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2015年11月28日(土) | ♯361 最北の果樹地帯 増毛のリンゴ 編
>>

2015年11月28日(土) |  ♯361 最北の果樹地帯 増毛のリンゴ 編

野菜・穀物・果物…
品種の多い作物はたくさんあります。

例えば、じゃがいもは2000種。
トマトは8000種、
そして15000種もの品種のある作物が…
‘リンゴ’

「1日1個のりんごは医者を遠ざける」
言われている程、美味しいだけじゃなく
栄養価も高いのです!

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「リンゴをすりおろして置いておくと
茶色に変色していくと思うんですけど
これはポリフェノールが多いからなんです。
リンゴに含まれるポリフェノールは
リンゴポリフェノールと言われ
最近注目されています。
強く酸化を抑えたり、
中性脂肪を吸収されにくくするとか
色んな効果が分かってきて
非常に注目されています」

そんなリンゴですが実は今が旬!
そこで あぐり一行がお邪魔したのは
‘最北の果樹栽培地帯増毛町’

日本海に面した増毛町は
リンゴやナシ・さくらんぼなど
様々な果物を栽培している地域。
しかもちょっと珍しいリンゴを育てている
生産者が多いという事なんです!

ということで今回は増毛町で
リンゴの魅力を再発見します!

今回お邪魔したのは
1973年開園の「パプヤの里」。
こちらの二代目冨野嘉隆さんに
リンゴ園を案内して頂きました。

森崎「まだ残ってますかリンゴ?」

冨野
「雪がチラホラするまでならしておくので!」

森崎「わぁなってる!きれい」

今回のあぐりっこは、
毎朝リンゴを食べている
佐藤駿成(シュンセイ)君と、
リンゴ収穫の経験あり溝口莉月(リツキ)君、
しっかり者の菅原春乃(ハルノ)ちゃんに、
笑顔が印象的な川出愛依(アイ)ちゃんです。

冨野さん
「こちらが北斗(ホクト)という品種です。
 晩生(おくて)のリンゴなのでこれから」

森崎
「寂しがり屋のリンゴじゃないんだよ」

冨野さん
「北斗は有名なふじと陸奥(むつ)を
 かけあわせた品種です」
冨野さん
ジューシーであま味もあって…
 酸味も適当にあってとても美味しいリンゴ!」
冨野さん
「うちの農園では30種類ぐらいあります。
 マイナーな品種もあって
 古い品種もあって約30種類を栽培しています」

森崎
「30種類、全部言えます?」

冨野さん
「千夏(ちなつ)凜夏(りんか)きたかみ…」

河野
「ちょっと娘さんの名前を聞いてるんじゃない!」

森崎
「もしくはキャバレーの女性の名前…」

冨野
「もしかしたら混ざっていたかもしれない笑


2015年11月28日(土) |  美味しいリンゴの見分け方を巡り仲間割れ?

森崎
「実際にリンゴの木をみてどう思った?」

ハルノ
「すごいいっぱい実っていてびっくりした!」

佐々木
「この1本の木にリンゴどのくらい実ると思う」

シュンセイ「300個ぐらい…?」

リツキ「150個とか?」

アイ「250個ぐらい…?」

森崎「刻むなあ」

ハルノ「100個以上はあると思う…」

冨野さん
「正確な数は分からないですけど
 250~300個ぐらいが正解ですね!」

森崎「すごいじゃん!」

冨野さん
「この木は古くて30年くらい経ってますね…」

佐々木
「すぐこの大きさになるわけじゃないですよね。
 苗木から来たら…
 リンゴが実るのは何年目ぐらいからですか?」

冨野さん
「実際に実るだけだったら3年目ぐらい。
 ただ収穫してちゃんと実るなって
 安定するまでは5~8年ぐらいかかります」

品種やその年の天気にもよりますが
樹齢30年の木でおよそ250から300個も
収穫出来るということ。
大量に採れる!と思いがちですが、
つまり300個のリンゴを収穫するには
30年もの間、木を維持し
育て続けないといけなのです。

冨野さん
「新しい品種でたからって
 苗木買って植えても
 それをとって商売になるまでは
 10年ぐらいかかかります

長い歳月の末、食卓に届くリンゴ。
ここで、生産者直伝
美味しいリンゴの見分け方!!

冨野さん
「スーパーで見られるときは
 赤い部分をみるのではなくて
 おしりの部分をみます。
 緑色っぽいか黄色っぽいかで見分けます」

森崎
「これは全体が赤いですがどこを見ますか?」

冨野さん
「おしりの部分ですよ。
 に近いと熟してないサイン。

 黄色のほうが熟してます!」

森崎
「そうか…赤くない場所が
 緑色か黄色かによって熟成具合が違う!」

河野
「大事なのは(リーダー)じゃなくて
 (オクラホマ)か色(佐々木)なんですわ」

河野くん。
こういう時は本当にイキイキしてます。

河野
(リーダー)は全く大事じゃない!
 大事なのは緑(オクラ)
 黄色(佐々木)」

もう一度強調してみせます…
ところが反撃が始まりますよ。

佐々木
「だけど熟しているのは黄色(佐々木)!」

みんな大爆笑!!

河野「失敗したあ~失敗したあ」

森崎
選ばないでください!」

佐々木
「緑はだめなんだよ!みんな」

河野「ミスッたあ~~」

リーダーと佐々木アナに軍配が上がりました。

みなさんもリンゴを選ぶときは
緑ではなく黄色ですよ!


2015年11月28日(土) |  リンゴ収穫体験♪

美味しいリンゴの見分け方を知ったところで
収穫してみよう!

まず軽くリンゴの軸に指をそえて
リンゴを持ちますよ。

冨野さん
「(軸の)関節みたいなところを折ると取れます。
 折れ曲がりやすいように指をあてて…
 (下から)上のほうに持っていくと…」

ポキッ

森崎「簡単!」

シュンセイ「一瞬だ!」

簡単に収穫できましたよ。

さてみんなも収穫体験したよ♪

アイ
「中身が詰まっている感じがする!」

あぐりっこ自分で見分けたリンゴを収穫!

森崎
「磨くとこんなにピッカピカ! 
 すごいツヤツヤなリンゴになっています」

冨野さん
「リンゴって自分でワックス成分を出すんですね」

森崎
「これは薬とかを散布したものではなくて
 リンゴが自分で出してるものなんですよね」

ではみんなで収穫したての
リンゴをいただきます♪

ガブリ!ガブリ!

アイ
「思ったより甘かった

ハルノ
「固くておいしかった!」

森崎
「年配のみなさんは、気を付けてよ」

ガブリ…

佐々木「水分たっぷり!」

森崎「甘いね!」

冨野さん
「食味ではかなり評判が良い品種なんですよ」

さらに冨野さんが是非見てもらいたい!という
品種があるそうで…

森崎「これ?これは何?」

冨野さん
「これは“きたかみ”という品種です。
 早生の品種なのでもう収穫しましたが、
 これ古い木です。50年ぐらい経つ木です。
 実は父が上の方にきたかみ
 品種を接いだんです」
 
あぐり一行「???」

冨野さん
「高接(たかつ)ぎって言いまして
 元の木があって、ある程度の育った木に
 きたかみの枝を持ってきてくっつける!
 苗木でやるよりもちょっとだけ早く収穫できる」

森崎
「下は他の木で高い所に枝を接いでる。
 それがきたかみの枝なんだ」

これはリンゴ特有の栽培方法。
木の幹に違う品種の枝を接ぎ木すると、
その品種が実るんです。
こうすることで苗木から栽培するよりも
少し早く収穫出来るんです。

お次はちょっと珍しい品種!

冨野さん
「昔からある品種なんですけど…
 この緑色の品種!」

シュンセイ「ピーマン!」

冨野さん
「これはインドという品種なんです」

森崎
「インド??辛いんじゃない?」

河野「カレー味??」

冨野さん
「あははは!どんな味でしょうね」

ということで…
ユニークな品種も多く栽培している
こちらの農園。
冨野さん自慢の‘旭’(あさひ)をはじめ
今時期、農園にあるリンゴ
全13品種を用意して頂きました。

早速緑のリンゴ・インドを食べてみましょう。

シュンセイ「固い…」

森崎
「うん?表現しにくい…
 私たちが好きなシャリシャリ感がない」

冨野さん
「酸味がほとんどないんです」

佐々木
「でも甘いんですよ」

森崎
「これはこれで美味しい!」

富野さん「インドのファンもいらっしゃる」

固くジューシーではない食感と 
強~い甘みが特徴のインド
数十年前には贈答用の
高級リンゴとして扱われ、
一世を風靡しました。
今では希少価値が高いリンゴです。


2015年11月28日(土) |  こんなにあるぞ!リンゴの種類

さてお次のリンゴは…

冨野さん
「ブラムリーといい品種ですけども
 イギリスでは料理用として有名な品種ですが
 最近日本でも人気が出てきている品種なんです」

ブラムリー・シードリングというリンゴ。

さて食べてみると…

シュンセイ「あああ…」

リツキ「かなり酸っぱい」

アイ「ゾワッてくる…」

森崎「結構すっぱい…レモンの酸味」

佐々木
「まあんず、すっぺえ~~」

冨野さん
「普段は生で食べるのは
 辞めた方がいいですって言います!」

森崎
「汗がでるほどの酸味ですね」

ブラムリ―・シードリングは
とってもジューシーなのですが
とにかくパンチのある酸味が特徴。
しかしジャム作りに最適な品種なんです。
そこで…ジャムを作ってみることに…

過熱をすると形が変わるという
ブラムリ―・シードリング。
比較するために‘紅玉’(こうぎょく)を用意。
まずは皮をむき一口大に切ったリンゴを
耐熱の器に入れます。
ラップをして端を少し開けたら電子レンジへ!

2つなら7分、1つなら5分を目安にしてね。

加熱が完了した状態をみてみましょう。
ブラムリ―・シードリングは?

シュンセイ
「すったリンゴみたい」

森崎
「すりおろしリンゴみたいになってる!」

紅玉は?

河野「全然違う!」

シュンセイ「おイモみたい…」

佐々木「見た目が変わりました」

森崎
「ブラムリーは熱どけが良いんですね」

レンジで加熱するだけで、
形がなくなるブラムリ―。
ここに砂糖を加え良く混ぜ合わせたら、
リンゴジャムの完成!

森崎「うまい!」

河野
「おいしい!酸味があるからおいしくなる」

アイ
「砂糖をいっぱい入れても
 リンゴのさっぱりさが残ってる!」

森崎「こんなジャム見たことない!」

冨野さん
「スイーツ感覚でこのまま食べられます!」

リンゴの美味しさを実感したところで…

佐々木
「今年は色々あったじゃないですか?」

冨野さん
爆弾低気圧の時に枝が折れちゃったり…
(※10月2日~3日の爆弾低気圧)
 風に揺られたのでキズがついたり…」

森崎
「でも考えてみたらですよ…
 いっぱい落ちちゃったけど
 残ったリンゴは勝ち得たリンゴ!
 しがみついたリンゴですよ。
 今年のリンゴは根性があるんだ!
 根性リンゴ!」

河野「受験生に良いかもしれない…」

佐々木「落ちないリンゴ!」

リンゴ生産者の山口加代子さんに
この季節にはいつも作るという
リンゴケーキを教えていただきましょう!

※詳しい作り方はレシピコーナーへどうぞ。

リンゴたっぷり♪あっさりしていて
パクパク食べられる最高のケーキですよ。
山口さんはこの時期、
りんご収穫のお手伝いに来られた方々のおやつに
1日3~4枚焼くそうですよ!

2015年11月28日(土) |  リンゴのデザート♪あぐりっこの言葉に感動!
ではケーキを焼いている間
山口さんも入っているという
生産者グループ‘さとやの会’で作っている
リンゴをつかった加工品を見てみよう!

佐々木
「冨野さんはさとやの会で色んな加工品を
 作っているそうですが
 “さとや”ってどういう意味なんですか?」

冨野良子さん
「とりあえず3人でこの会を結成したんですが
 阪口(かぐち)さんと、
 富野(みの)さんと、
 山口(まぐち)さん」

森崎「それですか?」

冨野さん
頭文字でさとや!」

森崎
「それだったんですか!」

河野
「ちょっと待って。
 だとしたら佐々木さん。
 聞くテンションがおかしい!」

そんな‘さとやの会’では
1つ1つ手作りで加工品を作っています。
リンゴのコンポートは赤ワインで
色付けしていてオシャレ!
もちろん子供も食べられます!
そして、こちらの干しリンゴは
時間をかけて作られているんです。

冨野さん
「薪ストーブの上にカゴを置いて干してる。
 丸2日はかかりますよ」

森崎
「果物をこうすることによってね
 保存ができてみんなでおいしく食べられる!」

《販売情報》
■パプヤの里 ℡0164-53-2484
■ましけマルシェ ℡0164-56-4210
■HUGマート(札幌) ℡011-242-8989

◎コンポート・ド・ポム(255円)
◎干しリンゴ (330円)

これらの加工品の美味しい食べ方は後ほど…
そろそろリンゴケーキが焼きあがったよう!

シュンセイ
「めっちゃ良い匂いする!」

河野「めっちゃ美味しそう」

それでは、
出来たてのリンゴケーキと、
さとやの会自慢の加工品を頂きましょう!

森崎
「ケーキすごいふんわり!」

干しリンゴは紅茶に入れるのがオススメ!
コンポートはヨーグルトとの相性が抜群です!

アイ「口の中に味が広がる!」

河野「優しい味…ふわふわっ!」

森崎
「紅茶のほろ苦さにリンゴのエキスが合う♪」

さて今日1日振り返って…

ハルノ
「木を見てて教えてもらっていると…
 自分で育ててみたいなあと思った。
 こういう風にいっぱいリンゴが
 なるんだったら弟やお姉ちゃんとか
 お父さんとかお母さんにも
 一緒に食べたいなと思った」

森崎
優しい…
 自分じゃないのか…
 おれハルノの弟になりたい!」

ハルノの一言にあぐりスタッフ感動の嵐

真っ赤なリンゴの甘い魔法のおかげかな…

冨野さん、良子さん、山口さん、
JA南るもいのみなさん
ありがとうございました。

週刊あぐりニュース。
先日、札幌で食や農業に関わり、
環境を守る活動をしている人たちへの
表彰式が行われたよ。

これはホクレン商事の創立50周年を記念して
北海道環境財団が食や農業に関わる
道内9つの組織の活動を表彰したもの。
表彰された9つの組織の中でも、
札幌のNPO法人は廃校になった
小学校の跡地を利用して
市民が農業や緑化活動をする場を作ったことが
評価され金賞を取りました。

われらが森崎リーダーも講演したんだよ。
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。




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