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2019年07月20日(土) | ♯531 乳牛を学ぼう~酪農学園大学編
>>

2019年07月20日(土) |  ♯531 乳牛を学ぼう~酪農学園大学編
酪農王国・北海道!
このフレーズ、一度は聞いたことがあるでしょう
ところで、酪農王国にお住いの、道民の皆様!
乳牛やミルクについて、どれだけのことをご存知ですか?

北海道に乳牛は何頭いるの?
ミルクはどうやって出来るの?

酪農王国の住人として、牛やミルクのことを、
もっと知ろうではありませんか!

今回のあぐり王国ネクストは
酪農学園大学で、乳牛を学びます!
森結有花アナウンサー
「江別市の酪農学園大学にやってきました!」

森崎博之リーダー
「いいですね~!白樺並木!
 ここを通って大学生は行くんですねえ」
森アナ「その隣にはトウモロコシですとか…」

森崎リーダー
「はたけ~~♪いい場所だなあ~
 こんなところで学んでいるんだあ。
 酪農学園大学はこれまで何度かお邪魔して
 学ばせてもらってます」
酪農学園大学は、
1933年に「北海道酪農義塾」として創立。
以降、北海道の酪農を支える人材を
輩出し続けています。

現在、135ヘクタール、
札幌ドームが25個も収まる広大なキャンパスで、
およそ3500人の学生が、酪農をはじめ、
農業を広く学んでいます。
森アナ
「今回は酪農学園大学で乳牛について学びます。
 私たちは酪農王国に住んでいますから
 その名に恥じないように
 酪農の知識をしっかり身に着けましょう!
 では一緒に学ぶあぐりっこを呼びましょう」

森崎リーダー&森アナ森
 
「あぐりっこ~~!!」
あぐりっこは、大人っぽく堂々とした
辻野しおりちゃんと、
ふんわりマイペースな、
北條貴亜徠(キアラ)ちゃんです!
森崎リーダー
「牛乳好きですか?」

あぐりっこ「はい!」

リーダー「どれくらい好きですか?」

シオリ「大好きです!」
森アナ「キアラは?」

キアラ「…うん。大好き」

リーダー「そこまででもないみたい…」
森アナ
「リーダー牛乳についてクイズとかありますか?」

リーダー
「いいですね。じゃあ牛乳クイズ~!!
 北海道には乳牛が何頭いるでしょうか?」

キアラ「2000頭くらい」

シオリ「3500頭くらい」
リーダー
「結果は今日の取材中に分かります!
 その数字をしっかり頭に入れて
 乳牛の勉強をしましょう」

ということでここからは、
授業形式で乳牛を学んでいきます。

2019年07月20日(土) |  牛の体の仕組みを学ぼう!
森アナ
「それでは1時間目を始めます!
 はじめま~~すっ!!」
森アナ
「1時間目は基本中の基本ということで
 牛の体の仕組みについて学びましょう」
森アナ
「教えてくださるのは岩野先生です。
 宜しくお願いします。
 獣医学の教授ということですけども
 獣医さんって二人は知ってるかな?」
シオリ「動物の病気を治したり…」

キアラ「動物を治したり助けたりする仕事!」
リーダー
「あれ?将来の夢が獣医さんって子、
 いなかった?」

スーッと手を挙げるシオリ。

岩野教授
「おっ!すばらしい…
 簡単ですけど二人が今お話した通り
 まずは動物の病気を治す!」
獣医さんの仕事を、大きく2つに分けると、
1つは動物の病気を治すこと、
もう1つは、その病気の原因を研究すること。

対象となるのは、イヌやネコなどのペット、
牛や豚などの産業動物、
動物園や水族館にいる動物など、
とても多岐にわたります。

また、研究の内容は、人とも関わりが深く、
獣医さんは医学全般で重要な役割を、
担っているのです。
森アナ
「獣医さんについて学んだところで
 本題に行きましょう。
 牛の体の仕組みということでお願いします!」
 
岩野教授
「では問題を出していきましょう。
 牛の体重は何キロでしょうか?」

シオリ「300キロぐらい…?」

キアラ「360キロくらい!」

リーダー「小さく刻んできましたね」
岩野教授
「だいたい600キロ超えてきます!」

あぐり一行「ええええ!」

リーダー「すごい!」
岩野教授
「次に行きます!
 乳牛の体温はどれくらいでしょう?」

シオリ「39℃」

キアラ
「人間より体温が高いと思うから40℃くらい」
岩野教授
「みなさん、ほぼ正解ですね!
 正解は38.5℃~39.5℃くらい。
 みなさんがこれくらいの体温だったらフラフラ!」

リーダー「学校休みます!」

岩野教授
「インフルエンザですよね…
 ということは
 牛は暑いところが苦手なんですね。
 だから(涼しい)北海道は最高です」

森アナ「なるほど!」
涼しい北海道は、牛にとって暮らしやすい環境。
北海道は、広大な土地があることも含めて、
酪農に適しているのです。

2019年07月20日(土) |  体を支える仕組みとは?
岩野教授
「さて乳牛は1日に草をどれくらい食べるでしょう?」

シオリ「80キロ!」

キアラ「60キロぐらい」
岩野教授
「素晴らしい!正解です」

リーダー
「さっき体重が600~700kgって言ったしょ。
 10%以上食べるってことでしょ。
 僕たち大人だったら5~7kg食べること!
 すごい量じゃないですか!!」
ところで牛は4つの胃を持っています。
1つ目から3つ目の胃までの過程で、
胃の中の微生物が草を分解。
4つ目の胃が、人間の胃と同じような働きで、
胃液を分泌し栄養を消化
吸収する役割を果たしています。
岩野教授
「実際に触っていただきたいものがあります!」

森アナ「なに~??骨?」

岩野教授「本物です!」
森アナ「牛骨(ぎゅうこつ)ってことですか?」

リーダー
「牛骨…なんか美味しそうになったな。
 ラーメン食べたい!!」
この巨大な骨、どこの骨か、想像がつきますか?
岩野教授「人でいうと…ここ!」

リーダー「二の腕!!」
岩野教授「ではこれは?」

リーダー「これ何だよ~鎖骨??」

岩野教授「肩甲骨!」
岩野教授
「これは組み合わせることができます。
 どう組み合わせるでしょうか?」

リーダー「知恵の輪みたい!」

頭の形おとなチーム…
なんだかうまく出来ません(笑)
岩野教授
「はい!あぐりっこチームが正解です」
この骨が、どのように組み合わさるのか?
お二人の先生に手伝ってもらい、
左前足の完成形を見せて頂くことに。
藤木助教授
「溝にキレイにジョイントします!」

あぐり一行「ほんとだあ」

藤木助教授
「上から順番に肩甲骨・上腕骨・前腕骨!」
リーダー
「やっぱり1つ1つのパーツがでっかい!」

藤木助教授「これが左の前足になってます」

リーダー
「700kgある牛ですからね。骨もごついわあ」

牛の体の仕組みや大きさを学んだ、
1時間目の授業でした。

2019年07月20日(土) |  ミルクはなぜ白い?
森アナ
「では2時間目の授業をはじめま~す。
 樋口豪紀先生です!」
樋口教授
「いま日本に乳牛が何頭いるか?」 

リーダー
「北海道に何頭いるって予想したっけ。
 2000頭と3500頭だっけ?」

日本では現在
およそ130万頭の乳牛が飼われています。
では、北海道だけだと?
樋口教授
「北海道は全体の60%が飼われています!」

森アナ「北海道ってこんなにいるんですか?」

リーダー
「79万頭いるんですか!!2000頭どころじゃないよ」
樋口教授
「そういうことで
 北海道は日本一の酪農王国なんです!!」
 
樋口教授
「では牛乳の話です。
 乳牛1頭が1年間につくるミルクの量は?
 三択です。
 ①85キロ(牛乳1リットルパック85本分)
 ②850キロ(牛乳1リットルパック850本分)
 ③8500キロ(牛乳1リットルパック8500本分)」

シオリ「2番!」

キアラ「3番!」
樋口教授
「答えは③の8500キロ!
 多い牛だと1万キロ以上のミルクを出します。
 平均で8500キロくらいです」

リーダー
「1頭の牛が1年間で
 1リットルパックを8500本も作ってくれる!
 すごい働きですねえ」
その、たくさんのミルクを作るのに、
重要な働きをするのが、胃。

4つある胃のうち、一番大きいのは
「ルーメン」と呼ばれる1番目の胃。その大きさは?
樋口教授
「ルーメンの大きさは約150リットル!
 バスタブ1個分くらいのものが入る!」

リーダー「すげー入る」

樋口教授
「人の胃の約100倍!
 人が約1.5リットルくらいですよね」

リーダー
「だいたい牛の体重は成人男性の10倍くらいだけど
 胃は100倍というのは
 胃の占める割合がほとんどなんですね」

樋口教授
「たくさんの草を食べないといけない!ということで
 胃がすごく発達しているんですね。
 草を食べる動物ならではの仕組みですね」
樋口教授
「第一胃の中で草から栄養をしっかり取り出す!
 その栄養というのは最終的にルーメン(第一胃)から
 血液を通って乳房に運ばれます」
樋口教授
「そして乳房の中で栄養かたミルクが作られる!
 だから最初入ってくる時は緑色ですけど
 胃の中で消化されているうちに
 緑色はほとんど消えてしまうんです。
 そして栄養素だけが流れてきて
 白いミルクが作られるんです」
牛乳に含まれる栄養は、
タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル。
タンパク質と脂質に光が反射して白く見えています。
それらを取り出すと、完全に透明な水になるそうです!

2019年07月20日(土) |  マジック?牛乳が透明に!
森アナ
「白いミルクがどうやったら透明になるのか?
 ここからは実験をしていきましょう」
樋口教授
「まず最初に温めた牛乳(約60℃)に
 これを入れてみてください!」

リーダー「何ですか、これは?」

樋口教授
「牛乳を固める薬ですね。
 軽くかき混ぜてみてください」
リーダー「あれ?固まってきた?」

樋口教授
「カゼインというたんぱく質が固まっているんです」

リーダー「薬の正体は何なんですか?」

樋口教授
「これは“酸”です!
 レモンとか酢とかでも同じことができます」

リーダー「家庭にあるお酢でも?」

樋口教授「同じ状態になります!」
これをガーゼでこすと…

樋口教授「下をみてください!」

リーダー「透明感あるねえ」
樋口教授
「水分を絞ると…牛乳の白さを決める
 カゼインというタンパク!
 これが牛乳の白さの秘密です!」

リーダー「真っ白!美味しそうじゃない?」

樋口教授
「これは食品でいうとカッテージチーズ!」
樋口教授
「これで白い色は無くなりましたけど
 まだ濁っていますよね。
 この中にはカゼイン以外の
 ほかの栄養素がまだたくさん入っている!
 ビタミン・ミネラルも入ってます」

これがいわゆるホエーと呼ばれる液体。
そのホエーを、
ごく細かい網目で時間をかけて濾すと…
樋口教授
「先端から透明の液体が落ちてるの見えるでしょう」

リーダー
「すごい透明だあ!これ牛乳なんですか?」
シオリ
「白だったのに透明になった!」
樋口教授
「最初に牛乳があって、
 白い成分カゼインを抜き出すと
 ホエーができる!
 この中の成分を全部取り除くと
 お水だけになっちゃう!」
リーダー
「牛乳からは色んなものができるもんね!」
リーダー
「加工原料としても性能のいい
 すごい良いものが北海道にあるだなあ!!」

2019年07月20日(土) |  動物のお医者さんになってみよう
森アナ
「3時間目を始めます!
 我々は牛舎の前にやってきました」

リーダー
「子供たちのいでたちがスゴイですね」
お次は牛のお医者さんについて!
森アナ
「教えて下さるのは
 菅野先生と看護師の森さんです!」
牛のお医者さんは病気や怪我への対応はもちろん、
例えば、妊娠している牛の、健康診断なども行います。
今回は、その様子を見せて頂きます。
菅野教授「触ってみよう!」

キアラ「あっ!あったか~い」
リーダー「何度だっけ?」

あぐりっこ「38~40℃」

リーダー「おおおお」

菅野教授「もう獣医さんになれるね!」
触診や聴診、体温測定などを行い、
妊娠に耐えられる体調であるかを確認します。
また、お腹の中にいる赤ちゃんの様子を診る時は、
エコー検査を行います。人間の診察と同じように、
お医者さんを看護師さんがフォローしながら、
丁寧に診察します。
森アナ
「牛って言葉な話せない分、
 細かく獣医さんとかが診断して
 健康状態を保つことが
 私たちが飲む牛乳に繋がっているんですね」

リーダー
「大事ですねえ。
 1つ1つ心を込めてるんですね」
こうして、乳牛やミルクについて、
いろいろ学んだあぐり一行。続いては…

※実はしっかり直腸検査をしております!

2019年07月20日(土) |  美味しい乳製品には愛がある!
森アナ
「みなさん1日勉強お疲れ様でした。
 ここからは給食タイムです!」

リーダー「やったー」

森アナ
「2時間目にお世話になった樋口先生に
 お話を伺いながら乳製品を頂きましょう」  
リーダー
「酪農学園で乳製品や加工品ということは…?」
樋口教授
「ここにある牛乳が原料になるんですが
 この牛乳を使ってチーズ2種類を作っています」

リーダー「メイドインここ(酪農学園)!」
酪農学園大学では、大学の農場で生産した牛乳を、
学内の加工場で製品化。
牛乳・チーズ・バターなどに加え
ハムやベーコンなどオリジナルの加工品を、
学内で販売しています。
ではいただきま~す。
シオリ「(牛乳が)甘くておいしい!」

キアラ「(チーズ)味が濃くて美味しい!」

アイスは…
森アナ
「美味しい!ミルクの感じもしますけど
 あっさりしてます。食べやすい!!」

リーダー
「うわ~うまい!
 飲み終わった後の飲み口!!うわ~~」
リーダー
「飲みやすさ、フレッシュな香り…
 残った香りが好き♪」
さて乳牛を学んでみて…

キアラ
「心臓の音を聞くなんて普段できなから
 すごい貴重な体験ができてよかったです!
 そういうことをきちんと勉強したから
 もっと美味しく感じた!」

森アナ
「将来獣医になりたいでしょ。どうだった?」

シオリ「動物とたくさん触れ合って仕事したい!」
リーダー
「おおおお~
 (森アナが挑戦した直腸検査)出来ます?」

シオリ「いや…あれは…」
樋口教授
「いま動物福祉という言葉があります。
 私達に牛乳を提供してくれている牛たちにも
 やはり快適な環境で過ごしてほしい!
 そのためにはどういう牛の管理をして
 私達獣医師は何を牛たちに提供すればいいのかを
 研究していくのが
 これからの大学の大きな課題になると思う!」
リーダー
「実際に牛に触れる酪農家の方々、
 研究をしている学生のみんなだけじゃなく
 私達消費者も酪農家さんや牛に目を向けて
 感謝をこめられたら
 もっと牛乳が美味しくなりそうですね」

樋口教授「そうですね!ありがとうございます」
みなさん、こんにちは!
今日は、夏休みの自由研究に役立つ、
食育イベントのおしらせだよ!

8月5日(月)~14日(水)まで
JR札幌駅近くの北農ビルで開催される
「こどもみらいフェス2019」!

牛乳やタマネギのはなし、
ドローン体験や牛が動き出す3D未来体験など、
色々なワークショップに参加できるんだって!

ワークショップに参加してくれたみんなには、
もれなくお土産をプレゼント!

「パスコ夢パン工房」で人気のパンや
ホクレンくるるの杜の野菜直売所もあるから、
家族みんなで楽しめるよ!
参加者の応募受け付けは、今月31日(水)まで。
くわしくは『こどもごはん』で検索!
 
みんなもお友達と一緒に参加してね!
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

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7月6日のクイズ
「今回取材した、夏イチゴを作っているマチは
 どこだったかな~」

正解は「様似町」でした。




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