜でも販売してます。
 これからですと露地野菜も出荷されて
 いくようになります」

暖かい気候に恵まれ、
一年中、野菜が栽培できる伊達!
スーパーで見かけたら、
ボクも買ってみよ~っと!!


2017年05月27日(土) |  伊達野菜をいただきましょう♪
JA伊達市女性部の皆さんに、
普段からよく作るという簡単料理を
教えていただきます!!
宍戸さん
「チンゲン菜と言えば中華料理
 多いんですけど
 私達は和食に使って食べます」

リーダー
「ふ~~ん…って言う事が
 ここにメモで書かれてますね!」

森「いやあああ」

宍戸さん「素人なもんで…」

リーダー
「これ。いります??このカンペ?」

チンゲン菜と伊達野菜を使ったお料理が完成!

今回は特別に…

宍戸さん
「チンゲン菜の粕漬けです!」

リーダー「粕漬けなの?」

宍戸さん
「おにぎりに巻いているのが
 粕漬けの葉っぱです」
 
3週間ほど漬け込んだ粕漬け。
普段からよく食べると言う、
女性部とっておきの一品なんです。

【お詫び】
放送の中で「粕漬け」の作り方に
誤りがございました。
本来は茹でずに調理するところを
間違えて「一度茹でる」とご紹介致しました。
深くお詫びいたします。
なお訂正した作り方はレシピコーナーにて
ご紹介させていただいております。

では、いただきま~す!
まずはチンゲン菜の粕漬けのおにぎり。

ゴウ
「甘みがすごくて…
 もちもちのお米と一緒になって
 すごくおいしかった!」

カリカリカリ…

リーダー
「何これ?茎部分の粕漬け。歯ごたえすごいね。
 3週間漬けても、こんなにシッカリしている!
 うま~~い!!」

続いて「チンゲン菜の塩こんぶ和え」を。


「すごい!シャキシャキ!
 甘さとうま味が強くなってる!」

リーダー
「本当に茹でたんですか?ってくらい
 イキイキしていますね」

最後に彩り豊かな「伊達野菜のサラダ」。

キアラ
シャキシャキ感っていうのか
 ゴリゴリ感があっておいしい♪」

リーダー
「しっかりと食感が残っているんですね」

リーダー
「佐藤さんは農家として何年ですか?」

佐藤さん「私は今年で52年です」

リーダー「うわ~おつかれさまです」

森「半世紀以上ですね」

佐藤さん
「作った野菜を喜んで食べてもらえれば
 何よりですから」

佐藤さん
「ほかの地域で作られていない野菜を
 先駆けて自分で作ってみて
 みなさんに教えようかなって思ってます!」
 
とってもダンディーな佐藤さん。
チームワーク抜群の女性部のみなさん。
おいしい伊達野菜をこれからもたくさん
作ってくださいね~♪

2017年05月27日(土) |  お・ま・け 森アナウンサー編

お・ま・け~ (常習化してる??)

さてクッキングコーナーの収録中のこと。
宍戸さんの包丁さばきを見たリーダーが…

リーダー「上手だねえ~」

宍戸さん
「いえいえ!
 こんなの誰でも切れますよ」

リーダー
「じゃあ森さんやってみましょうか?」

イヤイヤ…と首を振っていた
森アナウンサーですが
意を決して「はい!」と腕まくり。

…と、ここまでは良かった。

よーく手首を見てみると…

ディレクター「輪ゴム(笑)」

「あっ輪ゴム…ちぇっ…」

リーダー
やめてくださいよ
  おばさんみたい。
 何の輪ゴム?それ?」

「朝のお弁当の輪ゴム…」

リーダー
朝のお弁当の輪ゴム!
 ずっとそこにつけたまま収録してんの?
 やめてっ!もうそういうの~!!
 オシャレな番組にしたいの!
 輪ゴムずっとそこにしてるの
 やめてちょうだい」

なぜかオネエ言葉で訴えるリーダー(笑)

「ごめんなさい…」

どんどん天然っぷりが明らかになる
森アナウンサー…
この先いったい、どうなるのでしょう…


2017年05月20日(土) |  ♯430 あの大水害から9か月…南富良野の生産者と農作業の現状を追う編

森結有花アナウンサー
南富良野町にやってきました~。
 私は初めてなんですが…」

森崎リーダー
「何回も訪ねている場所です」

森アナウンサー
「北海道の農業、そして道民にとっても
 すごく重要なテーマを学びます。そして…
 リーダーと南富良野町にゆかりのある
 ゲストを呼んでいます」


「ではこちらにお願いしま~す」

あぐりっこ「リーダー~!!」

リーダー
「君たちは…懐かしいなあ~
 忘れもしないあぐりっこだよ!」

今回はあぐりっこOBが参加!
札幌の中学校に通う、
中学3年生の大谷彩莉(アヤリ)さん。

あぐりっことして南富良野町を訪れたのは4年前。
農業を営む上で大切な存在である、
農家の女性たちの仕事について学びました。

そして札幌の高校に通う、
高校2年生の森彩華(サヤカ)さん。

6年前、当時小学5年生だったサヤカさんは、
南富良野町のポテトチップス工場を訪れ、
その製造工程などを学んでくれました。


「どうですか?
 久しぶりに見たリーダーは?」

アヤリ「変わらず…」

サヤカ「若いです…」

リーダー苦笑い
そうか~!! (笑)」


「二人のあぐりっこ時代の写真も
 ご用意しました」

リーダー
かわいい~~♪
 どうですか自分たちで見て」

アヤリ「はずかしい~」

リーダー
「久々のあぐり王国は照れますか?」

サヤカ「緊張してます!」

久々の出演に、緊張した様子の
アヤリさんとサヤカさん。
そんな二人に再び南富良野町に
来てもらったのは、
とっても大切なことを学んでもらうためなんです。


「思い出深い場所ですけども
 去年の8月災害があったことは
 ご存知ですか?」

あぐりっこ「はい」

リーダー
「とんでもない大雨台風と…
 去年は夏の間中、農家さんは悩まされました」

去年8月
北海道を襲った台風の大雨による水害。
南富良野町では、空知川の増水で堤防が決壊。
濁流によって、家屋や畑が水に浸かり、
大きな被害をもたらしました。

あの水害から9カ月ほど経った今も、
町内のいたるところで、
復旧工事が行われているのです。

リーダー
「特に南富良野町は壊滅的な大被害。
 十勝の方も酷かったんですけどね…
 う~~~ん。
 見てらんないぐらいの被害…」

言葉を詰まらせるリーダー。

そして語り出しました。


2017年05月20日(土) |  南富良野の春は今年も大忙し…


「リーダーは実際にボランティアで
 訪れたんですよね」

リーダー
「うーん…」

所属事務所のメンバーたちと
支援ボランティアに参加したリーダー。
泥や瓦礫を取り除く作業を行いながら、
大きなな被害を負った被災地の光景を、
目の当たりにしていたのです。

リーダー
「道路の低い所なんかは
 川から全部流れてきて、
 それがそのまま全部残っちゃっている。
 泥とか物とか木とか石とか岩とか…
 2人は見たりしたかな?」

アヤリ
「ニュースでたくさんやっていたので…」


「災害から半年以上が経っているんですが
 南富良野町の農業が今どういう状況なのか?
 皆さんが以前お世話になった方に
 お話を伺いたいと思います」
 
ということで一行は、
これまで3度にわたって番組でお世話になった、
南富良野町北落合地区の生産者のもとへ-

あぐり一行
「こんにちは~お久しぶりです!」

ニンジンやジャガイモなど、
5種類の作物を生産する岩永かずえさん。
4年前はニンジンの栽培について。
そして6年前には生産者ならではの
お手軽料理を教えていただきました。

リーダー
「あれから相方が随分変わりましてね…
 今日連れてきたのは
 え~次の次のパートナーです」

2代目MCが佐々木佑花アナウンサー
3代目MCが金井憧れアナウンサー
です!

岩永さん「テレビでは見てましたよ」

リーダー
「そして二人!見覚えありますか?」

岩永さん
「あの時も大人しい感じだったけど…
 今も物静かな…私とは正反対です」

リーダー
「誰もそんなこと言ってないしょや!」

岩永さんとの久々の再会に盛り上がったところで、
話は本題へ…

リーダー
「今の時期はどういう作業をしているの?」

岩永さん
「スタッフがやっているんですけど
 ポテトチップスの原料のジャガイモの
 種イモをまく準備をしています」

リーダー「品種は?」

岩永さん
トヨシロですね。
 ポテトチップの加工用の品種ですね」

種イモと呼ばれる植え付け用のジャガイモを、
機械での植え付けがスムーズに進むよう、
大きな袋へ移し替えるという作業。
種イモが入った袋の重さは、およそ20キロ。
それを大きな袋へ32回分も移し替えるそう。
どれだけ重労働なのか、
あぐりっこOBが挑戦してみることに!

あぐりっこ「せ~~のっ」

ぐらぐら…

リーダー「がんばれ~」

全然持ちあがりません。

森「ファイト-」

女子中高生ふたりの力でも、大変な作業。
ここで大学時代は
バスケットボール部キャプテン
務めていたという体力に自身のある、
森アナが挑戦!すると…

スルスルスル…いきなり持てちゃいました(笑)

リーダー
「おおおーカッコイイ!
 行けるイケル!やれてんじゃん」

岩永さん 
「すごい。いいわ。うちでやってほしい」

あっという間に移し替えちゃった!!

リーダー
「出来てる…自分が一番ビックリしている!?」

すると-
森「(みんな)しっかりしなさい!!」

あぐりっこに一喝!


2017年05月20日(土) |  災害の爪痕は深く…


「今年の作付けで災害の影響は
 受けていないんですか?」

岩永さん
「受けたのは受けたんですが…
 水害で(畑が)陥没したり流されたり…
 (幾寅地区の)生産者に比べたら
 被害にあったなんて…ちょっとおこがましい」

南富良野町の高台にある
北落合地区では、
河川の氾濫こそありませんでしたが、
大量の雨水で、
畑の一部が大きく陥没したり、
土や作物が流される、
という被害に見舞われました。
岩永さん
「辛かったのは何年もかけてできた
 良い土が流された事…」
リーダー
「これも美味しいニンジンになる…
 はずだったのに…」
アヤリ
今までの苦労も流されてしまって
 すごい残念に感じます」
岩永さん
「でも本当にね…
 ひとりの離農者も出ず
 農家の人ってすごいなって
 私も農家なんですけど…」

岩永さん
「大きな被害を受けて幾寅地区も…」


「私たちなかなかテレビでしか
 災害の様子を見て来なかったので
 今回は実際に幾寅地区にも行って
 災害時や今の状況を伺いましょう」

幾寅地区へ移動してきました-


「岩永さんがお話していた
 被害が徳に大きかった幾寅地区です」

リーダー「景色が違いますね…」


「木がスゴイことになっている…」

リーダー
「土嚢ですかね。
 川を土嚢によって調整しているのかな」

リーダー「サヤカあれ見て」

サヤカ「木が倒れている」

森「普通の光景ではないですよね…」

昨年の水害で、大きな被害を受けた
南富良野町の幾寅(いくとら)地区は、
空知川の氾濫によって、
多くの畑や家屋などが浸水。

あぐり一行は、その空知川のすぐ近くで
農業を営んでいる生産者を訪ねました。




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