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2014年03月22日(土) | ♯282 十勝で小麦を学ぶ~シリーズ①流通 編
>>

2014年03月22日(土) |  ♯282 十勝で小麦を学ぶ~シリーズ①流通 編

パン・うどん・ラーメン・パスタ…
様々な料理に使われる、
世界で最も生産量の多い作物…
それは…小麦!

現在日本で1年間に消費される小麦は
およそ670万トン。
そのうち、およそ9割を輸入品が占めるなか、
北海道は国産品の約7割を生産。
しかも道産小麦の半分近くが十勝で生産され、
全国へ届けられています。
そんな十勝産小麦の栽培・収穫・流通など、
シリーズで学びます!

森崎
「いや~いつまで北海道は寒いんだ」

佐々木
「今回は十勝の更別村にやって来ました!」

河野
「去年もトラクターBAMBAで来ましたが
 とにかく広い!更別は!」

佐々木
「何て言ったってトラクターの所有台数、
 日本ナンバーワン!」

森崎「大規模農業ですからね」

佐々木
「そして今回私たちが学ぶのは
 十勝の小麦が消費者へどのように届くか

森崎
「私たちは小麦畑に何度もお邪魔したり
 小麦粉の製粉工場にもお邪魔してます。
 だけどその間はなかなか知らないね。
 だからたくさんの量の北海道の小麦が
 どう流通しているのか興味があります」

佐々木
「では一緒に学んでくれる
 あぐりっこを呼びましょう。
 あぐりっこ~」

あぐりっこ
「よろしくお願いします」

とここでリーダー
森崎
「じゃああぐりっこ!
 明日に向かってダッシュだ~!
 いけ~~」

そんな無茶ぶりに…

答えちゃうあぐりっこ!

そして本気で転んじゃう…(笑)

しかもズボズボッと足を雪に取られて
埋まっていきます。

河野「ちょっと何なんですか!」

今回のあぐりっこは、
札幌から初参加の小学5年生
今西麻織(マオリ)ちゃんと、
石崎美詞(ミコト)ちゃん。
そして帯広から参加の
小学4年生田中蒼亜(ソウア)君と、
小学5年生の新谷信仁(ノブヒト)君。

札幌チームと帯広チームが一緒に
小麦を学んでいきますよ。

森崎「小麦と聞くとどんなイメージ?」

ミコト「パン!」

ノブヒト「ラーメン」

ソウア「そば?」

つっこむノブヒト
「それはそば粉ですね」

マオリ「うどん!」

ノブヒトが「ビール?」

森崎「あれは大麦か!あとケーキ!」

あぐりっこ「ああ~(納得)」

森崎
「私たちの食べるものに小麦は
 切っても切り離せません」

佐々木
「ここで小麦のことを教えてくれる方が
 いらっしゃるのですが…
 リーダー、チラチラ見ていますが…」

森崎
「なぜ雪原に1人で立っているのでしょうか」

 

雪原にスコップを持って立つ男性…
この方が十勝の小麦に詳しい方!
ホクレン帯広支所の杉谷孝征さんに
小麦のことを教えて頂きます。

2014年03月22日(土) |  この雪の下に秋まき小麦が!

佐々木
「一面銀世界なんですが
 ここに小麦はあるんですか?」

杉谷さん「あります!」

佐々木
「小麦があるって…どこにあると思う?」

ノブヒト「雪の下!」

札幌チームはどうかな?

森崎「雪の下にあるって、どう?」

ミコト「もう踏んじゃったし…」

森崎
「踏んじゃったな~潰れてんじゃないかと」

 

マオリ「潰れてると思う…」

森崎「しかもこれだけ寒いと…」

マオリ「凍る?」

ノブヒト「枯れる?」

森崎「枯れるんじゃないかと」

では雪原を掘ってみましょう。

サラサラした雪を15センチほど掘ると
何か出てきました。

森崎「見えてきましたよ」

あぐりっこ「葉っぱ?苗??」

杉谷さん
「これが秋まき小麦の“きたほなみ”
 という小麦です」

森崎
「出た~!ほなみちゃんだ~」

小麦の苗が凍ってもいないし
枯れてもいない…
あぐりっこ、ちょっとビックリ!

森崎
「みんなはもっと立派な小麦の穂が
 出てくると思ったんだね」

あぐりっこ「うんうんうんうん」


小麦は秋に種を撒く「秋まき小麦」
春に種を撒く「春まき小麦」の2つに
大きく分類され、
厳しい冬を耐えて育つ「秋まき小麦」は、
長い栽培期間をかけて収穫します。

佐々木
「これは小麦の栽培カレンダーです」

森崎
「(秋まき小麦は)
秋(9月~10月)に種を蒔きます、
(冬を越して)春になって夏(7月)に収穫。
1年がかりですよ!」

杉谷さん
「秋まき小麦は冬の寒さを経験させないと
 穂が出ても実をつけないんです」

杉谷さん
「またこの雪の重みで強くなって
 たくさんの穂をつけてくれる種類なんで
 この『冬を越す』というのが
 非常に大事なんです」
十勝では3種類の「秋まき小麦」と
2種類の「春まき小麦」を主に栽培。
小麦の一大産地「北海道」の中で、
圧倒的な生産量を誇ります。

2014年03月22日(土) |  うどん12億杯の小麦を貯蔵?

佐々木
「小麦の生産量についてですが
 北海道で作られている45%が十勝!」

森崎
「でた~半分近く十勝です!」

ミコト「すごい…十勝!」

河野「キャッチフレーズみたいだな」

杉谷さん「日本一の生産量はこの十勝です」

森崎
「どうやってね、こんなに大量の小麦が
 どこに行くんですか?」

杉谷さん
「十勝に大きな港があって
 そこに小麦の貯蔵・出荷施設があります」

とここで帯広あぐりっこが…

ノブヒト「広尾町??」

森崎「広尾町?」

ノブヒト
「広尾町によく釣りに行くから
 そこら辺に港がある!」

佐々木・森崎「すごいね~」

森崎「どうなんですか?」

杉谷さん
正解です!
 普通の方は見たことがないと思いますので
 ぜひ皆さんで勉強して頂ければと思います」

森崎
「普通の人は見たことないところを
 ノブヒトはすでに見てるかもしれない!」

みんな大爆笑!

ということで一行は広尾町へ―

先ほどの広大な雪原が広がる更別から
約1時間移動して港町のある広尾町に
やって来ました。

佐々木
「すごい場所にやって来ました!」

杉谷さん
「先ほどご説明した広尾町にある
 小麦の貯蔵施設『農協サイロ』です」

森崎「これ???」

河野
「これが小麦の貯蔵施設?
 大きさがわかりますかね?」

どのくらい大きいかを表すために
河野君とあぐりっこが農協サイロに
近づいてみると…

佐々木「ウソ!?」

森崎「ウソだろ~!?」

※わかりますか?
 サイロの下に5人並んでいるんですよ!

広尾町の港に建てられた、
小麦の巨大貯蔵施設『農協サイロ』。
高さ33.1メートル、直径7.8メートル
円筒サイロが117基、
11万7000トンの小麦を収容できる
国内最大級の貯蔵施設です。

杉谷さん
「だいたいビルの10階建ての高さです」

顔をあげて首がこってきたあぐりっこ。

杉谷さん
「十勝の小麦を全エリアから
 ここに持ってきて出荷しています。
 もしここにある小麦でうどんを作ったら
 12億杯ぐらいは作ることが出来ます」

あぐりっこ「え~~」

森崎「すごいな」

農協サイロには十勝エリアで収穫された
小麦のおよそ半分を貯蔵。
各JAの貯蔵サイロから
トレーラーで定期的に小麦を受け入れます。

2014年03月22日(土) |  サイロに潜入!

ではトレーラーでの受け入れ作業を
みてみましょう。

小麦を積んだトレーラーがやってくると
なんとなんと…

あぐり一行「う

トレーラーごと傾いて
荷台の横から大量の小麦が流れ出した!!

森崎「横から~!小麦の滝!」

あぐりっこ「下に落ちてる!」

小麦はそのまま受け入れホッパーに投入。

20トントラックに満載の小麦は
わずか数分で全て降ろされ、
各JAごとにサイロで貯蔵します。

森崎
「こんなにを何十台・何百台の
 トラックから降ろして
 11万7000トンになるんだ」

河野
「だけど今って収穫時期じゃないですよね」

杉谷さん
「半分は各地域に残っています!
 出荷するために
 一旦(農協サイロに)貯蔵して
 そして港から出荷されます」

森崎「すごい」

佐々木「これが十勝の小麦です」

杉谷さん
「水分は125%以下でかなり乾燥させて
 保管しています」

河野「かなりギュッとなっていますね」

佐々木「みんな見てどうだった?」

ノブヒト「すごい感動しました!」

ソウア「おもしろい!」

河野「おもしろいよね~コレは!」

小麦の受け入れを見学した一行は、
続いてサイロの最上部へ-

あぐりっこ「うわ~高い!」

農協サイロ 十勝港事業所
広田 一美所長
「今日は特別にサイロの中を
 見せたいと思います!」

森崎「中が見られるの!?」

広田所長
「ではちょっと開けてみましょう」

サイロの最上部にある蓋を開けると…

あぐりっこ
「ああ~小麦だあ!」
「すご~い!」

森崎
小麦の香りがしていますね~
 ここまで来てるってことは…
 つまりこのビルの上まできてるっ!
 千トン近く小麦が入ってる?」

杉谷さん
「これは千トンビッシリ入ってる!」

受け入れた小麦は
異物の混入をチェックする機械に通した後、
一定の温度と湿度を保って貯蔵します。
収穫された大量の小麦の品質を落とさないよう
品質管理も行っているんです。

森崎
「いや~ビックリ!これが117本

※みんながいる最上階の奥行きは
 140メートルもあるんですよ~
 本当に広いんです※

森崎「すごいものを作ったんだね…」

ミコト
あり得ない!
 ありえているけど…あり得ない!」

マオリ「信じられない…」

そしてここから小麦は船に乗せて
全国へと届けられるんです!


2014年03月22日(土) |  十勝パンを作って小麦の違いを知ろう♪

じゃーん、もんすけです。
サイロに貯蔵された小麦は
港まで続く巨大なベルトコンベアで
専用の運搬船に積み込みます。

1回に船積みする量は1500トン!
積み終わるまでおよそ4時間
かかるんだって!
こうして毎月定期的に
全国各地へ出荷されます。

農協サイロ 十勝港営業所
広田一美所長
「ここに運ばれてくる小麦は
十勝の生産者が一生懸命育てて
検査を合格したものが運ばれてきます。
品質を落とさないように努力してます。
安心して食べて頂くことが一番大事なので
品質管理には十分気をつけています」

生産者が丹精込めて作る
十勝の安全安心な小麦は
様々な人たちの思いも乗せて
届けられているんだね~

お次にあぐり一行がやって来たのは
十勝産小麦にこだわったパンを提供する
『ますやパン 麦音(むぎおと)店』。
パン職人の天方(あまがた)慎治さんに、
十勝産小麦を使ったパン作りを
教えて頂きます!

『ますやパン 麦音(むぎおと)店』
住所:帯広市稲田町南8線西16-43
電話:0155-67-4659
営業時間:6:55~20:00

佐々木
「私たちが作るパンはどんなパンですか?」

天方さん
「今日はみなさんに『十勝パン』候補の
“チャバタ”というパンを作ってもらいます」

河野「十勝パンって何ですか?」

天方さん
「フランスパンやドイツパンとか
そういうパンのジャンルとして
十勝のパンで『十勝パン』!!」

森崎「すごい!」

十勝産小麦100%で十勝オリジナルの
パンを目指す『十勝パン』。
ますやパンを含めた地域のベーカリーで
結成する『十勝パンを創る会』によって
これまで様々なパンを試作。

その中から今回は小麦の豊かな風味を
しっかり感じられる
イタリア発祥のパン『チャバタ』に挑戦!

佐々木
「色んな種類の小麦を用意してもらいました」


天方さん
「4種類の小麦で同じ作り方をして
 小麦の味を味わってもらいたい!」

小麦粉はもちろん全て十勝産。
秋まき小麦の「きたほなみ」「ゆめちから」
「キタノカオリ」と
春まき小麦の「はるきらり」を使って、
パン作りスタート!

※詳しい作り方はレシピオーナーを
 ご覧ください!

パンが焼き上がりました!
焼きたての香ばしい香りが広がる、
あぐりっこ手作りのパン。
まずはソウア君が作った
「きたほなみ」から頂きます。

アツアツのパンをガブッ!

ミコト「おいしいっ!」

森崎
「いい口になってる~打ち粉だらけ!

もうみんな美味しいし楽しいしニッコリ

大人チームも「小麦の香り♪うま~い」

河野
「まわりはカリッとして中は水分感じる!」

ノブヒト君が作った「キタノカオリ」のパン。

ノブヒト
「“きたほなみ”と比べて柔らかくて
 とっても美味しいです」

天方さん
「このもっちり感は
 “キタノカオリ”特有の食感!」

佐々木
ムギュッとしている感じですね」

森崎「この食感はすごいね。ムッチムチ

そしてマオリちゃんが作った
「ゆめちから」のパンです。
こちらは超強力粉です。

河野「噛み切る感じが全然違う!」

森崎
「粘るというよりは
 ガチガチ噛んで甘みを出す

マオリ「モチモチして美味しい」

天方さん
「ギューンって伸ばしたいパンには
 “ゆめちから”は適しています」

最後はミコトちゃんが作った
「はるきらり」のパンです。

森崎「美味しい!パリッとくるね」

佐々木
「非常にあっさりしていますね」

天方さん
「パンは基本的に小麦粉をブレンドして
 作っているので、そういう意味では
 “はるきらり”を一部使って混ぜていく!」

河野
「実際に作って食べてみてどうだった?」

ミコト
「すごい美味しくて
 さっきまで大満足だったけど
 今は大大大大大満足!」

森崎
「みんな今は何も入ってない
 小麦の味を知ってくれたと思うんだ!
 どう思ったかな?」

ノブヒト
「もうちょっと十勝を大事にしたい!
 この十勝に住んでいることが
 名誉あることだと思いました」

天方さん
「本当…このためにやっているというか…
 実際に作ったものを食べてもらって
 『おいしかったね』と言ってくれるので
 『また頑張って作ろう』と思えます。
 本当に良かったです。
 ありがとうございます」

佐々木
「せっかく十勝の小麦の美味しさを
 知ったわけですから
 小麦の秘密をシリーズでみんなで
 学んでいきましょう!」

こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。
個性豊かなパンが集結!
アルティザンブーランジェコンクール
北海道2014のお知らせです。


3月26日(水に札幌スイーツ&カフェ専門学校で
アルティザンブーランジェコンクールが
開かれます。

このイベントはパン職人を目指す人が
全国のパン職人の人たちと
交流することを通じて
パン作りのレベルアップと
人材育成を目指すためのものです。

会場では全国の代表3名と
道内在住の3名の合わせて6人のパン職人が
優勝をめざし技を競いあいます。

このほか道産小麦のPRコーナーや、
国内でトップレベルの技術を持っている
審査員が作るパンが販売されます。

詳しくはHPをチェックしてください!
 
どんなパンが栄冠を勝ち取るのか
楽しみですね!
 
以上週刊あぐりニュースでした!!

≪アルティザンブーランジェコンクール
北海道2014≫
日時:3月26日(水) 9:30~18:00
場所:学校法人三幸学園
   札幌スイーツ&カフェ専門学校
   札幌市中央区南1西8-11-2
ホームページ http://www.bcn43.org/

---------------------------------------
来週は都合により、
お休みさせていただきます。

次回放送は
4月5日17時からです。

お間違いなく~!




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